患者さん向け 黒色腫の治療(PDQ®)

ご利用について

このPDQがん情報要約では、黒色腫の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("原文更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

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黒色腫についての一般的な情報

黒色腫は、メラニン形成細胞(皮膚の色を作り出している細胞)から悪性(がん)細胞が発生する疾患です。

皮膚は体のなかで最も大きな臓器です。その機能の1つは、熱や日光、外傷、感染などから体を保護することです。皮膚はまた、体温の調節を助けるとともに、水、脂肪、ビタミンDを貯蔵します。皮膚にはいくつかの層がありますが、主には表皮(上層、外層)と真皮(下層、内層)という2つの層があります。皮膚がんはこのうちの表皮から発生し、表皮は以下の3種類の細胞から構成されています:

2010年から2019年にかけて、黒色腫の新規症例数は毎年約1%ずつ増加しましたが、黒色腫による死亡者の数は毎年減少し続けています。黒色腫はほとんどが成人に発生しますが、たまに小児や青年に生じることもあります。詳しい情報については、小児黒色腫の治療をご覧ください。

メラニン形成細胞を含む皮膚の解剖図:図は正常な皮膚の解剖図であり、表皮、真皮、毛包、汗腺、毛幹、静脈、動脈、脂肪組織、神経、リンパ管、油腺、皮下組織が含まれる。抜き出し図には、扁平上皮細胞および基底細胞で構成される表皮と、その下方にある血管を含んだ真皮の拡大図が示されている。細胞の内部にメラニンが示されている。メラニン形成細胞は表皮底部の基底細胞層にある。

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表皮、真皮、皮下組織を示す皮膚の解剖図。メラニン形成細胞は表皮底部の基底細胞層にあります。

皮膚から発生するがんには様々な種類があります。

皮膚がんには、主に黒色腫と非黒色腫という2種類の病型があります。

黒色腫はまれな種類の皮膚がんです。他の種類の皮膚がんよりも、周辺の組織に拡がりやすく、体の他の部位に転移しやすいがんです。皮膚から発生した黒色腫は皮膚黒色腫と呼ばれます。黒色腫は粘膜(唇などの表面を覆っている湿った薄い組織の層)にも発生することがあります。本要約は、皮膚黒色腫と粘膜に発生する黒色腫について書かれたものです。

最もよくみられる皮膚がんは基底細胞がん扁平上皮がんです。これらは非黒色腫皮膚がんです。非黒色腫皮膚がんは、まれにしか体の他の部位に転移しません。詳しい情報については、皮膚がんの治療をご覧ください。

黒色腫は皮膚上のどの部分にも発生します。

男性では、黒色腫は体幹(肩から股関節部までの領域)や頭頸部によく発生します。女性では、ほとんどの黒色腫が腕や脚に発生します。

黒色腫が眼球に発生すると、眼内黒色腫または眼黒色腫と呼ばれます。詳しい情報については、眼内(ブドウ膜)黒色腫の治療をご覧ください。

黒色腫のリスクに影響を及ぼす要因に、異常なほくろ、日光への曝露、病歴があります。

疾患が発生する可能性を増大させるものは全てリスク因子と呼ばれます。このようなリスク因子の1つ以上をもつ人がみな黒色腫になるわけではありませんし、既知のリスク因子をもたない人が黒色腫になることもあります。リスクについて不安がある場合は、担当の医師にご相談ください。

黒色腫のリスク因子には以下のものがあります:

白人または色白であることは黒色腫のリスクを高めますが、濃い色の肌の人を含め、誰でも黒色腫になる可能性があります。

黒色腫のリスク因子に関する詳しい情報については、以下をご覧ください:

黒色腫の徴候には、ほくろやあざの外観の変化などがあります。

これらの徴候症状などは、黒色腫や他の病態によって引き起こされます。以下の問題がみられる場合は担当の医師にご相談ください:

通常のほくろと黒色腫の画像と説明については、通常母斑、異形成母斑、黒色腫のリスク(英語)をご覧ください。

黒色腫を診断するために皮膚を調べる検査が行われます。

黒色腫を発見し診断するために、担当医は個人歴家族歴の聴取と身体診察に加えて、以下の検査や手技を行うことがあります:

