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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

小児頭蓋咽頭腫の治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2016-06-10
    翻訳更新日 : 2017-02-17

PDQ Pediatric Treatment Editorial Board

 このPDQがん情報要約では、小児頭蓋咽頭腫の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Pediatric Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

小児頭蓋咽頭腫 小児脳腫瘍

小児頭蓋咽頭腫についての一般的な情報

小児頭蓋咽頭腫は下垂体付近にみられる良性脳腫瘍です。

小児頭蓋咽頭腫はまれな腫瘍で、一般に下垂体(脳の底部にあり他のを制御する豆粒大の臓器)および視床下部神経で下垂体につながる小さな円錐形の臓器)の付近にみられます。



脳内部の図で、脳室(液体で満たされた空間)、脈絡叢、視床下部、松果体、下垂体、視神経、脳幹、小脳、大脳、髄質、脳橋、脊髄を示す。



脳内部の解剖図で、松果体、下垂体、視神経、脳室(青色の部分が脳脊髄液)などの脳の各部分を示しています。



頭蓋咽頭腫には、固形腫瘤の部分と、内部が液体で満たされた嚢胞の部分があるのが普通です。頭蓋咽頭腫は、良性であり(がんではなく)、脳内の他の領域や体内の他の部位に拡がることはありません。しかし、増殖して、下垂体、視交叉視神経、脳内の液体で満たされた空間など、脳内の周辺部位または他の部位を圧迫することがあります。頭蓋咽頭腫は多くの脳機能に影響を及ぼしかねません。ホルモン産生、成長、視覚などに支障を来すことがあります。そのため、良性の脳腫瘍でも治療が必要です。

本要約は原発性脳腫瘍(最初に脳で発生した腫瘍)の治療法について書かれたものです。転移性脳腫瘍(他の部位から発生したがん細胞が脳に転移してできた腫瘍)の治療法については、本要約では扱われていません。様々な種類の小児脳腫瘍および脊髄腫瘍に関する詳しい情報については、PDQ小児脳腫瘍および脊髄腫瘍の治療の概要に関する要約をご覧ください。

脳腫瘍は小児にも成人にも発生しますが、成人と小児では治療法が異なってくる場合があります。(詳しい情報については、PDQの成人中枢神経系腫瘍の治療に関する要約をご覧ください。)

小児頭蓋咽頭腫のリスク因子は判明していません。

頭蓋咽頭腫は、2歳未満の小児にはまれで、5~14歳の小児に最も多く診断されます。この腫瘍の原因は分かっていません。

小児頭蓋咽頭腫の徴候には、視覚の変化と成長遅滞があります。

頭蓋咽頭腫、あるいは他の疾患でも、こうした徴候症状が引き起こされることがあります。お子さんに以下の症状が1つでも認められた場合は、医師の診察を受けてください:


  • 頭痛(朝方に生じる頭痛や嘔吐すると治まる頭痛など)。

  • 視覚の変化。

  • 吐き気と嘔吐。

  • 平衡感覚の喪失や歩行困難。

  • 喉の渇きや尿量の増加。

  • 異常な眠気や活動水準の変化。

  • 性格や行動の変化。

  • 身長、成長遅滞。

  • 難聴。

  • 体重増加。

小児頭蓋咽頭腫の発見には、脳と視力、ホルモン値を調べる検査法が用いられます。

以下のような検査法や手技が用いられます:


  • 身体診察と病歴 聴取:しこりなどの通常みられない疾患の徴候に注意しながら、総体的に身体を調べる診察法。患者さんの健康習慣、過去の病歴、治療歴なども調べます。

  • 神経学的検査 :脳と脊髄および神経の機能を調べる目的で行われる一連の問診と検査のこと。この検査のチェック項目には、精神状態、協調運動、歩行能力、それに筋肉や感覚、反射がどの程度機能しているかなどが含まれます。この検査は神経検査や神経学的診察と呼ばれることもあります。

  • 視野検査:患者さんの視野(物を見ることができる全範囲)を調べる検査法。この検査では中心視野(まっすぐ前を見たときに見える範囲)と周辺視野(まっすぐ前を見たときにその周囲の全方向で見える範囲)を調べます。視野が欠損するということは、腫瘍が視力に影響を与える脳の部分を損傷したり圧迫したりしている可能性があると考えられます。

  • CTスキャン(CATスキャン):体内の領域を様々な角度から撮影して、精細な連続画像を作成する検査法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器や組織をより鮮明に映し出すために、造影剤静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

