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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

副腎皮質がんの治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2016-05-27
    翻訳更新日 : 2017-02-17

PDQ Adult Treatment Editorial Board

 このPDQがん情報要約では、副腎皮質がんの治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

副腎皮質がん

副腎皮質がんについての一般的な情報

副腎皮質がんは、副腎の外側の層の中に悪性(がん)細胞ができるまれな疾患です。

副腎は体内に2つ存在します。副腎は小さく、三角形の形状をしています。それぞれの副腎は左右の腎臓のそれぞれの上に乗るように存在しています。副腎はそれぞれ2つの部分から構成されています。そのうち副腎の外層は副腎皮質と呼ばれます。一方、副腎の中心部は副腎髄質と呼ばれます。

副腎の解剖図:図は、腹部内の左右の副腎、左右の腎臓、主要な血管を示している。拡大図に示されている副腎の断面図は、副腎皮質と副腎髄質を表している。



副腎の解剖図。副腎は2つあり、左右の腎臓の上方に1個ずつ位置しています。各腺の外側は副腎皮質で、内側は副腎髄質です。



副腎皮質からは以下のような働きを担う重要なホルモンが分泌されています:


  • 体内における水分と塩分のバランスを調節する。

  • 正常な血圧の維持に関与する。

  • 蛋白、脂肪、炭水化物の体内における消費の調節に関与する。

  • 身体の男性的または女性的な特徴を発現させる。

副腎皮質がん(adrenocortical carcinoma)は副腎皮質のがん(cancer of the adrenal cortex)とも呼ばれます。副腎皮質の腫瘍機能性の(正常よりも多くのホルモンを分泌する)場合と非機能性の(正常よりも多くのホルモンを分泌しない)場合があります。ほとんどの副腎皮質腫瘍は機能性です。機能性の腫瘍から分泌されるホルモンは、一部の疾患の徴候症状の原因となる場合もあります。

副腎髄質からは、ストレスに対する身体の反応に関与するホルモンが分泌されます。副腎髄質に発生するがんは褐色細胞腫と呼ばれますが、本要約では扱われていません。詳しい情報については、PDQ褐色細胞腫と傍神経節腫に関する要約をご覧ください。

副腎皮質がんと褐色細胞腫は成人にも小児にも発生します。しかし、小児の場合の治療法は成人の場合のものとは異なります。(詳しい情報については、PDQの小児にはまれながんに関する要約の副腎皮質のがん褐色細胞腫と傍神経節腫のセクションをご覧ください。)

特定の遺伝性疾患のある人では、副腎皮質がんのリスクが高くなります。

疾患が発生する危険性を増大させるものは全てリスク因子と呼ばれます。リスク因子を持っていれば必ずがんになるというわけではありませんし、リスク因子を持っていなければがんにならないというわけでもありません。リスクについて不安がある場合は、担当の医師にご相談ください。

副腎皮質がんのリスク因子となる遺伝性疾患として、以下のものがあります:


副腎皮質がんの症状には、腹部の痛みなどがあります。

副腎皮質がんでは、以下のような徴候と症状がみられます:


  • 腹部のしこり。

  • 腹部または背部の痛み。

  • 腹部の膨満感。

非機能性の副腎皮質腫瘍の場合は、早の段階では徴候や症状が現れないこともあります。

機能性の副腎皮質腫瘍では、以下のホルモンのいずれかが過剰に分泌されます:


コルチゾールが過剰になった場合:


  • 顔面、頸部、体幹の肉付きがよくなり、腕や脚は逆に細くなる。

  • 顔面、上背部、腕などに細い毛が生えてくる。

  • 顔が丸く張ったような感じになり、さらに赤みを帯びる。

  • 頸部の後ろ側に脂肪のしこりができる。

  • 性別に関係なく、声が低くなり、生殖器官乳房が腫れてくる。

  • 筋力が低下する。

  • 糖値が上昇する。

  • 高血圧になる。

アルドステロンが過剰になった場合:


  • 高血圧になる。

  • 筋力が低下したり、筋肉の痙攣が起こりやすくなる。

  • 尿になる。

  • 喉が渇く。

テストステロンが過剰になった場合(女性):


  • 顔面、上背部、腕などに細い毛が生えてくる。

  • にきびができる。

  • 頭髪に脱毛が起きる。

  • 声が低くなる。

  • 月経周期がみられなくなる。

テストステロンの分泌が過剰になった男性の場合、徴候や症状は現れないのが通常です。

エストロゲンが過剰になった場合(女性):


  • 閉経を迎えていない女性の月経周期が不規則になる。

  • 閉経期を迎えた女性にからの出血がみられる。

  • 体重の増加。

エストロゲンが過剰になった場合(男性):


