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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

小児横紋筋肉腫の治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2017-06-16
    翻訳更新日 : 2017-08-22


医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、小児横紋筋肉腫の治療について、包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。


本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Pediatric Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

小児横紋筋肉腫に関する一般情報

小児および青年のがん患者の生存において、劇的な改善が達成されている。 [1] 1975年から2010年の間に、小児がんの死亡率は50%以上低下した。 [1] 横紋筋肉腫の5年生存率は同じ期間に15歳未満の小児では53%から67%に、15~19歳の青年では30%から51%に増加した。 [1] 小児および青年がん生存者には、治療から数ヵ月または数年経過後もがん療法の副作用が持続または発現することがあるため、綿密なモニタリングが必要である。(小児および青年がん生存者における晩期障害の発生率、種類、およびモニタリングに関する具体的な情報については、小児がん治療の晩期障害に関するPDQ要約を参照のこと。)

発生率

小児横紋筋肉腫は、間葉系を起源とする軟部組織の悪性腫瘍である。小児横紋筋肉腫は、0~14歳の小児におけるがん症例の約3.5%、15~19歳の青年および若年成人における症例の約2%を占める。 [2] [3] 発生率は小児100万人当たり4.5例で、症例の50%が10歳になるまでに発見される。 [4]

以下に示すように、発生率は横紋筋肉腫の組織学的亜型によって異なる:


  • 胎児型:

    胎児型横紋筋肉腫の患者は主に男性である(男女比、1.5)。発生率のピークは0~4歳の年齢層で、小児100万人当たり約4例となっており、青年では100万人当たり約1.5例と低くなる。この亜型は、Surveillance, Epidemiology, and End Results(SEER)データベースの患者の57%を占めている。 [4]

  • 胞巣型:

    胞巣型横紋筋肉腫の発生率は、性別による差が認められず、0~19歳の小児および青年で100万人当たり約1例と一定している。この亜型は、SEERデータベースの患者の23%を占めている。 [4]

  • その他:

    多形型/退形成型、混合型、および紡錘細胞型の亜型はそれぞれ、横紋筋肉腫の小児の2%未満を占めている。 [4]

横紋筋肉腫において最も一般的な原発部位は、以下の通りである: [5] [6]


  • 頭頸部(約25%)。

  • 泌尿生殖器(約22%)。

  • 四肢(約18%)。四肢の腫瘍のうち、手足の腫瘍はより年齢の高い患者に比較的頻繁に起こり、胞巣型である。 [7]

頻度は低くなるものの、原発部位としてはこの他にも体幹、胸壁、会陰/肛門領域、腹部(後腹膜と胆道を含む)などがある。 [6]

危険因子

横紋筋肉腫症例の大部分は、以下を除いて、確認された素因となる危険因子のない散発例である: [8]


  • 横紋筋肉腫と関連する遺伝子疾患:
      リー-フラウメニがん感受性症候群(生殖細胞系TP53変異を伴う)。 [9] [10] [11]
      胸膜肺芽腫(DICER1の突然変異を伴う)。 [12] [13]
      神経線維腫症I型。 [14] [15]
      コステロ症候群(生殖細胞系HRAS変異を伴う)。 [16] [17] [18] [19]
      ベックウィズ-ヴィーデマン症候群(ウィルムス腫瘍および肝芽腫ではごく一般的に合併している)。 [20] [21]
      ヌーナン症候群。 [19] [22] [23]

  • 在胎月齢としては重い出生時体重および大きいサイズは胎児型横紋筋肉腫の発生率増加と関連する。 [24]

予後因子

一般に横紋筋肉腫が限局性で集学的治療を受ける小児のほとんどが治癒可能であり、診断後5年生存する小児は70%を超える。 [5] [6] [25] 再燃はまれで、5年間の無病生存後の晩期イベント発生率は10年時で9%である。しかしながら、初回手術後に予後不良部位に肉眼的残存を認める患者と診断時に転移巣を認める患者では、再燃がより一般的にみられる。 [26]

横紋筋肉腫の小児または青年の予後は、予後的意義が証明されているか、またはその可能性がある以下に示す臨床的因子および生物学的因子に関係している:


  • 年齢:

    1~9歳の小児の予後が最も良好であるが、これより小児の年齢が低い場合および高い場合は経過が不良となる。最近のIntergroup Rhabdomyosarcoma Study Group(IRSG)試験では、5年無失敗生存(FFS)率が、1歳未満の患者で57%、1~9歳の患者で81%、10歳以上の患者で68%であった。5年生存率は、これらの群でそれぞれ76%、87%、および76%であった。 [27] 過去のデータでは、成人は小児より経過が悪いことが示されている(5年全生存[OS]率が、それぞれ27% ± 1.4%および61% ± 1.4%;P < 0.0001)。 [28] [29] [30] [31]

      幼児:

      幼児では、年長の小児が受けることのできる化学療法の用量に骨髄が耐えられないために経過が不良な場合がある;そのため、幼児は年長の患者と比べ相対的に低い用量で治療される。さらに、1歳未満の乳児では、晩期障害の発生率が高いという先入観および/または懸念があるため、この年齢層では局所制御のために放射線療法を実施する可能性は低い。 [25] [32] [33] 幼児に対する5年FFS率は、小児腫瘍学グループ(COG)により治療された年長の患者の対応させた集団における81%と比較して67%であることが明らかにされた。 [27] この劣ったFFSは、主に局所制御失敗の割合が比較的高いためであった。

      年長の小児:

      年長の小児では、ビンクリスチンおよびダクチノマイシンの用量に体表面積(BSA)に基づいた上限があり、これらの患者では神経毒性のためにビンクリスチンの減量が必要になる場合もある。 [33] [34]

      青年:

      AIEOP(イタリア) Soft Tissue Sarcoma Committeeからの報告では、青年は、腫瘍が胞巣型、所属リンパ節転移あり、および診断時の転移病変ありといった好ましくない特徴を示す頻度が高く、予後不良の原因となっている可能性があることが示唆されている。この研究により、青年では5年OS率および無増悪生存率(PFS)が小児と比べていくぶん低いことも明らかにされたが、診断時の年齢層が1歳未満と10~19歳における生存率は、1~9歳の年齢層の生存率より有意に不良であった。 [35]

  • 原発部位:

    小児横紋筋肉腫の予後は原発腫瘍の部位によって異なる(表1を参照のこと)。

    表1.疾患の原発部位別の5年生存率

    原発部位 患者数 5年生存率(%)
    a患者は、Intergroup Rhabdomyosarcoma Study IIIで治療された。
    b患者は、Intergroup Rhabdomyosarcoma Study I-IVで治療された。
    眼窩a 107 95
    表在性の頭頸部(傍髄膜以外)a 106 78
    頭蓋傍髄膜a 134 74
    泌尿生殖器系(膀胱/前立腺部位は除く)a 158 89
    膀胱/前立腺a 104 81
    四肢a 156 74
    体幹、腹部、会陰などa 147 67
    胆道b 25 78



  • 腫瘍の大きさ:

    腫瘍が小さい(5cm以下)患児は、腫瘍が大きい(5cm超)患児と比べて生存率が改善されている。 [5] 腫瘍容積および最大腫瘍径の両方が転帰に関連している。 [37] [証拠レベル:3iiA]

    小児および青年の軟部肉腫のレトロスペクティブ・レビューにより、軟部肉腫の成人に用いられる5cmのカットオフ値はより体格の小さい小児、特に乳児には理想的ではない可能性が示唆されている。このレビューにより、腫瘍直径およびBSA間の相互作用が確認された。 [38] このことは、中リスクの横紋筋肉腫患者を対象としたCOG研究では確認されなかった。 [39] この観察の治療上の意味合いを判定するには、この関係についてのプロスペクティブ研究が必要である。


  • 切除可能性:

    一次手術後の腫瘍の進展度(すなわち、外科病理学的グループで、臨床的グループとも呼ばれている)も転帰と相関している。 [5] IRS-IIIの研究では、初回手術後に限局性の肉眼的残存病変を有する患者(外科病理学的グループIII)の5年生存率が約70%であったのに対し、術後に残存腫瘍が認められない患者(グループI)の5年生存率は90%を超えており、術後に顕微鏡的残存腫瘍が認められる患者(グループII)の5年生存率は約80%であった。 [5] [40]

    機能障害を伴わない切除可能性は腫瘍の当初の大きさおよび部位に関係しており、この分類システムはTNM分類システムより有用ではない。とにかく、転帰は集学的治療法の実施により最適化される。すべての患者に対して化学療法が必要で、放射線療法も85%以上の患者に有益であり、これらの治療により、病巣が切除不能な患者でも良好な転帰が得られる。IRS-IVでは、限局性腫瘍が切除不能なグループIIIの患者に対して化学療法および放射線療法による治療を行うことで、約75%の5年FFS率および87%の局所制御率が得られた。 [41]


  • 病理組織学的亜型:

    胞巣型の亜型は、予後不良を示す臨床的特徴(例、1歳未満または10歳超、四肢の原発腫瘍、および診断時転移あり)を有する患者に多くみられ、一般に胎児型横紋筋肉腫の同様な患者より不良な転帰に関連している。
    • IRS-IおよびIRS-IIでは、胞巣型は原発腫瘍が完全切除された患者(グループI)においてでさえ不良な治療成績と関連していた。 [42]

    • IRS-IIIおよびIRS-IVの横紋筋肉腫患者1,258人について解析したところ、5年生存率では病理組織学的亜型による統計的に有意な差は認められなかった(胎児型横紋筋肉腫で82% vs 胞巣型横紋筋肉腫で65%)。 [43]

    • IRS-IIIの研究によると、腫瘍が胞巣型でグループIの患者の転帰は、腫瘍がそれ以外のグループIの患者と同程度であったが、胞巣型の患者の方が強力な治療を受けていた。 [5]

    • 胞巣型横紋筋肉腫で所属リンパ節転移を有する患者の転帰(5年FFS率、43%)は、所属リンパ節転移を有さない患者(5年FFS率、73%)より有意に劣っている。 [44]


    退形成が胎児型横紋筋肉腫症例の13%に認められており、中リスクの胎児型横紋筋肉腫患者では、その存在が臨床転帰に有害な影響を及ぼす可能性がある。しかしながら、多変量解析では退形成は独立した予後因子ではないことが示された(P = 0.081)。 [45]


  • PAX3/PAX7-FOXO1:

    ときに、組織像が胞巣型横紋筋肉腫と一致する患者に、この疾患に特徴的な2つの遺伝子融合の1つが認められないことがある。転座陰性胞巣型横紋筋肉腫患者の転帰は、胎児型横紋筋肉腫の患者とほぼ同じであり、融合陽性胞巣型横紋筋肉腫患者よりも経過が良好である。 [46] [47] [48] 例えば、中リスク横紋筋肉腫症例434例を対象にしたCOGのSoft Tissue Sarcoma Committeeの研究において、融合陽性患者は、イベントフリー生存(EFS)率(PAX3で54%およびPAX7で65%)が胎児型横紋筋肉腫の患者(EFS、77%)より低かった。融合陰性胞巣型横紋筋肉腫患者の転帰は、胎児型横紋筋肉腫患者とほぼ同じであった。 [48] これらの研究ではまた、融合状態は組織型よりも優れた転帰の予測因子であることが実証されたことから、将来のCOG研究では組織型に取って代わるであろう。英国における3件の連続した試験のレトロスペクティブ研究でも同様の結論に達した。著者らは、腫瘍の組織型が胞巣型の融合陰性患者を、組織型が胎児型の腫瘍に対する病期の適合した治療法で治療することの有望な価値を強調した。 [49] [証拠レベル:3iiA]

  • 診断時の転移:

    診断時に転移性病変を有する患児の予後は最も不良である。

    転移性腫瘍の予後的意義は、以下によって変化する:


    • 腫瘍組織型(胎児型横紋筋肉腫は胞巣型よりも予後良好である)。所属リンパ節病変を放射線療法で治療した場合、組織型が胞巣型で所属リンパ節転移を有する患者のみ、予後が比較的不良であった。 [44]

    • 診断時年齢(胎児型横紋筋肉腫について10歳未満)。

    • 転移性病変の部位。泌尿生殖器(膀胱と前立腺を除く)の原発腫瘍が転移した患者では、他の原発部位から腫瘍が転移した患者より転帰が良好である。 [50]

    • 転移部位の数。 [51] [52] [53] [54]


  • 診断時のリンパ節転移:

    診断時のリンパ節転移は不良な予後に関連しており、治療前および術前に臨床評価および/または画像評価が実施される。適切な方法でセンチネルリンパ節を確認することで、この評価を支援できる。疑わしいリンパ節は、穿刺吸引よりも好ましい切開生検により外科的に採取されるが、ときに穿刺吸引が適切な場合もある。臨床的に転移のないリンパ節の病理学的評価は部位によって異なる;米国では、四肢部または10歳以上の男児について傍精巣の原発腫瘍に対して実施される。

    さまざまな部位におけるリンパ節転移の頻度に関するデータは、臨床的意思決定において有益な情報となる。例えば、泌尿生殖器に横紋筋肉腫を有する患者の最大40%がリンパ節転移を有する一方、頭頸部に疾患を有する患者では可能性がはるかに低い(10%未満)。泌尿生殖器以外の骨盤部位(例、肛門/会陰)に病変を有する患者におけるリンパ節転移の頻度は中程度である。 [55]


    四肢および体幹におけるセンチネルリンパ節評価は、所属リンパ節のランダムサンプリングよりも正確な診断形式である。四肢または体幹におけるリンパ節転移が臨床的に陰性の場合は、センチネルリンパ節生検がCOGにより好ましいとされるリンパ節サンプリング方法である。技術的考察が手術の専門家から得られている。臨床的に腫脹したリンパ節には針生検または切開生検が適切である。 [56] [57] [58] [59]


    リンパ節転移を有する患者に対しては、領域制御を高めるために補助放射線療法が実施される。


  • 生物学的特徴:

    詳しい情報については、本要約の横紋筋肉腫の分子的特徴のセクションを参照のこと。

導入化学療法に対する反応(解剖学的画像診断で判定される)が、横紋筋肉腫患者における生存の可能性と関連する可能性は、関連が明らかにされなかったIRSGおよびCOGの研究に基づくと低い。 [60] ; [61] [証拠レベル:3iiDi]しかしながら、イタリアの1件の研究で、患者の反応と生存の可能性が相関していたことが明らかにされた。 [37] [証拠レベル:3iiA]他の研究でも導入療法への反応について調査されており、反応に利益があることが示された。治療は通常、反応に基づいて調整されるため、COGのデータが示すほど状況は明確ではないという理由で、これらのデータはいくぶん欠点がある。 [62] [63] [64] [65] [66] [67]

フッ素18-フルオロデオキシグルコース ポジトロン放射断層撮影(PET)を用いた連続した機能的画像検査法で判定する反応は、転帰の初期指標 [68] となる場合があり、いくつかの小児共同グループで研究段階にある。単一施設の患者107人を対象にしたレトロスペクティブ分析で、ベースライン時、寛解導入化学療法後、局所療法後に施行されたPETスキャンが検討された。 [68] ベースライン時に測定された標準摂取率はPFSとOSを予測したが、局所制御は予測しなかった。寛解導入化学療法後のスキャン陰性は、統計的に有意に良好なPFSに相関していた。局所療法後のスキャン陽性はより悪いPFS、OS、局所制御を予測した。

成人の横紋筋肉腫患者は多形型の発生率(19%)が小児(2%未満)より高い。また、成人では小児よりも腫瘍が予後不良部位に発生する可能性が高い。 [28]

治療法および予後が腫瘍の組織型と分子遺伝学的特徴に部分的に依存することから、腫瘍組織の検討は小児腫瘍の評価および診断の経験を有する病理医および細胞遺伝学者/分子遺伝学者によってなされなければならない。さらには、発生部位が多様で、手術法と放射線療法が原発部位ごとに異なり、治療後も部位ごとに異なるリハビリテーションが必要であるなどの事情から、横紋筋肉腫患児の治療は、すべての治療法で十分な経験を有する総合医療センターで行うことが重要となる。


参考文献
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小児横紋筋肉腫の細胞分類

組織学的亜型

横紋筋肉腫は、以下のようにいくつかの組織学的亜型に分類できる: [1] [2]


胎児型横紋筋肉腫

胎児型横紋筋肉腫には以下の3つの亜型がある:


  • 胎児型。

  • ブドウ状型。

  • 紡錘細胞型/硬化型。

胎児型横紋筋肉腫。

胎児型は小児で最も頻度の高い亜型であり、小児横紋筋肉腫の約60~70%を占めている。 [1] 胎児型の腫瘍は頭頸部か泌尿生殖器に発生するのが典型的だが、あらゆる原発部位で発生しうる。

退形成が胎児型横紋筋肉腫症例の13%に認められており、中リスクの胎児型横紋筋肉腫患者では、その存在が臨床転帰に有害な影響を及ぼす可能性がある。しかしながら、多変量解析では退形成は独立した予後因子ではないことが示された(P = 0.081)。 [3]

ブドウ状型横紋筋肉腫。

ブドウ状型の腫瘍は横紋筋肉腫全症例の約10%を占め、膣、膀胱、上咽頭、胆道などの人体の開口部の粘膜表面下に生じる胎児型横紋筋肉腫である。世界保健機関(WHO)のClassification of Tumours of Soft Tissue and Bone(第4版)では、ブドウ状型横紋筋肉腫は削除され、これらの症例は典型的な胎児型横紋筋肉腫として分類されている。 [4]

臨床試験に登録され、胎児型(ブドウ状型および紡錘細胞型を含む)の組織型を診断された横紋筋肉腫の小児2,192人を対象にした研究により、ブドウ状型の腫瘍を有する患者のイベントフリー生存(EFS)率(80%;95%信頼区間[CI]、74%-84%)が典型的な胎児型横紋筋肉腫(73%;95%CI、71%-75%)と比較して高かったことが示された。 [5] しかしながら、原発部位、切除、および転移状態で調整した後、組織学的亜型によるEFSの差は認められなかった。この観察から、横紋筋肉腫の特異的な組織学的亜型としてのブドウ状型の削除が支持されている。

紡錘細胞型/硬化型横紋筋肉腫。

WHOのClassification of Tumours of Soft Tissue and Boneの第4版では、横紋筋肉腫の別個の亜型としては紡錘細胞型/硬化型横紋筋肉腫が追加された。 [4] 胎児型横紋筋肉腫の紡錘細胞型は傍精巣領域に最も頻繁にみられる。 [5] [6]

臨床試験に登録され、胎児型(ブドウ状型および紡錘細胞型を含む)の組織型を診断された横紋筋肉腫の小児2,192人を対象にした研究により、紡錘細胞型横紋筋肉腫を有する患者のEFS率(83%;95%CI、77%-87%)が典型的な胎児型横紋筋肉腫(73%;95%CI、71%-75%)と比較して高かったことが示された。 [5] 傍髄膜原発の紡錘細胞型横紋筋肉腫の患者(n = 18)は、この亜型に対する全般的に良好な予後の例外であった;これらの患者の5年EFS率は(紡錘細胞型以外の傍髄膜胎児型横紋筋肉腫に対する70%超のEFS率と比較して)28%であった。本要約の横紋筋肉腫の分子的特徴のセクションで述べているように、紡錘細胞型横紋筋肉腫について原発部位によって変動する転帰は、この組織型内で多岐にわたって予後的意義を有する特有の分子的サブタイプを反映している可能性がある。

WHO分類では、紡錘細胞腫瘍において硝子化および基質形成の程度が高いことが記述されていることから、硬化型横紋筋肉腫は紡錘細胞型横紋筋肉腫の多様体パターンの1つと考えられている。硬化型横紋筋肉腫は成人においてより一般的で、四肢および頭頸部に発生し、比較的侵攻性の経過をたどる。硬化型横紋筋肉腫では、反復性MyoD1変異もまた同定されている。 [7] しかしながら、小児集団における硬化型横紋筋肉腫の転帰に関するデータは限られている。小児における硬化型横紋筋肉腫に関する以前の最大規模の研究での追跡期間は0.01~3.58年であった;13人の患者のうち、3人が再燃し、1人がこの疾患により死亡した。 [5]

胞巣型横紋筋肉腫

亜型の決定に組織型のみが用いられる場合、横紋筋肉腫患児の約30%が胞巣型である。 [8] この亜型については、青年患者と四肢、体幹、または会陰/肛門周辺領域を原発部位とする患者において頻度が高いことが注目される。 [1] 胞巣型横紋筋肉腫患者の80%が2番染色体上のPAX3遺伝子または1番染色体上のPAX7遺伝子のいずれかと13番染色体上のFOXO1遺伝子との2つの遺伝子融合の1つを有する。 [9] [10] [11] 融合が認められない患者の転帰は、胎児型横紋筋肉腫の患者の転帰とほぼ同じである。 [12] [13] [14]

中リスク患者に対して小児腫瘍学グループのSoft Tissue Sarcoma Committeeにより実施される現行の試験(ARST1431[NCT02567435])および今後のすべての試験では、試験への適格性を判断するために組織型よりもむしろ融合状態が用いられる;融合陰性の胞巣型横紋筋肉腫患者は胎児型横紋筋肉腫の患者と同じ治療法を受ける。

多形型(退形成型)横紋筋肉腫

多形型横紋筋肉腫は主に30~50歳の成人に発生し、小児でみられることはまれである。 [15] 成人における多形型横紋筋肉腫の予後はより不良である。小児では、退形成型という用語の方が好まれている。 [16]

横紋筋肉腫の分子的特徴

胎児型および胞巣型の組織型診断では、診断確定に用いられている特有な分子的特徴が認められ、リスクグループの割り当て、治療の決定、および治療中の残存病変のモニタリングに有用な可能性がある。 [9] [17] [18] [19] [20]

  1. 胎児型の組織型:

    胎児型腫瘍ではしばしば、11p15におけるヘテロ接合性の消失および8番染色体上の増加が示される。 [10] [21] [22] 胎児型腫瘍は胞巣型腫瘍よりも背景変異率および一塩基変異率が高く、体細胞変異の数は診断時年齢が高くなるにつれて増加する。 [23] [24] 反復性の突然変異がみられる遺伝子には、RAS経路の遺伝子(例、NRASKRASHRAS、およびNF1)が含まれており、これらは合わせて症例の約3分の1で観察される。反復性の突然変異がみられる他の遺伝子として、FGFR4PIK3CACTNNB1FBXW7、およびBCORがあり、これらはいずれも症例の10%未満でみられる。 [23] [24]

    退形成を伴う胎児型の組織型:

    退形成は少数の横紋筋肉腫の小児に報告されており、主に10歳未満の胎児型の小児に発生する。 [3] [16] 胞巣型以外の退形成型形態を有する横紋筋肉腫は、リー-フラウメニ症候群でTP53生殖細胞変異を有する小児における初診時の特徴である場合がある。 [25] 横紋筋肉腫でTP53生殖細胞変異を有し、連続して診察を受けた8人の小児では、全員が退形成型形態を示した。退形成型横紋筋肉腫でTP53生殖細胞変異状態は不明の追加の7人の小児では、7人中3人の小児で機能的に関連するTP53に生殖細胞変異が認められた。TP53生殖細胞変異を有する小児11人の診断時年齢中央値は、生後40ヵ月(範囲、生後19-67ヵ月)であった。

  2. 胞巣型の組織型:

    胞巣型腫瘍の約70~80%において、13番染色体上のFOXO1遺伝子と、2番染色体上のPAX3遺伝子(t(2;13)(q35;q14))または1番染色体上のPAX7遺伝子(t(1;13)(p36;q14))のいずれかとの間の転座が特徴として認められる。 [9] [10] [11] 他のまれな融合として、PAX3-NCOA1およびPAX3-INO80Dが挙げられる。 [23] PAX3遺伝子の転座は胞巣型横紋筋肉腫の全症例の約59%に発生するのに対し、PAX7遺伝子は約19%の症例に関与しているとみられる。 [9] 組織型が固形亜型の胞巣型である患者では、組織型が古典的な胞巣型を示す患者より、PAX-FOXO1遺伝子融合の発生率が低い。 [26] 胞巣型横紋筋肉腫を診断するためのFOXO1遺伝子再構成は、蛍光in situハイブリダイゼーションまたは逆転写-ポリメラーゼ連鎖反応を用いると、良好な感度および特異度で検出できる。 [27]

    PAX7遺伝子が関与した胞巣型の患者は、転移の有無にかかわらず、より若年で発生するとみられ、PAX3遺伝子再構成が関与した患者よりイベントフリー生存期間が長い場合がある。 [28] [29] [30] [31] [32] [33] PAX3遺伝子が関与した胞巣型の患者は年齢が高く、浸潤性腫瘍(T2)の発生率も比較的高い。胞巣型を示す症例の約22%では、PAX遺伝子転座が検出されない。 [20] [26] FOXO1遺伝子の再構成に加えて、胞巣型腫瘍の特徴として、融合陰性の腫瘍よりも突然変異の負荷が低く、反復性の突然変異がみられる遺伝子はほとんど存在しない。 [23] [24] BCORおよびPIK3CAの突然変異のほか、MYCNMIR17HG、およびCDK4の増幅も記述されている。

  3. 紡錘細胞型/硬化型の組織型:

    紡錘細胞型/硬化型横紋筋肉腫は世界保健機関のClassification of Tumours of Soft Tissue and Boneにおいて、別の疾患実態として提唱されている。 [34] 先天性/乳児性紡錘細胞型横紋筋肉腫については、1件の研究で、患者11人中10人が反復性の融合遺伝子を示したことが報告された。これらの症例のほとんどは原発腫瘍が体幹部に発生し、傍精巣腫瘍は認められなかった。新たなVGLL2遺伝子再構成が7人の患者(63%)で観察され、これには4人の患者におけるVGLL2-CITED2融合および2人の患者におけるVGLL2-NCOA2融合が含まれた。 [35] 3人の患者(27%)は、2人の患者におけるTEAD1-NCOA2および1人の患者におけるSRF-NCOA2という別のNCOA2遺伝子融合を有した。融合陽性の先天性/乳児性紡錘細胞型横紋筋肉腫患者で長期追跡が可能な者は全員生存しており、経過は良好で、遠隔転移を来した患者はいなかった。 [35] 紡錘細胞型横紋筋肉腫の幼児におけるこうした遺伝子再構成の保有率および予後的意義をより良く定義するには、さらなる研究が必要である。

    紡錘細胞型/硬化型横紋筋肉腫を有するより年齢の高い小児および成人では、MYOD1の特異的突然変異(p.L122R)が大部分の患者で観察されている。 [7] [35] [36] [37] PIK3CAの活性化突然変異は、MYOD1変異症例において一般的にみられた(10人中4人);これらの変異が認められた場合は、硬化型の組織型と関連した。 [35] MYOD1突然変異の存在は、治療失敗のリスク増加に関連している。 [7] [35] [36] 紡錘細胞型/硬化型の組織型およびMYOD1突然変異を有する1歳以上の小児9人が含まれた1件の研究では、積極的な集学的治療にもかかわらず、7人に致死的転帰がみられた。 [35]

これらの知見は、胎児型と胞巣型の腫瘍に重要な違いがあることを際立たせている。PAX-FOX01融合陽性の胞巣型腫瘍は、融合陰性の胞巣型腫瘍および胎児型腫瘍とは生物学的および臨床的に異なることをデータが示している。 [13] [14] [20] [38] [39] 単一のプロスペクティブ臨床試験からのコホート全体を組み入れたIntergroup Rhabdomyosarcoma Study Groupの症例を対象にした1件の研究において、転座陰性の胞巣型横紋筋肉腫患者の転帰は、転座陽性の症例で観察された転帰よりも良好であった。その転帰は、胎児型横紋筋肉腫の患者でみられる転帰と同等であり、融合状態が小児横紋筋肉腫におけるリスク層別化のきわめて重要な因子であることが実証された。


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小児横紋筋肉腫の病期情報

病期評価

疑いのある腫瘍塊の生検を行う前に、その塊の画像分析およびベースラインの臨床検査が施行されるべきである。患者が横紋筋肉腫と診断された後は、治療の開始に先立って腫瘍の進展度を決定するための広範な評価を実施すべきである。この評価には典型的に以下が含まれる:


  • 胸部X線。

  • 胸部のコンピュータ断層撮影(CT)スキャン。

  • 腹部および骨盤のCTスキャン(原発腫瘍が下肢または泌尿生殖器の場合)。

  • 頭蓋底および脳の磁気共鳴画像法(MRI)(原発腫瘍が傍髄膜の場合)。

  • 所属リンパ節の評価。

    所属リンパ節の横断的画像検査(CTまたはMRIスキャン)を実施すべきである。異常がみられるリンパ節は、可能な限り生検を実施すべきである。多くの研究で、センチネルリンパ節生検は横紋筋肉腫の患児において安全に実施できることが実証されており、生検で腫瘍が陽性であれば治療計画が変更される。 [1] [2] [3] [4] [5] フッ素18-フルオロデオキシグルコース(FDG)を用いたポジトロン放射断層撮影(PET)スキャンは、他の撮像法では見られない転移の可能性がある領域を同定できる。 [6] [7] [8] 転移リンパ節または他の疾患部位を特定するためのこれらの画像検査の効力は病期分類に重要であり、現在の小児腫瘍学グループ(COG)のSoft Tissue Sarcoma Committee(COG-STS)の治療プロトコルではPETによる画像検査が推奨されている。


    現在、四肢の原発横紋筋肉腫のCOG-STS研究参加者および10歳以上の傍精巣横紋筋肉腫の男児では、リンパ節腫大がみられない場合でもしばしば顕微鏡的に腫瘍が認められるため、すべてに対して所属リンパ節の病理学的評価が必要である。(詳しい情報については、本要約の所属リンパ節および介在リンパ節のセクションを参照のこと。)


  • 選択された患者を対象にした両側の骨髄穿刺および生検。

  • 選択された患者を対象にした骨スキャン。

1991年から2004年にグループ間共同研究に登録された横紋筋肉腫の小児1,687人を対象にした1件のレトロスペクティブ研究で、患者の約3分の1(限局性の所属リンパ節転移陰性、非浸潤性胎児型腫瘍、およびグループIの胞巣型腫瘍の患者)では診断時の骨髄および骨スキャン検査を省く限定的な病期分類手技でよいことが示唆されている。 [9]

病期分類のプロセス

横紋筋肉腫の病期分類は複雑である。そのプロセスには以下の段階が含まれる:

  1. 病期判定:原発部位、腫瘍の大きさ(最大径)、ならびに所属リンパ節転移および/または遠隔転移の有無により判定。
  2. グループの判定:最初の外科的切除/生検の状態により判定(治療開始前の腫瘍切除断端およびリンパ節転移の病理学的評価を用いる)。
  3. リスクグループの判定:病期、グループ、および組織型によって判定。

横紋筋肉腫の患児の予後は、主に原発部位、腫瘍の大きさ、グループ、および組織学的亜型に左右される。以前に実施されたIntergroup Rhabdomyosarcoma Study Group(IRSG)研究によって予後良好群が明らかにされ、治療計画は予後に基づいて患者をさまざまな治療グループに割り付けることによってデザインされた。

IRSGは、数年前にNational Wilms Tumor Study Groupおよび2つの大規模な共同小児がん治療グループと合併し、COGが結成された。このCOG-STSによって軟部肉腫の小児のための新規プロトコルが開発されている。

病期の判定

横紋筋肉腫に対する現行のCOG-STSプロトコルでは、原発腫瘍部位、周辺組織への腫瘍浸潤の有無、腫瘍の大きさ、所属リンパ節の状態、ならびに転移の有無を組み入れたTNMに基づく治療前病期分類システムが用いられている。この病期分類システムを以下の表3に示す。 [10] [11]

TNM基準を定義する用語は以下の表2記載されている。

表2.用語の定義

用語 定義
予後良好部位 眼窩;傍髄膜を除く頭頸部;腎臓、膀胱、および前立腺を除く泌尿生殖器;胆道。
予後不良部位 予後良好と考えられていないすべての部位。
T1 発生臓器または組織に限局している(非浸潤性)腫瘍。
T2 発生臓器または組織を越えた腫瘍進展(浸潤性)。
a 腫瘍の最大径が5cm以下。
b 腫瘍の最大径が5cmを超える。
N0 腫瘍による臨床的所属リンパ節転移なし。
N1 腫瘍による臨床的所属リンパ節転移あり。
NX 所属リンパ節が調べられていない;情報なし。
M0 転移巣なし。
M1 転移巣あり。


