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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

睡眠障害(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2016-01-27
    翻訳更新日 : 2017-02-17

PDQ Supportive and Palliative Care Editorial Board

 このPDQがん情報要約では、睡眠障害の原因と治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Supportive and Palliative Care Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

睡眠障害

睡眠障害についての一般的な情報

十分な睡眠は、身体と精神の健康に必要です。

睡眠は、身体の健康と精神の健康(メンタルヘルス)を保つために重要です。睡眠中の脳と体では、健康を維持し最適な機能を保つために重要な作業が数多く行われています。

必要な睡眠をとることには、次のような効果があります:


  • 学習、記憶、問題解決の能力が向上します。

  • 血圧を下げ、心臓と血管を適切に休ませます。

  • 特定のホルモンの調節を促します:

睡眠中には、睡眠の2つの段階が繰り返し訪れます。

睡眠には2つの段階があり、「よい眠り」を得るにはその両方が必要です。これらの段階には、レム睡眠(高速眼球運動睡眠)とノンレム睡眠(非高速眼球運動睡眠)の2つがあります。


  • レム睡眠とは、睡眠中に脳が活動を行っている段階のことで、「夢の睡眠」としても知られています。

  • 一方のノンレム睡眠は、睡眠の中でも安息状態にある段階です。この種の睡眠には、軽い眠りから深い眠りまでの4つの段階があります。

夜間の睡眠中に、ノンレム睡眠に続いてレム睡眠が来るという周期が何度も生じます。1回の周期はおよそ90分間で、7~8時間の睡眠中に4~6回繰り返されます。

睡眠障害は正常な睡眠パターンに影響を及ぼします。

正常な睡眠パターンは人によって異なります。十分な休息をとるために、比較的長く眠る必要のある人もいれば、短い睡眠で済む人もいます。睡眠が妨げられたり、本人にとって短い時間しか眠れなかったりすると、睡眠は不完全なものになり、脳が心身の回復を促すための作業を完了できなくなります。正常な睡眠に影響を及ぼす睡眠障害には、主に5つのタイプがあります。


  • 不眠症:入眠できない、または睡眠を持続できない状態。

  • 睡眠時無呼吸:睡眠中に10秒以上にわたって呼吸が止まる障害

  • 過眠症:日中に目を覚まし続けることができない状態。

  • 日周リズム障害:睡眠と覚醒のサイクルに生じる問題で、適切な時間に就寝や起床ができなくなる。

  • 睡眠時随伴症:入眠時や睡眠中、または覚醒時に歩く、話す、食べるなどの異常な行動をとる。

睡眠障害は、患者さんの夜間の安眠を妨げます。そのため、患者さんは日中、寝てしまわずに活動を続けることが困難になる場合があります。睡眠障害は、がん患者さんに各種の問題を引き起こす原因になります。例えば、治療の指示を忘れてしまうとか、意思決定に支障を来すといった問題が生じます。十分な休息をとることで、活力は回復し、がんとがん治療の副作用によりよく対処できるようになります。

長期間継続している睡眠障害は、不安うつ病のリスクを増大させる可能性があります。

本要約は、成人のがん患者さんに起こる睡眠障害について書かれたものであり、加えて小児の嗜眠症候群に関するセクションも掲載しています。

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がん患者さんの睡眠障害

睡眠障害はがん患者さんに多くみられる問題です。

健康な人では睡眠障害は少数の人にしかみられませんが、がん患者さんの場合は半数の人が睡眠障害を抱えています。がんの患者さんで最も多くみられる睡眠障害は、不眠症と睡眠覚醒周期の異常です。

がん患者さんは、次のように様々な理由によって睡眠障害を抱えることになります:


  • がんや手術によって生じる肉体的な変化。

  • 薬剤や他の治療の副作用

  • 病院での滞在。

  • がんを患っているストレス

  • がんとは無関係の健康問題。

腫瘍は睡眠障害の原因になることがあります。

腫瘍が認められる患者さんでは、腫瘍によって、以下のような睡眠の妨げになる問題が生じることがあります。


  • 腫瘍による周辺領域への圧迫。

  • 消化管の問題(吐き気便秘下痢、排便の制御ができない状態)。

  • 膀胱の問題(刺激、尿の排泄を制御できない状態)。

  • 痛み。

  • 発熱

  • 咳。

  • 呼吸障害。

  • かゆみ。

  • ひどい疲労感。

特定の薬剤や治療法は睡眠に影響を及ぼすことがあります。

一般的ながんの治療法と薬剤は、正常な睡眠パターンに影響を及ぼすことがあります。がん患者さんの睡眠の量と質は、以下のような療法や薬剤の影響を受けます:


特定の薬物を長期間使用していると、不眠症になる場合があります。特定の薬物の使用を中止または減量したときに、通常の睡眠が妨げられる場合もあります。また、以下の薬剤と治療法の副作用によっても、睡眠と覚醒の周期に影響が及ぶ可能性があります:


  • 痛み。(詳しい情報については、PDQ疼痛に関する要約をご覧ください)。

  • 不安。(詳しい情報については、PDQのがんへの適応:不安と苦悩に関する要約をご覧ください)。

  • 寝汗、ほてり。(詳しい情報については、PDQのほてりおよび寝汗に関する要約をご覧ください)。

  • 吐き気、便秘、下痢、排便の制御不能などの消化管の問題。(詳しい情報については、PDQの消化管の合併症に関する要約をご覧ください)。

  • 刺激を感じる、排尿の制御不能などの膀胱の問題。

  • 呼吸障害。

病院での滞在が睡眠を妨げることもあります。

病院で普段のように夜間の睡眠をとることは、容易ではありません。以下の要因は、患者さんの睡眠の量と質に影響を及ぼします:


  • 病院の環境;快適でないベッドや枕、室温、騒音、知らない人と同室で過ごすことが、患者さんの負担になる場合があります。

  • 入院中の日課;医師や看護師が患者さんのところに来て、診察や確認、薬剤投与、治療、検査などを実施する際に睡眠が中断されます。

他に不安や患者さんの年齢も、入院中の睡眠に影響を及ぼすことがあります。

がんの診断を告知されることで生じるストレスは、往々にして睡眠障害の原因になります。

ストレス、不安、うつ病は、がんの告知を受けたときや、治療中または入院中に生じる反応としてよくみられます。これらは不眠症の原因として一般的なものです。(詳しい情報については、PDQのうつ病に関する要約をご覧ください)。

がんとは無関係の健康問題も、睡眠障害を引き起こすことがあります。

がん患者さんは他の健康問題のために睡眠障害になることがあります。いびき、頭痛、昼間の発作などの状態や病態がみられる場合は、睡眠障害を起こす可能性が高くなります。

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睡眠障害の評価

睡眠障害の有無を調べるために評価が行われます。

評価は、睡眠障害の原因となる問題を特定し、それが患者さんの生活に及ぼす影響を明らかにする目的で行われます。軽度の睡眠障害が認められる患者さんには、いらだちや集中力の低下が現れることがあります。また、中等度の睡眠障害が認められる患者さんには、うつ病や不安がみられることがあります。こうした睡眠障害があると、患者さんが昼間に寝てしまわず、活動的に過ごすことは難しくなります。例えば、治療の指示を忘れてしまうとか、意思決定に支障を来すといった問題が生じます。十分な休息をとることで、活力は回復し、がんとがん治療の副作用によりよく対処できるようになります。

睡眠障害は、多かれ少なかれ時間と共に重くなるため、がん患者さんは度々評価を受けるべきです。

睡眠障害の評価では、身体診察と病歴や睡眠状況の聴取が行われます。

医師は身体診察と、以下の項目に関する病歴などの聴取を行います:


患者さんとその家族が、睡眠パターンや過去の睡眠状況について医師に伝えることも可能です。

睡眠障害を診断するために、睡眠ポリグラフ検査が実施されることがあります。

睡眠ポリグラフ検査では、以下の各項目について睡眠中の状態が記録されます:


  • 脳波の変化。

  • 眼球運動。

  • 呼吸数。

  • 血圧

  • 心臓や他の筋肉の電気的活動と心拍数。

これらの情報は医師が睡眠障害の原因を特定する際に利用されます。

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睡眠障害の治療

睡眠障害の治療には、がんやがん治療の副作用に対する支持療法も含まれます。

がんやがん治療の副作用によって生じる睡眠障害は、副作用の症状を抑えることで軽減できる場合があります。指導や支援を受けられるように、患者さんは自身の睡眠障害について家族と医療チームに伝えておくことが重要です。支持療法は、生活の質と睡眠状況を改善します。