これらの徴候や症状などは、副腎皮質がんや他の病態によって引き起こされます。上記のような症状がみられる場合は医師の診察を受けてください。

副腎皮質がんの発見と診断には、血液と尿を調べる検査法が用いられます。

副腎皮質がんの診断に用いられる検査法や手技は、患者さんにみられる徴候と症状に応じて異なります。以下のような検査法や手技が用いられます:


  • 身体診察と病歴聴取:しこりなどの通常みられない疾患の徴候に注意しながら、総体的に身体を調べる診察法。患者さんの健康習慣、過去の病歴、治療歴なども調べます。

  • 24時間尿検査:24時間分の尿を溜めておき、その中に含まれるコルチゾールまたは17-ケトステロイドの量を測定する検査法。これらの値が正常値よりも高いということは、副腎皮質の疾患の徴候である可能性があります。

  • 低用量 デキサメタゾン抑制試験:少量のデキサメタゾン(薬剤詳細へ)を1回~数回投与して行われる検査法。血液のサンプルか3日間採取した尿のサンプルを調べてコルチゾールの濃度を測定します。この検査は副腎でコルチゾールが過剰に作られているかどうかを判別するために実施されます。

  • 高用量デキサメタゾン抑制試験:多量のデキサメタゾン(薬剤詳細へ)を1回~数回投与して行われる検査法。血液のサンプルか3日間採取した尿のサンプルを調べてコルチゾールの濃度を測定します。この検査は、副腎でコルチゾールが過剰に作られているかどうか、あるいは下垂体が副腎にコルチゾールを過剰に作らせる指示を出していないかを判別するために実施されます。

  • 血液生化学検査 :採取した血液を調べて、体内の臓器や組織から血液中に放出される特定の物質(カリウムナトリウムなど)の濃度を測定する検査法。ある物質で異常値(正常値より高い値、もしくは低い値)が出るということは、何らかの疾患の徴候である可能性があります。

  • CTスキャン(CATスキャン):体内の領域を様々な角度から撮影して、精細な連続画像を作成する検査法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器や組織をより鮮明に映し出すために、造影剤静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

  • MRI(磁気共鳴画像法):磁気、電波、コンピュータを用いて、体内領域の精細な連続画像を作成する検査法。この検査法は核磁気共鳴画像法(NMRI)とも呼ばれます。副腎皮質がんの診断では腹部のMRI検査が行われます。

  • 副腎血管造影 :副腎周辺の動脈とそこでの血流の状態を観察する検査法。まず造影剤を副腎動脈の中に注射します。その造影剤が動脈内を移動している間にX線による連続撮影を行い、それらの動脈に塞がった部分がないかを調べます。

  • 副腎静脈造影 :副腎周辺の静脈とそこでの血流の状態を観察する検査法。まず造影剤を副腎静脈の中に注射します。その造影剤が静脈内を移動している間にX線による連続撮影を行い、それらの静脈に塞がった部分がないかを調べます。血液のサンプルを採取するためにカテーテル(非常に細い管)が静脈内に挿入される場合もあり、これを検体として、ホルモン濃度に異常がないかが調べられます。

  • PETスキャン(陽電子放射断層撮影):体内の悪性腫瘍細胞を検出するための検査法。まず放射性のあるブドウ糖の溶液を少量だけ静脈内に注射します。その後、周囲を回転しながら体の内部を調べていくPETスキャナという装置を用いて、ブドウ糖が消費されている体内の領域を示す画像を作成していきます。悪性腫瘍細胞は、正常な細胞よりも活発でブドウ糖をより多く取り込む性質があるため、画像ではより明るく映し出されます。

  • MIBGスキャン :まずMIBGと呼ばれる放射性物質をごく少量だけ静脈内に注入し、血液に乗せて全身に巡らせます。この放射性物質は副腎の細胞に取り込まれ、放射線を測定する装置により検出されます。このスキャンは副腎皮質がんと褐色細胞腫を判別するために実施されます。

  • 生検 :細胞や組織を採取する手技のことで、採取されたサンプルは病理医によって顕微鏡で観察され、がんの徴候がないかどうか調べられます。穿刺吸引(FNA)生検では細い針を使用してサンプルを採取し、コア生検では太い針で採取します。

特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後回復の見込み)と治療の選択を左右する因子には以下のものがあります:


  • がんの病期(腫瘍の大きさ、がんに侵されているのは副腎だけか、あるいは他の部位にも転移しているのか)。

  • 手術によって腫瘍を完全に取り除くことができるかどうか。

  • 過去に治療されたがんかどうか。

  • 患者さんの健康状態。

  • 腫瘍細胞の悪性度(顕微鏡で見たときに外観がどのくらい正常な細胞と異なるか)。

副腎皮質がんは、早期の段階で治療すれば治癒させることも可能です。

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副腎皮質がんの病期

副腎皮質がんの診断がついた後には、副腎内でのがん細胞の拡がりや他の部位への転移の有無を明らかにするために、さらに検査が行われます。

がん副腎内での拡がりや他の部位への転移の有無を調べていくプロセスは、病期分類と呼ばれます。この過程で集められた情報を基にして病期が判定されます。治療計画を立てるためには病期を把握しておくことが重要です。病期分類の過程では以下のような検査法や手技が用いられます:


  • CTスキャン(CATスキャン)腹部や胸部など体内の領域を様々な角度から撮影して、精細な連続画像を作成する検査法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器組織をより鮮明に映し出すために、造影剤静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

  • ガドリニウムを用いたMRI(磁気共鳴画像法):磁気、電波、コンピュータを用いて、体内領域の精細な連続画像を作成する検査法。まずガドリニウムと呼ばれる物質を患者さんの静脈内に注射します。ガドリニウムにはがん細胞の周辺に集まる性質があるため、撮影された画像ではがん細胞が明るく映し出されます。この検査法は核磁気共鳴画像法(NMRI)とも呼ばれます。

  • PETスキャン(陽電子放射断層撮影):体内の悪性 腫瘍細胞を検出するための検査法。まず放射性のあるブドウ糖の溶液を少量だけ静脈内に注射します。その後、周囲を回転しながら体の内部を調べていくPETスキャナという装置を用いて、ブドウ糖が消費されている体内の領域を示す画像を作成していきます。悪性腫瘍細胞は、正常な細胞よりも活発でブドウ糖をより多く取り込む性質があるため、画像ではより明るく映し出されます。

  • 超音波検査:高エネルギーの音波(超音波)を下大静脈などの体内の組織や臓器に反射させ、それによって生じたエコーを利用する検査法。このエコーを基にソノグラムと呼ばれる身体組織の画像が描出されます。

  • 副腎摘出術 :病巣のある副腎を摘出する手技。その後、摘出された組織のサンプルを病理医が顕微鏡で観察して、がんの徴候がないか調べます。

体内でのがんの拡がり方は3種類に分けられます。

がんは組織リンパ系血液を介して拡がります:


  • 組織。がんは発生した場所から隣接する領域に拡がります。

  • リンパ系。がんは発生した場所からリンパ系に侵入して拡がります。がんはリンパ管を介して体内の他の部位へ移動します。

  • 血液。がんは発生した場所から血液に侵入して拡がります。がんは血管を介して体内の他の部位へ移動します。

がんは発生した場所から体内の他の部位に拡がることがあります。

がんが体内の他の部位に拡がることを転移と呼びます。がん細胞は発生した場所(原発腫瘍)から分離し、リンパ系や血液を介して移動します。


  • リンパ系。がんがリンパ系に侵入し、リンパ管を通って体内の他の部位へ移動して、そこで腫瘍転移性腫瘍)を形成します。

  • 血液。がんが血液中に侵入し、血管を通って体内の他の部位へ移動して、そこで腫瘍(転移性腫瘍)を形成します。

転移性腫瘍は、原発腫瘍と同じ種類の腫瘍です。例えば、副腎皮質がんがに転移した場合、肺にできたがん細胞は、実際は副腎皮質がんの細胞です。この疾患は転移性副腎皮質がんであり、肺がんではありません。

副腎皮質がんでは以下のような病期が用いられます:


腫瘍の大きさを日常の身近な物と比べた図:様々な腫瘍の大きさと豆、ピーナッツ、クルミ、ライムとを比較している。



豆、ピーナッツ、クルミ、ライムによって腫瘍の大きさを示しています。



I期

I期では、大きさが5cm以下の腫瘍副腎の内部にのみ認められます。

II期

II期では、大きさが5cmを超える腫瘍副腎の内部にのみ認められます。

III期

III期では、腫瘍の大きさは様々で、がんが以下の領域まで拡がっています:


IV期

IV期では、腫瘍の大きさは様々で、がんが以下の領域まで拡がっています:


  • 周辺の組織と、副腎付近の脂肪およびリンパ節;または

  • 副腎付近の臓器、さらに付近のリンパ節に転移している場合がある;または

  • 肝臓など、体内の他の部位。

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再発副腎皮質がん

再発 副腎皮質がんとは、治療後に再発した(再び現れた)がんのことをいいます。再発は、副腎内に起こることもあれば、体の他の部位に起こることもあります。

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治療選択肢の概要

副腎皮質がんの患者さんには様々な治療法が存在します。

副腎皮質がんの患者さんは様々な治療を受けることができます。そのなかには標準治療(現在使用されている治療法)もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、がんの患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

