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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

膀胱がん、およびその他の尿路上皮がんのスクリーニング(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2017-02-22
    翻訳更新日 : 2017-04-17

Bladder and Other Urothelial Cancers (PDQ®): Screening PDQ Screening and Prevention Editorial Board

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、膀胱がん、およびその他の尿路上皮がんのスクリーニングについて、包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。


本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Screening and Prevention Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

膀胱がん 疾患のスクリーニング

概要

注:膀胱がんの治療 およびがんのスクリーニング(検診)と予防の研究に関する証拠レベルについては別のPDQ要約を参照できるようにしてある。

有益性

膀胱がん、およびその他の尿路上皮がんのスクリーニングが死亡率に対して影響があるかどうかを判断するための十分な証拠は存在しない。

証拠の記述

    研究デザイン

    :この問題に直接取り組んでいる研究はない。

    内部妥当性

    :該当せず。

    一貫性

    :該当せず。

    健康上のアウトカムに関する影響の大きさ

    :該当せず。

    外部妥当性

    :該当せず。

有害性

中等度の証拠によると、膀胱がんおよびその他の尿路上皮がんのスクリーニングは、合併症を伴う不必要な診断手順の実施に帰着する。

証拠の記述

    研究デザイン

    :臨床経験、記述研究、または専門家委員会の報告に基づいた権威の意見。

    内部妥当性

    :該当せず。

    一貫性

    :該当せず。

    健康上のアウトカムに対する影響の大きさ

    :まれな有害性に対する十分な証拠。

    外部妥当性

    :該当せず。
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証拠の記述

発生率および死亡率

膀胱がんは米国の男性において4番目に多く診断される悪性腫瘍である。2017年に米国において、約79,030例の新たな膀胱がんの症例が推定されている。 [1]

膀胱がんは両性において黒人に比べほぼ2倍の頻度で白人に診断されている。米国における他の民族および人種での膀胱がんの発生率は、黒人と白人の発生率の間に位置する。膀胱がんの発生率は年齢とともに増加する。 [2]

1950年代以降、膀胱がんの発生率は約50%上昇した。米国人口の加齢とともにこの傾向は続くと予想される。同期間中の膀胱がんによる死亡率は約33%減少した(米国国立がん研究所のSurveillance, Epidemiology, and End Resultsプログラム、1973~1997年)。2017年には16,870人のアメリカ人が膀胱がんで死亡すると推定される。 [1]

膀胱がんの年齢調整死亡率は過去30年間ですべての人種および性別で減少した。 [3] これらの変化は早期診断、よりよい治療法、発がん物質への曝露の減少、またはこれらの因子の組み合わせを反映している。

膀胱におけるがんの90%以上が移行上皮がん(TCC)で、尿路上皮がんとも呼ばれる。尿路上皮がんはまた、腎盂、尿管、前立腺、および尿道の上皮にもまれに発生しうる。その他の重要な組織学的タイプには、扁平上皮がん(SCC)および腺がんがある。腺がんは、原発性膀胱がんの2%未満を占め、直腸、胃、子宮内膜、乳房、前立腺、および卵巣からの転移を含む。 [4]

危険因子

膀胱がんまたはその他の尿路上皮がんの予防に関する決定的な研究はない。環境および職業的な曝露の減少が、おそらく尿路上皮がんリスクを減少させる。年齢、性別、人種、および地理的分布における違いは、毒性をもつ可能性がある物質への環境的および職業的な曝露における違いを反映している可能性がある。関連のある曝露は、化学曝露;喫煙;細菌、寄生真菌類、またはウイルスへの感染;および特定の化学療法薬剤による治療を含む。膀胱がんの家族歴陽性もまた、膀胱がんのリスク増加に関連している。 [4] [5]

喫煙

さまざまな曝露を受けたいくつかの集団は、膀胱がん発生のリスクが高いように見える。一般集団において、群を抜いて最もよく知られている環境危険因子がタバコ、特に喫煙であり [5] 、喫煙者はこれまで一度も喫煙したことがない個人に比べ、膀胱がん発生のリスクが4倍~7倍高い。 [6] [7] [8] 禁煙することでリスクは減少するが、禁煙後5年~7年間の発生リスクの減少は比較的小さい。禁煙後10年以降でさえ膀胱がん発生のリスクは依然高く、今まで喫煙したことのない人に比べほぼ2倍である。

