患者さん向け 甲状腺がんの治療(成人)(PDQ®)

ご利用について

このPDQがん情報要約では、成人甲状腺がんの治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("原文更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

CONTENTS 全て開く全て閉じる

甲状腺がんについての一般的な情報

甲状腺がんは、甲状腺の組織の中に悪性(がん)細胞ができる疾患です。

甲状腺とは、咽頭の最下部の気管の近くに位置する内分泌のことです。その形状は蝶の形に似ていて、右と左葉から構成されています。これら2つの葉は峡部(中間部の細くなった部分)と呼ばれる組織によってつながれています。正常な甲状腺の重量は25セント硬貨(5gほど)より若干重い程度です。通常は皮膚の上から触知することはできません。

甲状腺と副甲状腺の解剖図:図は咽頭基部の気管付近に位置する甲状腺を示している。拡大図は甲状腺の正面図と背面図である。正面図からは甲状腺が蝶のような形状であること、右葉と左葉が峡部という細い組織で連結されていることがわかる。背面図は4つの豆粒大の副甲状腺を示している。喉頭も示されている。

画像を拡大する

甲状腺と副甲状腺の解剖図。甲状腺は、咽頭の最下部の気管付近に位置しています。蝶のような形状であり、右葉と左葉が峡部という細い組織で連結されています。副甲状腺は4つの豆粒大の器官で、頸部の甲状腺の近くに存在します。甲状腺と副甲状腺はホルモンを産生します。

甲状腺はヨウ素(一部の食品やヨウ化物に含まれるミネラルの一種)を原料にして数種類のホルモンを生産しています。甲状腺ホルモンには以下のような作用があります:

甲状腺結節はよくみられますが、通常はがんではありません。

定期検診で甲状腺にしこり(結節)がみつかることがあります。甲状腺結節は甲状腺で起こる甲状腺細胞異常な増殖です。結節は固形の場合や液体で満たされている場合があります。

甲状腺結節がみつかったら、がん徴候を調べるために、甲状腺の超音波検査と穿刺吸引生検がよく行われます。また他の甲状腺の病気がないか、甲状腺ホルモンの濃度と血液中の抗甲状腺抗体を調べる血液検査もあわせて行われます。

甲状腺結節は通常、症状を引き起こさず、症状があってもたいていは治療が不要です。ときに甲状腺結節が大きくなり、ものを飲み込むことや呼吸がしにくくなった場合は、さらなる検査や治療が必要になります。がんと診断される甲状腺結節は少数に限られます。

甲状腺がんには様々な種類があります。

甲状腺がんは以下のいずれかとして表されることがあります:

高分化型腫瘍(甲状腺乳頭がん甲状腺濾胞がん)は治療可能で、通常は治癒する可能性があります。

低分化型腫瘍と未分化型腫瘍(甲状腺未分化がん)は比較的まれです。これらの腫瘍は急速に増殖して転移し、回復の見込みは乏しいがんです。甲状腺未分化がんの患者さんは、BRAF遺伝子変異に関する分子検査を受けるべきです。

甲状腺髄様がんは甲状腺のC細胞に発生する神経内分泌腫瘍です。C細胞は血液中のカルシウム濃度を正常な範囲に保つ働きのあるホルモンカルシトニン)を作ります。

小児甲状腺がんの情報については、PDQ小児甲状腺がんの治療の要約をご覧ください。

甲状腺がんのリスクに影響を及ぼす要因に、年齢、性別、放射線曝露があります。

疾患が発生する危険性を増大させるものは全てリスク因子と呼ばれます。リスク因子を持っていれば必ずがんになるというわけではありませんし、リスク因子を持っていなければがんにならないというわけでもありません。リスクについて不安がある場合は、担当の医師にご相談ください。

甲状腺がんのリスク因子には以下のものがあります:

甲状腺髄様がんはときに、親から子どもへと受け継がれた遺伝子の変異が原因となって引き起こされることがあります。

細胞内に存在する遺伝子には、両親からその子どもに受け継がれた遺伝情報が保持されています。甲状腺髄様がんの一部は、親から子に受け継がれた(遺伝したRET遺伝子の特定の変化が原因となって発生します。

この遺伝子変異の有無を調べるための遺伝子検査があります。患者さんはまず、この遺伝子変異が存在しているかどうかを確かめる検査を受けます。患者さんにそうした遺伝子変異が認められる場合は、ご家族に対しても甲状腺髄様がんのリスクが高いかどうかを調べる検査が行われることがあります。この遺伝子変異を持つことが明らかになったご家族の方(幼児も含む)は、甲状腺摘出術(甲状腺を摘出する手術)を受けることがあります。この手術は甲状腺髄様がんの発生する確率を下げることができます。

