ページの先頭へ
  • HOME
  • がん情報要約
  • > 小児中枢神経系非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍の治療(PDQ®)


最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

小児中枢神経系非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍の治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2016-09-19
    翻訳更新日 : 2016-11-28

Childhood Central Nervous System Atypical Teratoid/Rhabdoid Tumor (PDQ®): Treatment PDQ Pediatric Treatment Editorial Board

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、小児中枢神経系非定型奇形腫様およびラブドイド腫瘍の治療について包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。


本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Pediatric Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

小児中枢神経系非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍 小児脳腫瘍

小児中枢神経系(CNS)非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍に関する一般情報

小児および青年のがん患者の生存において、劇的な改善が達成されている。1975年から2010年の間に、小児がんの死亡率は50%以上低下した。 [1] 小児および青年がん生存者には、治療から数ヵ月または数年経過後もがん療法の副作用が持続または発現することがあるため、綿密な追跡が必要である。(小児および青年がん生存者における晩期障害の発生率、種類、およびモニタリングに関する具体的な情報については、小児がん治療の晩期障害に関するPDQ要約を参照のこと。)

原発性脳腫瘍は、小児の最も一般的な充実性腫瘍をともに構成する多様な疾病からなる1つのグループである。PDQ小児脳腫瘍の治療要約は主に、神経系腫瘍に関する世界保健機関の分類に従って構成されている。 [2] [3] 脳腫瘍はその組織像によって分類されるが、腫瘍の診断と分類には、免疫組織化学的分析、細胞遺伝学的ならびに分子遺伝学的所見、および細胞分裂能の測定が用いられることが多くなっている。腫瘍存在部位およびその拡がりは治療および予後を左右する重要な因子である。神経系腫瘍の分類の詳しい説明と各種の脳腫瘍に対応する治療要約へのリンクについては、小児脳腫瘍および脊髄腫瘍の治療の概要に関するPDQ要約を参照のこと。

中枢神経系(CNS)非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍(AT/RT)は、3歳以下の小児が最もしばしば罹患するまれな臨床的に侵攻性の腫瘍であるが、より年長の小児や成人にも起こりうる。AT/RTの約半数が後頭蓋窩に発生する。診断的評価には、脳脊髄軸の磁気共鳴画像法(MRI)および腰椎の脳脊髄液検査が挙げられる。AT/RTは、腫瘍抑制遺伝子であるSMARCB1の体細胞変異および生殖細胞変異に関連している。現在、AT/RTの小児に対する標準治療は存在しない。手術、化学療法、および放射線療法で構成された集学的治療が評価段階にある。

現状の生物学的知識に基づくと、AT/RTは、さらに大きなラブドイド腫瘍ファミリーの1つである。本要約では、AT/RTという用語はCNS腫瘍のみを指し、ラブドイド腫瘍という用語はCNS腫瘍および非CNS腫瘍の両者の可能性を示している。本文内で特に断らない限り、本要約ではCNS AT/RTを対象にしている。

発生率

小児CNS AT/RTについては、この腫瘍が広く認識されるようになってわずか10年しか経過していないことから、正確な発生率の確定が困難である。


  • 診断時年齢が3歳以下の小児を対象に、Children's Cancer GroupおよびPediatric Oncology Groupが実施した2件の北米のプロスペクティブ研究によると、レトロスペクティブ・レビューで脳腫瘍を有する小児の約10%がAT/RTであったことが明らかにされた。 [4]

  • 台湾の研究によると、3歳未満の小児における原始または胎児型腫瘍のうち、AT/RTが26%を占めることが明らかにされた。 [5]

  • 1996年から2006年に実施されたAustrian Brain Tumor Registryによると、AT/RTは新規診断患児311人において6番目(6.1%)に多い悪性脳腫瘍であり、生後2年で発生率が最大になることが確認された。 [6]

より年齢の高い患者における発生率は不明である。しかしながら、Central Nervous System Atypical Teratoid/Rhabdoid Tumor Registry(AT/RTレジストリー)では、患者42人中12人(29%)が診断時に生後36ヵ月を超えていた。 [7]

解剖学

脳内部の解剖図で、松果体、下垂体、視神経、脳室(脳脊髄液を水色で示している)など、脳の構成要素が示されている。小脳テントは大脳と小脳を区切っている。テント下(後頭蓋窩)は小脳テントの下部に位置する領域で、脳幹、小脳、第四脳室が含まれている。テント上は小脳テント上部の大脳が含まれる領域を指す。

臨床像

小児AT/RTは臨床的に侵攻性の腫瘍であり、主に3歳未満の小児に発生するが、3歳以上の小児に発生することもあり、成人でも報告されている。 [8] [9]

