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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

がん医療における栄養(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2018-03-16
    翻訳更新日 : 2019-03-11

 このPDQがん情報要約では、がんの治療前、治療中、治療後に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Supportive and Palliative Care Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

がん医療における栄養の概要

がんの患者さんにとって、良好な栄養は重要です。

栄養とは、食物を摂取し、それを使用して体の成長や、健康の維持、さらには組織の入れ替えを行う過程のことです。良好な栄養は、健康を維持するために重要です。がんの治療前、治療中、治療後に正しい種類の食事を摂ることができれば、患者さんはより快適かつ活動的に生活できるようになります。健康な食事とは、体が必要とする重要な栄養素ビタミンミネラル蛋白質、炭水化物、脂肪、水)を含む食べ物と飲み物を十分に摂取できる食事のことです。

がん治療中も治療後も、健康な食事習慣を保つことは重要です。

栄養療法は、がんの患者さんが治療中と治療後の両方で、健全な体重と体力を維持し、組織の健康を保ち、副作用を減らすために行われます。

登録栄養士は医療チームの重要な一員です。

登録栄養士(または栄養士)は、がん治療とがんからの回復に関与する医療専門家チームの一員です。栄養士は患者さん、ご家族、他の医療チームのメンバーと協力して、がん治療中と治療後の患者さんの食事を管理します。

がん自体やがん治療が原因で、栄養面に悪影響を及ぼす副作用が生じる場合があります。

多くの患者さんは、がんやがん治療の影響のために十分な量の食べ物を摂取することができません。以下の種類のがん治療は、栄養に影響を及ぼします:


頭部、頸部、食道膵臓肝臓などががん治療の影響を受けると、健康を保つのに十分な栄養素を摂取することは非常に難しくなります。

がん自体やがん治療が原因で、栄養失調になる場合があります。

がんおよびがん治療は、味覚や嗅覚、食欲、十分な量の食物を摂取する能力、さらには摂取物から栄養素を吸収する能力に影響を及ぼします。これが栄養失調という、主要な栄養素が欠如した病態を引き起こすことがあります。アルコールの乱用と肥満は栄養失調のリスクを高める可能性があります。

栄養失調により、患者さんは衰弱、疲弊し、感染への抵抗力が低下して、がん治療を継続できなくなることがあります。がんの増殖や転移に伴い、栄養失調も悪化することがあります。

適正量の蛋白質とカロリーの摂取は、治癒の促進、感染への抵抗、十分なエネルギーの供給にとって重要です。

がんの患者さんでは、食欲不振と悪液質が栄養失調の一般的な原因です。

食欲不振は食欲が失われ、食べたいという気持ちがわかない状態です。これはがんの患者さんによくみられる症状です。食欲不振は、がんの早期の段階で発生する場合もあれば、腫瘍が増殖または転移してから発生する場合もあります。患者さんによっては、がんと診断された時点ですでに食欲不振がみられる場合もあります。進行がんの患者さんは、ほとんどが食欲不振になります。食欲不振は、がんの患者さんにみられる栄養失調の原因のなかで最も多くを占めています。

悪液質とは、脱力、体重の減少、脂肪や筋肉の減少を特徴とする病態です。食事と消化に悪影響を及ぼす腫瘍をもつ患者さんに多くみられます。ものをよく食べているがん患者さんでも、腫瘍が増殖して脂肪や筋肉が蓄積されない状態にあると、悪液質を起こす場合があります。

一部の腫瘍は、体が特定の栄養素を利用する方法に変化を及ぼします。影響を受ける栄養素には蛋白、炭水化物、脂肪などがあり、特に胃や腸、頭頸部に発生した腫瘍では大きな影響が生じます。患者さんが十分な量を食べているように見えても、食べ物に含まれる栄養素の一部しか吸収できていない場合もあります。

がんの患者さんでは、食欲不振と悪液質が同時に起こることもあります。

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がんの治療が栄養に与える影響

治療の副作用の詳細については、症状の治療のセクションをご覧ください。

化学療法とホルモン療法
化学療法とホルモン療法は栄養に様々な影響を及ぼします。

化学療法は全身の細胞に影響を及ぼします。化学療法では薬物を使用して、がん細胞を殺傷したり細胞分裂を妨げたりすることで、がんの増殖を抑止します。しかし、もともと活発に増殖および分裂する性質を持つ正常な細胞も殺傷してしまいます。そういった細胞は口腔や消化管に存在しています。

ホルモン療法では、ホルモンの追加や阻害、または除去を行います。特定のがんの増殖を遅らせたり抑止したりする目的で行われます。ホルモン療法の種類によっては、体重が増加することがあります。

化学療法とホルモン療法は様々な栄養の問題を引き起こします。

化学療法の副作用として、摂食と消化に問題が起こる場合があります。複数の化学療法薬が投与されると、それぞれの薬剤が異なる副作用を引き起こしたり、副作用が同じでも、より重度になったりすることがあります。

