患者さん向け 喉頭がんの治療(成人)(PDQ®)

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このPDQがん情報要約では、成人喉頭がんの治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("原文更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

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喉頭がんについての一般的な情報

喉頭がんは、喉頭の組織の中に悪性(がん)細胞ができる疾患です。

喉頭の一部で、舌の根元から気管までの部分です。喉頭には声帯が存在しますが、この声帯が空気を受けて振動すると音が発生します。この音が咽頭内、口腔内、鼻腔内を通過しながら反響していくことにより、最終的に人の声が作られます。

喉頭は大きく分けて以下の3つの部分から構成されます:

図は、声門上、声門(声帯)、声門下、甲状腺、気管、食道など、喉頭がんが発生または拡がりうる部位を示している。喉頭蓋、脊柱の上部、頸動脈、甲状腺と気管を取り囲む軟骨、頸部のリンパ節、胸部も示している。

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喉頭がんは喉頭(声帯を含むのどの部位)の組織に生じます。喉頭には、声門上、声門(声帯)、声門下が含まれます。がんは周辺の組織や、甲状腺、気管、食道に拡がることがあります。頸部のリンパ節、頸動脈、脊柱の上部、胸部や、図示されていない他の身体部位に転移することもあります。

大部分の喉頭がん扁平上皮細胞(喉頭の表面を覆っている薄く扁平な形をした細胞)から発生します。

喉頭がんは頭頸部がんの一種です。

喉頭がんのリスクを高める要因に、喫煙と過度の飲酒があります。

疾患が発生する危険性を増大させるものは全てリスク因子と呼ばれます。リスク因子を持っていれば必ずがんになるというわけではありませんし、リスク因子を持っていなければがんにならないというわけでもありません。リスクについて不安がある場合は、担当の医師にご相談ください。

喉頭がんの徴候や症状には、咽頭痛と耳痛などがあります。

こうした徴候症状は喉頭がんが原因で起こることもあれば、他の病態が原因で起こることもあります。以下の問題がみられる場合は担当の医師にご相談ください:

喉頭がんを診断し病期を分類するために、喉と頸部を調べる検査が行われます。

以下のような検査法や手技が用いられます:

特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後を左右する因子には以下のものがあります:

治療の選択を左右する因子には以下のものがあります:

患者さんに喫煙や飲酒の習慣がある場合には、喉頭がんに対する治療の効果は減少してしまいます。喉頭がんの患者さんが喫煙や飲酒をやめない場合は、治癒の可能性が低くなるだけでなく、さらに二次がんの発生リスクが高まります。そのため喉頭がんの治療が終了した後も、経過観察のための入念な診察を頻繁に行っていくことが重要です。

喉頭がんの病期

喉頭がんの診断がついた後には、がん細胞の喉頭内での拡がりや他の部位への転移の有無を明らかにするために、さらに検査が行われます。

がん喉頭内での拡がりや他の部位への転移の有無を調べていくプロセスは、病期分類と呼ばれます。この過程で集められた情報を基にして病期が判定されます。治療計画を立てるためには病期を把握しておくことが重要です。喉頭がんでは、診断の際に用いられた検査結果の一部が、しばしば病期分類の際にも用いられます。

体内でのがんの拡がり方は3種類に分けられます。

がんは組織リンパ系血液を介して拡がります:

がんは発生した場所から体内の他の部位に拡がることがあります。

がんが体内の他の部位に拡がることを転移と呼びます。がん細胞は発生した場所(原発腫瘍)から分離し、リンパ系や血液を介して移動します。

転移性腫瘍は、原発腫瘍と同じ種類のがんです。例えば、喉頭がんがに転移した場合、肺にできたがん細胞は、実際は喉頭がん細胞です。この疾患は転移性喉頭がんであり、肺がんではありません。

喉頭がんでは、以下のような病期が用いられます:

0期(上皮内がん)

0期では、喉頭の表面を覆う組織に異常な細胞が認められます。こうした異常細胞は、がん化して周辺の正常組織に拡がっていく可能性があります。0期は上皮内がんとも呼ばれます。

I期

I期では、がんは以下のように喉頭声門上声門、または声門下の領域に発生しています:

II期

II期では、がんは以下のように喉頭声門上声門、または声門下の領域に発生しています:

III期

III期では、がんは以下のように喉頭声門上声門、または声門下の領域に発生しています:

図は、様々な腫瘍の大きさをセンチメートル(cm)で表した円形と豆(1cm)、ピーナッツ(2cm)、ブドウ(3cm)、クルミ(4cm)、ライム(5cm)、卵(6cm)、桃(7cm)、グレープフルーツ(10cm)とを比較している。10cmと4インチのそれぞれを表す目盛りも示されている。

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腫瘍の大きさはセンチメートル(cm)やインチで表されることがよくあります。次のような身近な食べ物と比較して、腫瘍の大きさをcm単位で表すことができます:豆(1cm)、ピーナッツ(2cm)、ブドウ(3cm)、クルミ(4cm)、ライム(5cmまたは2インチ)、卵(6cm)、桃(7cm)、グレープフルーツ(10cmまたは4インチ)。

III期の声門上がんでは、以下の条件が満たされます:

III期の声門がんでは、以下の条件が満たされます:

III期の声門下がんでは、以下の条件が満たされます:

IV期

IV期は、IVA期IVB期IVC期に分けられます。これらの3つの病期の定義は、がん声門上声門声門下のいずれに発生した場合でも同じです。

手術後にがんの病期が変更され、より多くの治療が必要となることがあります。

手術でがんを切除した場合は、病理医顕微鏡でそのがん組織のサンプルを検査します。病理医による検査の結果を踏まえてがんの病期が変更され、手術後にさらに治療が行われることがあります。

喉頭がんは治療後に再発する(再び現れる)ことがあります。

再発は、喉頭内に生じることもあれば、肺や肝臓、骨といった体の他の部位に発生することもあります。最も再発しやすい期間は最初の2~3年です。

治療選択肢の概要

喉頭がんの患者さんには様々な治療法が存在します。

喉頭がんの患者さんは様々な治療を受けることができます。その中には標準治療(現在使用されている治療法)もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、がんの患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

標準治療として以下の4種類が用いられています:

放射線療法

放射線療法は、高エネルギーX線などの放射線を利用して、がん細胞の死滅や増殖阻止を図る治療法です。外照射療法は、体外に設置された装置を用いてがんのある領域に放射線を照射する方法です。

頭頸部の体外照射療法:図は、高エネルギー放射線をがんに照射する装置の下で、台に患者が横たわっているところを示している。拡大図は、施術中に患者の頭頸部が動かないように固定するメッシュマスクを示している。マスクには小さい印が記された複数の白いテープが付いている。この印は、毎回の施術前に放射線装置を同じ位置に合わせるためのものです。

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頭頸部の体外照射療法。高エネルギー放射線をがんに照射する装置を使用します。この装置は患者の周囲を回転し、様々な角度から放射線を照射することで、病巣の形状に精細に沿った照射を行います。メッシュマスクを使用して、施術中に患者の頭頸部が動かないように固定します。マスク上に小さい印が付けられています。この印は、毎回の施術前に放射線装置を同じ位置に合わせるためのものです。

放射線療法では、治療の開始前に患者さんが喫煙をやめることで効果が高まる場合があります。甲状腺下垂体に対して外照射療法が行われた場合には、甲状腺の機能に変化が生じてくることがあります。そのため、この療法の前後に血液検査を実施して体内の甲状腺ホルモンの濃度を調べ、甲状腺の機能が正常かどうかを確認することがあります。

喉頭がんの治療には多分割放射線療法が用いられます。多分割放射線療法は、通常の1日の総線量よりも少ない線量を二分し、1日2回照射する放射線療法です。 多分割放射線療法は標準の放射線療法と同じ期間(数日から数週間)にわたって行われます。新しい種類の放射線療法が喉頭がんの治療法として研究されています。

手術

喉頭がんでは、全ての病期を通じて手術(外科的な方法でがんを取り除く治療法)が一般的な治療法です。以下のような手術法が用いられます:

手術の際に確認できる全てのがんを切除した後に、患者さんによっては、残っているがん細胞を全て死滅させることを目的として、術後に化学療法や放射線療法が実施される場合があります。このようにがんの再発リスクを低減させるために手術の後に行われる治療は、術後補助療法と呼ばれます。

化学療法

化学療法は、を用いてがん細胞を殺傷したりその細胞分裂を妨害したりすることによって、がんの増殖を阻止する治療法です。化学療法が経口投与や静脈内または筋肉内への注射によって行われる場合、投与された薬は血流に入って全身のがん細胞に到達します(全身化学療法)。