腫瘍は、CNSのあらゆる部位に発生する可能性があるが、患者の約半数では後頭蓋窩に位置する。 [4] 後頭蓋窩の腫瘍は、小脳橋角またはより正中線寄りに発生しうる。脳神経単独の病変も確認されている。

AT/RTは急速に増殖するため、患者は典型的に数日から数週間というかなり短期に進行する症状を有する。徴候および症状は腫瘍の位置によって異なる。後頭蓋窩腫瘍を有する若年患者は通常、水頭症に関係した以下のような症状を呈する:


  • 早朝頭痛。

  • 嘔吐。

  • 嗜眠。

運動失調または運動技能の退行を来すこともある。

AT/RTレジストリーのデータから、約20%の患者が播種性病変を示すことが示唆される。 [7] 播種は典型的に軟髄膜を介して脊椎や脳の他の領域に播種する。同時性腎ラブドイド腫瘍およびCNS AT/RTを有するまれな患者の報告もある。 [10]

診断的評価

小児AT/RTが疑われる患者はすべて、脳および脊椎のMRIを受けるべきである。医学的に禁忌でなければ、患者は腫瘍の証拠がないか、腰椎の脳脊髄液の検査も受けるべきである。また、同時性腫瘍を発見するための腎臓超音波検査を受けてもよい。

AT/RTと他の悪性脳腫瘍とを臨床歴またはX線の評価に基づいて確実に識別することはできない。組織を入手し、AT/RTの診断を確定するために手術が必要である。特に3歳未満の小児では、診断を確定するため、SMARCB1(INI1、hSNF5)蛋白発現欠失について免疫染色が用いられる。 [11]

予後

AT/RT患者の生存率に影響を及ぼす予後因子は十分に概説されていない。

不良な転帰と関連する既知の因子には以下のものがある:


  • 生殖細胞変異。 [12]

  • 2歳未満。 [13]

  • 診断時に転移が認められる。 [13]

  • 亜全切除。 [14]

AT/RT患者の転帰について公表されているほとんどの情報は、小規模シリーズに基づいており、実際はレトロスペクティブな情報である。初期のレトロスペクティブ研究では、診断からわずかに約12ヵ月の平均生存期間が報告された。 [4] [8] [14] [15] [16] あるレトロスペクティブ報告では、2年全生存率は肉眼的全切除を受けた患者の方が亜全切除を受けた患者よりも良好であった。しかしながら、この研究では生存に対する放射線療法の効果は明らかにならなかった。 [14]

長期生存者の報告がある。 [17] 注目すべきこととして、生存の改善は集中的な集学的治療法を受けた患者で報告されている。


  • 術後に頭蓋脊髄照射および大量アルキル化剤をベースにした化学療法を受けた3歳以上の小児では、3歳未満のAT/RTの小児と比べて生存が改善した。この報告によると、患者のうち幼児群では軟髄膜転移の発生率も高かった。 [18]

  • 放射線療法および髄腔内化学療法を含む集中的な集学的治療を受けたAT/RT小児25人を対象としたプロスペクティブ研究が1件あり、報告された2年無増悪生存率は53%、全生存率は70%であった。 [19]


参考文献
  1. Smith MA, Altekruse SF, Adamson PC, et al.: Declining childhood and adolescent cancer mortality. Cancer 120 (16): 2497-506, 2014.[PUBMED Abstract]

  2. Louis DN, Ohgaki H, Wiestler OD, et al., eds.: WHO Classification of Tumours of the Central Nervous System. 4th ed. Lyon, France: IARC Press, 2007.[PUBMED Abstract]

  3. Louis DN, Ohgaki H, Wiestler OD, et al.: The 2007 WHO classification of tumours of the central nervous system. Acta Neuropathol 114 (2): 97-109, 2007.[PUBMED Abstract]

  4. Packer RJ, Biegel JA, Blaney S, et al.: Atypical teratoid/rhabdoid tumor of the central nervous system: report on workshop. J Pediatr Hematol Oncol 24 (5): 337-42, 2002 Jun-Jul.[PUBMED Abstract]

  5. Ho DM, Hsu CY, Wong TT, et al.: Atypical teratoid/rhabdoid tumor of the central nervous system: a comparative study with primitive neuroectodermal tumor/medulloblastoma. Acta Neuropathol 99 (5): 482-8, 2000.[PUBMED Abstract]

  6. Woehrer A, Slavc I, Waldhoer T, et al.: Incidence of atypical teratoid/rhabdoid tumors in children: a population-based study by the Austrian Brain Tumor Registry, 1996-2006. Cancer 116 (24): 5725-32, 2010.[PUBMED Abstract]

  7. Hilden JM, Meerbaum S, Burger P, et al.: Central nervous system atypical teratoid/rhabdoid tumor: results of therapy in children enrolled in a registry. J Clin Oncol 22 (14): 2877-84, 2004.[PUBMED Abstract]