表3.小児腫瘍学グループのSoft Tissue Sarcoma Committee:治療前病期分類システム

病期 原発腫瘍の部位 T期 腫瘍の大きさ 所属リンパ節 遠隔転移
aTNM基準の定義については、表2を参照のこと。
1 予後良好部位 T1またはT2 あらゆる大きさ N0またはN1またはNX M0
2 予後不良部位 T1またはT2 a、5cm以下 N0またはNX M0
3 予後不良部位 T1またはT2 a、5cm以下 N1 M0
b、5cm超 N0またはN1またはNX
4 あらゆる部位 T1またはT2 あらゆる大きさ N0またはN1またはNX M1


グループの判定

IRS-I、IRS-II、およびIRS-IIIの研究により、外科病理学的グループ分類システムに基づいて治療計画が定められた。このシステムでは、腫瘍標本の病理学的レビュー後に、腫瘍の進展度と初回外科切除の完全性または範囲により、グループが定義される。これらのグループの定義は下記の表4で示されている。 [12] [13]

表4.小児腫瘍学グループのSoft Tissue Sarcoma Committee:外科病理学的グループのシステム

グループ 発生率 定義
I 約13% 限局性腫瘍で、完全切除され顕微鏡的に断端陰性であり、所属リンパ節転移がない。
II 約20% 限局性腫瘍で、完全切除され、以下のいずれかに該当する:(a)微鏡的残存病変を認める;(b)領域病変で、転移した所属リンパ節は肉眼的に切除されている;

または

(c)リンパ節に転移した領域病変で、肉眼的に切除されているが、原発腫瘍から最も遠位のリンパ節に顕微鏡的残存病変および/または組織学的な病変を認める。
III 約48% 限局性腫瘍で、切除不完全であり、次のいずれかを実施した後に肉眼的に残存病変を認める:(a)生検のみ

または

(b)亜全切除。
IV 約18% 診断時に遠隔転移を認めるもの。このカテゴリーには次のものが含まれる:(a)X線像で特定された腫瘍進展の証拠

または

(b)脳脊髄液、胸水、腹腔液、またはこれらの領域内のインプラントにおける陽性腫瘍細胞。


リスクグループの判定

病期および外科病理学的グループにより患者を分類した後、リスクグループを割り当てる。その過程では病期、グループ、および組織型が考慮される。患児は疾患再発について低リスク群、中リスク群、高リスク群のいずれかにプロトコルの目的に沿って分類される。 [14] [15] 治療法の割り当ては、表5に示すようにリスクグループに基づいて行われる。

表5.小児腫瘍学グループのSoft Tissue Sarcoma Committee:横紋筋肉腫のリスクグループ分類

リスクグループ 組織型 病期 グループ
低リスク群 胎児型 1 I、II、III
胎児型 2, 3 I、II
中リスク群 胎児型 2, 3 III
胞巣型 1, 2, 3 I、II、III
高リスク群 胎児型または胞巣型 4 IV



参考文献
  1. Kayton ML, Delgado R, Busam K, et al.: Experience with 31 sentinel lymph node biopsies for sarcomas and carcinomas in pediatric patients. Cancer 112 (9): 2052-9, 2008.[PUBMED Abstract]

  2. Dall'Igna P, De Corti F, Alaggio R, et al.: Sentinel node biopsy in pediatric patients: the experience in a single institution. Eur J Pediatr Surg 24 (6): 482-7, 2014.[PUBMED Abstract]

  3. Alcorn KM, Deans KJ, Congeni A, et al.: Sentinel lymph node biopsy in pediatric soft tissue sarcoma patients: utility and concordance with imaging. J Pediatr Surg 48 (9): 1903-6, 2013.[PUBMED Abstract]

  4. Wright S, Armeson K, Hill EG, et al.: The role of sentinel lymph node biopsy in select sarcoma patients: a meta-analysis. Am J Surg 204 (4): 428-33, 2012.[PUBMED Abstract]

  5. Parida L, Morrisson GT, Shammas A, et al.: Role of lymphoscintigraphy and sentinel lymph node biopsy in the management of pediatric melanoma and sarcoma. Pediatr Surg Int 28 (6): 571-8, 2012.[PUBMED Abstract]

  6. Völker T, Denecke T, Steffen I, et al.: Positron emission tomography for staging of pediatric sarcoma patients: results of a prospective multicenter trial. J Clin Oncol 25 (34): 5435-41, 2007.[PUBMED Abstract]

  7. Tateishi U, Hosono A, Makimoto A, et al.: Comparative study of FDG PET/CT and conventional imaging in the staging of rhabdomyosarcoma. Ann Nucl Med 23 (2): 155-61, 2009.[PUBMED Abstract]

  8. Federico SM, Spunt SL, Krasin MJ, et al.: Comparison of PET-CT and conventional imaging in staging pediatric rhabdomyosarcoma. Pediatr Blood Cancer 60 (7): 1128-34, 2013.[PUBMED Abstract]

  9. Weiss AR, Lyden ER, Anderson JR, et al.: Histologic and clinical characteristics can guide staging evaluations for children and adolescents with rhabdomyosarcoma: a report from the Children's Oncology Group Soft Tissue Sarcoma Committee. J Clin Oncol 31 (26): 3226-32, 2013.[PUBMED Abstract]

  10. Lawrence W Jr, Gehan EA, Hays DM, et al.: Prognostic significance of staging factors of the UICC staging system in childhood rhabdomyosarcoma: a report from the Intergroup Rhabdomyosarcoma Study (IRS-II). J Clin Oncol 5 (1): 46-54, 1987.[PUBMED Abstract]

  11. Lawrence W Jr, Anderson JR, Gehan EA, et al.: Pretreatment TNM staging of childhood rhabdomyosarcoma: a report of the Intergroup Rhabdomyosarcoma Study Group. Children's Cancer Study Group. Pediatric Oncology Group. Cancer 80 (6): 1165-70, 1997.[PUBMED Abstract]

  12. Crist WM, Garnsey L, Beltangady MS, et al.: Prognosis in children with rhabdomyosarcoma: a report of the intergroup rhabdomyosarcoma studies I and II. Intergroup Rhabdomyosarcoma Committee. J Clin Oncol 8 (3): 443-52, 1990.[PUBMED Abstract]

  13. Crist W, Gehan EA, Ragab AH, et al.: The Third Intergroup Rhabdomyosarcoma Study. J Clin Oncol 13 (3): 610-30, 1995.[PUBMED Abstract]

  14. Raney RB, Anderson JR, Barr FG, et al.: Rhabdomyosarcoma and undifferentiated sarcoma in the first two decades of life: a selective review of intergroup rhabdomyosarcoma study group experience and rationale for Intergroup Rhabdomyosarcoma Study V. J Pediatr Hematol Oncol 23 (4): 215-20, 2001.[PUBMED Abstract]

  15. Breneman JC, Lyden E, Pappo AS, et al.: Prognostic factors and clinical outcomes in children and adolescents with metastatic rhabdomyosarcoma--a report from the Intergroup Rhabdomyosarcoma Study IV. J Clin Oncol 21 (1): 78-84, 2003.[PUBMED Abstract]

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小児横紋筋肉腫に対する治療法選択肢の概要

集学的治療

横紋筋肉腫の小児では、局所腫瘍制御を最大にするために、手術または放射線療法(RT)、あるいはその両方を全身化学療法と併用する集学的治療がすべての小児に対して必要である。 [1] [2] [3] 外観損傷、機能的障害、または臓器機能不全が生じなければ、化学療法の前に外科的切除を実施する。これが不可能な場合は、初回の生検のみを実施する。

ほとんどの患者(約50%)がグループIII(肉眼的残存)の腫瘍を有する;残りの患者はグループI(約15%)、グループII(約20%)、およびグループIV(約15%)の腫瘍を有する。 [4] 初回化学療法後に、グループIIIの患者は原発腫瘍の制御を目的に根治的RTを受ける。当初は腫瘍が切除不能であった患者でも、RT開始前に残存腫瘍を切除するために遅延一次切除を受けられる場合がある。機能的/美容的な転帰が許容できる範囲で遅延切除が実施可能と考えられる場合、および肉眼的完全切除が予想される場合にのみ、この遅延一次切除が適している。遅延一次切除により完全切除または顕微鏡的残存病変が得られる場合、RTを少し低下できる。疑わしいリンパ節の生検を行って、横紋筋肉腫が認められないことが確認されない限り、臨床的に疑わしい(触診または画像検査により検出された)リンパ節に対してRTを実施する。

横紋筋肉腫の患児に対する治療法選択肢の考察は、以下の別個のセクションに分けている:


  • 手術(局所制御の管理)。

  • RT(局所制御の管理)。

  • 化学療法。

小児腫瘍学グループ(COG)およびヨーロッパにおけるグループ(COGのSoft Tissue Sarcoma Committee[COG-STS]、Intergroup Rhabdomyosarcoma Study Group[IRSG]、およびInternational Society of Pediatric OncologyのMalignant Mesenchymal Tumor [MMT]グループによる試験など)によって用いられる横紋筋肉腫の治療法選択肢は、以下に示すように管理法および全体的な治療の考え方において異なっている: [2]


  • COG-STSでは、初回処置または生検の直後に(転移病変が認められる患者は除いて)残存病変を有する患者に対してRTを使用する局所療法を実施することを第一の目的としている。イベントフリー生存(EFS)が目標とするエンドポイントで、再燃とその後の救助療法を回避しようとしている。 [3]

  • MMT試験における主な目的は、最初に第一選択化学療法を実施した後に、反応が不良の場合に第二選択の治療を実施して局所療法の使用を減らすことである。その後は外科的切除の方がRTより望ましく、切除が不完全な場合、所属リンパ節転移が明らかな場合、または初回化学療法に対する臨床的反応が不良な場合にのみRTが使用される。このようなアプローチは、大手術を回避するとともに、RTによる損傷の長期的な影響を避けることを目的としている。

MMTグループのアプローチでは、ヨーロッパのMMT89研究において全生存(OS)率が71%という結果が得られたのに対して、IRS-IV研究ではOS率が84%であった。同様に、5年EFS率は、MMT89研究の57%に対し、IRS-IV研究では78%であった。腫瘍を四肢に有する患者および傍髄膜以外の頭頸部に有する患者では、転帰の差が最も大きかった。膀胱/前立腺に原発腫瘍を有し、初回治療の一部としてRTを受けなかった患者では無失敗生存率が低かったが、これらの患者に対する2つの治療戦略間でOSに差は認められなかった。 [5] 全体的な印象では、患者のサブセットのほとんどで、生存率はRTを含む局所療法を早期に使用する方が優れている。MMT試験において、一部の患者では積極的な局所療法が温存されており、これによって、そのような治療に関連する病的状態の可能性が低下しうる。 [1] [2] [3]

小児がん治療に関する特別な考慮事項

小児および青年におけるがんはまれである(ただし、小児がんの全発生率は1975年以降徐々に増加している)。 [6] 小児および青年のがん患者は、小児期および青年期に発生するがんの治療経験を有する専門医で構成される集学的チームを擁する医療機関に紹介されるべきである。この集学的チームのアプローチとは、至適生存期間および至適QOLを得られるような治療、支持療法、およびリハビリテーションを小児が必ず受けられるようにするため、以下の専門家の技術を集結したものである:


  • プライマリケア医。

  • 小児外科医。

  • 放射線腫瘍医。

  • 小児腫瘍医および血液医。

  • 小児放射線科医。

  • リハビリテーションの専門家。

  • 小児専門看護師。

  • 社会福祉士。

  • 心理士。

米国小児科学会は、小児がん施設とそれらが小児がん患者の治療において担う役割に関するガイドラインを概説している。 [7] このような小児がん施設では、小児および青年に発症するほとんどの種類のがんに関する臨床試験が行われており、大半の患者/家族に参加する機会が与えられている。小児および青年のがんに関する臨床試験は一般に、現在標準とされている治療法と、それより効果的であると思われる治療法とを比較するようデザインされている。小児がんの治癒を目指した治療法の進歩の大部分は、このような臨床試験によって達成されたものである。現在実施中の臨床試験に関する情報は、NCIウェブサイトから入手することができる。


参考文献
  1. Donaldson SS, Meza J, Breneman JC, et al.: Results from the IRS-IV randomized trial of hyperfractionated radiotherapy in children with rhabdomyosarcoma--a report from the IRSG. Int J Radiat Oncol Biol Phys 51 (3): 718-28, 2001.[PUBMED Abstract]

  2. Stevens MC, Rey A, Bouvet N, et al.: Treatment of nonmetastatic rhabdomyosarcoma in childhood and adolescence: third study of the International Society of Paediatric Oncology--SIOP Malignant Mesenchymal Tumor 89. J Clin Oncol 23 (12): 2618-28, 2005.[PUBMED Abstract]

  3. Donaldson SS, Anderson JR: Rhabdomyosarcoma: many similarities, a few philosophical differences. J Clin Oncol 23 (12): 2586-7, 2005.[PUBMED Abstract]

  4. Wexler LH, Skapek SX, Helman LJ: Rhabdomyosarcoma. In: Pizzo PA, Poplack DG, eds.: Principles and Practice of Pediatric Oncology. 7th ed. Philadelphia, Pa: Lippincott Williams and Wilkins, 2015, pp 798-826.[PUBMED Abstract]

  5. Rodeberg DA, Anderson JR, Arndt CA, et al.: Comparison of outcomes based on treatment algorithms for rhabdomyosarcoma of the bladder/prostate: combined results from the Children's Oncology Group, German Cooperative Soft Tissue Sarcoma Study, Italian Cooperative Group, and International Society of Pediatric Oncology Malignant Mesenchymal Tumors Committee. Int J Cancer 128 (5): 1232-9, 2011.[PUBMED Abstract]

  6. Smith MA, Altekruse SF, Adamson PC, et al.: Declining childhood and adolescent cancer mortality. Cancer 120 (16): 2497-506, 2014.[PUBMED Abstract]

  7. Corrigan JJ, Feig SA; American Academy of Pediatrics: Guidelines for pediatric cancer centers. Pediatrics 113 (6): 1833-5, 2004.[PUBMED Abstract]

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未治療の小児横紋筋肉腫の治療

横紋筋肉腫はさまざまな部位から発生することがあるため、外科的治療の決定および放射線療法の選択肢は、部位ごとの特有な状況に合わせて変えなければならず、部位ごとの専門医および小児腫瘍医の代表者を含む集学的チームで協議すべきである。比較的多い原発部位の外科的管理は、本要約の腫瘍原発部位ごとの手術および放射線療法による局所制御の管理のセクションに示している。

手術(局所制御の管理)

近年、当初は限局性の横紋筋肉腫患者において治療失敗が多い部位は、局所再発となっている。手術と放射線療法(RT)はいずれも、主に局所制御を得るために行われる方法であるが、それぞれリスクと有益性がある。最初に腫瘍全体の外科的切除を検討すべきであるが、機能的/美容的に障害を残さないことが条件である。 [1] その条件で、原発腫瘍を周囲の正常組織の縁とともに完全切除し、リンパ節流域の転移の可能性があるリンパ節標本を採取することが推奨される。標準的マージンの原則には重要な例外が存在する(例えば、眼窩領域および泌尿生殖器領域の腫瘍)。 [2] [3] 原発腫瘍の広範囲完全切除という原則は、最初の手術時に転移巣が判明している患者にはほとんど適用できないが、容姿(美容術)および機能を失うことなく容易に遂行できる場合は選択可能なアプローチの1つである。

初回の切除手術後に顕微鏡的な残存腫瘍が認められる患児では、化学療法開始前に原発腫瘍床を切除する2回目の外科的処置(一次再切除)を実施して容姿および機能を失うことなく腫瘍の完全切除が達成できる場合は、予後が改善すると考えられる。 [4]

腫瘍減量術(すなわち、肉眼的に残存腫瘍を残すと予想される手術)を行うことで、生検単独と比較して転帰が改善するという証拠はほとんどない;そのため、腫瘍減量術は横紋筋肉腫患者には推奨されない。 [5] [証拠レベル:2A]選択された73人の患者を対象にした1件のレトロスペクティブ研究において、セカンドルック手術(遅延一次切除とも呼ばれている)では、初回化学療法後に残存している生存腫瘍が特定された;これらの患者の65人はRTも受けていた。生存腫瘍を有する患者では、イベントフリー生存(EFS)率が生存腫瘍を有さない患者より低かったが、全生存(OS)に対する影響はみられなかった。 [6] したがって、化学療法後まで手術を遅らせることが望ましい。