認知行動療法によって、不安が軽くなり、リラックスできるようになる場合があります。

認知行動療法(CBT)は、十分に眠れないことに対する不安を軽減します。否定的な考えや見解を肯定的な思考とイメージに変化させ、容易に眠れるようにする方法を学びます。CBTでは、「寝なければいけない」という不安を「楽にしていればいい」という意識に変えるよう促されます。よい睡眠の妨げになる睡眠習慣を変える方法についても学びます。医療専門家じきじきのセッションが不可能な場合には、ビデオによるCBTセッションが有効であると示されています。CBTでは以下のような治療が実施されます:



    刺激制御法

     長期にわたって睡眠障害を抱えている患者さんは、就寝する準備をしたり布団に入ったりするだけで、また、眠れない一夜を過ごすのではないかと心配してしまう場合があります。こうした心配が生じると、さらに眠れなくなってしまいます。刺激制御法では、寝る準備や就寝を入眠に関連付ける方法を習得する訓練を行います。心の中でベッドと睡眠が関連付けられるように、ベッドや寝室には眠いときにだけ入るようにします。睡眠制御法では、睡眠習慣に次のような変化を取り入れます:


    • 眠いときにのみ床に就き、少し時間が経っても眠れない場合は起きる。眠気を感じたときにだけ、再度床に就く。

    • ベッドや寝室には眠るときにだけ入り、他の活動には使わないようにする。


    睡眠制限法

     睡眠制限法では、横になって眠る時間を減らします。これによって、翌日の夜に眠気を感じやすくなります。眠気が強くなれば、眠れる時間は増加します。


    リラクゼーション療法

     リラクゼーション療法は、筋肉の緊張やストレスを和らげ、血圧を下げ、痛みを制御するために用いられます。全身の筋肉を緊張および弛緩させるなどの方法で実施します。誘導イメージ法(肯定的なイメージに精神を集中させる技法)や瞑想(思考に意識を集中させる方法)と併用されることがよくあります。リラックスして眠気を誘う方法として、就寝時の自己催眠も有効です。リラクゼーション療法の演習を受けると、刺激制御と睡眠制限の効果が発揮されやすくなります。


適切な睡眠習慣について知ることが重要です。

適切な睡眠習慣は寝付きをよくし、睡眠の継続を助けます。以下の習慣や方法は、睡眠の改善に役立ちます:

快適な寝床と寝室

快適な寝床と寝室は、患者さんの睡眠を促します。以下の方法で、寝室の快適さを向上させることができます:


  • 静かな部屋を用意する。

  • 部屋の灯りを暗くする、あるいは消す。

  • 室温を快適に保つ。

  • 肌の清潔と乾燥を保つ。

  • 柔らかくてゆったりした衣服を着用する。

  • 寝床と枕の清潔と乾燥を保ち、なめらかでしわのない状態に整える。

  • 毛布を用いて暖かくする。

  • 枕を使用して、楽な姿勢を作る。

規則的な排便と排尿の習慣

排便と排尿の習慣を整え、夜間に起きる回数を減らします。夜間にトイレに行く回数は、以下の対策で減らすことができます。


  • 日中に水分をよく摂取しておく。

  • 日中に食物繊維をたくさん含む食べ物を摂取しておく。

  • 就寝前に水分を多くとらないようにする。

  • 就寝前にトイレに行っておく。

食事と運動

以下の食事と運動の習慣は、睡眠の改善に役立ちます:


  • 日中によく活動する。

  • 定期的に運動をする(ただし、睡眠が3時間以内の場合は運動を控える)。

  • 就寝の2時間前に高蛋白の軽食(牛乳や七面鳥など)をとる。

  • 就寝前は胃にもたれるもの、辛いもの、甘いものを控える。

  • 就寝前の飲酒と喫煙を控える。

  • カフェインの入った飲食物をとらないようにする(食欲をコントロールする栄養補助食品にカフェインが入っている場合もある)。

他にも次のような習慣が睡眠の改善に有効です:


  • 昼寝をしない。

  • 寝室でTVを観たり、仕事をしたりすることは避ける。

  • 就寝前にはリラックスする。

  • 毎日決まった時刻に就寝と起床を行い、あまり眠れなくてもこの習慣を続ける。

入院中の日課

病院や介護施設では、夜間に十分な睡眠がとれないこともあります。上記の適切な睡眠習慣を保つことが、患者さんの助けになるでしょう。入院している患者さんには、以下の方法も有効です。