  8. Burger PC, Yu IT, Tihan T, et al.: Atypical teratoid/rhabdoid tumor of the central nervous system: a highly malignant tumor of infancy and childhood frequently mistaken for medulloblastoma: a Pediatric Oncology Group study. Am J Surg Pathol 22 (9): 1083-92, 1998.[PUBMED Abstract]

  9. Lutterbach J, Liegibel J, Koch D, et al.: Atypical teratoid/rhabdoid tumors in adult patients: case report and review of the literature. J Neurooncol 52 (1): 49-56, 2001.[PUBMED Abstract]

  10. Biegel JA, Fogelgren B, Wainwright LM, et al.: Germline INI1 mutation in a patient with a central nervous system atypical teratoid tumor and renal rhabdoid tumor. Genes Chromosomes Cancer 28 (1): 31-7, 2000.[PUBMED Abstract]

  11. Bruggers CS, Bleyl SB, Pysher T, et al.: Clinicopathologic comparison of familial versus sporadic atypical teratoid/rhabdoid tumors (AT/RT) of the central nervous system. Pediatr Blood Cancer 56 (7): 1026-31, 2011.[PUBMED Abstract]

  12. Kordes U, Gesk S, Frühwald MC, et al.: Clinical and molecular features in patients with atypical teratoid rhabdoid tumor or malignant rhabdoid tumor. Genes Chromosomes Cancer 49 (2): 176-81, 2010.[PUBMED Abstract]

  13. Dufour C, Beaugrand A, Le Deley MC, et al.: Clinicopathologic prognostic factors in childhood atypical teratoid and rhabdoid tumor of the central nervous system: a multicenter study. Cancer 118 (15): 3812-21, 2012.[PUBMED Abstract]

  14. Lafay-Cousin L, Hawkins C, Carret AS, et al.: Central nervous system atypical teratoid rhabdoid tumours: the Canadian Paediatric Brain Tumour Consortium experience. Eur J Cancer 48 (3): 353-9, 2012.[PUBMED Abstract]

  15. Rorke LB, Packer RJ, Biegel JA: Central nervous system atypical teratoid/rhabdoid tumors of infancy and childhood: definition of an entity. J Neurosurg 85 (1): 56-65, 1996.[PUBMED Abstract]

  16. Athale UH, Duckworth J, Odame I, et al.: Childhood atypical teratoid rhabdoid tumor of the central nervous system: a meta-analysis of observational studies. J Pediatr Hematol Oncol 31 (9): 651-63, 2009.[PUBMED Abstract]

  17. Olson TA, Bayar E, Kosnik E, et al.: Successful treatment of disseminated central nervous system malignant rhabdoid tumor. J Pediatr Hematol Oncol 17 (1): 71-5, 1995.[PUBMED Abstract]

  18. Tekautz TM, Fuller CE, Blaney S, et al.: Atypical teratoid/rhabdoid tumors (ATRT): improved survival in children 3 years of age and older with radiation therapy and high-dose alkylator-based chemotherapy. J Clin Oncol 23 (7): 1491-9, 2005.[PUBMED Abstract]

  19. Chi SN, Zimmerman MA, Yao X, et al.: Intensive multimodality treatment for children with newly diagnosed CNS atypical teratoid rhabdoid tumor. J Clin Oncol 27 (3): 385-9, 2009.[PUBMED Abstract]

 | 

小児CNS非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍に関する腫瘍の生物学

小児中枢神経系(CNS)非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍(AT/RT)は、その特有の病理的および遺伝的特徴に基づいて、別個の疾患実体として、1987年に初めて報告された。 [1] それ以前は、髄芽腫、原始神経外胚葉性腫瘍、または脈絡叢がんとして最もしばしば分類されていた。世界保健機関は、AT/RTを1993年に胎児性悪性度IV新生物(embryonal grade IV neoplasm)として分類し始めた。 [2]

組織学的にみると、古典的AT/RTは形態学的に不均一で、典型的には好酸性細胞質が豊富な大型類上皮細胞層、および散在したラブドイド細胞層を含み、ほとんどの場合、原始神経外胚葉細胞(小型円形細胞)、間葉細胞、および/またはグリア細胞のような成分を伴っている。 [3]

上皮マーカー(サイトケラチンまたは上皮膜抗原)、グリア線維酸性蛋白、シナプトフィジン(またはニューロフィラメント)、および平滑筋(デスミン)の免疫組織化学染色は、分化の不均一性の特定に有用な場合があるが、細胞組成によって変動する。 [4] ラブドイド細胞は、すべてのAT/RTに存在するわけではないが、ビメンチン、上皮膜抗原、および平滑筋アクチンを発現している。