標準治療として以下の3種類が用いられています:
手術

副腎皮質がんの治療では、副腎を摘出する手術副腎摘出術)がしばしば行われます。また、付近のリンパ節とがんが拡がっている他の組織を手術で切除する場合もあります。

放射線療法

放射線療法は、高エネルギーX線などの放射線を利用してがん細胞の死滅や増殖阻止を図る治療法です。放射線療法には2種類のものがあります:


放射線療法の実施方法は、治療対象となるがんの種類と病期に応じて異なります。副腎皮質がんの治療には外照射療法が用いられます。

化学療法

化学療法は、を用いてがん細胞を殺傷したりその細胞分裂を妨害したりすることによって、がんの増殖を阻止する治療法です。化学療法が経口投与や静脈内または筋肉内への注射によって行われる場合、投与された薬は血流に入って全身のがん細胞に到達します(全身化学療法)。脳脊髄液内や臓器内、もしくは腔などの体内に薬剤を直接注入する化学療法では、薬はその領域にあるがん細胞に集中的に作用します(局所化学療法)。併用化学療法は複数の抗がん剤を使用する治療法です。化学療法の実施方法は、治療対象となるがんの種類と病期に応じて異なります。

この他にも新しい治療法が臨床試験で検証されています。

本項では、臨床試験で研究されている治療について説明しています。現在研究中の新しい治療法の全てが紹介されているわけではありません。臨床試験に関する情報は、NCIのウェブサイトから入手することができます。

生物学的療法

生物学的療法は、患者さんの免疫系を利用してがんを撃退する治療法です。体内で生産された物質や製造ラボで合成された物質を用いることによって、体が本来もっているがんに対する抵抗力を高めたり、誘導したり、回復させたりします。このようながんの治療法は生物療法や免疫療法とも呼ばれます。

標的療法

標的療法とは、正常な細胞には害を及ぼすことなく、特定のがん細胞だけを認識し攻撃する性質をもった薬物やその他の物質を用いる治療法です。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験はがんの研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日のがんの標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

患者さんはがん治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療では状態が改善されなかった患者さんに向けた治療法を検証する試験もあります。がんの再発を阻止したり、がん治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。詳しくは、治療選択肢のセクションにある現在進行中の治療臨床試験へのリンクを参照してください。そこで検索された情報はNCIの臨床試験一覧のものです。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

がんの診断病期判定のために実施される検査のなかには、繰り返し行われるものがあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、患者さんの状態の変化やがんの再発(再び現れること)の有無を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

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病期ごとの治療選択肢

I期の副腎皮質がん

I期副腎皮質がんの治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、I期副腎皮質がんの患者さんを現在受け入れている米国内の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

II期の副腎皮質がん

II期副腎皮質がんの治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、II期副腎皮質がんの患者さんを現在受け入れている米国内の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

III期の副腎皮質がん

III期の副腎皮質がんの治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、III期副腎皮質がんの患者さんを現在受け入れている米国内の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

IV期の副腎皮質がん

IV期の副腎皮質がんに対しては、症状を和らげ生活の質を高める緩和療法として、以下のような治療が行われます:


NCI支援のがん臨床試験リストから、IV期副腎皮質がんの患者さんを現在受け入れている米国内の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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再発副腎皮質がんの治療選択肢

再発した副腎皮質がんに対しては、症状を和らげ生活の質を高める緩和療法として、以下のような治療が行われます:


NCI支援のがん臨床試験リストから、再発副腎皮質がんの患者さんを現在受け入れている米国内の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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副腎皮質がんについてさらに学ぶために

米国国立がん研究所が提供している副腎皮質がんに関する詳しい情報については、副腎皮質がんについてのホームページ(英語)をご覧ください。

米国国立がん研究所が提供している一般的ながん情報とその他の資源については、以下をご覧ください:


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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、副腎皮質がんの治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Adult Treatment Editorial Board. PDQ Adrenocortical Carcinoma Treatment. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/types/adrenocortical/patient/adrenocortical-treatment-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389225]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、2,000以上の科学関連の画像が収載されています。

免責事項

PDQ要約の情報は、保険払い戻しに関する決定を行うために使用されるべきではありません。保険の適用範囲についての詳細な情報は、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手可能です。

お問い合わせ

Cancer.govウェブサイトを通じてのお問い合わせやサポートの依頼に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載しています。ウェブサイトのE-mail Usから、Cancer.govに対して質問を送信することもできます。

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