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科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2016-05-06
    翻訳更新日 : 2017-02-17

PDQ Adult Treatment Editorial Board

 このPDQがん情報要約では、原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの予防に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

原発不明転移性扁平上皮性頸部がん

原発不明転移性扁平上皮性頸部がんについての一般的な情報

原発不明転移性扁平上皮性頸部がんは、最初の発生部位が分からない扁平上皮がんが頸部のリンパ節に転移することで生じる疾患です。

扁平上皮細胞は薄く扁平な形をした細胞で、皮膚の表面を構成する組織や、口腔などの体の内面を覆う組織、子宮血管などの中空器官の内側を覆う組織、それに呼吸器消化管の内面を覆う組織などに存在しています。扁平上皮細胞が存在する臓器としては、食道腎臓、子宮などがあります。がんは、体のあらゆる部位の扁平上皮細胞から発生する可能性があり、また、血液の流れやリンパ系を介して体の他の部位へと転移することがあります。

そしてこの扁平上皮細胞から発生したがん(扁平上皮がん)が頸部のリンパ節鎖骨周囲のリンパ節に転移すると、そのがんは転移性扁平上皮性頸部がんと呼ばれます。転移がんに対して効果のある治療法は原発腫瘍(最初に発生した腫瘍)に対する治療法と同じであることから、転移がんが発見された場合には、医師はこの原発腫瘍の探索を試みます。例えば、肺がんが頸部に転移した場合、頸部に存在するがん細胞は肺がん細胞であり、肺に発生したがんと同様の治療が行われます。しかし、ときとして、がんの最初の発生部位をどうしても発見できない場合もあります。検査を行っても原発腫瘍が発見できない場合、その腫瘍は潜在性原発腫瘍と呼ばれます。原発腫瘍を発見できない症例は実際に数多く存在します。

原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの徴候や症状には、頸部や咽頭のしこりや痛みがあります。

頸部や咽頭に治らないしこりや痛みがある場合には、担当の医師にご確認ください。原発不明転移性扁平上皮性頸部がんでは、こうした徴候症状が引き起こされることがあります。ただし、他の病態が原因で同様の徴候や症状が生じてくる場合もあります。

原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの発見と診断には、頸部組織、気道、それに上部消化管を調べる検査法が用いられます。

ここでは原発腫瘍を探索するために、呼吸器(気管の一部)、上部消化管(口唇、口腔、舌、鼻、咽頭、声帯、食道の一部など)、泌尿生殖器系に属する器官と組織を調べる検査が行われます。

以下のような検査法が用いられます:


  • 身体診察と病歴聴取:特に頭部と頸部を重点的に、疾患の徴候に注意しながら総体的に身体を調べる検査。しこりなどの通常みられない疾患の徴候のチェックも含まれます。患者さんの健康習慣、過去の病歴、治療歴なども調べます。

  • 生検 :細胞や組織を採取する手技のことで、採取されたサンプルは病理医によって顕微鏡で観察されるか検査室での検査に回され、がんの徴候がないか調べられます。

     以下の3種類の生検が行われます:


    • 穿刺吸引生検 (FNA生検):細い針を用いて組織または体液を採取する。

    • コア針生検 :太い針を用いて組織のサンプルを採取する。

    • 摘出生検 :しこりの組織全体を摘出する。

     以下の手技で細胞や組織のサンプルを採取します:


    • 扁桃摘出術:両側の扁桃を切除する手術

    • 内視鏡検査 :体内の臓器や組織を観察して異常な部分がないかを調べる検査法。内視鏡を皮膚上の切開口か体の開口部(口や鼻など)から挿入します。内視鏡とは、観察用のライトとレンズを備えた細いチューブ状の器具のことです。異常な組織やリンパ節のサンプルを採取するための器具が付いているものもあり、それで切除された組織は、顕微鏡での観察によって疾患の徴候がないか調べられます。鼻、喉、舌の後部、食道、喉頭気管、大気道を確認します。

     組織のサンプルの臨床検査では、以下のうち1つ以上が実施されることがあります:


    • 免疫組織化学検査 抗体を利用して、血液または骨髄のサンプルに含まれる特定の抗原を調べる検査。この抗体には通常、放射性物質または色素が結合されており、その作用によって顕微鏡で観察したときに組織が明るく見えます。この種の検査法は、様々な種類のがんを判別するのに用いられます。

    • 光学・電子顕微鏡検査:組織サンプル中の細胞を通常の顕微鏡と高性能の顕微鏡の両方で観察して、細胞に特定の変化がみられないかを調べる検査。

    • エプスタイン-バーウイルス(EBV)およびヒトパピローマウイルス(HPV)検査:組織のサンプルに含まれる細胞のEBVおよびHPVのDNAを調べる検査。


  • MRI(磁気共鳴画像法):磁気、電波、コンピュータを用いて、体内領域の精細な連続画像を作成する検査法。この検査法は核磁気共鳴画像法(NMRI)とも呼ばれます。