低リスク横紋筋肉腫の小児では、外科的切除後のRTの線量低減によって局所制御は低下しなかった。 [7] その後、D9803(1999-2005)に登録された中リスク横紋筋肉腫患者73人における遅延一次切除が、COG-STSにより評価された。 [8] 膀胱頂部、四肢、および体幹に腫瘍を有するグループIIIの横紋筋肉腫患者の45%で遅延一次切除が完了された;遅延一次切除を受け、肉眼的残存腫瘍が認められなかった患者の84%は放射線量のわずかな低減に適格であった(遅延一次切除後に微小残存病変が全く認められないか、微小残存病変しか認められない患者)。局所制御の結果は、RT単独のIRS-IVの結果とほぼ同じであった。 [6]

放射線療法(RT)(局所制御の管理)

局所制御は、横紋筋肉腫の小児において依然として重要な問題である。IRS-IIにおいて、化学療法および手術により完全寛解を達成した患者のうち、グループI~IIIの疾患を有した患者のほぼ20%が局所的または領域的に再燃し、グループIVの疾患を有した患者の30%が局所的または領域的に再燃した。局所または領域の再燃はグループI~IIIの疾患を有した小児におけるすべての再燃の70~80%を占め、グループIVの疾患を有した患者におけるすべての再燃の46%を占めた。 [9] 生検、初回外科的切除、または化学療法の後に、顕微鏡的または肉眼的な残存病変が認められる患者では、腫瘍の局所制御を得るために、RTが有効な治療法となる。


  • 胎児型横紋筋肉腫

    が完全切除された患者(グループI)は、RTを受けなくとも経過良好である。しかしながら、胎児型横紋筋肉腫患者の約75%はGroup II~IVであるため、ほとんどの横紋筋肉腫患者にはRTが用いられる。 [10]

  • 胞巣型横紋筋肉腫

    および未分化軟部肉腫のグループIの患者を対象にした初期の研究により、RTを省略すると局所制御率が低下することが明らかにされた。 [11] その後の胞巣型横紋筋肉腫のみの患者を対象にしたレビューでは、1期および2期腫瘍の患者に対するRTによる転帰の改善は統計的有意に達しなかったことが明らかになった。腫瘍が大きく(3期、5cmを超える)、RTを受けなかった患者は非常に少なかったが(n = 4)、その転帰は不良であった。 [12] [証拠レベル:3iiiDii]

グループIIの横紋筋肉腫で、局所再発がガイドライン非遵守またはRTの省略の結果であった患者は50%を超えていた。 [9] 1981年から1998年にドイツのCooperative Weichteilsarkom Studiengruppe(CWS)グループによって実施されたヨーロッパの試験のレビューでは、一部のグループIIの患者に対してRTが省略された。このレビューでは、腫瘍の組織型、腫瘍の大きさ、および腫瘍の部位により定義されるすべてのグループIIの患者サブセットに対して、腫瘍の局所制御の一環としてRTを用いる有益性が実証された。 [13]

グループIIIの患者における主な再燃のタイプは、局所制御の失敗である。グループIIIの腫瘍が認められる患者の約35%が完全寛解を達成できないか、局所再燃を来す。診断時に腫瘍が所属リンパ節へ転移している患者もまた、リンパ節に転移していない患者と比べて、局所および遠隔における制御失敗のリスクが高い。 [14]

外照射療法

横紋筋肉腫患者の外科的管理と同様に、RTも以下に応じて推奨される:


  • 原発腫瘍の部位。

  • 手術が実施された場合、手術後の残存腫瘍量(なし vs 顕微鏡的 vs 肉眼的)。

  • リンパ節転移の存在。

放射線療法を受けている患児の至適ケアでは、小児の治療経験を有する放射線腫瘍医、放射線技師、および看護師が対応できることが欠かせない。若年患者の鎮静のために麻酔医が必要となることもある。3次元照射計画システムによるコンピュータ治療計画が実施可能であるべきである。正常組織を除外して腫瘍のみに特異的に放射線を照射する技法(例、原体照射療法強度変調放射線療法[IMRT]、体積変調アーク療法[VMAT]、陽子線照射療法[荷電粒子線療法]、または近接照射療法)が適している。 [15] [16] [17] [18] [19] [20]

証拠(放射線照射技術):

  1. 陽子線照射療法とIMRTによる治療計画の線量測定での比較により、陽子線照射療法による治療計画の方がIMRTによる治療計画よりも標的領域に隣接している正常組織を多く温存できることが示されている。 [21] [22] 1件の第II相プロスペクティブ試験で、小児横紋筋肉腫における陽子線照射療法とIMRTが比較された。 [23]
    • 標的の適用範囲は陽子線照射療法とIMRTの治療計画間で同等であった。しかしながら、IMRTに対する平均積算線量は、陽子線照射療法よりも部位に応じて1.8~3.5倍高かった。陽子線照射療法では、腫瘍周囲の病変のない組織における放射線量が低くなり、そのためIMRTと比較した場合に正常組織の温存が改善される。

    • 現在のところ治療を受けた患者の追跡期間が短く、隣接組織への照射線量低減により機能的転帰の改善または二次悪性腫瘍のリスク低減につながるかどうか判断できるデータは得られていない。

  2. 中リスクの横紋筋肉腫患者を対象にしたレトロスペクティブ・レビューで、3次元原体RTとIMRTが比較された。 [24] [証拠レベル:2B]
    • IMRTは標的の適用範囲を改善したが、局所制御失敗率またはEFSにおける差は示さなかった。

横紋筋肉腫の小児に対するグループ、組織型、病変の部位に応じた放射線量は、表6に記述している:

表6.横紋筋肉腫のグループ、組織型、病変の部位に応じた放射線療法(RT)の線量(小児腫瘍学グループ[COG])

グループ 治療

グループI

 
胎児型 RTなし。
胞巣型 浸潤(化学療法施行前)部位への36Gy。
 

グループII

 
N0(手術後に顕微鏡的残存腫瘍) 浸潤(化学療法施行前)部位への36Gy。
N1(所属リンパ節転移の切除) 浸潤(化学療法施行前)部位およびリンパ節への41.4Gy。
 

グループIII

 
眼窩または眼窩以外の腫瘍 完全寛解が得られている眼窩腫瘍への45Gy。部分寛解が得られている他の部位および眼窩の腫瘍に対して50.4Gy、化学療法への反応がきわめて良好(または遅延再切除後に完全寛解)で、腫瘍が非浸潤性で突出している(pushing)場合は、36Gy後に容積縮小を実施;浸潤性腫瘍には容積縮小は行わない。5cm超の腫瘍については、9週間経過時に残存腫瘍に対して59.4Gyのブースト照射。
 

グループIV

 
  他のグループ(すべての転移部位を含む)についてと同様に、安全で可能である場合。例外:肺(肺転移)は年齢によって12~15Gyで治療するように検討されている。


RTの線量は主として、一次外科的切除後の残存腫瘍の組織型と量(存在する場合)に依存する。


  • グループII。

    一般に、顕微鏡的残存病変が認められる患者(グループII)に対して、リンパ節に転移していない場合は36GyのRTを実施し、リンパ節転移が認められる場合は41GyのRTを実施する。 [11] [25] COG研究で治療された低リスク患者(胎児型の組織型および顕微鏡的残存病変が予後良好な部位にみられる)は36Gyできわめて優れた局所制御が得られたが、これは41.4Gyを照射された歴史的対照と同等であった。 [7] グループIIの患者に対しては、リンパ節の状態によって36~41.4Gyが推奨される。

  • グループIII。

    IRS-IIにおいて、肉眼的残存病変を認め(グループIII)、40~50Gyを超える照射を受けた患者では、局所領域再燃率が30%を超えていたが、これより高線量(60Gy超)の照射は容認しがたい長期毒性作用と関連していた。 [26] [27] IRS-IVで標準的治療群に割り付けられたグループIIIの患者は、50.4~59.4Gyの照射を受け、5年無増悪生存率は55~75%、局所制御率は85~88%であった。 [28] COGの選択されたグループIIIの腫瘍を有するサブグループは、切除断端陰性の遅延肉眼的全切除後にいくぶん低い36Gyの放射線量を受け、切除断端に顕微鏡的残存が確認されたか、リンパ節転移陽性の場合は41.4Gyを照射された。最近のCOG-D9602研究によると、限られた数の低リスク患者では、36Gyの照射により局所制御の可能性が85%を超えていた。 [7] このアプローチは、選択された部位特異的なサブグループにのみ適切である。

中リスク横紋筋肉腫患者を対象にしたD9803研究では、グループIおよびIIの胞巣型横紋筋肉腫患者41人における局所制御率は90%であったが、グループIIIの胎児型横紋筋肉腫(80%)および胞巣型横紋筋肉腫(83%)の患者280人ではこれより低かった。組織型、所属リンパ節の状態、および原発部位は局所制御失敗の可能性に関係しなかった;ただし、後腹膜腫瘍を有した患者47人の局所制御失敗率が33%であった(おそらく直径5cm以上の腫瘍が原因であろう)のに対し、膀胱/前立腺、四肢、および傍髄膜腫瘍を有した患者では14~19%であった。腫瘍の大きさは局所制御失敗の最も強力な予測因子であった(原発腫瘍が5cm未満の患者で10% vs これより大きな腫瘍で25%;P = 0.0004)。 [29] [証拠レベル:3iiiDi]

放射線照射体積は、外科的切除前および化学療法前の診断時における腫瘍の進展度によって決めるべきである。一般に、臨床的に転移を来した所属リンパ節を含む2cmの照射縁が用いられる。しかしながら、原体照射療法による計画および画像誘導RTでは、臨床標的体積または計画標的体積に対して1~1.3cmの照射縁を用いることができる。 [11] 正常組織耐用線量の考慮事項により照射体積を修正しつつ、照射時点での肉眼的な残存腫瘍には、許容照射量の限界までの放射線を照射すべきである。腫瘍が化学療法に反応し、大きさが退縮した非浸潤性の移動(T1)を示す患者には、36Gy後の容積縮小が適切であるが、浸潤性腫瘍(T2)には適切ではない。

RTの実施時期は、その開始前に化学療法を1~3ヵ月実施できるように決定するのが一般的である。RTは通常5~6週間(例、1日1回1.8Gy、週当たり5日照射)にわたって実施され、この期間中は通常化学療法を修正し、放射線増感剤であるダクチノマイシンおよびドキソルビシンが避けられる。


  • IRS-IV試験には1件のランダム化研究が含まれ、1回当たり1.1Gyの放射線を6~8時間間隔で1日2回照射するRT(多分割スケジュール)を週当たり5日施行することは実行可能であるが、幼い小児では1日2回の鎮静剤投与が必要となり、遂行困難であることが報告された。腫瘍が限局性で肉眼的残存を認める患者(グループIII)を対象に、従来の1日1回のRT(総線量50.4Gy)を受ける群、または1日2回の多分割スケジュールによるRT(総線量59.4Gy)を受ける群にランダムに割り付けた。局所制御の点で優位性は実証されなかったが、線量を増加させた場合は急性毒性の増加が観察された。 [30]

したがって、肉眼的残存腫瘍を有する横紋筋肉腫患児の治療では、従来のRTが依然として標準である。 [31]

近接照射療法

別の局所制御法として腔内または組織内挿入装置を用いた近接照射療法があり、横紋筋肉腫の小児に対しては、特に原発腫瘍が膣部 [32] [33] [34] [35] [36] 、および膀胱/前立腺の特定部位 [37] に認められるといった、選別された状況で用いられている。[証拠レベル:3iiiA]1つまたは2つの施設で実施された小規模試験では、この治療アプローチにより高い生存率が得られ、患児のほとんどが臓器機能または組織を保持することができたと報告されている。 [33] [38] ; [39] [証拠レベル:3iiDii]他の部位、特に頭頸部においても、近接照射療法による治療が行われてきた。 [40] 当初グループIIIとされ、その後待機的手術を伴うまたは伴わない化学療法の実施後に顕微鏡的残存病変が確認された患者では、線量を40Gy以上としたRTによって局所制御を達成できる可能性が高い。 [41]

3歳以下の小児の治療

横紋筋肉腫と診断された小児が非常に幼い(生後36ヵ月以下)場合は、治療関連罹病のリスクが高いため、治療には困難が伴う。 [7] 上記から示唆されるように、待機的手術により切除断端陰性とすることができれば、照射線量の低減が適切であろう。しかしながら、外科的切除を受けることができない患者では、依然として比較的高線量のRTが適切である。 [42] 正常組織を最大限に温存できる照射技法が計画されるが、そこには原体照射法が含められるべきであり、しばしば強度変調照射法も用いられる。

遅延一次切除と放射線量の低減はすべての年齢で適切である。しかしながら、最も年齢の低い患者は、正常組織の毒性に関する懸念から適切なRTを受けられないことが頻繁にあり、遅延一次切除と放射線量の低減は、遅延一次切除による外科的切除が特に考慮すべき重要事項である患者には理想的である。局所制御はRTと手術の両方で達成可能である;両方の治療が用いられれば最適であるが、少なくとも化学療法に加えて1つのアプローチが必要である。

1歳未満の乳児を対象にした少数の研究の1件では、非転移性横紋筋肉腫の患者77人が含められた(年齢中央値、生後7.4ヵ月);患者の57%が胎児型横紋筋肉腫を有した。この研究における5年無失敗生存率(FFS)は57%、5年OS率は76%であった。ほとんどの失敗が局所で発生したが、その理由はプロトコルのガイドラインに違反して、しばしばRTが保留されたためであった。対照的に、ガイドラインに従って治療された乳児では、FFSとOSがどちらも明らかに優れていた。 [43]

原発腫瘍部位ごとの手術および放射線療法による局所制御の管理

頭頸部

小児横紋筋肉腫に対する頭頸部の原発部位としては、眼窩;眼窩以外の頭頸部および頭蓋傍髄膜;傍髄膜以外、眼窩以外の頭頸部がある。これらの各部位に発生した腫瘍の外科的および放射線療法的な管理に関する具体的な考慮事項については、以下で考察している。

  1. 眼窩。


    眼窩に発生する横紋筋肉腫では、眼窩内容除去術を実施すべきではないが、診断のための生検が必要である。 [44] [45] 生検後には化学療法およびRTを実施し、眼窩内容除去術は持続性の限局病変か再発病変を有する少数の患児のみに適用される。 [46] [47] RTおよび化学療法は標準的な治療法で、生存率は90~95%を超える。眼窩腫瘍を有する患児では、水晶体、結膜、および角膜へのRTの線量を制限するような予防策を講じるべきである。

  2. 眼窩以外の頭蓋傍髄膜。


    腫瘍が眼窩以外の頭蓋傍髄膜に認められる(中耳/乳様突起、上咽頭/鼻腔、副鼻腔、傍咽頭間隙、または翼口蓋窩/側頭下窩領域に発生する)場合は、頭蓋底への浸潤の存在と硬膜上またはそれを越える可能性がある進展を確認するために、造影剤を用いた原発部位および脳の磁気共鳴画像法(MRI)スキャンを実施すべきである。 [48] [49] [50] 頭蓋骨浸潤および/または経硬膜進展の判別が困難な場合は、造影剤を用いた同部位のコンピュータ断層撮影(CTスキャン)が適応となる。また、脊髄への進展を示唆する何らかの疑いがある場合は、造影剤を用いた全脊髄のMRIスキャンを実施すべきである。傍髄膜腫瘍では、悪性細胞の有無を調べるための脳脊髄液(CSF)の検査をすべての患者に行うべきである。これらの腫瘍は、その部位から完全切除が困難なため、このような患者に対する初回外科的処置は、一般に診断用生検のみである。


    頭蓋傍髄膜腫瘍を含む眼窩以外の頭頸部横紋筋肉腫は、原体照射療法および化学療法により管理するのが最も望ましい。傍髄膜腫瘍で、頭蓋内に原発腫瘍と連続して腫瘍が進展している患児、および/または髄膜インピンジメントの徴候(すなわち、頭蓋底の骨溶解、および/または脳神経麻痺)を呈する患児は、腫瘍細胞が診断時にCSF内に認められない場合、全脳照射または髄腔内療法を実施する必要はない。 [48] RTでは、原発腫瘍に隣接する髄膜を含めて原発腫瘍の縁に1.5cmの余裕をみて、さらに頭蓋内進展が認められる場合には、その領域の縁に1.5cmの余裕をみた部位に照射すべきである。 [49]