よくみられる副作用には以下のものがあります:


  • 食欲の減退。

  • 吐き気

  • 嘔吐

  • ドライマウス。

  • 口内やのただれ。

  • 味覚の変化。

  • 嚥下障害(物を飲み込む動作の問題)。

  • 少し食べただけで感じる満腹感。

  • 便秘

  • 下痢

ホルモン療法を受けている患者さんは、体重増加を予防するために食事内容の見直しが必要になる場合があります。

放射線療法
放射線療法は治療対象部位の細胞を殺傷します。

放射線療法は、治療対象部位のがん細胞と正常な細胞の両方を殺傷します。副作用の程度は以下の要因に左右されます:


放射線療法は栄養に影響を及ぼす可能性があります。

消化器系に対する放射線療法では、栄養面の問題を引き起こす副作用が発生します。ほとんどの副作用は放射線療法の開始から2~3週間後に発生し、放射線療法の終了後、数週間で消失します。しかし、副作用によっては、治療の終了後、数ヵ月または数年にわたって継続するものもあります。

よくみられる副作用の例は以下の通りです:


  • 脳または頭頸部への放射線療法
    • 食欲の減退。

    • 吐き気。

    • 嘔吐。

    • ドライマウスまたは唾液の粘度増加。ドライマウスを治療する薬剤が投与されることもあります。

    • 口内炎と歯ぐきの炎症。

    • 味覚の変化。

    • 嚥下障害(物を飲み込む動作の問題)。

    • 嚥下(ものを飲み込む動作)時の痛み。

    • 口を大きく開けることができなくなる。


  • 胸部への放射線療法
    • 食欲の減退。

    • 吐き気。

    • 嘔吐。

    • 嚥下障害(物を飲み込む動作の問題)。

    • 嚥下(ものを飲み込む動作)時の痛み。

    • 上部食道に生じた変化によって引き起こされる窒息または呼吸障害。


  • 腹部骨盤直腸に対する放射線療法

放射線療法が原因で疲労が生じ、その結果として食欲の減退が起きる場合もあります。

手術
手術を行うと、体はより多くの栄養素とエネルギーを必要とするようになります。

手術の治癒や感染に対する防衛、手術からの回復などのために、通常よりも多くのエネルギーと栄養素が必要です。手術前に患者さんに栄養失調がみられる場合には、術後に傷の治りが遅れたり、感染症にかかったりするなどの問題が生じる可能性があります。こうした患者さんには、栄養療法を手術前に開始することもあります。

頭頸部、食道、胃、腸に対する手術は、栄養に影響を及ぼす可能性があります。

ほとんどのがん患者さんが手術を受けます。特定の臓器の全てまたは一部を摘出する手術により、食べ物の摂取や消化に影響が及ぶことがあります。

次の栄養上の問題は手術によって引き起こされます:


  • 食欲の減退。

  • 噛む動作の障害。

  • 嚥下障害(物を飲み込む動作の問題)。

  • 少し食べただけで感じる満腹感。

免疫療法
免疫療法は栄養に影響を及ぼす可能性があります。

免疫療法の副作用は、患者さんによっても、また投与される免疫療法薬の種類によっても異なります。

よくみられる栄養面での問題には以下のものがあります:


  • 疲労。

  • 発熱

  • 吐き気。

  • 嘔吐。

  • 下痢。

幹細胞移植
幹細胞移植を受ける患者さんには特別な栄養管理が必要です。

化学療法や放射線療法、あるいは幹細胞移植の前または最中に使用される薬剤によって、患者さんに副作用が生じ、普段どおりの食事や消化ができなくなることがあります。

よくみられる副作用には以下のものがあります:


  • 口内炎や咽頭炎。

  • 下痢。

幹細胞移植を受ける患者さんは感染リスクが高くなります。患者さんが移植前に化学療法や放射線療法を受けると、感染に抵抗する白血球の数が減少します。こうした患者さんは安全な食事管理について学び、感染源になるおそれのある食品を避けることが重要です。

幹細胞移植後の患者さんは、急性または慢性の移植片対宿主病(GVHD)のリスクが高くなります。GVHDは消化管肝臓に悪影響を及ぼし、患者さんが食品を摂取してその栄養を吸収する機能に変化をもたらすことがあります。

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がん医療における栄養評価

医療チームは食事と体重の推移に関する質問をすることがあります。

スクリーニングを行い、栄養不良のリスクを高める健康上の問題を探します。得られた情報は、患者さんが栄養不良になりそうかどうか、栄養療法が必要かどうかを判断する際の参考になります。

医療チームは以下の点に関する質問を行うことがあります:


  • 最近1年間の体重の変化。

  • 食べた食品の量と種類に関する変化。

  • 食欲の低下、吐き気嘔吐下痢便秘、口内炎、ドライマウス、味覚や嗅覚の変化、痛みなど、摂食に影響を及ぼす症状の有無。

  • 歩行や日常生活活動(着替え、就寝と起床、着席と起立、入浴やシャワー、トイレの利用)を行う能力。

全身の健康と疾患の徴候を調べる身体診察が実施されます。患者さんは体重や体脂肪、筋肉量を測定され、体内に過剰に水分が溜まっていないか調べる検査を受けます。

患者さんの栄養状況を改善するために、カウンセリングと食事の変更が行われます。

登録栄養士は患者さんやご家族と共同で、患者さんの栄養面を改善する方法を検討し助言します。また、患者さんに必要な栄養素と食事に基づいて、ケアを行います。食事の変更は、がんやがん治療によって生じる症状を減らすために行われます。摂取する食品の種類や量、食べる頻度、どのように食べるか(特定の温度で、あるいはストローを使用して食べるなど)を変更します。

登録栄養士は医療チームの他のメンバーと協力して、がん治療を受けている患者さんや回復期にある患者さんの栄養面での健全性を調べます。医療チームには、栄養士のほかにも以下の専門家が属しています:


進行がんの患者さんに対する栄養療法の目標は、全体的な治療計画に応じて異なります。

進行がんの患者さんに対する栄養療法の目標は、できるだけ高い生活の質を実現し、苦痛を引き起こす症状を管理することです。

進行がんの患者さんは、抗がん剤療法緩和ケアを受けることもあれば、緩和ケアだけを受けたり、ホスピスケアを利用したりすることもあります。栄養の目標は患者さんによって異なります。治療によっては、患者さんの役に立っていない場合に中止されることがあります。

ケアの焦点ががん治療からホスピスや終末期ケアに移るにつれて、栄養の目標も積極性が薄れて穏やかになり、患者さんをできるだけ快適な状態に保つためのケアに変化します。終末期の栄養に関する詳しい情報については、下記の終末期に必要な栄養のセクションをご覧ください。

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症状の治療

がんやがん治療による副作用の影響で普通に食事ができない場合は、患者さんが必要な栄養を摂取できるように変更を行うことがあります。通常は、カロリー蛋白ビタミンミネラルを多く含む食べ物を摂取することが重要です。しかしながら食事計画は、必要な栄養素と食べ物の好みを考慮して立てるべきです。

以下では、がんやがん治療が原因で生じる一般的な症状をいくつか取り上げ、それらに対する治療法や管理法を示します。

食欲不振

食欲不振食欲が低下し、ものを食べたいと思わない状態)のがん患者さんには、以下のような対策が有効となる場合があります:


  • 蛋白質やカロリーを豊富に含む食事をとる。以下のような高蛋白の食べ物を選びます:
    • マメ。

    • 鶏肉。

    • 魚。

    • 肉。

    • ヨーグルト。

    • 卵。


  • 蛋白質を強化したミルクを入れるなどして、蛋白質を追加する。

  • 食事を開始したばかりで食欲があるうちに、高蛋白の食べ物を食べる。

  • 食事中の飲み物は少量に抑えておく。

  • 固形物を食べたくない場合は、ミルクセーキ、スムージー、ジュース、スープなどを飲む。

  • 香りの良い食べ物を食べる。

  • 食べたことのない食品や料理を試す。

  • 栄養価が高いブレンド飲料を試す(事前に担当医や登録栄養士に確認してください)。

  • 1日を通してたびたび、少量の食事や健康に良い間食をとる。

  • 気分と体調のよいときに、多めに食べる。

  • 朝食、昼食、夕食のいずれかで、最も空腹を感じるときにしっかりした食事をとる。

  • 空腹になったときにすぐに食べられるように、好きな食べ物を小分けにして保存しておく。

  • 食欲が出るようにできるだけ活動的に過ごす。

  • 症状を軽減し、後味を少なくするために、歯磨きをして口をすすぐ。

  • 吐き気嘔吐、味覚や嗅覚の変化など、摂食に問題がある場合は、担当医や登録栄養士に相談する。

食事にこれらの変更を加えても食欲不振が軽減されない場合は、毎日十分な栄養をとるために、経管栄養が必要になる場合があります。

食欲を増進させる薬物が用いられることもあります。詳細については、食欲不振と体重減少の治療薬のセクションをご覧ください。

吐き気

がんの患者さんの吐き気に対処するには以下の対策が役立ちます:


