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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

外陰がんの治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2015-07-30
    翻訳更新日 : 2017-02-17

PDQ Adult Treatment Editorial Board

 このPDQがん情報要約では、外陰がんの治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

外陰がん

外陰がんについての一般的な情報

外陰がんは、外陰部組織の中に悪性(がん)細胞ができるまれな疾患です。

外陰がんは女性の外性器に発生します。外陰部には次の各部が含まれます:


  • 小陰唇と大陰唇。

  • 陰核(陰唇の間にある敏感な組織)。

  • 膣口とその付近の

  • 恥丘(恥骨前方の丸みを帯びた領域で、思春期になると陰毛で覆われる箇所)。

  • 会陰(外陰部と肛門の間の領域)。



外陰部の解剖図;図には恥丘、陰核、尿道開口部、膣の大陰唇と小陰唇、膣口が示されている。会陰と肛門も示されている。



外陰部の解剖図。外陰部には、恥丘、陰核、尿道開口部、膣の大陰唇と小陰唇、膣口、会陰が含まれます。



外陰がんの大多数は大陰唇に発生します。ただし、頻度は低くなるものの、小陰唇や陰核、膣腺にもがんは発生します。

外陰がんは増殖が遅く、通常は発生するまでに何年もかかります。まず異常細胞外陰部の皮膚の表面で長い時間をかけて増殖します。この状態は、外陰上皮内腫瘍(VIN)と呼ばれます。VINは外陰がんになる可能性があるため、治療を行うことが非常に重要です。

外陰上皮内腫瘍が形成されたり、HPVに感染したりすると、外陰がんのリスクが高くなる可能性があります。

疾患が発生する危険性を増大させるものは全てリスク因子と呼ばれます。リスク因子を持っていれば必ずがんになるというわけではありませんし、リスク因子を持っていなければがんにならないというわけでもありません。リスクについて不安がある場合は、担当の医師にご相談ください。外陰がんのリスク因子には以下のものがあります:


この他にも以下の要因が、リスク因子として考えられます:


  • 多くのセックスパートナーがいること。

  • 最初の性交が若年時であること。

  • パパニコロウ試験(パパニコロウ塗抹)で異常が検出された経歴があること。

外陰がんの徴候として、出血とかゆみがあります。

外陰がんでは、初期症状徴候が現れないことがしばしばあります。症状や徴候が現れたとしても、外陰がんが原因の場合もあれば、別の病態が原因である可能性もあります。以下の問題がみられる場合は担当の医師にご相談ください:


  • 外陰部のしこりや増殖物。

  • 外陰部の皮膚における色の変化や、いぼあるいは潰瘍のような外観のできもの。

  • 消失しない外陰部のかゆみ。

  • 月経(周期)と無関係の出血。

  • 外陰領域の圧痛。

外陰がんの発見と診断には、外陰部を調べる検査法が用いられます。

以下のような検査法や手技が用いられます:


  • 身体診察と病歴聴取:しこりなどの通常みられない疾患の徴候に注意しながら、外陰部や総体的に身体を調べる診察法。患者さんの健康習慣、過去の病歴、治療歴なども調べます。

  • 生検 :外陰部から細胞や組織を採取する手技のことで、採取されたサンプルは病理医によって顕微鏡で観察され、がんの徴候がないか調べられます。

特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後回復の見込み)と治療の選択を左右する因子には以下のものがあります:


  • がんの病期

  • 患者さんの年齢と健康状態。

  • 新たに診断されたがんか、再発した(再び現れた)がんか。

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外陰がんの病期

外陰がんの診断がついた後には、がん細胞の外陰部内での拡がりや他の部位への転移の有無を明らかにするために、さらに検査が行われます。

がん外陰部内での拡がりや他の部位への転移の有無を調べていくプロセスは、病期分類と呼ばれます。この過程で集められた情報を基にして病期が判定されます。治療計画を立てるためには病期を把握しておくことが重要です。病期分類の過程では以下のような検査法や手技が用いられます:


  • 内診 子宮頸部子宮卵管卵巣直腸を調べる診察法。さらに、医師または看護師膣鏡を膣内に挿入し、膣や子宮頸部にがんの徴候がないかも調べます。通常はここで、子宮頸部のパパニコロウ試験が行われます。医師または看護師が、手袋をはめて潤滑剤を塗った片方の手の指を1~2本膣内に挿入し、もう片方の手を下腹部に置いて、子宮と卵巣の大きさ、形、位置などを手と指の感触で調べます。さらに医師または看護師は、手袋をはめて潤滑剤を塗った指を直腸内に挿入し、しこりの有無や異常な部位がないかを指の感触で調べていきます。