喫煙誘因性膀胱がんに関係があるとされる化学物質には、アミノビフェニルとその代謝物がある。 [5] 遺伝性酵素および誘導性酵素が、アミノビフェニルおよび膀胱がんの他の推定発がん物質の活性化および解毒において重要であると考えられる。これらの酵素はN-アセチルトランスフェラーゼ 2 (NAT2) [9] 、チトクロム P450 1A2(CYT 1A2) [10] 、およびグルタチオンS-トランスフェラーゼ M 1を含む。 [11] これら酵素の特定の遺伝子型と表現型、および酵素活性は、とりわけ肝臓と尿路上皮における活性が、喫煙によって引き起こされる膀胱がんおよび他のアリルアミンによる膀胱がんに対する感受性と関係があり、またそれは産業的曝露を受けた集団に顕著であることをいくつかの研究が示唆している。 [10] [12] [13] [14] [15] しかしながら、これらの研究のすべてが、現在あるいは過去の喫煙歴に関して十分な対照があるわけではない。

環境的および職業的な特定の化学物質への曝露

膀胱がん発生の危険因子としてさまざまな産業的曝露もまた関係があり、主なものとしては、染料の製造やベンチジンとその誘導体において存在する2-ナフチルアミン、ベータ-ナフチルアミン、4-クロロ-o-トルイジンなどの芳香族アミン [5] ;おそらく塩素化された脂肪族炭化水素 [16] ;処理水に含まれる塩素消毒副産物 [17] [18] ;アルミニウム製造(多環芳香族炭化水素、フッ化物) [5] ;および特定のアルデヒド [19] がある。

膀胱がんリスク増加との関連が報告されている職業としては、塗料、染料、金属、石油製品の処理に関連した職業が挙げられる。 [5] [20]

最終的に膀胱がんで死亡する米国の患者の5~15%が、上述の環境因子(喫煙以外)の強い曝露を受けているであろうと算出されている。 [21]

漢方薬

汚染された漢方薬の使用もまた、危険因子の1つであると報告されている。これらの漢方薬における主要発がん物質は、アリストロキア種から抽出されるアリストロキア酸(AA)と思われる。 [22] AAの他に使用されている漢方薬のレジメンは多様なため、未だ同定されていない植物毒素も関与しているであろう。 [23] A. fangchiで汚染された漢方薬の摂取と関連する慢性腎症は、腎盂と尿管の尿路上皮がんと連関がある。A. fangchiを含む漢方薬は、ベルギー、カナダ、オーストラリア、およびドイツで禁止されているが、米国では今も入手可能である。 [24]

ヒ素曝露

井戸水からの大量のヒ素摂取はまた、膀胱のTCCを含むさまざまな悪性疾患に関連している。 [5] [25] [26] 膀胱がんが地域固有でみられる場所が、飲み水に高濃度のヒ素が含まれている他の地域で見つかっている。 [25] [26] 台湾南部において、ヒ素による黒足病が流行している。

砒化ガリウムなどの無機ヒ素化合物への曝露もまた、膀胱がんリスクの増加と関連している。

シクロホスファミドまたはイホスファミドによる治療

がんの化学療法薬であるシクロホスファミド [27] [28] や、おそらくイホスファミドのような他のアルキル化剤への曝露(ただし、メスナをこれらの薬物とともに使用すると発生率は低下しうる)は、膀胱がんのリスク増加に関連する。 [27]

骨盤への放射線療法

前立腺がん、子宮がん、および子宮頸がんといった他の悪性腫瘍に対する骨盤への放射線療法もまた、膀胱がんのリスク増加に関連している。 [29] [30]

遺伝子突然変異

膀胱がんに関連する特異的遺伝子突然変異には以下のものがある: [33] [34] [35]


  • HRAS変異(コステロ症候群または顔面皮膚骨格症候群)。

  • RB1変異。

  • PTEN/MMAC1変異(コーデン症候群)。

  • NAT2のアセチル化の遅い表現型。

  • GSTM1ヌル表現型。

他の危険因子

より侵攻型の膀胱がんに関連する追加の危険因子として、神経因性膀胱および関連する留置カテーテル [36] [37] 、およびビルハルツ住血吸虫(Schistosoma haematobium)膀胱感染(ビルハルツ住血吸虫感染による膀胱がん)。 [38]