  • ガドリニウムを用いた脳と脊髄のMRI(磁気共鳴画像法):磁気、電波、コンピュータを用いて、脳の内部の精細な連続画像を作成する検査法。まずガドリニウムと呼ばれる物質を患者さんの静脈内に注射します。ガドリニウムには腫瘍細胞の周辺に集まる性質があるため、撮影された画像ではがん細胞が明るく映し出されます。この検査法は核磁気共鳴画像法(NMRI)とも呼ばれます。

  • 血液生化学検査 :採取した血液を調べて、体内の臓器や組織から血液中に放出される特定の物質の濃度を測定する検査法。ある物質で異常な値(正常値よりも高い値や低い値)が出るということは、疾患の徴候である可能性があります。

  • 血中ホルモン検査:採取した血液を調べて、体内の臓器や組織から血液中に放出される特定のホルモンの濃度を測定する検査法。ある物質で異常な値(正常値よりも高い値や低い値)が出るということは、その物質を作り出している臓器や組織における疾患の徴候である可能性があります。例えば、甲状腺刺激ホルモン(TSH)や副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の血中濃度の異常について調べる場合があります。TSHやACTHは脳の下垂体という部分から分泌されています。

小児頭蓋咽頭腫の診断には手術が行われ、場合によってはそのまま腫瘍の摘出が行われます。

医師は脳内の腫瘍の位置や、CTスキャンおよびMRIでの所見に基づいて、腫瘤が頭蓋咽頭腫ではないかと推測します。確証を得るには、組織のサンプルが必要です。

組織サンプルを採取するために、以下の生検のいずれかが用いられることがあります:


  • 切開生検頭蓋骨に穴を開け、そこから脳に中空の針を挿入します。

  • コンピュータ誘導式針生検:コンピュータの誘導のもとで、頭蓋骨の小さな穴から脳に中空の針を挿入します。

  • 経蝶形骨生検:鼻から器具を挿入し、頭蓋の底部に位置する蝶のような形をした蝶形骨を介して脳に到達させます。

切除された組織は、病理医顕微鏡で観察して、腫瘍細胞の有無を調べます。ここで腫瘍細胞が発見された場合には、そのまま手術が継続され、安全を確保できる範囲内でできるだけ多くの腫瘍が摘出されます。

採取された組織のサンプルに対して実施される臨床検査には、以下のものがあります:


  • 免疫組織化学検査 抗体を利用して、組織のサンプルに含まれる特定の抗原を調べる臨床検査。この抗体には通常、放射性物質または色素が結合されており、その作用によって顕微鏡で観察したときに組織が明るく見えます。この種の検査法は、様々な種類のがんを判別するのに用いられることがあります。

特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後回復の見込み)と治療の選択を左右する因子には以下のものがあります:


  • 腫瘍の大きさ。

  • 脳内での腫瘍の位置。

  • 手術後の腫瘍細胞残存の有無。

  • 小児の年齢。

  • 治療の数ヵ月後または数年後に発生しうる副作用

  • 新たに診断された腫瘍か、再発した(再び現れた)腫瘍か。

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小児頭蓋咽頭腫の病期

がんの脳内での拡がりや他の部位への転移の有無を調べていくプロセスは、病期分類と呼ばれます。小児頭蓋咽頭腫には、病期分類システムがありません。頭蓋咽頭腫は、新たに診断された疾患か再発疾患かに分類されます。

頭蓋咽頭腫の診断に用いられる検査法や手技は、その治療法を決定する際にも用いられます。

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再発小児頭蓋咽頭腫

再発 頭蓋咽頭腫とは、治療後に再発した(再び現れた)腫瘍のことをいいます。再発は、腫瘍が最初に発見された脳の部位に起こることもあります。

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治療選択肢の概要

小児頭蓋咽頭腫の患者さんには様々な治療法が存在します。

小児頭蓋咽頭腫の患者さんは様々な治療を受けることができます。そのなかには標準治療(現在使用されている治療法)もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、腫瘍の患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。

小児腫瘍はまれな疾患ですので、臨床試験への参加を検討すべきです。臨床試験は米国各地で行われています。現在進行中の臨床試験に関する情報は、NCIのウェブサイトから入手することができます。治療法の選択では、患者さんとご家族に医療チームが加わって最適な治療法を決定していくのが理想的な形です。

小児頭蓋咽頭腫の患者さんには、小児脳腫瘍の治療に精通した医療提供者で構成されるチームによって治療計画が立てられるべきです。

この疾患の治療は、小児腫瘍医(小児腫瘍の治療を専門とする医師)が統括します。小児腫瘍医は、小児脳腫瘍の治療に精通し、特定の医療分野を専門とする他の小児 医療提供者と協力しながら治療に取り組んでいきます。具体的には以下のような専門家が挙げられます:


小児脳腫瘍では、がんと診断される前に徴候や症状が現れ、それが数ヵ月~数年にわたって続くことがあります。

腫瘍によって引き起こされた徴候症状が、診断前に始まって、数ヵ月または数年間にわたって続く場合があります。治療を行っても腫瘍による徴候や症状が続く場合は、担当の医師とよく相談することが重要です。

腫瘍の治療法のなかには、治療が終わって数ヵ月あるいは数年間も経過してから副作用が現れてくるものもあります。

腫瘍の治療の副作用のうち、治療中またはその後に始まり、何ヵ月または何年も続くものは、晩期障害と呼ばれます。腫瘍治療の晩期障害には以下のようなものがあります:


  • 発作などの身体的な問題。

  • 行動障害。

  • 気分、感情、思考、学習、記憶における変化。

  • 二次がん(新しい種類のがん)。

手術放射線療法の際に下垂体視床下部視神経頸動脈が影響を受ける場合には、重度の身体的問題が生じることがあります。


晩期障害には治療や制御することが可能なものもあります。生涯にわたるホルモン補充療法と数種類の投が必要となることもあります。腫瘍の治療によってお子さんに生じうる影響について担当医とよく相談することが重要です。(詳しい情報については、PDQ小児がん治療の晩期障害に関する要約をご覧ください。)

治療法としては、以下の5種類が用いられています:
手術(切除)

手術の方法は腫瘍の大きさと脳の発生部位に応じて異なります。腫瘍が指のような形状に増殖して周辺の組織に達しており、手術後の晩期障害が予測されるかどうかにも左右されます。

肉眼で確認できる腫瘍を全て切除するための手術には、以下の種類があります:


  • 経蝶形骨洞手術:手術法の1つで、上唇の下または鼻孔間の鼻の底部を切開して器具を挿入し、蝶形骨頭蓋の底部に位置する蝶のような形をした骨)を経て脳の一部まで到達させ、実施する。

    経蝶形骨洞手術:図は内視鏡とキューレットを鼻から蝶形骨洞に挿入し、下垂体からがんを摘出している様子を示している。蝶形骨も示されている。
    
    


    経蝶形骨洞手術。内視鏡とキューレットを鼻から蝶形骨洞に挿入し、下垂体からがんを摘出します。




  • 開頭術:頭蓋骨の開口部から腫瘍を摘出する手術法。

    開頭術の図:頭皮の一部を切り取り、頭蓋骨片を切除し、脳を覆う硬膜を切開して脳を露出させている。頭皮の下の筋層も示されている。
    
    


    開頭術:頭蓋骨に開口部を設け、頭蓋骨片を切除して脳の一部を露出させる手技。




肉眼で確認できる全ての腫瘍が手術で摘出されて、今後治療を必要としない場合もあります。それ以外の場合は、腫瘍が周辺の臓器に拡がったりそれらを圧迫したりしているため、摘出するのが困難です。手術後に腫瘍が残存している場合には、通常は残っている腫瘍細胞を全て死滅させることを目的として放射線療法を実施します。このようにがんの再発リスクを低減させるために手術の後に行われる治療は、術後補助療法と呼ばれます。

手術と放射線療法

一部の頭蓋咽頭腫の治療には部分的切除が行われることがあります。この手術を用いるのは、腫瘍を診断し、嚢胞から液体を除去して、視神経に加わる圧力を下げるためです。腫瘍が下垂体または視床下部付近にある場合は、切除は行われません。部分切除は、手術後の重度の副作用を減らします。部分切除後に放射線療法が実施されます。

放射線療法は、高エネルギーX線などの放射線を利用して腫瘍細胞の死滅や増殖阻止を図る治療法です。放射線療法には2種類のものがあります。外照射療法は、体外に設置された装置を用いて腫瘍に放射線を照射する方法です。内照射療法は、放射性物質を針やシード、ワイヤー、カテーテルなどの中に封入し、それをがん組織の内部または周辺に直接留置する方法です。

放射線療法の実施方法は、新たに診断された腫瘍か、それとも再発した腫瘍かに応じて異なります。

脳に対する放射線療法では幼児期の脳の成長や発達に悪影響が及ぶ可能性があることから、副作用を低減できる放射線療法の実施方法が研究されています。以下のものがあります:


  • 定位放射線手術:脳の基底部の非常に小さな頭蓋咽頭腫には、定位放射線手術が用いられることがあります。定位放射線手術は頭部に固定したフレームを用いて腫瘍組織だけを狙って放射線を照射します。この治療法は定位手術的照射とも呼ばれます。手術の一種ではありません。この治療法では、腫瘍を切除する手術は行いません。

  • 腔内放射線療法:腔内放射線療法は内照射療法の一種で、固形 腫瘤の部分と液体で満たされた嚢胞の部分から成る腫瘍に対して用いられます。腫瘍内に放射性物質を留置します。この種の放射線療法は、周辺の視床下部や視神経への損傷を少量に抑えることができます。

  • 強度変調陽子線治療:陽子(正の電荷を帯びた小さな粒子)の流れを利用して腫瘍細胞を殺傷する放射線療法の一種。コンピュータを使用して、陽子線治療で標的とする腫瘍の正確な形状や位置を計算します。この種の三次元照射療法では、脳やその他の部位における正常組織への損傷を少なくできます。陽子線治療は、X線による放射線療法とは異なります。

嚢胞ドレナージを伴う手術

腫瘍の大半が液体で満たされた嚢胞である場合に、手術で液体を排出させることがあります。これにより脳内の圧力を下げて、症状を和らげます。カテーテル(細いチューブ)を嚢胞内に挿入し、皮膚の下に小さな容器を埋め込みます。その容器に液体を排出させ、後で取り出します。場合によっては、嚢胞から液体を排出させた後に、カテーテルを通して嚢胞内に薬剤を注入します。これにより、嚢胞の内壁を瘢痕化させ、嚢胞内で液体が作られないようにしたり、液体が再び溜まるまでの時間を延ばしたりします。嚢胞を排出させた後に、腫瘍を切除する手術を行うこともあります。

化学療法

化学療法は、抗がん剤を用いて腫瘍細胞を殺傷したり、その細胞分裂を妨害したりすることによって、腫瘍の増殖を阻止する治療法です。化学療法が経口投与や静脈内または筋肉内への注射によって行われる場合、投与された薬は血流に入って全身の腫瘍細胞に到達します(全身化学療法)。脳脊髄液内や臓器内に薬剤を直接注入する化学療法では、その領域にある腫瘍細胞に薬が集中的に作用します(局所化学療法)。

腔内化学療法は、局所化学療法の一種で嚢胞などのの内部に直接薬剤を注入します。この療法は、治療後に再発した頭蓋咽頭腫に用いられます。

生物学的療法

生物学的療法は、患者さんの免疫系を利用してがんを撃退する治療法です。体内で産生された物質、あるいは製造ラボで作成された物質を用いて、体の自然ながん防御能力を高めたり、調節したり、あるいは回復させたりします。このようながんの治療法は、生物療法または免疫療法とも呼ばれます。治療後に再発した頭蓋咽頭腫では、生物学的療法薬をカテーテルから腫瘍内に送り込む(腔内投与)か、静脈内に注入(静脈内投与)します。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験は医学研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日の標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

NCI支援のがん臨床試験リストから、小児頭蓋咽頭腫の患者さんを現在受け入れている米国内の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。お子さんに適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

患者さんは治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療で状態が改善されなかった患者さん向けの治療法を検証する試験もあります。疾患の再発を阻止したり、治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。詳しくは、治療選択肢のセクションにある現在進行中の治療臨床試験へのリンクを参照してください。そこで検索された情報はNCIの臨床試験データベースのものです。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

疾患の診断や治療法の決定のために実施される検査のなかには、繰り返し行われるものがあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、患者さんの状態の変化を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

治療後に腫瘍が再発していないかを調べるために、経過観察のためのMRI検査を数年間実施します。

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小児頭蓋咽頭腫の治療選択肢

新たに診断された小児頭蓋咽頭腫

新たに診断された小児頭蓋咽頭腫の治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、小児頭蓋咽頭腫の患者さんを現在受け入れている米国内の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。お子さんに適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

再発小児頭蓋咽頭腫

頭蓋咽頭腫は、最初にどのように治療しても再発する(再び現れる)ことがあります。再発小児頭蓋咽頭腫の治療選択肢は、最初に診断された腫瘍に対して行われた治療の種類と、患者さんの必要性によって異なります。

治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、小児頭蓋咽頭腫の患者さんを現在受け入れている米国内の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。お子さんに適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、小児頭蓋咽頭腫の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Pediatric Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Pediatric Treatment Editorial Board. PDQ Childhood Craniopharyngioma Treatment. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/types/brain/patient/child-cranio-treatment-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389237]

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