特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後と治療選択肢を左右する因子には以下のものがあります:

黒色腫の病期

黒色腫の診断がついた後には、がん細胞の皮膚内での拡がりや他の部位への転移の有無を明らかにするために、さらに検査が行われることがあります。

がんの皮膚内での拡がりや他の部位への転移の有無を調べていくプロセスは、病期分類と呼ばれます。この過程で集められた情報を基にして病期が判定されます。治療計画を立てるためには病期を把握しておくことが重要です。

他の部位への転移や再発が起こりにくい黒色腫に対しては、追加の検査を行う必要がない場合もあります。他の部位への転移や再発が起こりやすい黒色腫に対しては、手術で黒色腫を切除した後に、以下のような検査や手技が行われることがあります:

これらの検査の結果と腫瘍の生検結果が併せて検討され、黒色腫の病期が判定されます。

体内でのがんの拡がり方は3種類に分けられます。

がんは組織リンパ系血液を介して拡がります:

がんは発生した場所から体内の他の部位に拡がることがあります。

がんが体内の他の部位に拡がることを転移と呼びます。がん細胞は発生した場所(原発腫瘍)から分離し、リンパ系や血液を介して移動します。

転移性腫瘍は、原発腫瘍と同じ種類のがんです。例えば、黒色腫がに転移した場合、肺にできたがん細胞は、実際は黒色腫の細胞です。こうした疾患は転移性黒色腫であって、肺がんではありません。

黒色腫の病期は、腫瘍の厚さ、リンパ節や他の部位への転移の有無などの要因を基に分類されます。

黒色腫の病期を判定するために、腫瘍を完全に切除し、周辺リンパ節を検査してがんの徴候を調べます。がんの病期は、最適な治療法を決定するために利用されます。ご自身のがんの病期は、担当の医師に確認してください。

黒色腫の病期は、以下の項目に基づいています:

黒色腫では以下のような病期が用いられます:

0期(上皮内黒色腫)

0期では、異常なメラニン形成細胞表皮内に認められます。こうした異常なメラニン形成細胞は、がん化して周辺の正常組織に拡がっていく可能性があります。0期は上皮内黒色腫とも呼ばれます。

0期黒色腫:図は皮膚表面の異常な領域と表皮(皮膚の外層)に発生した異常なメラニン形成細胞を示している。他に、真皮(皮膚の内層)、真皮下部の皮下組織も示している。

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0期黒色腫。表皮(皮膚の外層)に異常なメラニン形成細胞が認められます。こうした異常なメラニン形成細胞は、がん化して周辺の正常組織に拡がっていく可能性があります。

I期

I期では、すでにがんが形成されています。I期は、IA期とIB期に分けられます。

ミリメートル:図は日常で身近なものを用いてミリメートル(mm)を示している。とがった鉛筆の先は1mm、新しいクレヨンの先は2mm、鉛筆の後ろについている新しい消しゴムは5mmを示す。

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ミリメートル(mm)。とがった鉛筆の先は約1mm、新しいクレヨンの先は約2mm、鉛筆の後ろについている新しい消しゴムは約5mmです。

II期

II期は、IIA期、IIB期、IIC期に分けられます。

III期

III期は、IIIA期、IIIB期、IIIC期、IIID期に分けられます。

IV期

IV期では、がんは体の他の部位、例えば肝臓、脳、脊髄、骨、軟部組織(筋肉を含む)、消化管などや遠く離れたリンパ節に転移しています。がんが最初に発生した皮膚から遠く離れた皮膚に転移している場合もあります。

IV期の黒色腫:図は、脳、脊髄、肺、肝臓、消化管、骨、筋肉、遠隔リンパ節など、黒色腫が転移する可能性がある身体部位を表している。拡大図は、がん細胞が血液やリンパ系を介して体の別の部位に移動し、転移がんを形成する様子を示している。

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IV期の黒色腫。がんは脳、脊髄、肺、肝臓、消化管、骨、筋肉、遠隔リンパ節などの部位に転移しています。がんが最初に発生した皮膚から遠く離れた皮膚に転移している場合もあります。