TCC以外の尿路上皮腫瘍には、腺がん、扁平上皮がん、および転移性の腺がんが含まれる。膀胱の扁平上皮がんのリスクには、留置カテーテル、 [39] [40] および住血吸虫による膀胱炎が含まれる。

遺伝

時折の家族性クラスターが逸話的に報告され、 [41] [42] [43] 膀胱がん(上部尿路TCCも同様に)もリンチ家族性がん症候群IIの一部であるものの、 [44] 膀胱がん発生の傾向が遺伝性のものであるという証拠はない。 [45]

臨床像

膀胱がん患者の70%は臨床提示時に表在性の病変を有する。 [46] 血尿が最も一般的な提示の徴候であり、約90%の症例に起こる。血尿は断続的に起こることがあるため、尿検査で赤血球が認められなくても尿路上皮がんの診断が除外されるわけではない。血尿が肉眼的に認められる患者において膀胱がんが報告される割合は、13~34.5%である。 [47] [48] [49] 他の認められる症状には、排尿障害、頻尿または尿意促迫、および、あまり一般的ではないが、閉塞に続く側腹痛、骨盤浸潤または骨転移からくる疼痛がある。診断と病期分類は、通常膀胱鏡検査から始める。上部および下部尿路の完全な評価が必要とされる。 [50]

組織病理学

米国で診断される膀胱がんの90%以上が純粋なTCC、あるいは、TCCと異なる組織型との混合、主として扁平上皮がん、腺がん、あるいはその両方である。残りの3~4%は純粋な扁平上皮がんで、女性の方が男性より約2倍発生し易い。扁平上皮がんはまた、膀胱のビルハルツ住血吸虫(S. haematobium)感染、尿道カテーテルの長期留置の既往、膀胱結石、再発性膀胱感染などのある患者に起こる膀胱がんでかなりの割合を占める。 [28] [39] [40]

TCC診断時の悪性度と病期の両方が、予後と治療に非常に重要な意味をもつ。しかしながら、非移行上皮性腫瘍は、すべて非常に侵攻性で、摘出術以外の治療には反応し難い。 [4] 患者の予後と治療の選択は腫瘍の侵攻性と悪性度に依存する。

非スクリーニング集団で新たに診断された膀胱がんの悪性度と病期

患者の予後と管理の決定に関して、指標となる病変の組織学的悪性度と病期が決定的な性質であることは長年十分に認識されている。集団ベースの設定で新たに診断された膀胱腫瘍の悪性度と病期の評価を試みた研究では、1988年当時、新たに膀胱がんと診断されウィスコンシン州腫瘍登録に報告していた50歳以上の全男性患者の89%のブロックとスライド標本を、原診断を知らない1人の病理医が再検討した。 [51] 57%の標本は悪性度IまたはII、Ta期またはT1期のTCCであり;19%は悪性度III、Ta期またはT1期(またはTis期)のTCC;24%は固有筋層への浸潤あるいはそれ以上(T2+期)で、それらのほとんどすべてが悪性度IIIの病変あるいは非移行上皮組織像であった。ウィスコンシンの場合50歳以上の黒人男性患者集団の数が少なかったので(白人以外の全膀胱がん患者の3%に満たない)、 [52] 黒人と白人の悪性度および病期における違いを決定できなかった。同様に、この研究では女性あるいは50歳未満の男性も対象外であった。腫瘍登録に記録される膀胱がんの組織学的解釈の多様性故に、 [4] [53] ウィスコンシンにおいてこの悪性腫瘍で提示されている悪性度と病期が分かるのは、50歳以上の男性についてだけである。

ほとんどすべての膀胱悪性腫瘍は尿路上皮表面に発生する。膀胱がんで死亡する患者の過半数が、転移性のがんが原因となる;転移膀胱がんの治療は、絶対とは言い切れないもののほとんど治癒しない。 [54] 転移がん患者の圧倒的多数が同時性あるいは既往の固有筋層浸潤病変(T2+期)を有する。 [55] 固有筋層浸潤膀胱がんをもつ患者の70~90%がこの診断を示すが [56] [57] 、再発表在性TCCのはるかに大きな患者プールから出て来たわけではない。スクリーニングの最終目的は、筋層浸潤する運命の膀胱がんを早期検出することである。1件の研究では表在性TCC患者を20年間追跡すると、その約30%が最終的にこの疾患により死亡すると報告しているが、 [58] これらのデータはまだ確認されていない上、他の複数の報告と矛盾しており、 [59] 診断、分類、管理において時代遅れの様式を反映している可能性がある。