  • 食べたいものを食べる。具合が悪くなるものを無理に食べないようにします。たとえ好物でも、気分の悪さと結び付くようなら控えるようにしてください。

  • 胃にもたれる食べ物より、あっさりしていて軟らかく、消化の良い食べ物を食べる。

  • 1日を通してクラッカー、スティックパン、トーストなどの乾燥した食べ物を食べる。

  • 食パンのトースト、プレーンヨーグルト、澄んだスープなど、にやさしい食べ物を食べる。

  • 朝に吐き気がする場合は、寝床から出る前に何もつけないトーストやクラッカーを食べる。

  • 室温(熱くも冷たくもない温度)の食べ物や飲み物をとる。

  • 1日を通して水分を少しずつゆっくり飲む。

  • 口の中に不快な味を感じたら、ペパーミントやレモンドロップなどのキャンディーをなめる。

  • 匂いの強い食べ物や飲み物を避ける。

  • 1日3回の食事の代わりに、少量ずつ5~6回に分けて食べる。

  • 食事中には水分をあまりとらないようにして、満腹感や膨満感を感じにくくする。

  • 食事や軽食を抜かない。胃が空になると、吐き気が強くなることがあります。

  • 食事の前後に口をゆすぐ。

  • 調理のにおいが届くまたは暖かすぎる部屋での食事は避ける。居住空間を適温に保ち、十分に換気してください。

  • 食後1時間は座るか頭を高くして横になる。

  • 計画的に飲食に最適な時間を設定する。

  • 毎回、がん治療を受ける前にはリラックスする。

  • ゆったりして快適な衣服を着る。

  • 吐き気を感じたタイミングと理由を記録しておく。

  • 制吐薬の使用について、医師と相談する。

嘔吐

がんの患者さんの嘔吐に対処するには以下の対策が役立ちます:


  • 嘔吐が止まるまで、何も飲食しないようにする。

  • 嘔吐が止まったら、少量の清澄液(澄んだ液体)を飲む。

  • 清澄液を飲んでも嘔吐しなければ、漉したスープやミルクセーキなど、胃に優しい液体を飲む。

  • 1日3回の食事の代わりに、少量ずつ5~6回に分けて食べる。

  • 嘔吐した後は背筋を伸ばして座り、前方に体を傾ける。

  • 担当医に嘔吐を予防または管理する薬物を出してもらう。

ドライマウス

がんの患者さんのドライマウスには以下の対策が役立ちます:


  • 飲み込みやすい食べ物を食べる。

  • ソース、グレイビーソース、サラダドレッシングをかけて、食べ物に汁気を加える。

  • 甘みまたは酸味の強い飲食物をとり、唾液の分泌を促進する。

  • ガムを噛んだり、ハードキャンディー、アイスキャンディー、氷をなめる。

  • 1日を通して水分を少しずつ飲む。

  • ビール、ワイン、その他のアルコール飲料を飲まないようにする。

  • 口内を刺激する可能性のある食品を食べない(スパイシーな食べ物、酸味や塩気の強いもの、硬いあるいは尖った食品など)。

  • リップクリームで唇を保湿する。

  • 1~2時間ごとに口をすすぐ。アルコールの入った口腔洗浄剤は使わないようにします。

  • あらゆる形態のタバコを喫煙せず、環境タバコ煙を避ける。

  • 口内とを覆って保護し、潤いを与えるために、人工唾液などの製品を使用することを担当医や歯科医に相談する。

口内炎

口内炎がみられる患者さんには、以下のような対策が実施されます:


  • ミルクセーキ、スクランブルエッグ、カスタードのような咀嚼しやすい軟らかい食べ物を食べる。

  • 食べ物が軟らかく、噛みやすくなるまで調理する。

  • 食べ物を小さく切る。ブレンダーやフードプロセッサーで、食べ物を滑らかにします。

  • 氷を口に含んで、感覚を麻痺させて鎮めます。

  • 料理は冷めてからまたは室温のものを食べる。熱い食べ物は口内を刺激する場合があります。

  • 飲み物はストローを使用して、口内の痛む箇所に触れないように飲む。

  • 噛む回数が少なくて済むように、咀嚼しやすい小さいスプーンを使用する。

  • 以下の食べ物は避けるようにする:
    • オレンジ、レモン、ライムなどの柑橘類。

    • スパイスの効いた食べ物。

    • トマトやケチャップ。

    • 塩辛い食べ物。

    • 生野菜。

    • 鋭く尖った部分のある食べ物。

    • アルコール飲料。


  • あらゆる形態のタバコを使用しない。

  • 免疫療法化学療法、または頭頸部への放射線療法を受ける2週間前までに、歯科医を受診する。

  • 毎日、口内に痛みや白い斑点、腫れて赤くなった部分がないか確認する。

  • 1日に3~4回、口をすすぐ。小さじ4分の1の重曹と、小さじ8分の1の塩、1カップの温水を混ぜて、口をすすぎます。アルコールの入った口腔洗浄剤は使わないでください。

  • 爪楊枝などの尖った器具を使用しない。

味覚の変化

がんの患者さんの味覚の変化には以下の対策が役立ちます:


  • 赤身の肉の代わりに、鶏肉、魚、卵とチーズを用いる。

  • 料理にスパイスやソースを加える(食べ物をマリネする)。

  • 肉は、クランベリーソース、ゼリー、アップルソースなど甘いものと一緒に食べる。

  • 酸っぱい食べ物や飲み物を試す。

  • 口内に金属味や苦味を感じるときは、砂糖を含まないレモン汁、ガム、ミントを使う。

  • 食べ物に金属味を感じる場合は、プラスチックの食器を使用し、金属製の容器から直接飲まない。

  • 吐き気を催さないようであれば、好きな食べ物を食べてみる。調子がいいと感じるときに、新しい食べ物を試してみてください。

  • 菜食主義者用の本や中華料理の本で肉を含まない高蛋白のレシピを探す。

  • 食べ物の味がはっきりしないが不快ではない場合は、長く噛んで味蕾によく接触させる。

  • 匂いが気になる場合は、食べ物や飲み物に覆いを掛け、飲み物はストローで飲み、調理中は台所の換気扇を回しておくか外で調理する。

  • 歯を磨き、口内のケアをする。歯科医で検査を受けてください。

喉の痛みと嚥下障害

がんの患者さんの喉の痛みや嚥下障害には以下の対策が役立ちます:


  • ミルクセーキ、スクランブルエッグ、オートミールなどの調理済みシリアルといった、軟らかくて噛んで飲み込みやすい食べ物を食べる。

  • 高蛋白・高カロリーの飲食物を食べる。

  • 食べ物に肉汁、ソース、だし、ヨーグルトをかけて汁気を加える。

  • 喉の熱傷や喉への刺激を起こすおそれのある以下の食物を避ける:
    • 熱い食べ物や飲み物。

    • スパイスの効いた食べ物。

    • 性の強い食べ物やジュース。

    • 鋭い、または尖った部分のある食べ物。

    • アルコール飲料。


  • 食べ物が軟らかく、噛みやすくなるまで調理する。

  • 食べ物を小さく切る。ブレンダーやフードプロセッサーで、食べ物を滑らかにします。

  • 飲み物はストローで飲む。

  • 1日3回の食事の代わりに、少量ずつ5~6回に分けて食べる。

  • 飲食時は背筋を伸ばして座り、前方に少し体を傾け、食後も少なくとも30分は背筋を伸ばした姿勢を保つ。

  • タバコを使用しない。

  • 体力維持に必要な量を食べることができない場合は、経管栄養について担当医と話し合う。

乳糖不耐性

乳糖不耐性の症状がみられる患者さんには、以下のような対策を実施します:


  • 乳糖不使用または低乳糖の乳製品を使用する。ほとんどの食料雑貨店は「無乳糖」または「低乳糖」の表示がある食品(牛乳やアイスクリームなど)を扱っています。

  • ハードチーズ(チェダーなど)やヨーグルトなど、乳糖を少ししか含まない乳製品を選ぶ。

  • 大豆や米から作られた製品を試す(豆乳やライスミルク、氷菓など)。これらの製品に乳糖は含まれていません。

  • 問題を引き起こす乳製品のみを避ける。牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品は、問題が起きない程度に少量を食べるようにします。

  • 乳製品以外のカルシウムが添加された飲み物や食べ物を試す。

  • ブロッコリーや青物野菜など、カルシウムを多く含む野菜を食べる。

  • 乳製品を飲食するときはラクターゼの錠剤を飲む。ラクターゼは乳糖を分解し、消化を促します。

  • 自分専用の低乳糖または乳糖不使用の食品を用意する。

体重の増加

がんの患者さんが体重の増加を予防するには以下の対策が役立ちます:


  • 果物と野菜を多く食べる。

  • 全粒粉のパン、シリアル、パスタなど、食物繊維が豊富な食品を食べる。

  • 赤身の牛肉、脂肪を除去した豚肉、皮を取り除いた家禽(例えば鶏や七面鳥)の肉など、脂肪の少ない肉を選ぶ。

  • 低脂肪の乳製品を選ぶ。

  • 脂肪の摂取を控える(バター、マヨネーズ、デザート、揚げ物を食べる量を少なくする)。

  • 網焼き、蒸し、グリル、ローストなど脂肪を落とすことができる方法で調理する。

  • 塩分の摂取を控える。

  • 食べる楽しみと満足感が得られる食事をとる。

  • 空腹時にのみ食べる。ストレス、恐怖、抑うつが原因で食べてしまう場合は、カウンセリングや薬剤の使用を検討します。退屈感から食べてしまう場合は、楽しむことができる活動を探します。