    以下の研究ではRTの時期について扱っている。原発腫瘍が頭蓋内進展を来している患者に対しては、両研究とも全員に早期照射が実施された。

    1. レトロスペクティブ試験によると、髄膜インピンジメントの徴候が認められる患者に対しては、診断から2週間以内に放射線療法を開始することで、境界有意性ではあるものの局所制御の失敗率が低下するという関係が認められた。髄膜インピンジメントの徴候が認められない場合は、放射線療法の遅延が10週間を超えても局所制御の失敗率に影響はみられなかった。 [49]
    2. その後、IRS-IV試験において脳神経麻痺および/または頭蓋底の骨溶解が認められるグループIIIの患者に対する早期照射(0日目) vs D9803試験において髄膜転移の同様の証拠を有するグループIIIの患者に対するRT照射の遅延(12週目)間で、局所制御率、FFS率、およびOS率が比較されたが、統計的有意差は示されなかったことから、この患者グループに対する早期RTは不要であることが示唆されている。 [51] [証拠レベル:2A]
    3. 原発部位が傍髄膜の患者47人を対象にしたレトロスペクティブ分析により、胞巣型横紋筋肉腫の青年患者のサブグループ(n = 13)は両側頸部リンパ節への予防照射(36Gy)の追加から利益が得られうることが示唆された。 [52] [証拠レベル:3iiDii]

    傍髄膜に限局した横紋筋肉腫を患い、北米およびヨーロッパにおける1984年から2004年のプロトコルで治療を受けた患者1,105人を対象にした1件の解析で、複数の予後因子を使用して生存率が有意に異なる患者のサブグループを定義できることが明らかになった。コホート全体に関する10年時点でのOS率は66%であった。有害因子(診断時に3歳未満または10歳超、髄膜転移が存在する、腫瘍径が5cm超、予後不良な傍髄膜の原発部位)のうち0~1個に該当する患者の10年OS率は80.7%であった;2個の因子に該当する患者の10年OS率は68.4%であった;3~4個の因子に該当する患者の10年OS率は52.2%であった。初回治療の一構成要素としてRTを受けなかった患者の予後は不良で、こうした腫瘍は再燃後のRTの導入によって救助されなかったことから、RTは初回治療に必須の構成要素として確立された。 [53] [証拠レベル:3iiiA]


    CSF内に腫瘍細胞が認められる患児(4期)では、びまん性の髄膜病変および/または遠隔転移の証拠が別に認められることも、認められないこともある。IRSGプロトコルII~IVによる経験を基にしたレビューで、診断時にCSF内に腫瘍細胞が確認された患者は8人であった;その他に遠隔転移が認められなかった4人のうち、3人が診断後6~16年時点で生存しており、その他の部位への転移が同時に認められた4人のうち、生存していたのは1人であった。 [54] また、遠隔原発腫瘍からの実質内脳転移が多発的に認められる患者もいる。そのような患児では、化学療法/原発腫瘍に対するRTによる治療に加えて、中枢神経系に向けたRTによる治療を行うこともある。頭蓋脊髄軸RTが適応になることもある。 [55] [56]

  3. 傍髄膜以外、眼窩以外の頭頸部腫瘍。


    傍髄膜以外、眼窩以外の頭頸部腫瘍では、原発腫瘍の広範な切除(機能障害を伴わずに実施可能な場合)に加え、臨床的に転移が認められるリンパ節と同側の頸部リンパ節のサンプリングが適切であるが、切除断端およびリンパ節転移が陽性の場合は術後RTが必要である。 [57] 解剖学的制約があることから、狭い切除縁(1mm未満)も許容可能とされる。美容および機能という因子は常に考慮されるべきであるが、今日の技術をもってすれば、表在性腫瘍の完全切除は、良好な美容的・機能的結果を求めるという目標と必ずしも矛盾するわけではない。専門の集学的外科チームによって、鼻、副鼻腔、側頭窩などのこれまで確実な外科的管理は困難と考えられていた領域における前頭蓋底腫瘍の切除術も実施されている。しかしながら、このような手技は、化学療法およびRTの実施後に局所領域の再発病変または残存病変を有する小児に対してのみ検討すべきである。

頭頸部の原発腫瘍が切除不能と考えられる患児では、化学療法および臓器保護を行ったRTが一次管理の基本戦略である。 [46] [50] [58] [59] [60] [61] 頭頸部の横紋筋肉腫の患者を対象に、IMRT、多分割定位放射線治療、または陽子線治療に加えて化学療法を併用した治療を行い、優れた局所制御を報告した研究が数件ある。さらなる研究が必要であるが、頭頸部横紋筋肉腫患者におけるIMRTおよび化学療法の使用によって、晩期障害の重症度がより低くなる可能性がある。 [62] [63] [64] ; [65] [証拠レベル:3iiiA]

四肢部

中リスク横紋筋肉腫に関するD9803試験において、遅延一次切除が研究されている。(詳しい情報については、本要約の手術(局所制御の管理)のセクションを参照のこと。)遅延一次切除は、乳児ではRTの晩期障害が年齢の高い患者よりも重くなるため、乳児に最も適切な可能性がある;したがって、放射線量のわずかな低減であっても望ましい。

ヨーロッパと北米の4つの国際共同グループからの患者642人を対象にした1件のプール解析が実施され、限局性の四肢横紋筋肉腫患者における予後因子が確認された。所属リンパ節転移は胎児型横紋筋肉腫よりも胞巣型横紋筋肉腫で約2.5倍高かった。5年全生存率は67%であった。多変量解析により、OSの低下は、3歳を超える年齢、T2およびN1状態、不完全な初回手術、1995年以前の治療、およびヨーロッパグループによる治療と相関したことが明らかにされた。この解析ではまた、化学療法の期間がこれらの患者の転帰に影響を及ぼしうることが示唆された。 [66]

IMRTを使用することで骨を除外できるが、軟部組織も最適に保護できるため、四肢の横紋筋肉腫の管理に使用される。原発腫瘍を手または足から完全に切除することは、機能障害のためにほとんどの症例で実施できない。 [67] [証拠レベル:3iiA]原発腫瘍が手または足に認められる患児を対象としたCOGの研究では、このような患児に対してRTを化学療法と併用し、切断術を回避したところ10年局所制御率が100%であったことが示されている。 [68] [証拠レベル:3iiiA]IRS-IV試験では、グループIIIの腫瘍に対する根治的RTおよび化学療法により、90~95%の局所制御率が得られた。 [30]

初回の外科的処置で顕微鏡的に腫瘍が残存し、2回目の手術で切除可能と考えられる患者では、化学療法の開始前に(すなわち遅延しないで)一次再切除を行うことが適切であろう。 [4] 化学療法とRTの併用、あるいはRTを併用するまたは併用しない遅延一次切除により、同等の転帰がもたらされる。 [8]

所属リンパ節および介在リンパ節

臨床試験に登録された患者について、COG-STSでは、腫脹したリンパ節または臨床的に疑わしいリンパ節すべての生検を推奨している。体幹および四肢において、リンパ節流域に腫脹したリンパ節が同定されない場合はセンチネルリンパ節生検が推奨される;これは、所属リンパ節を評価する上でランダムリンパ節サンプリングよりも正確な方法である。センチネルリンパ節生検の技術は標準化されており、経験を積んだ外科医により完了されるべきである。 [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76]

原発腫瘍を四肢に有する患者では、所属リンパ節進展の発生率が有意に高く(しばしば転移の臨床的証拠は認められない)、リンパ節転移は予後的および治療的に意味があるため、所属リンパ節(およびまた介在リンパ節)についての広範な治療前評価が必要である。 [69] [77] [78] [79] [80] ; [81] [証拠レベル:3iiDi]介在リンパ節は、上肢腫瘍では内上顆および上腕のリンパ節、下肢腫瘍では膝窩のリンパ節として定義される。所属リンパ節は、上肢腫瘍では腋窩/鎖骨下リンパ節、下肢腫瘍では鼠径/大腿部リンパ節として定義される。


  • 原発横紋筋肉腫を四肢に有する患者226人を対象としたレビューでは、腫瘍が介在リンパ節に転移した患者は5%で、5年時点での介在リンパ節の再発率が12%であった。診断時に介在リンパ節の検査を受けた患者はきわめて少なかった(n = 11)が、そのうち5人はすべて胞巣型横紋筋肉腫で、リンパ節に腫瘍が認められた。しかしながら、介在リンパ節の腫瘍について最初に検査を受けた患者と受けなかった患者で、EFS率に有意差は認められなかった。 [81]

ポジトロン放射断層撮影(PET)スキャンは、治療開始前の四肢原発腫瘍の評価および病期分類に推奨される。 [81]

体幹部

小児横紋筋肉腫に対する体幹部の原発部位としては、胸壁または腹壁、胸腔内または腹腔内領域、胆管系、および会陰または肛門などがある。これらの各部位に発生した腫瘍の外科的および放射線療法的な管理に関する具体的な考慮事項については、以下で考察している。

  1. 胸壁または腹壁。


    胸壁または腹壁に病変を有する患者の外科的管理は、四肢病変の場合に用いられるものと同一のガイドラインに沿って行われるべきである(すなわち、美容的および機能的結果が受け入れられるものであれば広範囲局所切除を行って顕微鏡的切除断端陰性の達成を目指すべきである)。このような切除術を施行するためには、人工補綴材料を使用する必要がある。切除縁陰性を達成できる現実的な予測があれば、最初に手術を施行する。しかしながら、これらの部位に大きな腫瘍が認められる患者のほとんどは限局性病変で、術前化学放射線療法後に完全切除されて切除断端陰性になりやすい;そのような患者は長期生存が優れている可能性がある。 [82] [83] [84] [85]


    胸壁の横紋筋肉腫は通常グループIIIであり、遅延一次切除時にR0切除(微小残存病変が全く認められない)を必要としない。COGのデータでは、おそらく術後放射線療法を追加するために、胸壁の横紋筋肉腫におけるR0およびR1(切除断端に微小残存病変が存在する)切除に対する生存率が同等であることが示されている。 [85] 横紋筋肉腫は化学療法および放射線に対する感受性が非常に高いため、診断時の化学療法前の積極的切除は不要である。


    リンパ節転移は予測困難であるが、治療前のPETスキャンは病期分類に有用なことがある。

  2. 胸腔内または腹腔内肉腫。


    胸腔内または腹腔内肉腫は、診断時点で腫瘍が巨大で、生命維持に不可欠な臓器または血管への進展が生じていることから、切除不能な場合がある。 [86]


    後腹膜/骨盤

    の腫瘍が当初は切除不能な患者でも、RTの併用/非併用にかかわらず、化学療法後に外科的完全切除を行うことで、有意な生存優位性が得られる(切除しない場合の34~44%に対して73%)。 [86]


    • International Society of Pediatric OncologyのMalignant Mesenchymal Tumor (SIOP-MMT) Groupでは、骨盤の限局性横紋筋肉腫で初回の外科的手技は生検のみで肉眼的残存腫瘍が残った患者における局所制御がRTにより改善したことが明らかにされた。10歳を超える年齢およびリンパ節転移は、予後不良因子であった。 [87] [証拠レベル:2A]

    • ドイツの1件の研究により、直径5cmを超える腹腔内非転移性胎児型横紋筋肉腫患者100人が明らかにされた;61%が10cm超の腫瘍を有し、88%がT2であった。81人の患者が化学療法および遅延一次切除で治療された一方、緊急症状(腫瘍破裂、イレウス、水腎症、乏尿、および静脈うっ血)が発生した19人の患者は最初に腫瘍減量術を受けた。EFS率は52% ± 10%、およびOS率は65% ± 9%であった。予後不良因子は、10歳を超える年齢での最初の診断、完全寛解未達成、および不十分な局所制御(不完全な二次切除またはRTなし)であった。 [88] [証拠レベル:3iiA]

    • 腹膜播種および/または悪性腹水がみられる横紋筋肉腫患者7人についての1件の小規模シリーズでは、線量ペインティングを用いたIMRTによる全腹放射線照射で良好な転帰が得られた。 [89] [証拠レベル:3iiA]この技法は、全腹部に対して、原発腫瘍(または切除部)への照射線量よりも低い線量を同時照射する;より多くの容積が、高線量を照射される標的部よりも低い(分割された)1日線量を受ける。

  3. 胆管系。


    胆管系の横紋筋肉腫では、全摘出が実施可能な例はまれであり、標準治療として化学療法およびRTがある。このような原発部位の患者の転帰は、術後に残存病変が認められたとしても良好である。胆汁外瘻術は術後感染性合併症のリスクを有意に増大させる。したがって、胆汁外瘻術は正当化されない。 [90]

  4. 会陰または肛門。


    会陰または肛門周辺の組織から発生した横紋筋肉腫の患者では、病変は進行しているのが通常である。こうした患者では所属リンパ節転移を来す可能性が高く、その腫瘍の約半数が胞巣型である。 [91] リンパ節転移が認められる患者の予後は不良であるため、現在推奨されているのは所属リンパ節の標本採取である。化学療法に先立って肉眼的な腫瘍を全切除することが可能で、容認できない罹病がみられない場合は、治癒の可能性が高くなる。


    • IRSGのプロトコルI~IVによると、この部位に腫瘍を有する患者71人に対する積極的治療後のOS率は49%であり、診断時に2期疾患(腫瘍が小さく、所属リンパ節転移陰性)の患者が最も良好で、3期疾患の患者が中等度、4期疾患の患者が最も不良であった。 [92]

    • ドイツのCWS試験からのその後の報告で、32人の患者の5年EFS率およびOS率は47%であった;さらに、胎児型腫瘍の患者は胞巣型腫瘍の患者よりも有意に経過が良好であった。 [93] [証拠レベル:3iiiA]

      会陰/肛門に腫瘍を有する患者は、臓器保護を目的として、括約筋制御の喪失を引き起こしうる侵襲的な手術を避けて、優先的に化学療法およびRTにより管理される。


泌尿生殖器系

泌尿生殖器系にみられる小児横紋筋肉腫の原発部位には、傍精巣領域、膀胱、前立腺、腎臓、外陰部、膣、および子宮がある。これらの各部位に発生した腫瘍の外科的および放射線療法的な管理に関する具体的な考慮事項については、以下で考察している。 [94]

  1. 精巣または精索。


    精巣または精索の付近から深鼠径輪までの領域に発生した病変は、近位部血管の管理を伴う鼠径部切開によって精巣摘除術と精索の切除(すなわち、根治的精巣摘除術)によって摘除されるべきである。 [95] 腫瘍の癒着または浸潤がみられる場合には、片側陰嚢皮膚の切除が必要となる。


    先に経陰嚢的生検が実施されている場合には、COG、ドイツのグループ、およびイタリアのグループにより片側陰嚢切除術が推奨されている。対照的に、胎児型横紋筋肉腫患者28人を対象にしたドイツのCWSレトロスペクティブ研究では、最初に経陰嚢的切除を実施後に片側陰嚢切除術を受けた患者12人における5年EFS率が91.7%であったのに対し、後の片側陰嚢切除術を受けなかった16人の患者における5年EFS率は93.8%であったことが明らかにされた。またこれらの患者は全員がビンクリスチンダクチノマイシン、アルキル化剤などによる化学療法を受けた。 [96] [証拠レベル:3iiiDi]この分野については見解が一致しておらず、さらなるデータが必要である。


    傍精巣腫瘍の切除が不完全でRTが必要な患者では、陰嚢への放射線療法に先立って、対側精巣を隣接した大腿へ一時的に再配置することで、ホルモン産生を温存できる場合があるが、ここでも、さらなるデータが必要である。 [97] [証拠レベル:3iiiC]


    傍精巣腫瘍では、リンパ行性進展の発生率が比較的高く(IRS-IおよびIRS-IIで26%) [77] 、傍精巣に原発腫瘍を有する患者では、静注造影剤を用いた薄いスライス厚(thin-cut)による腹部および骨盤のCTスキャンを必ず実施して、リンパ節転移を評価すべきである。腫瘍がグループIの10歳未満の患者で、CTスキャンによりリンパ節腫脹の証拠が認められない場合は、後腹膜リンパ節の生検/標本採取は不要であるが、3ヵ月ごとにCTスキャンを実施することが推奨される。 [98] [99] CTスキャン上で陽性が疑われるか、または陽性の患児に対しては、後腹膜リンパ節の採取(ただし、正式なリンパ節郭清ではない)が推奨され、治療はその所見に基づいて行う。 [3] [31] [100]