膀胱がんはほとんど剖検で偶然に発見されることはなく、症状はまだ出ていないが膀胱鏡検査によって検出できる臨床提示前期間はおそらく短い。この急速な成長速度は臨床経験に支持されており、 [60] スクリーニング検査は短い間隔で頻繁に行うべきであることが示唆される。

スクリーニングの方法

膀胱鏡検査と細胞診

以前に治療された膀胱がんの患者の監視と管理において、膀胱鏡検査および膀胱洗浄/尿細胞検査の実施は非常に有効なことが証明されている。 [61] これらの手段は、経費および病的状態の面から、膀胱がんの既往のない人には実用的ではない。

血尿

血尿は最も一般的な膀胱がんの提示徴候であるが、血尿のある個人のほとんどは膀胱がんではない。一般集団では、無症候性の肉眼的血尿の有病率は約2.5%で、無症候性の顕微鏡的血尿の有病率は約13%である。 [62] 英国の血尿外来を訪れた患者に関する最近のプロスペクティブ分析において、肉眼的血尿があった948人の患者の内、183人(19.2%)が膀胱鏡検査で膀胱がんと判明した。 [49] しかしながら、顕微鏡的血尿のあった患者982人では、わずか47人(4.8%)しか膀胱がんと判明しなかった。

単回血尿検査

泌尿器科悪性腫瘍、重度の尿道疾患、および膀胱がんを検出するための単回の血液に対する 尿標本検査について2つのグループが報告している。両研究ともに、複数の専門科がある規模の大きなクリニックの患者 [62] あるいは大規模健康維持組織(HMO)にて同意が得られた患者で多相スクリーニング検査を受けた患者を対象とし、レトロスペクティブに情報を確認した。 [63] 研究のレトロスペクティブという性質から、いずれも膀胱がんの検出に特異的なデザインでもなく、あるいは最もリスクの高い集団(50歳以上の男性)に焦点を絞ったデザインでもなかった。両研究共、膀胱がんの診断において単回血尿検査は効果的ではないと結論した。追跡期間の長かったHMOの研究から示唆されたのは、顕微血尿が見られた患者は後に続く筋層浸潤性膀胱がんの発生リスクが高いということで、その潜伏期間は3.5年~14.5年であった。 [64] 膀胱がんのスクリーニングで単回血尿検査が効果的とするには証拠が不十分で、単回血尿検査が結果的にこの疾患による死亡を減らすという証拠もない。

反復血尿検査

血尿の検出において顕微鏡検尿と相関するヘモグロビンに対する化学試薬ストリップ法である、Ames Hemastixを使用した2つの研究 [65] で、地理的に限定された中高年の男性集団(ウィスコンシンのマディソンと英国のリーズ)を対象に試薬ストリップ在宅反復検査を用いて実施された。各プログラムで患者ケア登録が、熱心に個人の参加を促した。泌尿器科悪性腫瘍の既往のある男性、原因が判明している血尿を呈する男性、またはコンプライアンスの悪い男性は除外された。実施された4件の研究(1つのパイロット研究とそれより規模の大きな試験を地区ごとに1つ)で勧誘された個人の45~55%が参加した。これらの研究では、すべての参加者の1.2~1.3%が膀胱がんであることが判明した(すべてTCC)。T2期あるいはそれ以上の悪性腫瘍がみつかったのは、最初の試験では、21人の患者の内ただ1人で、 [51] [60] [65] また2番目の試験でみつかった26人からは1人もそのような腫瘍は検出されなかった。50歳以上の男性を対象とした一般集団での反復血尿スクリーニング検査の限界として、初回の検査で陽性判定を受けた個人の90%を上回る人が、膀胱がんではないと判明した。 [65] ウィスコンシンの血尿スクリーニング研究では、血尿が陽性で精密検査が陰性の患者、あるいは重篤な病気はなにもないとされた患者全員が、少なくとも24ヵ月追跡されたが膀胱がんの発生を示す所見はなかった。同様に、各自の最終検査から少なくとも18ヵ月の間、スクリーニング検査の参加者全員(血尿有り/無し)が膀胱がんで死亡しなかった。このスクリーニングコホートの14年間の追跡で、血尿スクリーニングにより膀胱がんが検出された参加者はいずれも膀胱がんで死亡しなかった一方、血尿を有し、精密検査が陰性であった2人(0.85%)が精密検査陰性後、6.7年および11.4年で膀胱がんを発症した。スクリーニング検査中に血尿が認められなかった同じ割合の参加者が膀胱がんを診断された(0.93%)が、いずれも最後の検査日から1年以上経過後であった。 [66] これらの参加者が膀胱がんに罹患しなかったと証明するにはさらに長い追跡期間が必要であるといえる [64] ;しかしながら、そのような試験は現実的に難しい。反復血尿検査の比較的低い陽性適中度(膀胱がんで7.6%、全悪性腫瘍で11.6%)を考えると、 [51] [65] [67] このスクリーニング方法の実用性に関して疑問が上がる。