  • 食事の量を減らす。

  • 毎日運動する。

  • 減量するための食事を開始する前に、担当医に相談する。

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栄養サポートの種類

栄養サポートは、食べ物を食べられない患者さんや正常に消化できない患者さんを支援するケアです。

できるだけ口から食物を食べることが理想です。しかし、がんやがん治療により発生した障害のため、口からは十分に食物を摂取できない患者さんもいます。

栄養サポートは複数の方法で行うことができます。

栄養士によるカウンセリング食事の変更のほかに、栄養療法では、栄養補助ドリンクや経腸栄養非経腸栄養などを用いたサポートが行われます。栄養補助ドリンクは、がんの患者さんが必要な栄養素を摂取するのに役立ちます。エネルギー、蛋白質、脂肪、炭水化物食物繊維ビタミンミネラルを補給することができます。しかし、これだけで患者さんの栄養を全てまかなうことはできません。

必要な量のカロリーと栄養を摂取できない患者さんは、次の方法で栄養の供給を受けることがあります。


  • 経腸栄養法:の中に挿入したチューブを介して栄養を注入する方法。

  • 非経腸栄養法:血流内に栄養を注入する方法。

栄養素は調整された液体、つまり水分、蛋白質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどを含有した液体として供給されます。

がん治療中に栄養サポートを行えば、がんの患者さんの生活の質を改善することができますが、栄養サポートの実施を決定する前にその害について検討を行うべきです。患者さんと医療チームは、各種の栄養サポートの有害性と有益性について話しあうべきです。終末期の栄養サポートの使用に関する詳しい情報については、下記の終末期に必要な栄養のセクションをご覧ください。

経腸栄養法
経腸栄養法は経管栄養法とも呼ばれます。

経腸栄養法では、胃や小腸に留置したチューブから液体状の栄養素(栄養剤)を注入します。以下のような栄養チューブが用いられます:


  • 経鼻胃管は、鼻と咽頭から胃または小腸まで挿入します。このチューブは経腸栄養が数週間だけ必要な場合に用いられます。

  • 胃瘻管腹部の体表に作られた開口部から胃の中に挿入し、空腸瘻管は同様の開口部から小腸の中に挿入します。このチューブは、経腸栄養が長期間にわたって実施される場合や、患者さんの鼻や咽頭にチューブを挿入できない場合などに用いられます。

栄養剤の種類は、患者さんに固有の必要性に基づいて決定されます。糖尿病などの疾患を抱えている患者さんや、宗教的または文化的な食習慣といった別種の必要性がある患者さん用の栄養剤も存在します。

非経腸栄養法
非経腸栄養法では、血流内に直接栄養が注入されます。

非経腸栄養法は、患者さんが口から食べ物を摂取できず、なおかつ経腸栄養法も行えない場合に用いられます。非経腸栄養法では、胃や腸での食べ物の消化は行われません。この方法では、静脈内に挿入されたカテーテルから栄養液が直接血液中に注入されます。この栄養液には、蛋白質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。

カテーテルは胸部か腕の静脈に留置します。

中心静脈アクセスカテーテルは皮膚の下から上胸部の大きな静脈の中に留置します。外科医が適切な場所にカテーテルを配置します。この種類のカテーテルは非経腸栄養法を長期間実施する場合に用いられます。

中心静脈カテーテル:図では、中心静脈カテーテルが右鎖骨下方の静脈から上大静脈と呼ばれる心臓右上の大きな静脈まで通っている。拡大図は、胸部右側の中心静脈カテーテルを透明なプラスチックのドレッシングで覆っている様子を示している。



中心静脈カテーテル。中心静脈カテーテルは静脈に挿入する細く柔軟な管で、通常は右鎖骨下方から上大静脈という心臓右上の大きな静脈まで通します(到達させます)。このカテーテルは、静脈内への輸液や輸血、化学療法薬などの薬物投与に用いられます。また、血液サンプルの採取にも使用されます。何度も針を刺さずにすむよう、数週間から数ヵ月にわたって留置することがあります。



末梢静脈カテーテルは腕の静脈の中に留置します。訓練を受けた医療スタッフが適切な場所に末梢静脈カテーテルを配置します。通常、この種類のカテーテルは、中心静脈アクセスカテーテルを使用できない患者さんに、非経腸栄養法を短期間実施する場合に用いられます。

末梢静脈カテーテル:図では、末梢静脈カテーテルを前腕の静脈に挿入し、カテーテルのチューブを固定して端部にキャップをかぶせている。



末梢静脈カテーテル。末梢静脈カテーテルは細くて柔軟性のある管で、静脈に挿入します。通常は前腕や手の甲から挿入します。このカテーテルは、静脈内への輸液や輸血、化学療法薬などの薬物投与に用いられます。