SMARCB1蛋白の免疫組織化学検査は、AT/RTの診断確定に有用である。腫瘍細胞ではSMARCB1染色陰性であるが、非腫瘍細胞(例、血管内皮細胞)では染色は陽性を保っている。 [5] [6] [7]

AT/RTは、50~100%のMIB-1 labeling indexを有しうる急速に増殖する腫瘍である。 [2]

CNS非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍(AT/RT)に関するゲノム学

SMARCB1遺伝子

AT/RTは、腫瘍抑制遺伝子候補のSMARCB1INI1およびhSNF5としても知られる)が同定された初めての原発性小児脳腫瘍であった。 [8] SMARCB1は、CNS、腎、および腎外のラブドイド悪性腫瘍を含む大多数のラブドイド腫瘍でゲノム的に変化している。 [8] SMARCB1関連AT/RT患者における他の遺伝子の追加のゲノム変化(突然変異と増加/欠失)はきわめてまれであり、反復性の突然変異を来した他の遺伝子はない。 [9] [10] [11]

SMARCB1は、Switch(SWI)型およびSucrose non-fermenting(SNF)型のアデノシン三リン酸依存性クロマチン再構築因子複合体の成分である。 [12] SMARCB1を発現しているが、SMARCB1突然変異を認めない、まれなラブドイド腫瘍の家族性症例では、SWI/SNFクロマチン再構築因子複合体の別のメンバーであるSMARCA4/BRG1の生殖細胞変異との関連も認められている。 [7] [13]

SMARCB1(および、さらにまれに、他のSWI/SNF複合体メンバー)のほかに反復性のゲノム変化が認められないにもかかわらず、生物学的に異なるAT/RTサブセットが同定されている。 [14] [15] 150例のAT/RT腫瘍に対するDNAメチル化アレイおよび67例のAT/RT腫瘍に対する遺伝子発現アレイを用いて、以下の3つの異なるAT/RTサブセットが同定された: [15]


  • AT/RT TYR:

    このサブセットは症例の約1/3を占めており、TYR(チロシナーゼをコードする遺伝子)など、メラノソームマーカーの発現増加により特徴付けられた。このサブセットの症例は主にテント下に病変を有し、ほとんどが0~1歳の小児に発生し、染色体22q欠失を示す。

  • AT/RT SHH:

    このサブセットは症例の約40%を占めており、ソニック・ヘッジホッグ(SHH)経路の遺伝子(例、GLI2およびMYCN)の発現増加により特徴付けられた。このサブセットの症例ではテント上およびテント下に同様の頻度で病変が発生した。ほとんどが2歳前に発症したが、症例の約1/3は2~5歳の間に発症した。

  • AT/RT MYC:

    このサブセットは症例の約1/4を占めており、MYCの発現増加により特徴付けられた。AT/RT MYC症例では、病変がテント上部に発生する傾向がみられた。ほとんどのAT/RT MYC症例は5歳までに発生するが、AT/RT MYCの最も一般的なサブセットは6歳以上で診断されていた。SMARCB1の限局的な欠失は、このサブセットに対するSMARCB1欠失の最も一般的な機序であった。

かなりの割合のAT/RT患者で、体細胞変異に加えて、SMARCB1における生殖細胞変異が報告されている。 [8] [16] ラブドイド腫瘍の小児65人を対象とした研究では、23人(35%)に生殖細胞変異および/またはSMARCB1の欠失が認められたことが明らかにされた。 [5] SMARCB1に生殖細胞変異を認める小児は、散発例より若い年齢(中央値約5ヵ月 vs 18ヵ月)で発症し、多発性腫瘍を示す場合が多い。 [5] 生殖細胞変異を示す評価可能症例22人中7人は、片親がSMARCB1生殖細胞系異常のキャリアであり、そのキャリアの親のうち4人は、SMARCB1関連がんに罹患していなかったことが明らかにされた。 [5] これは、AT/RTが不完全浸透性の常染色体優性遺伝パターンを示すことを指している。

複数の同胞がAT/RTに罹患しており、同一のSMARCB1変異が認められるが、両親ともSMARCB1突然変異/欠失が認められない家系があることから明らかなように、性腺モザイク現象も観察されている。 [5] [6] AT/RTと診断された小児をSMARCB1の生殖細胞変異についてスクリーニングすることで、その子のAT/RT診断の遺伝的関係に関する家族のカウンセリングに有用な情報が得られる場合がある。 [5]

ラブドイド腫瘍素因症候群(RTPS)

RTPSは、主にSMARCB1の生殖細胞変異に関連しており、明確に定義されている。 [8] [16] RTPSは、腎悪性ラブドイド腫瘍とAT/RTを同時発症した患者、両腎悪性ラブドイド腫瘍の患者、または悪性ラブドイド腫瘍の同胞が2人以上いる患者で強く示唆される。