    内診:図は、内診時の女性生殖器を側面から見た解剖図を示す。子宮、左卵管、左卵巣、子宮頸部、膣、膀胱、直腸が示されている。医師または看護師が手袋をはめて、片手の2本の指を膣内に挿入し、もう一方の手で上から下腹部を押している様子が示されている。左上の図では、ドレープで覆われた女性が診察台の上で足を足置きに乗せて両脚を開いている。
    
    


    内診。医師または看護師が、手袋をはめて潤滑剤を塗った片手の指を1~2本膣内に挿入し、もう一方の手で上から下腹部を押しています。この診察は、子宮と卵巣の大きさ、形状、位置を触って調べるために行われます。膣、子宮頸部、卵管、直腸も調べられます。




  • 膣鏡検査 膣鏡(ライトの付いた拡大鏡)を用いて膣と子宮頸部の内部を観察して異常な部分がないかを調べる検査法。キューレット(スプーン状の器具)またはブラシを用いて組織のサンプルを採取し、それを顕微鏡で観察して疾患の徴候がないか調べる場合もあります。

  • 膀胱鏡検査 膀胱尿道の内部を観察して、異常な部分がないかを調べる検査法。膀胱鏡を尿道から膀胱へと挿入します。膀胱鏡とは、観察用のライトとレンズを備えた細いチューブ状の器具のことです。組織のサンプルを採取するための器具が付いている場合もあり、それで切除された組織は、顕微鏡での観察によってがんの徴候がないか調べられます。

  • 直腸鏡検査 直腸肛門の内部を観察して、異常な部分がないかを調べる検査法。直腸鏡を肛門から直腸内へと挿入します。直腸鏡とは、観察用のライトとレンズを備えた細いチューブ状の器具のことです。組織のサンプルを採取するための器具が付いている場合もあり、それで切除された組織は、顕微鏡での観察によってがんの徴候がないか調べられます。

  • X線 検査:X線とは放射線の一種で、これを人の体を通してフィルム上に照射すると、そのフィルム上に体内領域の画像が映し出されます。外陰がんの病期分類では、胸部の臓器および骨と骨盤の骨がX線撮影の対象となります。

  • 静脈性腎盂造影法(IVP)腎臓尿管、膀胱をX線で連続撮影し、これらの臓器にがんが拡がっていないかを確かめる検査法。まず造影剤静脈内に注射します。その後、造影剤が腎臓、尿管そして膀胱へと移動する様子をX線で撮影し、途中で塞がっている部分がないかを調べます。この検査法は静脈性尿路造影とも呼ばれます。

  • CTスキャン(CATスキャン):体内の領域を様々な角度から撮影して、精細な連続画像を作成する検査法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器や組織をより鮮明に映し出すために、造影剤を静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

  • MRI(磁気共鳴画像法):磁気、電波、コンピュータを用いて、体内領域の精細な連続画像を作成する検査法。この検査法は核磁気共鳴画像法(NMRI)とも呼ばれます。

  • PETスキャン(陽電子放射断層撮影):体内の悪性 腫瘍 細胞を検出するための検査法。まず放射性のあるブドウ糖の溶液を少量だけ静脈内に注射します。その後、周囲を回転しながら体の内部を調べていくPETスキャナという装置を用いて、ブドウ糖が消費されている体内の領域を示す画像を作成します。悪性腫瘍細胞は、正常な細胞よりも活発でブドウ糖をより多く取り込む性質があるため、画像ではより明るく映し出されます。

  • センチネルリンパ節生検 手術中に実施されるセンチネルリンパ節の摘出。センチネルリンパ節とは、腫瘍からのリンパ節ドレナージ(リンパ液の流れ)を最初に受けるリンパ節のことです。これは、腫瘍中のがん細胞が最初に転移する可能性の高いリンパ節です。まず、放射性物質や青色の色素が腫瘍の付近に注入されます。すると、この放射性物質や色素はリンパ を通ってリンパ節に流れ込みます。そうして、放射性物質や色素が最初に到達したリンパ節が切除されます。切除された組織は病理医が顕微鏡で観察して、がん細胞の有無を調べます。そこでがん細胞が発見されなければ、それ以上のリンパ節の切除が不要になる場合もあります。早期外陰がんの腫瘍の切除手術中に、センチネルリンパ節生検が実施されることもあります。

体内でのがんの拡がり方は3種類に分けられます。

がんは組織リンパ系血液を介して拡がります:


  • 組織。がんは発生した場所から隣接する領域に拡がります。

  • リンパ系。がんは発生した場所からリンパ系に侵入して拡がります。がんはリンパ管を介して体内の他の部位へ移動します。

  • 血液。がんは発生した場所から血液に侵入して拡がります。がんは血管を介して体内の他の部位へ移動します。

がんは発生した場所から体内の他の部位に拡がることがあります。

がんが体内の他の部位に拡がることを転移と呼びます。がん細胞は発生した場所(原発腫瘍)から分離し、リンパ系や血液を介して移動します。


  • リンパ系。がんがリンパ系に侵入し、リンパ管を通って体内の他の部位へ移動して、そこで腫瘍転移性腫瘍)を形成します。

  • 血液。がんが血液中に侵入し、血管を通って体内の他の部位へ移動して、そこで腫瘍(転移性腫瘍)を形成します。

転移性腫瘍は、原発腫瘍と同じ種類の腫瘍です。例えば、外陰がんがに転移した場合、肺にできたがん細胞は、実際は外陰がんの細胞です。この疾患は転移性外陰がんであり、肺がんではありません。

外陰上皮内腫瘍(VIN)では、外陰部の皮膚の表面上に異常な細胞が認められます。

これらの異常 細胞がんではありません。外陰上皮内腫瘍(VIN)は、がん化して周辺の組織に拡がっていく可能性があります。VINは0期または上皮内がんとも呼ばれます。

外陰がんでは以下のような病期が用いられます:
I期

I期では、すでにがんが形成されています。腫瘍外陰部または会陰部直腸の間の領域)にのみ認められます。I期はさらに、IA期とIB期に分けられます。

腫瘍の大きさを日常の身近な物と比べた図:様々な腫瘍の大きさと豆、ピーナッツ、クルミ、ライムとを比較している。



豆、ピーナッツ、クルミ、ライムによって腫瘍の大きさを示しています。




  • IA期では、腫瘍が2cm以下であるか、外陰部組織内部への腫瘍の拡がりが1mm以下である。がんはリンパ節には拡がっていない。

  • IB期では、腫瘍が2cmより大きく、外陰部組織内部への腫瘍の拡がりが1mmを超えている。がんはリンパ節には拡がっていない。

    ミリメートル:図は日常で身近なものを用いてミリメートル(mm)を示している。とがった鉛筆の先は1mm、新しいクレヨンの先は2mm、鉛筆の後ろについている新しい消しゴムは5mmを示す。
    
    


    ミリメートル(mm)。とがった鉛筆の先は約1mm、新しいクレヨンの先は約2mm、鉛筆の後ろについている新しい消しゴムは約5mmです。




II期

II期では、腫瘍の大きさは様々で、尿道の下部やの下部、または肛門に拡がっています。がんリンパ節には拡がっていません。

III期

III期では、腫瘍の大きさは様々で、尿道の下部やの下部、または肛門に拡がっている場合があります。さらにがんは1つ以上の周辺リンパ節に拡がっています。III期は、さらにIIIA期、IIIB期、IIIC期に分けられます。


  • IIIA期では、がんは5mm未満のリンパ節1~2個、または5mm以上のリンパ節1個に認められる。

  • IIIB期では、がんは5mm以上のリンパ節2個以上、または5mm未満のリンパ節3個以上に認められる。

  • IIIC期では、がんは複数のリンパ節に認められ、それらのリンパ節の外表面に拡がっている。

IV期

IV期では、腫瘍尿道の上部またはの上部に拡がっているか、体の他の部位に転移しています。IV期はさらにIVA期とIVB期に分けられます。


  • IVA期
    • がん尿道上部、上部、膀胱直腸の内側を覆う組織に拡がっているか、骨盤の骨に付着している。または

    • がんは複数の周辺リンパ節に転移しており、それらのリンパ節の可動性が失われているか、リンパ節に潰瘍ができている。


  • IVB期では、がんが骨盤内のリンパ節に拡がっているか、体の他の部位に転移している。

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再発外陰がん

再発 外陰がんとは、治療後に再発した(再び現れた)がんです。再発は、外陰部に起こることもあれば、体の他の部位に起こることもあります。

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治療選択肢の概要

外陰がんの患者さんには様々な治療法が存在します。

外陰がんの患者さんは様々な治療を受けることができます。そのなかには標準治療(現在使用されている治療法)もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、がんの患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

標準治療として以下の4種類が用いられています:
手術

手術は外陰がんに対して最も多く用いられている治療法です。手術の目標は、女性としての性機能を一切失わずに全てのがんを取り去ることです。以下の手術のいずれかが実施されます:


  • レーザー手術レーザー光線(細くて強力な光)をメスのように用いて、出血を起こさずに組織を切ったり、表面にできた病巣腫瘍など)を切除したりする手術法。

  • 広範囲局所切除術:がん全体と周囲の正常組織の一部を切除する手術法。

  • 根治的局所切除術:がんとともに周囲の正常組織を大量に切除する手術法。鼠径部の所属リンパ節を併せて切除する場合もあります。

  • 超音波外科用吸引(USA):極めて微細な振動により腫瘍を小片に破砕する外科的手技。腫瘍の小片は洗浄され、吸引により除去されます。この手技は、周辺の組織に与える損傷が少なくてすみます。