  • CTスキャン(CATスキャン):体内の領域を様々な角度から撮影して、精細な連続画像を作成する検査法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器や組織をより鮮明に映し出すために、造影剤静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

    頭頸部のコンピュータ断層撮影(CTスキャン):図のように患者は台の上に横たわり、この台がCTスキャナ内を水平に移動するうちに頭頸部のX線写真が撮影される。
    
    


    頭頸部のコンピュータ断層撮影(CTスキャン)。患者さんは台の上に横たわり、この台がCTスキャナ内を水平に移動するうちに頭頸部のX線写真が撮影されます。




  • PETスキャン(陽電子放射断層撮影):体内の悪性 腫瘍細胞を検出するための検査法。まず放射性のあるブドウ糖の溶液を少量だけ静脈内に注射します。その後、周囲を回転しながら体の内部を調べていくPETスキャナという装置を用いて、ブドウ糖が消費されている体内の領域を示す画像を作成していきます。悪性腫瘍細胞は、正常な細胞よりも活発でブドウ糖をより多く取り込む性質があるため、画像ではより明るく映し出されます。同時に全身のPETスキャンやCTスキャンを行い、がんが最初に発生した部位を調べます。この方法により、がんがあれば、発見される確率が高くなります。

検査中にも治療中にも原発腫瘍が発見されなかった場合には、潜在性原発腫瘍(原発不明)という診断が下されます。

特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後回復の見込み)と治療の選択を左右する因子には以下のものがあります:


  • がんに侵されたリンパ節の数と大きさ。

  • 治療が奏効するかどうか、また、再発したがんかどうか。

  • 顕微鏡で観察したときのがん細胞の外観。

  • 患者さんの年齢と健康状態。

治療の選択を左右する因子には以下のようなものもあります:


  • 頸部内でのがんの存在する位置。

  • 特定の腫瘍マーカーが検出されるかどうか。

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原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの病期

原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの診断がついた後には、がん細胞が体の他の部位に拡がっていないかを明らかにするために、さらに検査が行われます。

がんが体内の他の部位に転移していないかを調べるプロセスは、病期分類と呼ばれます。原発腫瘍の発見と診断に用いられた検査と手技の結果は、がんが体の他の部位に転移しているかどうかを調べるときにも利用されます。

原発不明転移性 扁平上皮性頸部がんでは、標準的な病期分類の方法はありません。この腫瘍は、未治療の腫瘍と再発した腫瘍に分けて表現されます。未治療の原発不明転移性扁平上皮性頸部がんとは、新たに診断されたばかりで、まだ治療が施されていない(ただし、がんによる徴候症状を緩和するための治療は除く)ものをいいます。

体内でのがんの拡がり方は3種類に分けられます。

がんは、組織リンパ系血液を介して拡がります:


  • 組織。がんは発生した場所から隣接する領域に拡がります。

  • リンパ系。がんは発生した場所からリンパ系に侵入して拡がります。がんはリンパ管を介して体内の他の部位へ移動します。

  • 血液。がんは発生した場所から血液に侵入して拡がります。がんは血管を介して体内の他の部位へ移動します。

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再発した原発不明転移性扁平上皮性頸部がん

再発した原発不明 転移性 扁平上皮性頸部がんとは、治療後に再発した(再び現れた)がんのことをいいます。再発は、頸部に起こることもあれば、それ以外の部位に起こることもあります。

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治療選択肢の概要

原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの患者さん全てに治療法が存在します。

原発不明 転移性 扁平上皮性頸部がんの患者さんは様々な治療を受けることができます。そのなかには、標準治療(現在使用されている治療法)もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、がんの患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

標準治療として以下の2種類が用いられています:
手術

手術では頸部郭清術が行われることがあります。頸部郭清術は、切除する組織の量に応じていくつかの種類に分けられます。


  • 根治的頸部郭清術:下顎骨から鎖骨までの頸部の左右片側もしくは両側の組織を切除する手術で、以下の組織が切除される:
    • 全てのリンパ節

    • 静脈

    • 顔面や頸部や肩を動かすとき、声を出すとき、物を飲み込むときなどに使われる筋肉と神経

    根治的頸部郭清術の実施後には、咽頭や頸部、肩、腕などの障害に対する理学療法が必要です。根治的頸部郭清術が用いられるのは、がんが頸部の広範囲に拡がっている場合です。