詳しい情報については、頭頸部がんに対する使用が承認されている薬剤(英語)をご覧ください。(喉頭がんは頭頸部がんの一種です。)

免疫療法

免疫療法は、患者さんの免疫系を利用して、がんと戦う治療法です。体内で生産された物質や製造ラボで合成された物質を用いることによって、体が本来もっているがんに対する抵抗力を高めたり、誘導したり、回復させたりします。このようながんの治療法は生物学的療法の一種です。

免疫チェックポイント阻害薬:左図はPD-L1(腫瘍細胞上)とPD-1(T細胞上)という蛋白間の結合を示しており、この結合によってT細胞が体内の腫瘍細胞を殺傷する働きが抑制されている。腫瘍細胞の抗原とT細胞の受容体も示されている。右図は免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1と抗PD-1)がPD-L1とPD-1の結合を阻害し、T細胞が腫瘍細胞を殺傷できる状態になっているところを示している。

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免疫チェックポイント阻害薬。腫瘍細胞上のPD-L1とT細胞上のPD-1などのチェックポイント蛋白は、免疫反応の抑制に関与します。PD-L1とPD-1が結合すると、T細胞による体内の腫瘍細胞の殺傷は抑制されます(左図)。免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1または抗PD-1)でPD-L1とPD-1の結合を阻害すると、T細胞が腫瘍細胞を殺傷できるようになります(右図)。

この他にも新しい治療法が臨床試験で検証されています。

本項では、臨床試験で研究されている治療について説明しています。現在研究中の新しい治療法の全てが紹介されているわけではありません。臨床試験に関する情報は、NCIのウェブサイトから入手することができます。

標的療法

標的療法とは、特定のがん細胞を認識し攻撃する性質をもった薬物やその他の物質を用いる治療法です。標的療法では一般に、化学療法や放射線療法に比べて、正常な細胞に及ぼす害が少なくなります。

放射線増感剤

放射線増感剤とは、放射線療法に対する腫瘍細胞の反応性を高める薬のことです。放射線療法に放射線増感剤を併用すれば、より多くの腫瘍細胞を死滅させることが可能です。

喉頭がんの治療は副作用を引き起こすことがあります。

がんの治療によって引き起こされる副作用に関する詳しい情報については、副作用(英語)のページをご覧ください。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験はがんの研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日のがんの標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

患者さんはがん治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療では状態が改善されなかった患者さんに向けた治療法を検証する試験もあります。がんの再発を阻止したり、がん治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。NCIが支援する臨床試験に関する情報は、NCIの臨床試験検索ウェブページで探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。他の組織によって支援されている臨床試験は、ClinicalTrials.govウェブサイトで探すことができます。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

がんの診断病期判定のために実施される検査の中には、繰り返し行われるものがあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、患者さんの状態の変化やがんの再発(再び現れること)の有無を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

I期喉頭がんの治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

新たに診断されたI期喉頭がんの治療法は、喉頭内でのがんの位置によって異なります。

がんが声門上にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

がんが声門にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

がんが声門下にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

II期喉頭がんの治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

新たに診断されたII期喉頭がんの治療法は、喉頭内でのがんの位置によって異なります。

がんが声門上にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

がんが声門にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

がんが声門下にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

III期喉頭がんの治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

新たに診断されたIII期喉頭がんの治療法は、喉頭内でのがんの位置によって異なります。

がんが声門上にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

がんが声門にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

がんが声門下にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

IV期喉頭がんの治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

新たに診断されたIVA期IVB期IVC期喉頭がんの治療法は、喉頭内でのがんの位置によって異なります。

がんが声門上または声門にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

がんが声門下にある場合の治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

転移性または再発喉頭がんの治療

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

転移性または再発喉頭がんの治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

喉頭がんについてさらに学ぶために

米国国立がん研究所が提供している喉頭がんに関する詳しい情報については、以下をご覧ください:

米国国立がん研究所が提供している一般的ながん情報とその他の資源については、以下をご覧ください:

本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

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査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("原文更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

NCIのウェブサイトで臨床試験を検索することができます。より詳細な情報については、NCIのコンタクトセンターであるCancer Information Service(CIS)(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

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PDQ® Adult Treatment Editorial Board.PDQ Laryngeal Cancer Treatment (Adult).Bethesda, MD: National Cancer Institute.Updated <MM/DD/YYYY>.Available at: https://www.cancer.gov/types/head-and-neck/patient/adult/laryngeal-treatment-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389298]

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