  • 外陰切除術:外陰部の一部または全体を切除する手術法で、以下のようなものがある:
    • 外陰表皮切除術:外陰部内のがんが存在する領域の皮膚の最上層を切除する手技。場合によっては、切除した領域に他の部位の皮膚を移植する必要があります。

    • 改良型根治的外陰切除術:外陰部の一部を切除する手術法。付近のリンパ節を切除する場合もあります。

    • 根治的外陰切除術:外陰部全体を切除する手術法。付近のリンパ節も切除されます。


  • 骨盤内臓器摘出術:下部結腸直腸膀胱を摘出する手術法。子宮頸部卵巣、および付近のリンパ節も併せて切除されます。これと同時に、尿便を体外に取り付けたバッグまで送り出すための開口部(ストーマ)が人工的に造られます。

たとえ医師が手術の際に確認できる全てのがんを切除したとしても、患者さんによっては、残っているがん細胞を全て死滅させることを目的として、術後に化学療法放射線療法が実施される場合があります。このようにがんの再発リスクを低減させるために手術の後に行われる治療は、術後補助療法と呼ばれます。

放射線療法

放射線療法は、高エネルギーX線などの放射線を利用してがん細胞を死滅させる治療法です。放射線療法には2種類のものがあります。外照射療法は、体外に設置された装置を用いてがんに放射線を照射する方法です。内照射療法は、放射性物質を針やシード、ワイヤー、カテーテルなどの中に封入して、それを直接がん組織の内部や付近に留置する方法です。放射線療法の実施方法は、治療対象となるがんの種類と病期に応じて異なります。

化学療法

化学療法は、を用いてがん細胞を殺傷したりその細胞分裂を妨害したりすることによって、がんの増殖を阻止する治療法です。化学療法が経口投与や静脈内または筋肉内への注射によって行われる場合、投与された薬は血流に入って全身のがん細胞に到達します(全身化学療法)。脳脊髄液内や臓器内、もしくは腔などの体内に薬剤を直接注入する化学療法や皮膚の上に直接薬剤を塗る化学療法では、薬はその領域にあるがん細胞に集中的に作用します(局所化学療法)。化学療法の実施方法は、治療対象となるがんの種類と病期に応じて異なります。

外陰がんに対する外用の化学療法は、クリームやローションを皮膚に塗る形式で行われます。

詳しい情報については、外陰がんの治療薬として承認されている薬剤(英語)をご覧ください。

生物学的療法

生物学的療法は、患者さんの免疫系を利用してがんを撃退する治療法です。体内で生産された物質や製造ラボで合成された物質を用いることによって、体が本来もっているがんに対する抵抗力を高めたり、誘導したり、回復させたりします。この種の治療法は生物療法や免疫療法とも呼ばれます。

イミキモドは外陰部の病変の治療に使用される生物学的薬剤で、クリームを皮膚に塗って使用します。

この他にも新しい治療法が臨床試験で検証されています。

臨床試験に関する情報は、NCIのウェブサイトから入手することができます。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験はがんの研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日のがんの標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

患者さんはがん治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療では状態が改善されなかった患者さんに向けた治療法を検証する試験もあります。がんの再発を阻止したり、がん治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。詳しくは、治療選択肢のセクションにある現在進行中の治療臨床試験へのリンクを参照してください。そこで検索された情報はNCIの臨床試験一覧のものです。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

がんの診断病期判定のために実施される検査のなかには、繰り返し行われるものがあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、患者さんの状態の変化やがんの再発(再び現れること)の有無を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

外陰がん再発していないかを確認するために、定期的な経過観察を受けることが重要です。

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病期ごとの治療選択肢

外陰上皮内腫瘍(VIN)

外陰上皮内腫瘍(VIN)の治療法には以下のようなものがあります:


I期の外陰がん

I期外陰がんの治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、I期外陰がんの患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

II期の外陰がん

II期外陰がんの治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、II期外陰がんの患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

III期の外陰がん

III期外陰がんの治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、III期外陰がんの患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

IV期の外陰がん

IVA期外陰がんの治療法には以下のようなものがあります:


IVB期外陰がん標準治療は確立されていません。新しい治療法の臨床試験に参加できる場合があります。

NCI支援のがん臨床試験リストから、IVB期外陰がんの患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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再発外陰がんの治療選択肢

再発した外陰がんの治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、再発外陰がんの患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、外陰がんの治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Adult Treatment Editorial Board. PDQ Vulvar Cancer Treatment. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/types/vulvar/patient/vulvar-treatment-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389324]

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免責事項

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