この症候群では、悪性ラブドイド腫瘍が幼児および年少児に著しく発生しやすい傾向が認められる。AT/RTの1/3までが、RTPSにおいて生じると考えられ、これらのほとんどが生後1年以内に発生する。最もよくみられるRTPSの非CNS悪性腫瘍は、腎臓の悪性ラブドイド腫瘍であり、幼児でも認められる。

RTPSに関する詳しい情報については、小児ウィルムス腫瘍およびその他の腎腫瘍の治療に関するPDQ要約のラブドイド素因症候群のセクションを参照のこと。


参考文献
  1. Rorke LB, Packer RJ, Biegel JA: Central nervous system atypical teratoid/rhabdoid tumors of infancy and childhood: definition of an entity. J Neurosurg 85 (1): 56-65, 1996.[PUBMED Abstract]

  2. Kleihues P, Louis DN, Scheithauer BW, et al.: The WHO classification of tumors of the nervous system. J Neuropathol Exp Neurol 61 (3): 215-25; discussion 226-9, 2002.[PUBMED Abstract]

  3. Kleihues P, Cavenee WK, eds.: Pathology and Genetics of Tumours of the Nervous System. Lyon, France: International Agency for Research on Cancer, 2000.[PUBMED Abstract]

  4. McLendon RE, Adekunle A, Rajaram V, et al.: Embryonal central nervous system neoplasms arising in infants and young children: a pediatric brain tumor consortium study. Arch Pathol Lab Med 135 (8): 984-93, 2011.[PUBMED Abstract]

  5. Eaton KW, Tooke LS, Wainwright LM, et al.: Spectrum of SMARCB1/INI1 mutations in familial and sporadic rhabdoid tumors. Pediatr Blood Cancer 56 (1): 7-15, 2011.[PUBMED Abstract]

  6. Bruggers CS, Bleyl SB, Pysher T, et al.: Clinicopathologic comparison of familial versus sporadic atypical teratoid/rhabdoid tumors (AT/RT) of the central nervous system. Pediatr Blood Cancer 56 (7): 1026-31, 2011.[PUBMED Abstract]

  7. Hasselblatt M, Gesk S, Oyen F, et al.: Nonsense mutation and inactivation of SMARCA4 (BRG1) in an atypical teratoid/rhabdoid tumor showing retained SMARCB1 (INI1) expression. Am J Surg Pathol 35 (6): 933-5, 2011.[PUBMED Abstract]

  8. Biegel JA, Tan L, Zhang F, et al.: Alterations of the hSNF5/INI1 gene in central nervous system atypical teratoid/rhabdoid tumors and renal and extrarenal rhabdoid tumors. Clin Cancer Res 8 (11): 3461-7, 2002.[PUBMED Abstract]

  9. Lee RS, Stewart C, Carter SL, et al.: A remarkably simple genome underlies highly malignant pediatric rhabdoid cancers. J Clin Invest 122 (8): 2983-8, 2012.[PUBMED Abstract]

  10. Kieran MW, Roberts CW, Chi SN, et al.: Absence of oncogenic canonical pathway mutations in aggressive pediatric rhabdoid tumors. Pediatr Blood Cancer 59 (7): 1155-7, 2012.[PUBMED Abstract]

  11. Hasselblatt M, Isken S, Linge A, et al.: High-resolution genomic analysis suggests the absence of recurrent genomic alterations other than SMARCB1 aberrations in atypical teratoid/rhabdoid tumors. Genes Chromosomes Cancer 52 (2): 185-90, 2013.[PUBMED Abstract]

  12. Biegel JA, Kalpana G, Knudsen ES, et al.: The role of INI1 and the SWI/SNF complex in the development of rhabdoid tumors: meeting summary from the workshop on childhood atypical teratoid/rhabdoid tumors. Cancer Res 62 (1): 323-8, 2002.[PUBMED Abstract]

  13. Schneppenheim R, Frühwald MC, Gesk S, et al.: Germline nonsense mutation and somatic inactivation of SMARCA4/BRG1 in a family with rhabdoid tumor predisposition syndrome. Am J Hum Genet 86 (2): 279-84, 2010.[PUBMED Abstract]

  14. Torchia J, Picard D, Lafay-Cousin L, et al.: Molecular subgroups of atypical teratoid rhabdoid tumours in children: an integrated genomic and clinicopathological analysis. Lancet Oncol 16 (5): 569-82, 2015.[PUBMED Abstract]

  15. Johann PD, Erkek S, Zapatka M, et al.: Atypical Teratoid/Rhabdoid Tumors Are Comprised of Three Epigenetic Subgroups with Distinct Enhancer Landscapes. Cancer Cell 29 (3): 379-93, 2016.[PUBMED Abstract]