その他の考えられるスクリーニング法

膀胱がんの既往があり膀胱鏡による監視を受けている患者を主に対象にした検査、あるいは複数の専門科があるクリニックの大規模な泌尿器科にかかっている全患者を対象に実施するルーチン検査として、膀胱がんの検出における排出尿細胞診の精度が評価されている。膀胱がんの既往のある患者の研究では、排出尿細胞診は、悪性度IのTCCの20~40%、悪性度IIの悪性腫瘍の20~50%、そして悪性度III/Tisがんの60~80%の診断において有効であった。 [68] [69] このような研究は、血尿あるいは再発性膀胱腫瘍の既往のいずれかがない患者には実施されなかったが、スクリーニング目的という観点からの1つの大きな懸念は、高分化および中度分化のTCCに対する感度の欠如と、どんな細胞学的診断を下すにも不十分な数の細胞しか含まない標本がかなりの割合を占めることである。偽陽性結果はきわめて珍しいものの、非常に疑わしい集団内でさえ起こる感度の欠如から、排出尿細胞診は一般集団のスクリーニングのための検査としては不適切である。産業的曝露を受けていない集団において、疾患に関係した死亡に関する細胞学的スクリーニング検査のアウトカムを調べた研究はない。泌尿器科クリニックでスクリーニング検査を受けた患者のアウトカムもない。 [68]

化学試薬ストリップを用いた在宅血尿スクリーニングプログラムで膀胱がんと診断された男性患者らのアウトカムが、ウィスコンシン腫瘍登録から得られた州全体の集団ベースの標本(50歳以上の全男性患者の87%)と比較された。 [51] 組織切片標本が盲検下で審査されたところ、低悪性度表在性の症例、対、高悪性度または浸潤性の症例の割合は同程度であったが、スクリーニングを受けた患者の方が、後期(T2期以降)疾患の割合は低かった。14年の時点で、腫瘍登録患者の20.4%が膀胱がんにより死亡した(筋層浸潤性悪性度III病変をもつ患者の50%を含む);しかしながら、14年の追跡期間では、スクリーニングによって膀胱がんが発見された参加者で膀胱がんで死亡した人はいなかった。 [70] これらの差がリードタイム効果、過剰診断、または選択バイアスの組み合わせによってもたらされたのか、真のスクリーニング効果によりもたらされたのかは決定できない。

以前に膀胱がんと診断された患者の監視を目的として、尿中でスクリーニングされたさまざまな分子および細胞要素の測定法が提唱され、一部では商品化もされている;しかしながら、これらのマーカーの特異度および感度は一般集団のスクリーニングの設定では評価されておらず、そのような研究がいくつか進行中である。

特別な集団

膀胱がん発生の特に高いリスクをもつ集団(膀胱がんの既往のある人を除く)において、膀胱がんの死亡率を評価したスクリーニング研究はほとんど発表されていない。 [71] [72] [73] [74] ケベック州で、コールタールピッチに曝露したアルミニウム工員を対象にした毎年の細胞診検査の研究は、同じ工場の検査を受けなかった労働者からなるヒストリカルコントロールと比較して、診断から6年後の膀胱がんの致死率においてほぼ40%の減少を示したが [75] 、しかしながら、その差は統計的には有意ではなかった。検査を受けなかった先輩達のよくない結果の認識が、このプログラムへの参加と労働者の症状に対する自覚、徴候や症状に基づいた診断確定のための検査をしようとする労働者および医師のやる気、および検査や治療に対する医学的な勧告への労働者のコンプライアンスに影響を与えた可能性がある。検査を受けた群における追跡期間の短さは、人為的に結果を向上させている可能性がある。