甲状腺がんの徴候には、頸部の腫れやしこりなどがあります。

甲状腺がんでは、初期に徴候や症状が現れない場合もあります。通常の身体診察の際に発見される場合もあります。腫瘍が大きくなるにつれて、徴候や症状が現れてくる場合があります。ただし、他の病態が原因で同様の徴候や症状が生じてくる場合もあります。以下の症状が1つでも認められた場合は、医師の診察を受けてください:

甲状腺がんの発見と診断には、甲状腺、頸部、血液を調べる検査法が用いられます。

以下のような検査法や手技が用いられます:

特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後回復の見込み)と治療の選択を左右する因子には以下のものがあります:

甲状腺がんの病期

甲状腺がんの診断がついた後には、甲状腺内でのがん細胞の拡がりや他の部位への転移の有無を明らかにするために、さらに検査が行われます。

がん甲状腺内での拡がりや他の部位への転移の有無を調べていくプロセスは、病期分類と呼ばれます。この過程で集められた情報を基にして病期が判定されます。治療計画を立てるには、患者さんの年齢とがんの病期を把握しておくことが重要です。

病期分類の過程では、以下のような検査法や手技が用いられます:

体内でのがんの拡がり方は3種類に分けられます。

がんは組織リンパ系血液を介して拡がります:

がんは発生した場所から体内の他の部位に拡がることがあります。

がんが体内の他の部位に拡がることを転移と呼びます。がん細胞は発生した場所(原発腫瘍)から分離し、リンパ系や血液を介して移動します。

転移性腫瘍は、原発腫瘍と同じ種類のがんです。例えば、甲状腺がんに転移した場合、肺にできたがん細胞は、実際は甲状腺がんの細胞です。この疾患は転移性甲状腺がんであり、肺がんではありません。

病期は甲状腺がんの種類と患者さんの年齢に基づいて甲状腺がんを表すために用いられます:

55歳未満の患者さんの甲状腺乳頭がんと甲状腺濾胞がん

55歳以上の患者さんの甲状腺乳頭がんと甲状腺濾胞がん

全年齢の患者さんの甲状腺未分化がん

甲状腺未分化がんは増殖のペースが速く、通常は発見された時にはすでに頸部内で拡がっています。甲状腺未分化がんは、IV期の甲状腺がんと考えられます。IV期の甲状腺未分化がんは、IVA期IVB期IVC期に分けられます。

全年齢の患者さんの甲状腺髄様がん

再発甲状腺がん

再発甲状腺がんとは、治療後に再発した(再び現れた)がんのことをいいます。甲状腺がんの再発は、甲状腺に生じることもあれば、体の他の部位に発生することもあります。

治療選択肢の概要

甲状腺がんの患者さんには様々な治療法が存在します。

甲状腺がんの患者さんは、様々な治療を受けることができます。その中には標準治療(現在使用されている治療法)もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、がんの患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

標準治療として以下の6種類が用いられています:

手術

甲状腺がんの治療では、手術が最もよく用いられます。以下のような手術法が用いられます:

放射線療法には放射性ヨウ素療法が含まれます。

放射線療法は、高エネルギーX線などの放射線を利用して、がん細胞の死滅や増殖阻止を図る治療法です。放射線療法には2種類のものがあります:

手術で除去されなかった甲状腺がん細胞を根絶することを目的として、術後に放射線療法が行われることがあります。甲状腺濾胞がん甲状腺乳頭がんの治療では、ときに放射性ヨウ素(RAI)療法が行われます。RAIは経口で投与され、残存する甲状腺組織や、体内の他の部位に転移していった甲状腺がん細胞の下に集まっていきます。ヨウ素を取り込む性質があるのが甲状腺組織だけであるため、RAIは他の組織に害を及ぼすことなく甲状腺組織と甲状腺がん細胞だけを破壊します。実際の治療では、治療用の用量のRAIを全て投与するのに先立って、腫瘍がヨウ素を取り込むかどうかを確かめるために少量の検査用量のRAIが投与されます。

放射線療法の実施方法は、治療対象となるがんの種類と病期に応じて異なります。甲状腺がんの治療には外照射療法と放射性ヨウ素(RAI)療法が用いられます。

化学療法

化学療法は、を用いてがん細胞を殺傷したりその細胞分裂を妨害したりすることによって、がんの増殖を阻止する治療法です。化学療法が経口投与や静脈内または筋肉内への注射によって行われる場合、投与された薬は血流に入って全身のがん細胞に到達します(全身化学療法)。脳脊髄液内や臓器内、あるいは腹部などの体内に薬剤を直接注入する化学療法では、その領域にあるがん細胞に薬が集中的に作用します(局所化学療法)。

化学療法の実施方法は、治療対象となるがんの種類と病期に応じて異なります。

詳しい情報については、甲状腺がんに対する使用が承認されている薬剤(英語)をご覧ください。

甲状腺ホルモン療法

ホルモン療法は、ホルモンを体内から除去したりその働きを阻害したりすることによって、がん細胞の増殖を阻止する治療法です。ホルモンとは、体内の内分泌で作られて血流内を循環する物質のことです。甲状腺がんの治療では、甲状腺がんの増殖や再発の可能性を高めるホルモンである、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の体内での生産を阻止するために薬が使用されることがあります。