  • 介護者に依頼して、夜間に患者さんを極力起こさずに済む介護計画を立ててもらう。

  • 痛みの緩和やリラックス効果が得られるように、背中をさすってマッサージしてもらう。

薬剤を使用しない治療法で効果が得られなければ、短期間だけ睡眠薬が使用されることがあります。

薬剤を使用しない治療法が常に有効であるとは限りません。認知行動療法を実施できない場合や、効果が得られない場合もあります。また、一部の睡眠障害は、ほてりや痛み、不安、うつ病、気分障害などの薬物治療を必要とする病態によって引き起こされます。睡眠障害のタイプ(入眠の障害、睡眠維持の障害など)と他の使用中のによって、治療に用いられる睡眠薬は異なります。使用中のあらゆる薬剤と全ての健康状態が、患者さんに対する睡眠薬の安全性と効果に影響を及ぼします。

睡眠を補助する薬剤のなかには、急に中止するべきではないものがあります。これらの薬物を突然中止すると、神経質や痙攣発作の原因になったり、レム睡眠の変化によって夢や悪夢を見る回数が増えたりすることがあります。こうしたレム睡眠の変化は、消化性潰瘍や心疾患の患者さんにとって危険な場合があります。

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特定条件下での睡眠障害

痛みを伴う病態の患者さん

睡眠を妨げるような痛みを抱えている患者さんには、睡眠の投薬に先立って、痛みを軽減する治療が実施されます。使用している鎮痛などの薬剤や他の健康状態が、睡眠薬の処方に影響することがあります。

高齢の患者さん

高齢の患者さんに、ある種の不眠がみられるのは普通のことです。加齢に伴う変化のために、睡眠が浅くなり、夜間に起きる回数が増え、合計の睡眠時間が少なくなるのです。がんを患っている高齢の患者さんに睡眠障害がみられる場合は、医師が以下のような個別の原因がないかどうかを検査します:


睡眠障害に対して、まずは薬剤を使用しない治療法が試みられます。以下の方法は、高齢の患者さんの睡眠改善に役立つ可能性があります:


  • 決まった時間に食事をとる。

  • 昼寝を避ける。

  • 日中は活動的に過ごす。

薬剤を使用しない治療で改善しなければ、薬剤が用いられます。医師は睡眠薬を選択する前に、患者さんの健康状態と使用中の薬剤を全て確認します。 患者さんによっては、医師が睡眠障害を専門とするクリニックを紹介することもあります。

嗜眠症候群の小児

嗜眠症候群(SS)は頭部に対する放射線療法副作用として発生し、急性リンパ性白血病の治療を受けた小児に多くみられます。SSの小児は常に眠気を催しているような状態にあります。起きているときでも覚醒度は低く、いらだちがみられ、元気がなく、食欲はほとんどありません。軽度の発熱が認められる場合もあります。放射線の全照射が短期間に少ない(分割)回数で実施されると、SSのリスクが高くなります。通常、この症候群は、放射線療法が終了した4~6週間後に発症します。頭部への放射線療法を受けた小児のうち、多くて半数がSSになると考えられています。

顎の手術を受けた患者さん

顎の手術を受けた患者さんは、睡眠時無呼吸(睡眠中に10秒以上にわたって呼吸が止まる睡眠障害)を起こすことがあります。顎を再建する形成手術によって、睡眠時無呼吸を防止できる場合があります。

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現在実施中の臨床試験

NCI支援のがん臨床試験リストから、現在患者さんを受け入れている米国内の睡眠障害についての支持療法と緩和ケアの試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。

臨床試験に関する一般情報は、NCIのウェブサイトからも入手することができます。

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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、睡眠障害の原因と治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Supportive and Palliative Care Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Supportive and Palliative Care Editorial Board. PDQ Sleep Disorders. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/about-cancer/treatment/side-effects/sleep-disorders-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389249]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、2,000以上の科学関連の画像が収載されています。

免責事項

PDQ要約の情報は、保険払い戻しに関する決定を行うために使用されるべきではありません。保険の適用範囲についての詳細な情報は、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手可能です。

お問い合わせ

Cancer.govウェブサイトを通じてのお問い合わせやサポートの依頼に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載しています。ウェブサイトのE-mail Usから、Cancer.govに対して質問を送信することもできます。

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