カテーテルが体内に入る部位に感染や出血がないか頻繁なチェックが行われます。

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食欲不振と体重減少の治療薬

食欲不振と体重減少の治療で、栄養療法とともに薬物が使用されることがあります。

摂食に影響を及ぼし、体重減少の原因となるがん症状副作用を早期に治療することが重要です。栄養療法薬物投与も、がんやがん治療が体重減少に及ぼす影響を軽減することができます。

食欲不振と体重減少の治療には様々な薬物が使用されます。

プレドニゾンメゲストロールなど、食欲を増進させて体重増加を引き起こす薬物が、食欲不振と体重減少の治療に使用されることがあります。複数の研究で、これらの薬物の効果が長く持続しない場合や効果がない場合があることが示されています。複数の薬物を併用する治療は、1種類の薬物による治療より効果が高い場合があります。しかし薬物の併用による治療を受けた患者さんには、より多くの副作用がみられることがあります。

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終末期に必要な栄養

終末期には栄養の必要性が変化します。

終末期の患者さんには、症状の緩和と十分な栄養摂取が栄養療法の目標となります。

終末期には以下のような症状がよく起こります:


嚥下障害がある患者さんは、薄い飲み物よりも濃い飲み物のほうが飲み込みやすいことがあります。

患者さんはしばしば空腹感を全く感じなくなり、ごく少量しか食べ物を欲しなくなる場合もあります。水を少し飲む、氷を口に含む、口腔ケアを行うなどの方法で、最期の数日間の渇きを癒やすことができます。医療チームとよくコミュニケーションをとることは、患者さんの栄養の必要性に関する変化を把握するうえで重要です。

患者さんとご家族の方が、終末期に栄養と水分をどのくらい摂取するかを判断します。

がんの患者さんとその介護者には、十分な説明を受けた上で判断を下す権利があります。患者さんの宗教的または文化的な必要性が、こうした判断に影響を及ぼすこともあります。医療チームは、判断を下すにあたって、患者さんの宗教や文化に関する指導者と連携する場合があります。医療チームと登録栄養士は、終末期に患者さんの栄養サポートを行う有益性とリスクを説明することができます。ほとんどの場合は、有益性よりも有害性のほうが大きくなります。

終末期に経腸栄養法を使用するリスクには以下のものがあります:


  • 非経腸栄養を受けている場合の敗血症血液中や組織内に細菌やその毒素が存在している病態)。

  • 経腸栄養を受けている場合の誤嚥(食べ物や水分を不意にへと吸い込んでしまうこと)。

  • 経腸栄養のチューブを挿入した部位の皮膚に生じる炎症や損傷。

  • 経腸栄養または非経腸栄養を受けている場合の下痢

  • 経腸栄養または非経腸栄養を受けている場合の水分過負荷(血液中の水分が過剰になっている状態)による合併症

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がんにおける栄養の動向

がんの患者さんは予後を改善するために、特別な食事を試すことがあります。

がんの患者さんは治療の効果を高めたり、副作用予防したり、がんそのものを治療したりするために、特別な食事を試すことがあります。しかし、こうした特別な食事のほとんどに有効性の根拠はありません。

菜食主義の食事

ベジタリアンの食習慣、すなわち菜食主義の食事が、がん治療の副作用の軽減や患者さんの予後の改善につながるかどうかは不明です。患者さんがすでに菜食主義の食事を実践している場合に、別の食事法に切り替える必要があることを示す証拠はありません。

マクロビオティックダイエット

マクロビオティックダイエットは高炭水化物、低脂肪、植物中心の食事です。この食事ががんの患者さんに有用であることを実証した研究はありません。

ケトン食

ケトン食では炭水化物を制限し、脂肪を多く摂取します。この食事の目的は、腫瘍 細胞が成長と増殖に利用するブドウ糖(グルコース)の量を減らすことです。この食事は、必要な脂肪、炭水化物、蛋白質の量が厳密に決まっているため、実践が容易ではありません。しかし、この食事は安全です。

現在、複数の臨床試験で、ケトン食が膠芽腫の活性に影響を及ぼすかどうかを調べるために、膠芽腫の患者さんの登録が行われています。ケトン食を始めたいと考えている膠芽腫の患者さんは、担当医に相談し、登録栄養士の協力の下で行うようにしてください。しかし、ケトン食が腫瘍やその症状にどのような影響を及ぼすかは、現在のところ不明です。

がんの患者さんは栄養補助食品を使用していることがあります。

栄養補助食品はケトン食に追加される製品です。通常は服用し、通常は1種類以上の食用成分が含まれています。がんの患者さんは、症状の改善やがんの治療を目的として、栄養補助食品を摂取することがあります。

ビタミンC

ビタミンCは体の機能や健康を保つために少量だけ必要な栄養素です。感染を防ぎ、傷を治し、組織の健康を保つ働きがあります。ビタミンCは果物や野菜に含まれています。栄養補助食品として摂取されることもあります。