黒色腫は治療後に再発する(再び現れる)ことがあります。

再発は、最初に発生した場所に生じることもあれば、肝臓など、体の他の部位に発生することもあります。

治療選択肢の概要

黒色腫の患者さんには様々な治療法が存在します。

黒色腫の患者さんは様々な治療を受けることができます。その中には標準治療(現在使用されている治療法)もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、がんの患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

以下のような治療法が用いられます:

手術

腫瘍を切除する手術は、全ての病期の黒色腫に対して実施される一次治療です。広範囲局所切除術は、黒色腫と周囲の正常組織の一部を切除します。皮膚移植(体の別の部分から皮膚を切り取って、手術で切除した皮膚と置き換える手術)を実施して、手術によってできた創傷を目立たなくする場合もあります。

場合によっては、がんのリンパ節転移の有無を把握することが重要です。リンパ節マッピングセンチネルリンパ節生検では、センチネルリンパ節原発腫瘍からのリンパ節ドレナージ[リンパ液の流れ]を最初に受けるリンパ節)内のがんを調べます。これは原発腫瘍中のがん細胞が最初に転移する可能性の高いリンパ節です。まず、放射性物質や青色の色素が腫瘍の付近に注入されます。注入された放射性物質や色素は、リンパを通ってリンパ節へと流れ込みます。そうして、放射性物質や色素が最初に到達したリンパ節が切除されます。その組織を病理医顕微鏡で観察して、がん細胞の有無を調べます。がん細胞が見つかったら、より多くのリンパ節を採取して、それらのサンプルにがんの徴候がないか確認します。これはリンパ節切除と呼ばれる手技です。ときに、複数のリンパ節群で1つのセンチネルリンパ節が見つかることがあります。

手術の際に確認できる全ての黒色腫を切除した後に、患者さんによっては、残っているがん細胞を全て死滅させることを目的として、術後に化学療法や放射線療法が実施される場合があります。このようにがんの再発リスクを低減させるために手術の後に行われる化学療法は、術後補助療法と呼ばれます。

症状をコントロールして患者さんの生活の質を改善するために、手術でリンパ節、消化管、骨、脳に転移したがんを切除することがあります。

化学療法

化学療法は、を用いてがん細胞を殺傷したりその細胞分裂を妨げたりすることによって、がんの増殖を阻止する治療法です。化学療法が経口投与や静脈内または筋肉内への注射によって行われる場合、投与された薬は血流に入って全身のがん細胞に到達します(全身化学療法)。脳脊髄液内や臓器内、あるいは腹部などの体内に薬剤を直接注入する化学療法では、その領域にあるがん細胞に薬が集中的に作用します(局所化学療法)。

局所化学療法の一種に、温熱患肢灌流があります。この投与法では、がんが存在している腕や脚に直接抗がん剤を送り込みます。腕や脚との間の血液の流れを一時的に止血帯で止めます。そして、抗がん剤を含む暖かい溶液を、その腕または脚の血管に直接注入します。この方法では、がんが存在している領域に高用量の抗がん剤を投与できます。

化学療法の実施方法は、治療対象となるがんの種類と病期に応じて異なります。

詳しい情報については、黒色腫に対する使用が承認されている薬剤(英語)をご覧ください。

放射線療法

放射線療法は、高エネルギーX線などの放射線を利用して、がん細胞の死滅や増殖阻止を図る治療法です。外照射療法は、体外に設置された装置を用いてがんのある領域に放射線を照射する方法です。外照射療法は黒色腫の治療に用いられるほか、症状を和らげ生活の質を高める緩和療法として用いられることもあります。

免疫療法

免疫療法は、患者さんの免疫系を利用して、がんを攻撃する治療法です。体内で生産された物質や製造ラボで合成された物質を用いることによって、体が本来もっているがんに対する抵抗力を高めたり、誘導したり、回復させたりします。

以下の免疫療法が黒色腫の治療に使用されています:

免疫チェックポイント阻害薬:左図はPD-L1(腫瘍細胞上)とPD-1(T細胞上)という蛋白間の結合を示しており、この結合によってT細胞が体内の腫瘍細胞を殺傷する働きが抑制されている。腫瘍細胞の抗原とT細胞の受容体も示されている。右図は免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1と抗PD-1)がPD-L1とPD-1の結合を阻害し、T細胞が腫瘍細胞を殺傷できる状態になっているところを示している。