    COG-STS研究の10歳以上の傍精巣横紋筋肉腫の小児では、現在、すべてに対して病期判定のための同側後腹膜リンパ節の標本採取が必要となっている。しかしながら、ヨーロッパでは、傍精巣横紋筋肉腫を切除した青年に対してリンパ節郭清が常に行われているわけではなかった。ヨーロッパの研究者の多くは、後腹膜リンパ節転移の外科病理学的評価よりも、むしろX線検査による評価を信頼していた。 [95] [98] International Society of Paediatric Oncology(SIOP)Malignant Mesenchymal Tumour(MMT)89および95研究において、傍精巣横紋筋肉腫の患者が画像検査で評価されたが、ルーチンの同側リンパ節の標本採取は受けなかった。 [101] [証拠レベル:2Di]10歳以上のN0期患者の31%がリンパ節再燃を来したのに対し、10歳未満のN0期患者では8%であった(P = 0.0005)。SIOP MMTグループではその後、10歳以上のすべての患者に対して同側リンパ節の標本採取を推奨した。

  2. 膀胱および/または前立腺。


    腫瘍が膀胱および/または前立腺に発生した患者では、膀胱機能の温存が治療の主な目的となる。膀胱および前立腺の横紋筋肉腫患者に対する過去、現在、および未来の治療アプローチに関して、情報を提供しているレビューが2件ある。 [102] [103]


    まれなケースではあるが、腫瘍が膀胱円蓋部に限局する症例では完全切除が可能である。そうではない場合、北米およびヨーロッパの一部では、肉眼的に腫瘍の残存が認められる患者で膀胱機能を温存するために、腫瘍を縮小させるための化学療法およびRTを実施してから [104] [105] 、必要に応じて、膀胱部分切除手術などのより限定された手術を実施する。 [106] このアプローチに関する初期の経験は期待外れなもので、診断から3年後、膀胱機能を保持しながら生存していた膀胱/前立腺腫瘍の患者はわずか20~40%であった(IRS-IIにおける3年OS率は70%であった)。 [106] [107] IRS-IIIおよびIRS-IVによるその後の経験では、より強力な化学療法とRTが用いられ、診断から3年後に膀胱機能を保って生存していた患者は55%で、3年OS率が80%を超えていたことが示された。 [105] [108] [109] 原発腫瘍が膀胱/前立腺で、流出路閉塞により生じた膀胱拡張に起因する大きな骨盤内腫瘤が診断時に認められる患者では、初期化学療法後の画像検査により測定した容積に対してRTを実施し、流出路閉塞を緩和する。この治療アプローチは依然として一般に受け入れられており、さらに効果的な化学療法とRTによって膀胱が助かる頻度が高くなってくると考えられている。


    大部分の患者では最初の外科的処置は生検のみであり、しばしば超音波誘導や膀胱鏡が用いられるか、直視下の肛門経路によって実施される。選択された症例を対象にした1件のシリーズでは、前立腺または膀胱頸部の横紋筋肉腫の男児に対して膀胱温存術と近接照射療法を施行することで、生存、膀胱温存、および短期身体機能において優れた成績が得られた。 [37] [証拠レベル:3iiiB]化学療法およびRT後に生検で悪性腫瘍の残存が証明された患者への適切な外科的管理には、膀胱部分切除術、前立腺切除術、内容除去術(通常は前方からのアプローチで直腸の温存を図る)がある。膀胱機能を長期間客観的に評価している研究は非常に少なく、尿力学的検査は膀胱機能の正確な評価を入手するために重要である。 [110]


    ヨーロッパのSIOPプロトコルで用いられている別の戦略では、可能であれば根治的な大手術を回避し、化学療法と保存的外科手技で腫瘍の完全消失が達成できれば外照射療法は省略されている。その目標は、放射線療法の晩期障害を招くことなく、また膀胱全摘除術/前立腺切除術の実施を必要とせずに機能的な膀胱と前立腺を温存することである。1984年から2003年に非転移性の膀胱および/または膀胱/前立腺横紋筋肉腫患者172人がSIOP-MMT研究に登録された。生存者119人のうち、50%は重大な局所療法を受けず、放射線療法を受けたのは26%のみであった。5年OS率は77%であった。 [111] [証拠レベル:3iiA]


    膀胱/前立腺領域に発生した横紋筋肉腫に対して化学療法とRTによる治療を受けている患児では、治療後に得られた外科的標本または生検組織において高分化型の横紋筋芽細胞が認められた場合は、再発リスクが高いとはみなされず、膀胱全摘除術のような大きな外科的処置は適応とならない。 [108] [112] [113] 1件の研究では、組織学的な成熟の証拠を有する膀胱腫瘍の残存がある患者では、膀胱切除術を考慮する前に化学療法のコース追加が行われるべきであるということが示唆された。 [108] 初期化学療法およびRTを実施しても時間の経過とともに悪性腫瘍細胞が消滅しない場合にのみ、手術を検討すべきである。データがきわめて制限されているため、この状況が、膀胱以外の部位に横紋筋肉腫を来す患児の状況と類似しているかどうかは明らかにされていない。

  3. 腎臓。


    腎臓が肉腫の原発部位となることはまれである。IRSGプロトコルに登録された適格患者5,746人において特定された患者は10人で、胎児型横紋筋肉腫の6人と未分化肉腫の4人であった。腫瘍は大きく(最大径平均値、12.7cm)、患者4人(67%)に退形成が認められた。胎児型横紋筋肉腫患者のうち、グループIおよびグループIIの3人の患者が生存し、グループIIIの患者1人が感染症により死亡し、グループIVの患者2人が疾患再発により死亡した;これらの小児は診断時に5.8歳および6.1歳であった。この非常に限られた経験から、腎臓は原発性肉腫としては予後不良な部位であると結論付けられた。 [114]

  4. 外陰部/膣/子宮。


    原発腫瘍を泌尿生殖器の外陰部/膣/子宮に有する患者に対する最初の外科的処置は、一般に外陰部生検または経膣生検である。外陰部/膣/子宮の横紋筋肉腫に対しては、最初に根治的手術は適応とならない。 [3] 膣の横紋筋肉腫に対する保存的外科介入では、初期化学療法および残存病変(グループIIまたはIII)に対する補助放射線療法(しばしば近接照射療法)により、非常に優れた5年生存率が得られる。 [115] [116] [117] [証拠レベル:3iA]


    COG-ARST0331の研究では、グループIIIの膣腫瘍でRTを受けなかった女児における局所再発率は、容認できないほど高かった。 [116] [証拠レベル:3iiiDiii]泌尿生殖器に病変を有したが放射線療法では治療されなかった女児21人(ほとんどがグループIIIの膣原発腫瘍)における3年無失敗生存(FFS)率が57%であったのに比べて、その他の婦人科泌尿生殖器以外の原発腫瘍を有する患者45人におけるFFS率は77%であった(P = 0.02)。 [118] [証拠レベル:2Dii]したがって、COG-STSは、膣に生存腫瘍が残存する患者に対してはRTを実施すべきで、12週目には開始するよう推奨した。 [119] [証拠レベル:3iA]


    子宮の横紋筋肉腫は患児の数が少ないため、最も確実な治療法を決定することは困難であるが、RTを併用または非併用の化学療法も有効である。 [115] [120] 子宮頸部の原発性胎児型(主にブドウ状型)横紋筋肉腫の女児14人中12人が、ビンクリスチンダクチノマイシン、およびシクロホスファミド(VAC)化学療法と保存的手術実施後に無病状態であった。注目すべきことに、2人の女児ではまた胸膜肺芽腫が、別の女児はセルトリ・ライディッヒ細胞腫が認められた。 [121] このような部位に発生した原発腫瘍に対する摘出術は、通常では必要ないが、必要な場合には実施することもあり、ほとんどの例で直腸温存が可能である。


    骨盤照射を受ける予定の泌尿生殖器原発腫瘍を有する女児には、線量評価で卵巣機能が温存される可能性が高いことが示されない限り、放射線療法前の卵巣転位(卵巣固定)を検討すべきである。あるいは、卵巣組織の温存が研究段階にあり、検討できる。

頻度の低い原発部位

横紋筋肉腫はときに前述の部位以外の部位にも発生する。

  1. 脳。


    脳の限局性原発横紋筋肉腫患者はときに、腫瘍切除、RT、および化学療法の併用により治癒が得られる。 [122] [証拠レベル:3iiiDiii]

  2. 喉頭。


    喉頭の横紋筋肉腫の患者には、喉頭の温存を目標として生検後に化学療法とRTによる治療が実施されるのが通常である。 [123]

  3. 横隔膜。


    横隔膜に腫瘍を有する患者では、肺、大血管、心膜、および/または肝臓などの隣接する重要臓器への癒着のために、最初から肉眼的に切除不能の局所進行した病変がしばしばみられる。このような状況では、診断的生検の実施後に化学療法とRTを開始すべきである;臨床的に適応であれば、後日の残存腫瘍の切除を検討すべきである。 [124]

  4. 卵巣。


    以前に報告された8人の患者に加えて、卵巣の原発横紋筋肉腫が十分に実証されている2例(1例がIII期、1例がIV期)が報告されている。これら2人の患者は、診断からそれぞれ20ヵ月および8ヵ月生存した。以前に報告された8人の患者のうち6人がこの疾患により死亡した。 [125] [証拠レベル:3iiiDiii]併用化学療法とその後の残存腫瘤または腫瘤の切除による治療がときに成功する。 [125]

転移部位

診断時に転移病変(4期、M1、グループIV)の一次切除が適応となることはまれである。

証拠(肺にのみ転移した疾患の治療):

  1. CWSは、連続した4件の試験についてレビューを行い、M1の胎児型横紋筋肉腫で診断時に肺にのみ転移を有する患者29人を特定した。 [126] [証拠レベル:3iiiA]
    • このコホートでは、5年EFS率が約38%と報告され、肺への放射線照射(n = 9)、肺の転移巣切除(n = 3)、または肺の標的療法なし(n = 19)にかかわらず、肺転移の局所制御に何ら有益性は認められなかった。

  2. IRSGは、IRS-IV(1991年~1997年)で診断時に肺に限局した転移巣が認められる患者46人を対象にレビューを行った。肺の生検を行った患者は、一次診断時に実施した6人を含め、わずか11人(24%)であった。これらの患者が、肺以外に単一の転移部位が認められる患者、または肺以外の部位に転移が複数認められる患者234人と比較された。転移が肺のみの患者は、これより多い234人の患者群より、胎児型横紋筋肉腫および傍髄膜原発腫瘍である傾向が高く、診断時に所属リンパ節転移が認められる傾向が低かった。 [127] [証拠レベル:3iiiB]
    • 4年時点でのFFS率は35%およびOS率は42%であり、転移部位が2ヵ所以上の患者より良好であった(それぞれP = 0.005、および0.002)。

    • 診断時に10歳未満の年齢も予後良好因子であった。

    • 転移が肺のみのグループに対しては、プロトコルにより肺への放射線照射が推奨されたが、多くの患者がそれを受けていなかった。肺への放射線照射を受けた患者は、受けなかった患者より4年時点でのFFSおよびOSが良好であった(それぞれP = 0.01およびP = 0.039)。

化学療法による治療選択肢

横紋筋肉腫ではすべての患児に化学療法が行われるべきである。化学療法の強度と治療期間はリスクグループへの割り当てに依存する。 [128] (リスクグループに関する詳しい情報については、本要約の小児横紋筋肉腫の病期情報のセクションにある表5を参照のこと。)

横紋筋肉腫に対する治療を受けた青年では、これより若い小児より血液毒性が少なく、末梢神経毒性が多くみられた。 [129]

低リスクグループ

低リスク患者は、組織型が胎児型で予後良好部位に限局し(非転移性)肉眼的に切除された(グループIおよびIIの)腫瘍、眼窩の胎児型で完全には切除されなかった(グループIIIの)腫瘍、および予後不良部位に限局し肉眼的には切除された(グループIおよびIIの)腫瘍を有する患者である。(詳しい情報については、本要約の小児横紋筋肉腫の病期情報のセクションにある表4を参照のこと。)新たに診断された患者のうち、定義上、低リスクとなるのは約25%のみである。

低リスク患者の特定のサブグループでは、ビンクリスチンダクチノマイシン(VA)による2剤の化学療法レジメンと残存腫瘍に対するRTによる治療を行った場合、90%を超える高い生存率が達成されている。(以下の表7を参照のこと。)

表7.放射線療法を併用または非併用のビンクリスチンダクチノマイシンによる2剤併用療法を用いて高い生存率が得られる低リスク患者(サブセットA)の特徴

部位 腫瘍の大きさ グループ リンパ節
N0 = リンパ節転移なし。
予後良好 すべて I、IIA N0
眼窩 すべて I、II、III N0
予後不良 5cm以下 I N0


証拠(低リスクグループの患者に対する化学療法):

  1. 2剤レジメン。

    1. COG-D9602研究では、低リスクの胎児型横紋筋肉腫の患者388人を2つのグループに層別化した。 [130] サブグループAの患者(n = 264;1期のグループI/IIA、2期のグループI、および1期のグループIII眼窩腫瘍)に対する治療は、RTを併用または非併用の48週間にわたるVAにより構成されていた。サブグループBの患者(n = 78;1期のグループIIB/C、1期のグループIII非眼窩腫瘍、2期のグループII、および3期のグループI/II疾患)は、VAC(シクロホスファミド累積総用量が28.6g/m2)を受けた。放射線量は、1期のグループIIAの患者では41.4Gyから36Gyへ、グループIII眼窩腫瘍の患者では50Gyまたは59Gyから45Gyに減量された。
      • サブグループAの患者では、全体の5年FFS率が89%、5年OS率が97%であった。

      • サブグループBの患者では、5年FFS率が85%、5年OS率が93%であった。

    2. サブセット2の低リスク患者に対する小児腫瘍学グループの臨床試験、COG-ARST0331は、永久的な不妊症のリスクを低下させるためのシクロホスファミド累積総用量低減の安全性を検証するようにデザインされた。 [118] [証拠レベル:2Dii]
      • シクロホスファミド総用量を低減したところ、サブセット2の低リスク横紋筋肉腫患者におけるFFS率が最適以下になったことが研究者らにより観察された。グループIIIの膣腫瘍を有する女児についてシクロホスファミド総用量の低減と併用するRTの除外は、最適以下の転帰の一因となったようである。しかしながら、OS率は、より高用量のシクロホスファミドを用いた以前の研究におけるOS率とほぼ同じようであった。

  2. 3剤レジメン。


    低リスク患者の他のサブグループでは、VAC(シクロホスファミド総用量が28.6g/m2)による3剤併用化学療法 + 残存腫瘍に対するRTを用いて90%以上の生存率が達成されている。(以下の表8を参照のこと。)

    表8.放射線療法を併用または非併用のビンクリスチンダクチノマイシン、およびシクロホスファミドによる3剤併用療法を用いて高い生存率が得られる低リスク患者(サブセットB)の特徴

    部位 腫瘍の大きさ グループ リンパ節
    N0 = リンパ節転移なし;N1 = 原発部位を越えて所属リンパ節への転移あり。
    予後良好(眼窩または眼窩以外) すべて IIB、IIC、III N0、N1
    予後不良 5cm以下 II N0
    予後不良 5cm超 I、II N0、N1


  3. 治療期間。


    その後のCOG-ARST0331試験で、低リスク患者の2つのサブセットについて治療法の改良点が評価された。この研究には、新たに診断されたサブセット1の低リスク横紋筋肉腫患者271人が登録し、患者を1期または2期の腫瘍;グループIまたはグループIIの胚芽腫;または1期、グループIIIの眼窩胚芽腫として定義し、4サイクルのVAC化学療法とその後のビンクリスチンおよびダクチノマイシンによる10週間の療法を含む短期間の化学療法レジメンで治療した。 [119] サブセット2に対する研究結果はまだ出ていない。


    • 3年FFS率は89%、3年OS率は98%であった。したがって、これらの患者において、より短期間の治療は転帰を損なわないようであった。

中リスクグループ

新たに診断された患者の約50%が中リスクカテゴリーに該当する。中リスクの患児に対しては、VACが標準の多剤併用化学療法レジメンとして用いられる。

証拠(中リスクグループの患者に対する化学療法):