  16. Biegel JA, Fogelgren B, Wainwright LM, et al.: Germline INI1 mutation in a patient with a central nervous system atypical teratoid tumor and renal rhabdoid tumor. Genes Chromosomes Cancer 28 (1): 31-7, 2000.[PUBMED Abstract]

 | 

小児CNS非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍の病期情報

小児中枢神経系非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍に対して定義された病期分類システムは存在しない。患者は治療目的で、新規診断例または再発例、さらに脳脊髄軸播種例または非播種例で分類される。

 | 

新たに診断された小児CNS非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍に対する治療

中枢神経系(CNS)非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍(AT/RT)の小児に対して確立された標準治療は存在しない。この腫瘍の非常に侵攻性の性質を考慮して、ほとんどの患者は集中的な集学的治療法で治療される。しかしながら、ほとんどの患者が若年であることが、治療、特に放射線療法の程度を制限する。

新たに診断されたCNS AT/RTの治療法選択肢には、以下が挙げられる:


手術、化学療法、および放射線療法(集学的治療法)

外科的切除範囲は、生存に影響しうる。Central Nervous System Atypical Teratoid/Rhabdoid Tumor Registry(AT/RTレジストリー)のデータによると、完全な外科的切除は、腫瘍の浸潤性を考えるとしばしば困難であるが、完全切除された患者は、生存期間中央値が長いことが示唆されている。 [1]

化学療法は、非常に若年のAT/RT小児に対する主要な補助療法となっている。生後36ヵ月未満の小児を含む共同グループ研究により、標準化学療法レジメン単独で治療した場合は、生存が不良なことが実証された。 [2] Children's Cancer Groupは、多剤化学療法で治療した生後36ヵ月未満の小児28人では、2年イベントフリー生存率(EFS)が14%であったことを報告した。 [3]

大量化学療法 [4] [証拠レベル:3iA]; [5] [6] [証拠レベル:3iiiDi]、髄腔内化学療法、および放射線療法のような、さまざまな併用療法を用いる強化レジメンにより、一部の患者に生存期間の延長がもたらされている。AT/RTレジストリーの患者13人が、初期治療の一環として造血幹細胞救助を伴う大量化学療法による治療を受けた。 [1] これらの患者の4人(このうち2人は放射線も受けた)は、最後の報告で診断から21.5~90ヵ月経過後に疾患が進行することなく生存していた。全員が診断時に生後32ヵ月未満で、Head Start III化学療法プロトコルで治療されていた評価可能な小児15人中、2人は47ヵ月以上生存した。 [7] [証拠レベル:3iA]

放射線療法はAT/RT患者の生存にプラスの影響をもたらすようである。


  • AT/RTレジストリーの患者42人中13人(31%)が初期治療の一環として化学療法に加えて放射線療法を受けた。 [1] 照射野は、9人の小児が原発腫瘍床、4人の小児が腫瘍床および頭蓋脊髄軸であった。登録患者全体の生存期間中央値は16.75ヵ月であったのに対し、これらの小児の生存期間中央値は48ヵ月であった。

  • St. Jude Children's Research HospitalのAT/RT患者31人に対するレトロスペクティブ・シリーズでは、3歳を超える患者の2年EFS率は78%で、これは3歳未満の患者の11%よりもかなり良好であった。 [8] 年長グループの生存患者では、1人を除くすべての患者(8人中7人)が、頭蓋脊髄照射に加え、造血幹細胞移植を伴う強化化学療法を受けた;年少患者では、何らかの形の放射線療法を受けたのは22人中わずか3人で、このうち2人は無病状態である。

  • Surveillance Epidemiology and End Results登録によるレビューでは、3歳未満の小児において放射線療法は生存率の改善と関連しているとされた。 [9]

証拠(集学的治療法):

  1. Third Intergroup Rhabdomyosarcoma Study(IRS-III)では、放射線療法、髄腔内メトトレキサートシタラビン、ヒドロコルチゾン、および全身多剤化学療法が用いられた。小規模のレトロスペクティブ・シリーズの結果は勇気付けられるものであり、このグループの患者における集学的治療に関する初のプロスペクティブ研究につながった。 [10] [11]
  2. 以前のパイロットシリーズに基づいて、新たに診断されたCNS AT/RTの小児に対してプロスペクティブ多施設試験が実施された。治療は次の5段階に分けられた:照射前療法、化学放射線療法、地固め療法、維持療法、および継続療法。髄腔内化学療法は、腰椎内と脳室内ルートから交互に実施された。放射線療法は、小児の年齢および診断時の疾患の範囲に応じて、局所(54Gy)または脳脊髄(36Gy、+原発巣へのブースト照射)のいずれかで実施された。 [12]
    • このプロスペクティブ研究の結果から、2年無増悪生存率が53%±13%、全生存率が70%±10%であることが実証され、年齢が高く、肉眼的完全切除が達成され、さらに初発時に転移病変が認められなかった小児の成績が最も良好であった。