  • 非定型根治的頸部郭清術:頸部の筋肉を切除することなく頸部の左右片側もしくは両側の全てのリンパ節を切除する手術。神経や頸静脈が切除される場合もあります。

  • 部分的頸部郭清術:一部の頸部リンパ節を切除する手術。 この手術法は選択的頸部郭清術とも呼ばれます。

たとえ医師が手術の際に確認できる全てのがんを切除したとしても、患者さんによっては、残っているがん細胞を全て死滅させることを目的として、術後に放射線療法が実施される場合があります。このようにがんの再発リスクを低減させるために手術の後に行われる治療は、術後補助療法と呼ばれます。

放射線療法

放射線療法は、高エネルギーX線などの放射線を利用してがん細胞の死滅や増殖阻止を図る治療法です。放射線療法には2種類のものがあります。外照射療法は、体外に設置された装置を用いてがんに放射線を照射する方法です。内照射療法は、放射性物質を針やシード、ワイヤー、カテーテルなどの中に封入し、それをがん組織の内部または周辺に直接留置する方法です。



頭頸部の体外照射療法:図は、高エネルギー放射線をがんに照射する装置の下で、台に患者が横たわっているところを示している。拡大図は、施術中に患者の頭頸部が動かないように固定するメッシュマスクを示している。マスクには小さい印が記された複数の白いテープが付いている。この印は、毎回の施術前に放射線装置を同じ位置に合わせるためのもの。



頭頸部の体外照射療法。高エネルギー放射線をがんに照射する装置を使用します。この装置は患者の周囲を回転し、様々な角度から放射線を照射することで、病巣の形状に精細に沿った照射を行います。メッシュマスクを使用して、施術中に患者の頭頸部が動かないように固定します。マスク上に小さい印が付けられています。この印は、毎回の施術前に放射線装置を同じ位置に合わせるためのものです。



強度変調放射線療法(IMRT)は三次元(3D)放射線療法の一種で、コンピュータを駆使して腫瘍の大きさと形状を示す映像を作成し、それを利用するものです。照射幅の小さな放射線ビームが様々な角度から様々な強度で腫瘍に照射されます。この種の放射線療法では、ドライマウス、嚥下障害、および皮膚損傷の発生する可能性が低くなります。

頸部に対する放射線療法は、甲状腺の機能に変化を及ぼすことがあります。そのため、この治療の実施前には甲状腺の検査が行われ、さらに実施後も定期的な経過観察が行われていきます。

この他にも新しい治療法が臨床試験で検証されています。

本項では、臨床試験で研究されている治療について説明しています。現在研究中の新しい治療法の全てが紹介されているわけではありません。臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のウェブサイトから入手することができます。

化学療法

化学療法は、を用いてがん細胞を殺傷したりその細胞分裂を妨害したりすることによって、がんの増殖を阻止する治療法です。化学療法が経口投与や静脈内または筋肉内への注射によって行われる場合、投与された薬は血流に入って全身のがん細胞に到達します(全身化学療法)。脳脊髄液内や臓器内、もしくは腔などの体内に薬剤を直接注入する化学療法では、薬はその領域にあるがん細胞に集中的に作用します(局所化学療法)。

多分割放射線療法

多分割放射線療法は、全照射線量を少量ずつに分割し、1日1回よりも短い間隔で照射を行う放射線治療です。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験はがんの研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日のがんの標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

患者さんはがん治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療では状態が改善されなかった患者さんに向けた治療法を検証する試験もあります。がんの再発を阻止したり、がん治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。詳しくは、治療選択肢のセクションにある現在進行中の治療臨床試験へのリンクを参照してください。そこで検索された情報はNCIの臨床試験一覧のものです。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

がんの診断病期判定のために実施される検査のなかには、繰り返し行われるものがあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、患者さんの状態の変化やがんの再発(再び現れること)の有無を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

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原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの治療選択肢

未治療の原発不明転移性扁平上皮性頸部がん

未治療の原発不明 転移性 扁平上皮性頸部がんの治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、未治療の原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。米国国立がん研究所(NCI)のウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

再発した原発不明転移性扁平上皮性頸部がん

再発した原発不明 転移性 扁平上皮性頸部がんの治療は、臨床試験の中で行われるのが通常です。

NCI支援のがん臨床試験リストから、再発した原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。米国国立がん研究所(NCI)のウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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原発不明転移性扁平上皮性頸部がんについてさらに学ぶために

米国国立がん研究所が提供している原発不明転移性扁平上皮性頸部がんに関する詳しい情報については、以下をご覧ください:


米国国立がん研究所が提供している一般的ながん情報とその他の資源については、以下をご覧ください:


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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、原発不明転移性扁平上皮性頸部がんの予防に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Adult Treatment Editorial Board. PDQ Metastatic Squamous Neck Cancer with Occult Primary Treatment. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/types/head-and-neck/patient/metastatic-squamous-neck-treatment-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389176]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、2,000以上の科学関連の画像が収載されています。

免責事項

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お問い合わせ

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