  1. IRS-IVの研究では、中リスクの患者を対象に、標準のVAC療法を受ける群、またはアルキル化剤としてイホスファミドを用いる2種類の別の化学療法レジメンの1つを受ける群のいずれかにランダムに割り付けた。このカテゴリーには、予後不良部位に発生した胎児型横紋筋肉腫(2期および3期)で肉眼的残存病変を有する(すなわち、グループIIIの)患者、および転移のない胞巣型横紋筋肉腫(2期および3期)で発生部位を問わない(グループI、II、およびIIIの)患者が含まれる。 [31]
    • 中リスク患児の3年生存率は84~88%であった。 [31]

    • これら3つの治療法間で治療成績に差は認められず、VACレジメンの投与が比較的容易であったことから、VACが中リスク横紋筋肉腫の患児に対する標準の併用化学療法として確認された。 [31]

    • IRS-IV(大量アルキル化剤投与)で治療を受けた胎児型腫瘍の患者の生存率が、IRS-III(低用量アルキル化剤投与)で治療を受けた同等の患者と比較された;中リスク患者の特定のグループで大量シクロホスファミドの使用による便益が示唆された。これらには、予後良好部位に腫瘍が発生しリンパ節転移が陽性であるか肉眼的残存腫瘍が認められる患者と、予後不良部位に腫瘍が発生し肉眼的完全切除が行われた患者が含まれる(ただし、予後不良部位原発で切除不能であった胎児型横紋筋肉腫の患者は含まれない)。 [131] 中リスク患者の他のグループには、シクロホスファミドの強化が実施可能であったが、それによる治療成績の改善はみられなかった。 [132]

  2. COGは、標準的なVAC療法にトポテカンおよびシクロホスファミドを追加することで、中リスクの横紋筋肉腫患児に対する治療成績が向上するかどうかも評価している。トポテカンは、横紋筋肉腫異種移植片モデルにおける前臨床活性に加え、未治療の横紋筋肉腫の患児、特に胞巣型横紋筋肉腫の患児における単剤の活性に基づいて、優先して評価された。 [133] [134] さらに、シクロホスファミドトポテカンとの併用は、再発した患者および新たに転移性と診断された患者の両方において十分な活性が実証された。 [135] [136] COG-D9803の臨床試験では、新たに中リスクの横紋筋肉腫と診断された患者を対象に、VAC単独療法群、またはトポテカンおよびシクロホスファミドのコースを追加したVAC併用療法群のいずれかにランダムに割り付けた。
  3. 限られた施設でのパイロット研究において、ビンクリスチン/ドキソルビシン/シクロホスファミド併用(VDC)とイホスファミド/エトポシド併用(IE)との交替療法が中リスク横紋筋肉腫患者の治療に用いられた。このアプローチ vs 標準アプローチの相対効果については、さらなる研究が必要である。 [137] [証拠レベル:3iiiA]
  4. ヨーロッパの試験(SIOP-MMT-95)では、切除が不完全であった胎児型横紋筋肉腫、胞巣型横紋筋肉腫、未分化肉腫、または軟部組織の原始神経外胚葉性腫瘍の457人の患者を対象にして、標準のイホスファミドビンクリスチン、およびダクチノマイシン(IVA)療法にカルボプラチンエピルビシン、およびエトポシドが追加された。 [138]

治療完了時点で、グループIIIの患者の約20%に残存腫瘤が認められる。残存腫瘤の存在による不良な予後的意義は認められなかった。 [139] [140] 予定した治療の最終時点で残存腫瘤を有する横紋筋肉腫患者について、生検で悪性腫瘍の残存が証明されなければ侵襲的な代替治療は正当化されない。グループIIIの患者では、初期化学療法に対する最良反応(部分奏効または反応なしに対する完全寛解)は、全体的な転帰には影響しなかった。 [140] 導入化学療法は一般に9~12週間施行されるが、IRS-IVおよびCOG-D9803研究では、中リスクの横紋筋肉腫患者の2.2%は病勢進行が早く、計画されたRTコースを受けられなかったことが明らかになった。 [141]

高リスクグループ

高リスクの患児は、診断時に転移病変が1ヵ所以上の部位に認められる(IV期、グループIV)患者である。これらの患者は依然として、現在の治療法では比較的に予後不良であり(5年生存率が50%以下)、このグループの生存率を改善するために新しい治療アプローチが必要とされている。 [127] [142] [143] 転移が肺に限局した患者を調査したレトロスペクティブ研究が2件ある [126] [127] ;その結果は、本要約の転移部位のセクションに要約している。

転移性横紋筋肉腫患児に対する標準的な全身療法は、3つの薬剤を併用するVACである。

証拠(高リスクグループの患者に対する化学療法):

  1. 1件の多国籍プール解析には高リスクの横紋筋肉腫患者788人が含まれ、多剤併用化学療法(すべての化学療法レジメンで、シクロホスファミドまたはイホスファミド + ダクチノマイシンおよびビンクリスチンを使用し、一部には追加の化学療法薬を併用したものもあった)に続いて、化学療法開始から3~5ヵ月以内の局所療法(RTを併用または非併用の手術)で治療された。 [144] [証拠レベル:3iiiA]

    解析で以下のようにいくつかの予後不良因子(Oberlin危険因子)が同定された:


    • 診断時年齢が1歳未満であるか10歳以上であること。

    • 予後不良な原発部位(眼窩、傍髄膜を除く頭頸部、膀胱/前立腺を除く泌尿生殖器、および胆道以外のすべての部位)。

    • 骨および/または骨髄転移。

    • 3ヵ所以上の異なる転移部位または組織。


    3年EFS率は、以下に示すように予後不良因子の数によって異なった: [144] [証拠レベル:3iiiA]


    • これらの予後不良因子のいずれも認められなかった患者では、EFS率が50%であった。

    • EFS率は予後不良因子を1つ有する患者で42%、2つ有する患者で18%、3つ有する患者で12%、および4つ有する患者で5%であった(P < 0.0001)。

標準的なVAC化学療法に別の薬剤を追加するか、またはVAC化学療法の1種類以上の薬剤を新たな薬剤で代用することで治療成績を改善しようとした臨床試験が多くあるにもかかわらず、現在までのところ、以下を含めて、VACより有効であることが示された化学療法レジメンはない:

  1. IRS-IV研究では、イホスファミド/エトポシド(IE)、ビンクリスチン/メルファラン(VM) [145] 、およびイホスファミド/ドキソルビシン(ID) [146] による3種類の組み合わせの併用療法が初期治療段階で研究された。これらの患児は初期治療段階の薬物が6週目および12週目に評価された後、VACを受けた。
    • IEおよびIDによる治療を受けた患児のOS率は同等であり(それぞれ、31%および34%)、VMによる治療を受けた患児(22%)よりも良好であった。 [146]

      北米における経験では、IV期の横紋筋肉腫に対するVAC化学療法の成績は同程度である。


  2. 診察時に転移性病変を有し、トポテカンおよびシクロホスファミドで治療された患者の第II相window試験の結果は、この2剤の併用の活性を示した。 [135] [136]
    • 生存率については以前のレジメンとの間に差は出なかった。

    • 未治療の転移性横紋筋肉腫の小児および青年におけるトポテカンの初期治療段階の試験でも同様の結果が示された。 [134]

  3. また、COG-STSにより、イリノテカンと、ビンクリスチンと併用するイリノテカンが初期治療段階の試験として評価されている。 [147]
    • 奏効率はイリノテカンビンクリスチンと併用しない場合より併用した場合の方が良好であったが、予備解析の生存率については以前の経験を上回るものではなかった。

  4. 1件のフランスの研究では診断時に転移性病変を有した患者20人がドキソルビシンによる治療域療法(window therapy)を2コース受けた。 [148]
    • 20人中13人の患者が治療に反応し、4人の患者では疾患が進行した。

  5. SIOPによる研究により、年齢が10歳以上または骨/骨髄転移などの高リスクの特徴がある患者では、依然として転帰が不良なことが実証された。この研究では、標準的な6剤併用療法後にVDCによる維持療法を施行する群に対して、ドキソルビシンまたはカルボプラチンの単剤療法に続けてシクロホスファミドエトポシド、およびカルボプラチンを含む大量単剤療法コースを順次施行した後にVACによる維持療法を施行する一連の治療を評価した群を比較した。 [149]
    • 大量療法群では、有益性は認められなかった。

  6. COG-STSによる未治療の転移性横紋筋肉腫患児を対象にした研究で、この疾患を有する患者109人の転帰が調査された。 [144] 以下に示すいくつかの治療戦略(いずれも計画された54週間にわたって投与された)が用いられた:
    1. ビンクリスチンドキソルビシン、およびシクロホスファミドイホスファミド + エトポシドとの交替療法を使用した化学療法の投与スケジュールを短縮化した期間(2週間ごと)。
    2. RT中を含めてビンクリスチンイリノテカンの追加。
    3. ビンクリスチン、アクチノマイシン、およびシクロホスファミド療法の期間。

    以下の結果が観察された:


    • この戦略では、Oberlin危険因子(1歳未満であるか10歳以上であること、予後不良な原発部位、転移部位の数、および骨/骨髄転移の有無)が用いられ、低リスク疾患の患者については歴史的対照と比較して転帰が改善された。3年EFS率は、Oberlin危険因子が0または1の患児で69%、胎児型横紋筋肉腫の10歳未満の患児で60%であった。 [150] [証拠レベル:3iiDi]

    • しかしながら、Oberlin危険因子が3つ以上の患者の3年EFS率は20%で、歴史的対照の結果とほぼ同じであった。最も高リスクの患者に対しては、この集中的なプロトコルで転帰は改善しなかったようである。

他の治療アプローチ


  • 自家および同種幹細胞救助を伴う大量化学療法は限られた数の横紋筋肉腫患児を対象として評価されている。 [151] [152] [153] 横紋筋肉腫の新規診断患者または再発患者では、この治療法を使用しても転帰は改善できなかった。 [153]

  • 米国国立がん研究所の所内Pediatric Oncology Branchは、腫瘍減量治療とその後のT細胞再構築 + 樹状細胞および腫瘍ペプチドワクチンを組み入れた地固め免疫療法(consolidative immunotherapy)のパイロット研究を実施しているが、転座陽性の転移性または再発性ユーイング肉腫(n = 37)および胞巣型横紋筋肉腫(n = 15)の患者に対して、このワクチンを投与し、毒性作用はほとんどみられなかった。胞巣型横紋筋肉腫の10人の患者では、免疫療法を受けなかった5人の患者と比較して生存が改善した。 [154] [証拠レベル:3iiiA]

最新の臨床試験

未治療の小児横紋筋肉腫患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
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  146. Sandler E, Lyden E, Ruymann F, et al.: Efficacy of ifosfamide and doxorubicin given as a phase II "window" in children with newly diagnosed metastatic rhabdomyosarcoma: a report from the Intergroup Rhabdomyosarcoma Study Group. Med Pediatr Oncol 37 (5): 442-8, 2001.[PUBMED Abstract]

  147. Pappo AS, Lyden E, Breitfeld P, et al.: Two consecutive phase II window trials of irinotecan alone or in combination with vincristine for the treatment of metastatic rhabdomyosarcoma: the Children's Oncology Group. J Clin Oncol 25 (4): 362-9, 2007.[PUBMED Abstract]

  148. Bergeron C, Thiesse P, Rey A, et al.: Revisiting the role of doxorubicin in the treatment of rhabdomyosarcoma: an up-front window study in newly diagnosed children with high-risk metastatic disease. Eur J Cancer 44 (3): 427-31, 2008.[PUBMED Abstract]

  149. McDowell HP, Foot AB, Ellershaw C, et al.: Outcomes in paediatric metastatic rhabdomyosarcoma: results of The International Society of Paediatric Oncology (SIOP) study MMT-98. Eur J Cancer 46 (9): 1588-95, 2010.[PUBMED Abstract]

  150. Weigel BJ, Lyden E, Anderson JR, et al.: Intensive Multiagent Therapy, Including Dose-Compressed Cycles of Ifosfamide/Etoposide and Vincristine/Doxorubicin/Cyclophosphamide, Irinotecan, and Radiation, in Patients With High-Risk Rhabdomyosarcoma: A Report From the Children's Oncology Group. J Clin Oncol 34 (2): 117-22, 2016.[PUBMED Abstract]

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  152. Peinemann F, Kröger N, Bartel C, et al.: High-dose chemotherapy followed by autologous stem cell transplantation for metastatic rhabdomyosarcoma--a systematic review. PLoS One 6 (2): e17127, 2011.[PUBMED Abstract]

  153. Thiel U, Koscielniak E, Blaeschke F, et al.: Allogeneic stem cell transplantation for patients with advanced rhabdomyosarcoma: a retrospective assessment. Br J Cancer 109 (10): 2523-32, 2013.[PUBMED Abstract]

  154. Mackall CL, Rhee EH, Read EJ, et al.: A pilot study of consolidative immunotherapy in patients with high-risk pediatric sarcomas. Clin Cancer Res 14 (15): 4850-8, 2008.[PUBMED Abstract]

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再発小児横紋筋肉腫の治療

予後および予後因子

再発または進行性横紋筋肉腫の患者では、ときとして二次治療により完全寛解が得られるが、通常の場合、長期予後は不良である。 [1] [2]

以下の研究では、再発または進行性横紋筋肉腫に関連する予後因子について報告された:


  • 605人の小児に関する1999年の研究では、初診時に腫瘍が1期またはグループIで組織型が胎児型/ブドウ状型、腫瘍が小さい、および再発が局所または所属リンパ節であった患児で、予後が最も良好であった(5年生存率、50~70%)。グループIの胞巣型横紋筋肉腫または未分化肉腫を有する患者では、5年全生存(OS)率が40~50%であった。これらの集団で再燃した患者は20%のみであった。 [1] [証拠レベル:3iiiA]

  • 24人の小児に関する2014年の研究では、初診時に眼窩に限局した肉腫を有した22人の小児(82%)が、治癒目的の再治療後、再燃から少なくとも5年間生存していた。 [3] [証拠レベル:3iiA]

  • 非転移性横紋筋肉腫で、以前の完全寛解後に再発した患者125人を対象にした2005年の研究では、初回診断時の予後良好因子として次のものがあることが観察された:胞巣型以外の組織型、原発部位が眼窩、泌尿生殖器/膀胱-前立腺以外、または傍髄膜を除く頭頸部領域であること、腫瘍の大きさが5cm以下であること、局所再燃、一次診断から18ヵ月以上経過してからの再燃、および初回放射線療法を受けていないこと。 [2]

  • 非転移性横紋筋肉腫患者337人に関する2008年の報告では、初回診断時の予後良好因子は10歳以下の年齢、胎児型の組織型、腫瘍の大きさが5cm以下、予後良好な部位、および初回放射線療法を受けていないことであったことが観察された。 [4]

  • 一次治療を完了して完全寛解を達成した後に再燃した患者234人を対象にした2009年の研究で、3年OS率に対する予後良好因子が報告された;予後良好因子は、予後良好な原発部位、局所再燃、再燃までの期間が12ヵ月以上であること、腫瘍の大きさが5cm以下であること、および以前に放射線療法を受けていないことであった。 [5] [証拠レベル:3iiB]

  • 非転移性横紋筋肉腫で原発部位の完全な局所制御が得られた患者474人に関する2011年の研究で、初回再燃後の3年生存率に対する予後不良因子が示された。これらの予後不良因子として、転移病変を伴う再燃、以前の(初回)放射線療法、腫瘍の大きさが5cmを超えていること、再燃までの期間が18ヵ月未満であること、所属リンパ節転移、胞巣型の組織型、および初回診断時の予後不良な疾患が挙げられた。 [6]

  • 2013年に、非転移性胞巣型横紋筋肉腫患者90人が、原発部位の局所再切除(適応とされる場合)を併用または非併用で、放射線療法を併用または非併用の追加の化学療法で再治療された。再燃後の生存に対する4つの最も重要な因子は、リンパ節転移なし、転移なし、適切な局所療法、および第二完全寛解の達成であった。5年OS率は21%であった。 [7] [証拠レベル:3iiA]

再発小児横紋筋肉腫に対する治療法の選択肢

追加治療の選択は、再発部位、過去の治療、および個々の患者の事情といった多くの因子に依存する。

再発小児横紋筋肉腫に対する治療法の選択肢には以下のものがある:

  1. 手術。

    局所または領域内の再発に対する治療では、広範囲局所切除術か腫瘍の積極的外科切除が実施されることがあり、広範囲の骨転移がみられない場合にはこれらが特によく用いられる。 [8] [9] 肺の転移巣1ヵ所ないし2~3ヵ所のみの外科的切除実施後の生存例の報告もある。 [8]
  2. 放射線療法。

    再発領域に対する放射線療法をまだ受けていない胎児型横紋筋肉腫患者、あるいはまれではあるが以前に放射線療法を受けたものの外科的に切除不能であった患者では、放射線療法を検討すべきである。
  3. 化学療法。

    ドイツの研究では、胎児型横紋筋肉腫患者に対してカルボプラチンおよびエトポシドを組み込んだ多剤併用化学療法 + RTによる治療は効力を有した(5年イベントフリー生存[EFS]率、41%)が、胞巣型横紋筋肉腫患者には有効ではなかった(5年EFS率、25%)ことが明らかにされた。 [10] 活性を示す未使用の単一薬剤ないし薬剤の組み合わせも疾患制御の可能性を高めうる。

再発横紋筋肉腫の治療には以下の化学療法レジメンが使用されている:

  1. カルボプラチン/エトポシド。 [10]
  2. イホスファミドカルボプラチン、およびエトポシド。 [11] [12]
  3. シクロホスファミド/トポテカン。 [13]
  4. ビンクリスチン併用下または非併用下でのイリノテカン。 [14] [15] [16] [17]
    • 小児腫瘍学グループ(COG)による初期治療段階のプロスペクティブ・ランダム化試験COG-ARST0121では、再燃したまたは進行性横紋筋肉腫の予後不良患者を対象に、6週間の治療サイクルでビンクリスチン + イリノテカン(20mg/m2/日)を1日1回×5日間、4週間投与する治療法(レジメン1A)と、6週間の治療サイクルでイリノテカン(50mg/m2/日)を1日1回×5日間、2週間投与する治療法(レジメン1B)において、差は認められなかった。再発に対する治療開始から1年後、レジメン1Aでは無失敗生存(FFS)率が37%、OS率が55%であった;また、レジメン1BではFFS率が38%、OS率が60%であった。COGのSoft Tissue Sarcoma Committeeは、今後の研究に対して、より簡易的なレジメン1Bを推奨した。 [18] [証拠レベル:1iiA]

  5. ビノレルビン単剤。
    • 第II相試験が1件行われ、再発横紋筋肉腫の患者11人中4人がビノレルビン単剤に対して反応を示した。 [19]

    • 別の試験では、若年患者(9~29歳)の12人中6人で部分奏効が得られた。 [20]

  6. ビノレルビンシクロホスファミド
    • パイロット研究で、横紋筋肉腫の患者9人中3人に客観的奏効がみられた。 [21]

    • フランスの第II相研究(N = 50)では、再発または難治性横紋筋肉腫の小児が、ビノレルビンおよび低量経口シクロホスファミドによる治療を受けた。完全奏効が4人および部分奏効が14人に認められ、客観的奏効率は36%であった。 [22] [証拠レベル:3iiiDiv]

  7. ゲムシタビンドセタキセル
    • 単一施設試験で、再発横紋筋肉腫の患者(N = 5)のうち2人が客観的奏効に達した。 [23]

  8. シロリムス。 [24]
  9. トポテカンビンクリスチン、およびドキソルビシン。 [25] [証拠レベル:3iiiDiv]
  10. ビンクリスチンイリノテカン、およびテモゾロミド
    • 再発性胞巣型横紋筋肉腫患者4人中1人が、放射線学的完全奏効を27週間維持し、グレード3または4の毒性作用はみられなかった。 [26] ; [27] [証拠レベル:3iiiDiii]

  11. テムシロリムス、イリノテカン、およびテモゾロミド
    • これらの薬物に関する1件の第I相試験で、4人の患者が横紋筋肉腫であった。このレジメンは忍容性が高く、1人の患者が部分奏効を示し、別の患者で疾患の安定が得られた。 [28]

  12. テムシロリムス、シクロホスファミド、およびビノレルビン
    • COGの第II相ランダム化選択デザイン研究では再燃横紋筋肉腫患者におけるベバシズマブとテムシロリムス(いずれもシクロホスファミドおよびビノレルビンと併用)が比較され、6ヵ月EFS率はテムシロリムス群(65%;95%CI、44%-79%)の方がベバシズマブ群(50%;95%CI、32%-66%;P = 0.0031)よりも優れていた。完全奏効率(完全寛解 + 部分寛解)もテムシロリムス群(47%)の方がベバシズマブ群(28%)よりも高かった。 [29]

再発横紋筋肉腫に対して臨床評価段階にある治療法選択肢:

以下は、現在実施されている全米および/または施設の臨床試験の例である。現在実施中の臨床試験に関する情報は、NCIウェブサイトから入手することができる。


  • 強化化学療法とその後の自家骨髄移植。非常に強力な化学療法の実施とその後の自家骨髄再注入もまた再発横紋筋肉腫患者の治療法として研究段階にある。しかしながら、公表されたデータを基にしたレビューでは、この救助治療アプローチを受けた患者に有意な利益は認められなかった。 [30] [31] [32]

  • ADVL1522(NCT02452554)

    (再燃したまたは難治性ウィルムス腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、胸膜肺芽腫、悪性末梢神経鞘腫瘍、または滑膜肉腫の若年患者の治療におけるlorvotuzumab mertansine)

    この試験は、再燃したまたは難治性ウィルムス腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、胸膜肺芽腫、悪性末梢神経鞘腫瘍、および滑膜肉腫の小児におけるIMGN901(lorvotuzumab mertansine)に関する第II相研究である。この試験では、CD56を標的とする抗体に強力な有糸分裂阻害剤を結合させた抗体-薬物複合体であるIMGN901の効果が検討されている。

  • ADVL1412(NCT02304458)

    (再発または難治性の固形腫瘍または肉腫を有する若年患者の治療におけるイピリムマブを併用する、または併用しないニボルマブ)

    この第I/II相試験は、再び発生した(再発)または治療に反応しない(難治性)固形腫瘍または肉腫の比較的若年の患者の治療における有効性を検討するためにイピリムマブと併用する、または併用しないニボルマブの副作用および至適用量を研究している。ニボルマブやイピリムマブなどのモノクローナル抗体は特定の細胞を標的として異なる方法で腫瘍の増殖を遮断しうる。再発または難治性の固形腫瘍または肉腫を有する患者の治療において、ニボルマブは単独またはイピリムマブとの併用のどちらでより良好に作用するかはまだ不明である。

  • ADVL1621(NCT02332668)

    (進行黒色腫もしくは進行、再燃、または難治性PD-L1陽性固形腫瘍またはリンパ腫の小児参加者におけるペムブロリズマブ[MK-3475]の研究[MK-3475-051/KEYNOTE-051])

    これは、進行黒色腫もしくはプログラム細胞死リガンド1(PD-L1)陽性進行、再燃、または難治性固形腫瘍またはリンパ腫のいずれかに罹患している小児参加者を対象とした、2部からなるペムブロリズマブ(MK-3475)研究である。1部では、ペムブロリズマブ療法の最大耐容量/最大投与量を見出し、その用量を確認し、第II相試験の推奨用量を見出す。2部では、小児に対する第II相試験の推奨用量での安全性および効力をさらに評価する。

  • ADVL1312(NCT02095132)

    (再燃または難治性固形腫瘍の若年患者の治療におけるWEE1阻害薬、MK-1775および塩酸イリノテカン

    この第I/II相試験は、再び発生したまたは標準治療法に反応しない固形腫瘍の比較的若年の患者の治療におけるWEE1阻害薬、MK-1775および塩酸イリノテカンの副作用および至適用量を研究している。WEE1阻害薬、MK-1775および塩酸イリノテカンは、細胞増殖に必要な一部の酵素を遮断することで腫瘍細胞の増殖を停止しうる。

  • 再燃した患児に対しては、第I相および第II相試験において臨床的評価がなされている新薬の使用を検討すべきである。

最新の臨床試験

再発小児横紋筋肉腫患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


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  16. Vassal G, Couanet D, Stockdale E, et al.: Phase II trial of irinotecan in children with relapsed or refractory rhabdomyosarcoma: a joint study of the French Society of Pediatric Oncology and the United Kingdom Children's Cancer Study Group. J Clin Oncol 25 (4): 356-61, 2007.[PUBMED Abstract]

  17. Furman WL, Stewart CF, Poquette CA, et al.: Direct translation of a protracted irinotecan schedule from a xenograft model to a phase I trial in children. J Clin Oncol 17 (6): 1815-24, 1999.[PUBMED Abstract]

  18. Mascarenhas L, Lyden ER, Breitfeld PP, et al.: Randomized phase II window trial of two schedules of irinotecan with vincristine in patients with first relapse or progression of rhabdomyosarcoma: a report from the Children's Oncology Group. J Clin Oncol 28 (30): 4658-63, 2010.[PUBMED Abstract]

  19. Kuttesch JF Jr, Krailo MD, Madden T, et al.: Phase II evaluation of intravenous vinorelbine (Navelbine) in recurrent or refractory pediatric malignancies: a Children's Oncology Group study. Pediatr Blood Cancer 53 (4): 590-3, 2009.[PUBMED Abstract]

  20. Casanova M, Ferrari A, Spreafico F, et al.: Vinorelbine in previously treated advanced childhood sarcomas: evidence of activity in rhabdomyosarcoma. Cancer 94 (12): 3263-8, 2002.[PUBMED Abstract]

  21. Casanova M, Ferrari A, Bisogno G, et al.: Vinorelbine and low-dose cyclophosphamide in the treatment of pediatric sarcomas: pilot study for the upcoming European Rhabdomyosarcoma Protocol. Cancer 101 (7): 1664-71, 2004.[PUBMED Abstract]

  22. Minard-Colin V, Ichante JL, Nguyen L, et al.: Phase II study of vinorelbine and continuous low doses cyclophosphamide in children and young adults with a relapsed or refractory malignant solid tumour: good tolerance profile and efficacy in rhabdomyosarcoma--a report from the Société Française des Cancers et leucémies de l'Enfant et de l'adolescent (SFCE). Eur J Cancer 48 (15): 2409-16, 2012.[PUBMED Abstract]

  23. Rapkin L, Qayed M, Brill P, et al.: Gemcitabine and docetaxel (GEMDOX) for the treatment of relapsed and refractory pediatric sarcomas. Pediatr Blood Cancer 59 (5): 854-8, 2012.[PUBMED Abstract]

  24. Houghton PJ, Morton CL, Kolb EA, et al.: Initial testing (stage 1) of the mTOR inhibitor rapamycin by the pediatric preclinical testing program. Pediatr Blood Cancer 50 (4): 799-805, 2008.[PUBMED Abstract]

  25. Meazza C, Casanova M, Zaffignani E, et al.: Efficacy of topotecan plus vincristine and doxorubicin in children with recurrent/refractory rhabdomyosarcoma. Med Oncol 26 (1): 67-72, 2009.[PUBMED Abstract]

  26. McNall-Knapp RY, Williams CN, Reeves EN, et al.: Extended phase I evaluation of vincristine, irinotecan, temozolomide, and antibiotic in children with refractory solid tumors. Pediatr Blood Cancer 54 (7): 909-15, 2010.[PUBMED Abstract]

  27. Mixon BA, Eckrich MJ, Lowas S, et al.: Vincristine, irinotecan, and temozolomide for treatment of relapsed alveolar rhabdomyosarcoma. J Pediatr Hematol Oncol 35 (4): e163-6, 2013.[PUBMED Abstract]

  28. Bagatell R, Norris R, Ingle AM, et al.: Phase 1 trial of temsirolimus in combination with irinotecan and temozolomide in children, adolescents and young adults with relapsed or refractory solid tumors: a Children's Oncology Group Study. Pediatr Blood Cancer 61 (5): 833-9, 2014.[PUBMED Abstract]

  29. Mascarenhas L, Meyer WH, Lyden E, et al.: Randomized phase II trial of bevacizumab and temsirolimus in combination with vinorelbine (V) and cyclophosphamide (C) for first relapse/disease progression of rhabdomyosarcoma (RMS): a report from the Children's Oncology Group (COG). [Abstract] J Clin Oncol 32 (Suppl 5): A-10003, 2014. Also available online. Last accessed April 06, 2017.[PUBMED Abstract]

  30. Weigel BJ, Breitfeld PP, Hawkins D, et al.: Role of high-dose chemotherapy with hematopoietic stem cell rescue in the treatment of metastatic or recurrent rhabdomyosarcoma. J Pediatr Hematol Oncol 23 (5): 272-6, 2001 Jun-Jul.[PUBMED Abstract]

  31. Admiraal R, van der Paardt M, Kobes J, et al.: High-dose chemotherapy for children and young adults with stage IV rhabdomyosarcoma. Cochrane Database Syst Rev (12): CD006669, 2010.[PUBMED Abstract]

  32. Peinemann F, Kröger N, Bartel C, et al.: High-dose chemotherapy followed by autologous stem cell transplantation for metastatic rhabdomyosarcoma--a systematic review. PLoS One 6 (2): e17127, 2011.[PUBMED Abstract]

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本要約の変更点(06/16/2017)

PDQがん情報要約は定期的に見直され、新情報が利用可能になり次第更新される。本セクションでは、上記の日付における本要約最新変更点を記述する。

本要約には編集上の変更がなされた。

本要約はPDQ Pediatric Treatment Editorial Boardが作成と内容の更新を行っており、編集に関してはNCIから独立している。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたはNIHの方針声明を示すものではない。PDQ要約の更新におけるPDQ編集委員会の役割および要約の方針に関する詳しい情報については、本PDQ要約についておよびPDQ® - NCI's Comprehensive Cancer Databaseを参照のこと。

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本PDQ要約について

本要約の目的

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、小児横紋筋肉腫の治療について、包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。

査読者および更新情報

本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Pediatric Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

委員会のメンバーは毎月、最近発表された記事を見直し、記事に対して以下を行うべきか決定する:


  • 会議での議論、

  • 本文の引用、または

  • 既に引用されている既存の記事との入れ替え、または既存の記事の更新。

要約の変更は、発表された記事の証拠の強さを委員会のメンバーが評価し、記事を本要約にどのように組み入れるべきかを決定するコンセンサス過程を経て行われる。

小児横紋筋肉腫の治療に対する主要な査読者は以下の通りである:


    本要約の内容に関するコメントまたは質問は、NCIウェブサイトのEmail UsからCancer.govまで送信のこと。要約に関する質問またはコメントについて委員会のメンバー個人に連絡することを禁じる。委員会のメンバーは個別の問い合わせには対応しない。

    証拠レベル

    本要約で引用される文献の中には証拠レベルの指定が記載されているものがある。これらの指定は、特定の介入やアプローチの使用を支持する証拠の強さを読者が査定する際、助けとなるよう意図されている。PDQ Pediatric Treatment Editorial Boardは、証拠レベルの指定を展開する際に公式順位分類を使用している。

    本要約の使用許可

    PDQは登録商標である。PDQ文書の内容は本文として自由に使用できるが、完全な形で記し定期的に更新しなければ、NCI PDQがん情報要約とすることはできない。しかし、著者は“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks succinctly: 【本要約からの抜粋を含める】.”のような一文を記述してもよい。

    本PDQ要約の好ましい引用は以下の通りである:

    PDQ® Pediatric Treatment Editorial Board.PDQ Childhood Rhabdomyosarcoma Treatment.Bethesda, MD: National Cancer Institute.Updated <MM/DD/YYYY>.Available at: https://www.cancer.gov/types/soft-tissue-sarcoma/hp/rhabdomyosarcoma-treatment-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389243]

    本要約内の画像は、PDQ要約内での使用に限って著者、イラストレーター、および/または出版社の許可を得て使用されている。PDQ情報以外での画像の使用許可は、所有者から得る必要があり、米国国立がん研究所(National Cancer Institute)が付与できるものではない。本要約内のイラストの使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともにVisuals Online(2,000以上の科学画像を収蔵)で入手できる。

    免責条項

    入手可能な証拠の強さに基づき、治療選択肢が「標準」または「臨床評価段階にある」のいずれかで記載される場合がある。これらの分類は、保険払い戻しの決定基準として使用されるべきものではない。保険の適用範囲に関する詳しい情報については、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手できる。

    お問い合わせ

    Cancer.govウェブサイトについての問い合わせまたはヘルプの利用に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載されている。質問はウェブサイトのEmail UsからもCancer.govに送信可能である。

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