また、甲状腺がんの治療では甲状腺の細胞も殺傷されてしまうため、甲状腺から十分な量の甲状腺ホルモンが生産されなくなります。そのため患者さんには甲状腺ホルモンを補充するための薬が処方されます。

標的療法

標的療法とは、正常な細胞には害を及ぼすことなく特定のがん細胞だけを認識し攻撃する性質をもった薬物やその他の物質を用いる治療法です。標的療法にはいくつかの種類があります:

詳しい情報については、甲状腺がんに対する使用が承認されている薬剤(英語)をご覧ください。

注意深い経過観察

注意深い経過観察とは、徴候症状の出現や変化がみられるまで、治療を一切行わずに患者さんの状態を注意深く監視していくことです。

この他にも新しい治療法が臨床試験で検証されています。

免疫療法

免疫療法は、患者さんの免疫系を利用して、がんと戦う治療法です。体内で生産された物質や製造ラボで合成された物質を用いることによって、体が本来もっているがんに対する抵抗力を高めたり、誘導したり、回復させたりします。このようながんの治療法は生物療法や生物学的療法とも呼ばれます。免疫療法は甲状腺がんの治療法として研究されています。

臨床試験に関する情報は、NCIのウェブサイトから入手することができます。

甲状腺がんの治療は副作用を引き起こすことがあります。

がんの治療によって引き起こされる副作用に関する詳しい情報については、副作用(英語)のページをご覧ください。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験はがんの研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日のがんの標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

患者さんはがん治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療では状態が改善されなかった患者さんに向けた治療法を検証する試験もあります。がんの再発を阻止したり、がん治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。NCIが支援する臨床試験に関する情報は、NCIの臨床試験検索ウェブページで探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。他の組織によって支援されている臨床試験は、ClinicalTrials.govウェブサイトで探すことができます。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

がんの診断病期判定のために実施される検査の中には、繰り返し行われるものがあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、患者さんの状態の変化やがんの再発(再び現れること)の有無を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

病期ごとの治療選択肢

以下の治療法に関する情報については、治療選択肢の概要のセクションをご覧ください。

I期、II期、III期の甲状腺乳頭がんと甲状腺濾胞がん(限局性/領域性)

I期(55歳未満55歳以上)、II期(55歳未満55歳以上)、III期の甲状腺乳頭がんと甲状腺濾胞がんの治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

IV期の甲状腺乳頭がんと甲状腺濾胞がん(転移性)

がんや骨などの体の他の部位に転移している場合は、通常は治療を行っても治癒させることはできませんが、症状を軽減して生活の質を高めることは可能です。IV期の甲状腺乳頭がんと甲状腺濾胞がんの治療法には以下のようなものがあります:

ヨウ素を取り込む腫瘍の場合

ヨウ素を取り込まない腫瘍の場合

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

再発甲状腺乳頭がんと再発甲状腺濾胞がん

再発した甲状腺乳頭がん甲状腺濾胞がんには、以下のような治療法が用いられることがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

甲状腺髄様がん

限局性甲状腺髄様がん甲状腺にのみ存在し、頸部内で周辺の筋肉に拡がっていることもあります。局所進行または転移性甲状腺がんは頸部内または体内の他の部位に拡がっています。

限局性甲状腺髄様がんの治療法には以下のようなものがあります:

局所進行/転移性甲状腺髄様がんの治療法には以下のようなものがあります:

放射性ヨウ素療法は、甲状腺髄様がんの治療では用いられません。

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

甲状腺未分化がん

治療法には以下のようなものがあります:

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

甲状腺がんについてさらに学ぶために

米国国立がん研究所が提供している甲状腺がんに関する詳しい情報については、以下をご覧ください:

米国国立がん研究所が提供している一般的ながん情報とその他の資源については、以下をご覧ください:

本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、成人甲状腺がんの治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("原文更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

NCIのウェブサイトで臨床試験を検索することができます。より詳細な情報については、NCIのコンタクトセンターであるCancer Information Service(CIS)(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Adult Treatment Editorial Board.PDQ Thyroid Cancer Treatment (Adult).Bethesda, MD: National Cancer Institute.Updated <MM/DD/YYYY>.Available at: https://www.cancer.gov/types/thyroid/patient/thyroid-treatment-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389296]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、3,000以上の科学関連の画像が収載されています。

免責事項

PDQ要約の情報は、保険払い戻しに関する決定を行うために使用されるべきではありません。保険の適用範囲についての詳細な情報は、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手可能です。

お問い合わせ

Cancer.govウェブサイトを通じてのお問い合わせやサポートの依頼に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載しています。ウェブサイトのE-mail Usから、Cancer.govに対して質問を送信することもできます。