    • 報告時に進行性の病変が認められなかった小児8人中6人が原体照射療法を受けており、2人の小児は脳脊髄照射療法を受けていた;7人の小児が肉眼的完全切除を受け、転移性病変がみられた小児は1人のみであった(この小児は診断から1.5年経過時に疾患が持続していたものの安定していた)。

AT/RTは放射線療法に反応を示すため、この治療法は多くの治療プロトコルに組み込まれる。 [13]

年齢および治療程度がどのように生存に影響を及ぼすか、より深く理解するために、AT/RTを対象としたプロスペクティブな共同グループ臨床試験が強く求められている。

臨床評価段階にある治療法の選択肢

初期相の臨床試験が、特定の患者について利用できる場合がある。このような試験は、小児腫瘍学グループの第I相施設、Pediatric Brain Tumor Consortium、または他の施設を介して利用できる場合がある。現在実施中の臨床試験に関する情報は、NCIウェブサイトから入手することができる。


参考文献
  1. Hilden JM, Meerbaum S, Burger P, et al.: Central nervous system atypical teratoid/rhabdoid tumor: results of therapy in children enrolled in a registry. J Clin Oncol 22 (14): 2877-84, 2004.[PUBMED Abstract]

  2. Packer RJ, Biegel JA, Blaney S, et al.: Atypical teratoid/rhabdoid tumor of the central nervous system: report on workshop. J Pediatr Hematol Oncol 24 (5): 337-42, 2002 Jun-Jul.[PUBMED Abstract]

  3. Geyer JR, Sposto R, Jennings M, et al.: Multiagent chemotherapy and deferred radiotherapy in infants with malignant brain tumors: a report from the Children's Cancer Group. J Clin Oncol 23 (30): 7621-31, 2005.[PUBMED Abstract]

  4. Nicolaides T, Tihan T, Horn B, et al.: High-dose chemotherapy and autologous stem cell rescue for atypical teratoid/rhabdoid tumor of the central nervous system. J Neurooncol 98 (1): 117-23, 2010.[PUBMED Abstract]

  5. Gardner SL, Asgharzadeh S, Green A, et al.: Intensive induction chemotherapy followed by high dose chemotherapy with autologous hematopoietic progenitor cell rescue in young children newly diagnosed with central nervous system atypical teratoid rhabdoid tumors. Pediatr Blood Cancer 51 (2): 235-40, 2008.[PUBMED Abstract]

  6. Finkelstein-Shechter T, Gassas A, Mabbott D, et al.: Atypical teratoid or rhabdoid tumors: improved outcome with high-dose chemotherapy. J Pediatr Hematol Oncol 32 (5): e182-6, 2010.[PUBMED Abstract]

  7. Zaky W, Dhall G, Ji L, et al.: Intensive induction chemotherapy followed by myeloablative chemotherapy with autologous hematopoietic progenitor cell rescue for young children newly-diagnosed with central nervous system atypical teratoid/rhabdoid tumors: the Head Start III experience. Pediatr Blood Cancer 61 (1): 95-101, 2014.[PUBMED Abstract]

  8. Tekautz TM, Fuller CE, Blaney S, et al.: Atypical teratoid/rhabdoid tumors (ATRT): improved survival in children 3 years of age and older with radiation therapy and high-dose alkylator-based chemotherapy. J Clin Oncol 23 (7): 1491-9, 2005.[PUBMED Abstract]

  9. Buscariollo DL, Park HS, Roberts KB, et al.: Survival outcomes in atypical teratoid rhabdoid tumor for patients undergoing radiotherapy in a Surveillance, Epidemiology, and End Results analysis. Cancer 118 (17): 4212-9, 2012.[PUBMED Abstract]

  10. Olson TA, Bayar E, Kosnik E, et al.: Successful treatment of disseminated central nervous system malignant rhabdoid tumor. J Pediatr Hematol Oncol 17 (1): 71-5, 1995.[PUBMED Abstract]

  11. Zimmerman MA, Goumnerova LC, Proctor M, et al.: Continuous remission of newly diagnosed and relapsed central nervous system atypical teratoid/rhabdoid tumor. J Neurooncol 72 (1): 77-84, 2005.[PUBMED Abstract]

  12. Chi SN, Zimmerman MA, Yao X, et al.: Intensive multimodality treatment for children with newly diagnosed CNS atypical teratoid rhabdoid tumor. J Clin Oncol 27 (3): 385-9, 2009.[PUBMED Abstract]