現在まで環境的あるいは工業的曝露コホートにおける膀胱がんのランダム化対照スクリーニング試験が行われたことはない。完了した試験は通常比較できる対照群を設けておらず、結果への効果を示すほど十分なサンプルサイズでなかったし、また、検査法の評価を目的として、死亡率に対する有益性(あるいはその欠如)を示すには期間も不十分であった。 [72] [73] 1件の研究は、膀胱がんリスクの高い中国の労働者からなる大規模なコホートにおいて、排出尿中の3つのバイオマーカーの測定が、リスク評価およびがんの検出に有用であることを記述している。 [76] 労働者はそれぞれ階層化され、スクリーニングを受け、観察を受け、そして予め定義された分子バイオマーカーのプロファイルに基づき診断された。これらの手法は未だ研究段階にある。


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本要約の変更点(02/22/2017)

PDQがん情報要約は定期的に見直され、新情報が利用可能になり次第更新される。本セクションでは、上記の日付における本要約最新変更点を記述する。

証拠の記述

新規症例数の推定値に関する統計が2017年度用に更新された(引用、参考文献1としてAmerican Cancer Society)。

新たな死亡数の推定値に関する統計を2017年度分に更新した。

本要約はPDQ Screening and Prevention Editorial Boardが作成と内容の更新を行っており、編集に関してはNCIから独立している。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたはNIHの方針声明を示すものではない。PDQ要約の更新におけるPDQ編集委員会の役割および要約の方針に関する詳しい情報については、本PDQ要約についておよびPDQ® - NCI's Comprehensive Cancer Databaseを参照のこと。

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本PDQ要約について

本要約の目的

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、膀胱がん、およびその他の尿路上皮がんのスクリーニングについて、包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。

査読者および更新情報

本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Screening and Prevention Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

委員会のメンバーは毎月、最近発表された記事を見直し、記事に対して以下を行うべきか決定する:


  • 会議での議論、

  • 本文の引用、または

  • 既に引用されている既存の記事との入れ替え、または既存の記事の更新。

要約の変更は、発表された記事の証拠の強さを委員会のメンバーが評価し、記事を本要約にどのように組み入れるべきかを決定するコンセンサス過程を経て行われる。

本要約の内容に関するコメントまたは質問は、NCIウェブサイトのEmail UsからCancer.govまで送信のこと。要約に関する質問またはコメントについて委員会のメンバー個人に連絡することを禁じる。委員会のメンバーは個別の問い合わせには対応しない。

証拠レベル

本要約で引用される文献の中には証拠レベルの指定が記載されているものがある。これらの指定は、特定の介入やアプローチの使用を支持する証拠の強さを読者が査定する際、助けとなるよう意図されている。PDQ Screening and Prevention Editorial Boardは、証拠レベルの指定を展開する際に公式順位分類を使用している。

本要約の使用許可

PDQは登録商標である。PDQ文書の内容は本文として自由に使用できるが、完全な形で記し定期的に更新しなければ、NCI PDQがん情報要約とすることはできない。しかし、著者は“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks succinctly: 【本要約からの抜粋を含める】.”のような一文を記述してもよい。

本PDQ要約の好ましい引用は以下の通りである:

PDQ® Screening and Prevention Editorial Board.PDQ Bladder and Other Urothelial Cancers Screening.Bethesda, MD: National Cancer Institute.Updated <MM/DD/YYYY>.Available at: http://www.cancer.gov/types/bladder/hp/bladder-screening-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389217]

本要約内の画像は、PDQ要約内での使用に限って著者、イラストレーター、および/または出版社の許可を得て使用されている。PDQ情報以外での画像の使用許可は、所有者から得る必要があり、米国国立がん研究所(National Cancer Institute)が付与できるものではない。本要約内のイラストの使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともにVisuals Online(2,000以上の科学画像を収蔵)で入手できる。

免責条項

これらの要約内の情報は、保険払い戻しの決定基準として使用されるべきものではない。保険の適用範囲に関する詳しい情報については、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手できる。

お問い合わせ

Cancer.govウェブサイトについての問い合わせまたはヘルプの利用に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載されている。質問はウェブサイトのEmail UsからもCancer.govに送信可能である。

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