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免疫チェックポイント阻害薬。腫瘍細胞上のPD-L1とT細胞上のPD-1などのチェックポイント蛋白は、免疫反応の抑制に関与します。PD-L1とPD-1が結合すると、T細胞による体内の腫瘍細胞の殺傷は抑制されます(左図)。免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1または抗PD-1)でPD-L1とPD-1の結合を阻害すると、T細胞が腫瘍細胞を殺傷できるようになります(右図)。

詳しい情報については、黒色腫に対する使用が承認されている薬剤(英語)をご覧ください。

標的療法

標的療法とは、特定のがん細胞を認識し攻撃する性質をもった薬物や物質を用いる治療法です。以下の標的療法が黒色腫の治療に使用されているか、治療法として研究されています:

治療後に再発するリスクが高い黒色腫の患者さんには、リスクを低減させるために実施できる補助療法の選択肢が増えてきています。補助療法には免疫チェックポイント阻害薬を用いるものやシグナル伝達阻害薬の併用などがあります。

新しい標的療法や併用法が黒色腫の治療法として研究されています。

詳しい情報については、黒色腫に対する使用が承認されている薬剤(英語)をご覧ください。

この他にも新しい治療法が臨床試験で検証されています。

本項では、臨床試験で研究されている治療について説明しています。現在研究中の新しい治療法の全てが紹介されているわけではありません。臨床試験に関する情報は、NCIのウェブサイトから入手することができます。

ワクチン療法

ワクチン療法は、免疫系を刺激する物質を使用して、免疫系が腫瘍を見つけ殺傷する働きを促すがん治療です。ワクチン療法は手術で切除可能なIII期黒色腫の治療法として研究されています。

黒色腫の治療は副作用を引き起こすことがあります。

がんの治療によって引き起こされる副作用に関する詳しい情報については、副作用(英語)のページをご覧ください。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験はがんの研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日のがんの標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

患者さんはがん治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療では状態が改善されなかった患者さんに向けた治療法を検証する試験もあります。がんの再発を阻止したり、がん治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。NCIが支援する臨床試験に関する情報は、NCIの臨床試験検索ウェブページで探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。他の組織によって支援されている臨床試験は、ClinicalTrials.govウェブサイトで探すことができます。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

がんの診断病期判定のために実施された検査の中には、再度実施されるものもあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、患者さんの状態の変化やがんの再発(再び現れること)の有無を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

0期(上皮内黒色腫)の治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

通常、0期黒色腫に対する治療では、異常細胞が存在する領域全体と周囲の正常組織を少量だけ切除する手術が行われます。

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

I期黒色腫の治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

I期の黒色腫の治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

II期黒色腫の治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

II期の黒色腫の治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

手術で切除可能なIII期黒色腫の治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

手術で切除可能なIII期の黒色腫の治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

手術で切除不可能なIII期黒色腫、IV期黒色腫、再発黒色腫の治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

手術で切除不可能なIII期の黒色腫、IV期の黒色腫再発黒色腫の治療法には以下のようなものがあります:

手術で切除不可能なIII期黒色腫、IV期黒色腫、再発黒色腫に対する以下の治療法が、現在、臨床試験で研究されています:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

黒色腫についてさらに学ぶために

米国国立がん研究所が提供している黒色腫に関する詳しい情報については、以下をご覧ください:

米国国立がん研究所が提供している一般的ながん情報とその他の資源については、以下をご覧ください:

本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、黒色腫の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("原文更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

NCIのウェブサイトで臨床試験を検索することができます。より詳細な情報については、NCIのコンタクトセンターであるCancer Information Service(CIS)(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Adult Treatment Editorial Board.PDQ Melanoma Treatment.Bethesda, MD: National Cancer Institute.Updated <MM/DD/YYYY>.Available at: https://www.cancer.gov/types/skin/patient/melanoma-treatment-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389388]

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PDQ要約の情報は、保険払い戻しに関する決定を行うために使用されるべきではありません。保険の適用範囲についての詳細な情報は、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手可能です。

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