がんの治療に使用される高用量ビタミンC静脈内投与に関する詳しい情報については、PDQの高用量ビタミンCに関する要約をご覧ください。

プロバイオティクス

プロバイオティクス(腸内有益菌)は、消化腸機能を整える目的で栄養補助食品として用いられる生きた微生物です。消化管の健康維持に役立つこともあります。

いくつかの研究で、放射線療法または化学療法中にプロバイオティクスを摂取すると、これらの治療により引き起こされる下痢の予防に有効となりうることが示されています。この効果は、特に腹部への放射線療法を受けている患者さんに顕著です。腹部への放射線療法または下痢を引き起こすことが知られている化学療法を受けているがんの患者さんには、プロバイオティクスが有効となる可能性があります。

メラトニン

メラトニン松果体(脳の中央付近に位置する小さな器官)で作られるホルモンです。メラトニンは体の睡眠サイクルの制御に関与します。製造ラボで作られ、栄養補助食品として摂取されることもあります。

複数の小規模研究で、化学療法や放射線療法とメラトニンの栄養補助食品の併用が固形腫瘍の治療に有効となりうることが示されています。治療の副作用を軽減する場合があります。メラトニンの副作用は確認されていません。

経口グルタミン

経口グルタミンアミノ酸の一種で、化学療法や放射線療法によって引き起こされる下痢や粘膜炎消化器系の内側を覆う組織の炎症で、よく見られるものに口内炎がある)の治療薬として研究されています。経口グルタミンには、粘膜炎を予防し、症状を軽減する効果があります。

腹部への放射線療法を受けているがんの患者さんに、経口グルタミンが有効となる場合があります。また、経口グルタミンは下痢の症状を和らげます。そのおかげで、患者さんが計画された治療を継続できる場合があります。

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栄養とがん医療についてさらに学ぶために

米国国立がん研究所

米国国立がん研究所 (NCI)が提供している栄養がん治療に関する情報については、副作用(英語)をご覧ください。

機関

栄養についての一般的な情報とその他の資源については、以下をご覧ください:



  • Academy of Nutrition and Dietetics(AND:米国栄養士会)

  • American Botanical Council(ABC:米国植物協議会)

  • American Cancer Society(ACS:米国がん協会)

  • American Institute for Cancer Research(AICR:米国がん研究協会)

  • American Society for Parenteral and Enteral Nutrition(ASPEN:米国静脈経腸栄養学会)

  • 米国国立補完統合衛生センター(NCCIH)
      888-644-6226(NCCIH Clearinghouse)
      866-464-3615 (toll free TTY)
      nccih.nih.gov

  • Office of Dietary Supplements(ODS:栄養補助食品事務局)

書籍


  • American Cancer Society's Healthy Eating Cookbook: A Celebration of Food, Friends, and Healthy Living.3rd ed. Atlanta, GA: The American Cancer Society, 2005.

  • Bloch A, Cassileth BR, Holmes MD, Thomson CA, eds.: Eating Well, Staying Well During and After Cancer.Atlanta, GA: American Cancer Society, 2004.

  • Ghosh K, Carson L, and Cohen E: Betty Crocker's Living with Cancer Cookbook: Easy Recipes and Tips Through Treatment and Beyond.New York, NY: Hungry Minds, 2002.

  • Weihofen DL, Robbins J, Sullivan PA: Easy-to-Swallow, Easy-to-Chew Cookbook: Over 150 Tasty and Nutritious Recipes for People Who Have Difficulty Swallowing.New York, NY: John Wiley & Sons, Inc., 2002.

  • Wilson JR: I-Can't-Chew Cookbook: Delicious Soft Diet Recipes for People with Chewing, Swallowing, or Dry Mouth Disorders.Alameda, Calif: Hunter House Inc., 2003.

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最新の臨床試験

NCIの臨床試験検索から、現在患者さんを受け入れているNCI支援のがん臨床試験を探すことができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。がんの種類、患者さんの年齢、試験が実施される場所から、臨床試験を検索できます。臨床試験についての一般的な情報もご覧いただけます。

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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、がんの治療前、治療中、治療後に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Supportive and Palliative Care Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Supportive and Palliative Care Editorial Board.PDQ Nutrition in Cancer Care.Bethesda, MD: National Cancer Institute.Updated <MM/DD/YYYY>.Available at: https://www.cancer.gov/about-cancer/treatment/side-effects/appetite-loss/nutrition-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389440]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、2,000以上の科学関連の画像が収載されています。

免責事項

PDQ要約の情報は、保険払い戻しに関する決定を行うために使用されるべきではありません。保険の適用範囲についての詳細な情報は、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手可能です。

お問い合わせ

Cancer.govウェブサイトを通じてのお問い合わせやサポートの依頼に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載しています。ウェブサイトのE-mail Usから、Cancer.govに対して質問を送信することもできます。

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