  13. De Amorim Bernstein K, Sethi R, Trofimov A, et al.: Early clinical outcomes using proton radiation for children with central nervous system atypical teratoid rhabdoid tumors. Int J Radiat Oncol Biol Phys 86 (1): 114-20, 2013.[PUBMED Abstract]

 | 

再発小児CNS非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍に対する治療

再発小児中枢神経系非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍に対する標準治療は存在しない。

臨床評価段階にある治療法の選択肢

以下は現在実施中の米国および/または施設の臨床試験の例である。他の試験は、小児腫瘍学グループの第I相施設、Pediatric Brain Tumor Consortium、または他の施設を介して利用できる場合がある。現在実施中の臨床試験に関する情報は、NCIウェブサイトから入手することができる。


  • NCT02601937

    (再燃または難治性でINI1陰性の腫瘍または滑膜肉腫を有する患児を対象としたEZH2阻害薬tazemetostatの第I相試験)

    INI1陰性腫瘍を有する患者がEZH2阻害薬を用いた標的療法の適格となる。この試験はtazemetostatを1日2回経口投与する、オープンラベル、用量漸増かつ用量拡大第I相試験である。

 | 

最新の臨床試験

小児非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。

 | 

本要約の変更点(09/19/2016)

PDQがん情報要約は定期的に見直され、新情報が利用可能になり次第更新される。本セクションでは、上記の日付における本要約最新変更点を記述する。

再発小児CNS非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍に対する治療

新規のサブセクションとして臨床評価段階にある治療法の選択肢が追加された。

本要約はPDQ Pediatric Treatment Editorial Boardが作成と内容の更新を行っており、編集に関してはNCIから独立している。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたはNIHの方針声明を示すものではない。PDQ要約の更新におけるPDQ編集委員会の役割および要約の方針に関する詳しい情報については、本PDQ要約についておよびPDQ® - NCI's Comprehensive Cancer Databaseを参照のこと。

 | 

本PDQ要約について

本要約の目的

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、小児中枢神経系非定型奇形腫様およびラブドイド腫瘍の治療について包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。

査読者および更新情報

本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Pediatric Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

委員会のメンバーは毎月、最近発表された記事を見直し、記事に対して以下を行うべきか決定する:


  • 会議での議論、

  • 本文の引用、または

  • 既に引用されている既存の記事との入れ替え、または既存の記事の更新。

要約の変更は、発表された記事の証拠の強さを委員会のメンバーが評価し、記事を本要約にどのように組み入れるべきかを決定するコンセンサス過程を経て行われる。

小児中枢神経系非定型奇形腫様/ラブドイド腫瘍の治療に対する主要な査読者は以下の通りである:


    本要約の内容に関するコメントまたは質問は、NCIウェブサイトのEmail UsからCancer.govまで送信のこと。要約に関する質問またはコメントについて委員会のメンバー個人に連絡することを禁じる。委員会のメンバーは個別の問い合わせには対応しない。

    証拠レベル

    本要約で引用される文献の中には証拠レベルの指定が記載されているものがある。これらの指定は、特定の介入やアプローチの使用を支持する証拠の強さを読者が査定する際、助けとなるよう意図されている。PDQ Pediatric Treatment Editorial Boardは、証拠レベルの指定を展開する際に公式順位分類を使用している。

    本要約の使用許可

    PDQは登録商標である。PDQ文書の内容は本文として自由に使用できるが、完全な形で記し定期的に更新しなければ、NCI PDQがん情報要約とすることはできない。しかし、著者は“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks succinctly: 【本要約からの抜粋を含める】.”のような一文を記述してもよい。

    本PDQ要約の好ましい引用は以下の通りである:

    PDQ® Pediatric Treatment Editorial Board.PDQ Childhood Central Nervous System Atypical Teratoid/Rhabdoid Tumor Treatment.Bethesda, MD: National Cancer Institute.Updated <MM/DD/YYYY>.Available at: http://www.cancer.gov/types/brain/hp/child-cns-atrt-treatment-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389426]

    本要約内の画像は、PDQ要約内での使用に限って著者、イラストレーター、および/または出版社の許可を得て使用されている。PDQ情報以外での画像の使用許可は、所有者から得る必要があり、米国国立がん研究所(National Cancer Institute)が付与できるものではない。本要約内のイラストの使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともにVisuals Online(2,000以上の科学画像を収蔵)で入手できる。

    免責条項

    入手可能な証拠の強さに基づき、治療選択肢は「標準」または「臨床評価段階にある」のいずれかで記載される場合がある。これらの分類は、保険払い戻しの決定基準として使用されるべきものではない。保険の適用範囲に関する詳しい情報については、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手できる。

    お問い合わせ

    Cancer.govウェブサイトについての問い合わせまたはヘルプの利用に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載されている。質問はウェブサイトのEmail UsからもCancer.govに送信可能である。

     |