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ホジキンリンパ腫(成人): 治療

成人ホジキンリンパ腫についての一般的な情報

成人ホジキンリンパ腫は、リンパ系で悪性(がん)細胞が形成される病気です。

成人ホジキンリンパ腫は、身体の免疫系の一部であるリンパ系で発生するがんの一種です。

リンパ系は以下のもので構成されています:


リンパ組織は全身にあるため、ホジキンリンパ腫は身体のほとんどどこにでも生じる可能性があり、ほぼどの組織や臓器にも拡がる可能性があります。

リンパ腫2つの一般的な型:ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分けられます。(詳しい情報については、PDQの非ホジキンリンパ腫(成人)の治療に関する要約をご覧ください。)

ホジキンリンパ腫は成人にも小児にも発生しますが、成人に対する治療は小児に対する治療とは異なる場合があります。ホジキンリンパ腫は、後天性免疫不全症候群(AIDS)の患者さんにも発生しますが、これらの患者さんには特殊な治療が必要とされます。詳しい情報については、下記のPDQ要約を参照して下さい:


ホジキンリンパ腫には5つの異なる型があります。これらの5つの型は顕微鏡下での見え方に基づいて判断されます。

年令、性別およびエプスタイン・バーウイルス感染が成人ホジキンリンパ腫発生のリスクに影響を与えることがあります。

成人ホジキンリンパ腫の危険因子は次の通りです:


成人ホジキンリンパ腫の可能性がある徴候としては、リンパ節の腫れ、発熱、寝汗および体重減少があります。

これらの症状やその他の症状は、成人ホジキンリンパ腫により引き起こされている可能性があります。別の病気が同じ症状を引き起こしている可能性もあります。以下に挙げるいずれかの問題が改善しない場合は、医師に相談すべきです:


リンパ節を調べる検査は、成人ホジキンリンパ腫を検出(発見)し、診断するために用いられます。

以下の検査および方法が用いられます:


特定の因子によって予後(回復の見込み)や治療法の選択肢が変わってきます。

予後(回復の見込み)と治療法は下記によって決まります:


成人ホジキンリンパ腫は早期発見、早期治療が行われれば、たいていの場合治癒可能です。


成人ホジキンリンパ腫の病期

成人ホジキンリンパ腫だと診断されると、がん細胞がリンパ系内に拡がっているのか、身体の他の部位にまで拡がっているのかを解明するために検査が行われます。

がんリンパ系内に拡がっているのか、身体の他の部位にまで拡がっているのかを解明するのに用いられる過程を病期分類といいます。病期分類で集められた情報によって、疾患の病期が決定します。治療を計画する上で病期を知ることは重要なことです。以下の検査と方法が病期分類に用いられることになります:


成人ホジキンリンパ腫の病期には、A、B、E、およびSが付くことがあります。

成人ホジキンリンパ腫には以下の特徴があります:


成人ホジキンリンパ腫には以下の病期が使われています:
I期

I期はI期とIE期に分けられます。


II期

II期は、II期とIIE期に分けられます。


III期

III期は、III期、IIIE期、IIIS期およびIIIS+E期に分けられます。


III期はまた下記のように、III(1)期およびIII(2)期のようにも分けられます:


IV期

IV期のがんは、以下のいずれかです:


成人ホジキンリンパ腫は治療のために下記のように分類されます:
早期予後良好群

早期予後良好群の成人ホジキンリンパ腫は、危険因子を伴わないI期またはII期の疾患です。

早期予後不良群

早期予後不良群の成人ホジキンリンパ腫は、下記の危険因子を1つ以上認めるI期またはII期の疾患です:


進行期予後良好群

進行期予後良好群の成人ホジキンリンパ腫は、下記の危険因子が3つ以下のIII期またはIV期の疾患です:


進行期予後不良群

進行期予後不良群のホジキンリンパ腫は、下記の危険因子を4つ以上認めるIII期またはIV期の疾患です:



再発性成人ホジキンリンパ腫

再発性成人ホジキンリンパ腫とは、治療後にがんが再発(再び発生)することです。がんがリンパ系または身体の他の部位に再び発生することがあります。


治療選択肢の概要

成人ホジキンリンパ腫の患者さんには様々な種類の治療法があります。

成人ホジキンリンパ腫の患者さんは様々な種類の治療を受けられます。標準的な治療(現在使われている治療)もありますし、臨床試験で検証中のものもあります。治療を開始する前に、患者さんは臨床試験への参加を検討することができます。治療法の臨床試験とは、がんの患者さんのために、現在の治療法を改良したり、新しいがんの治療法についての情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合、その新しい治療法が標準治療となります。

臨床試験は米国各地で行われています。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。最適ながん治療の選択は、患者さん、ご家族そして医療チームが関わって行うことが理想です。

ホジキンリンパ腫の患者さんは、リンパ腫の治療を専門とする医師のチームに治療計画を立ててもらうのがよいでしょう。

治療法は、腫瘍内科医というがん治療を専門としている医師が監督することになります。腫瘍内科医が、成人ホジキンリンパ腫の治療を専門としている経験をつんだ他の医師や、医学の特定分野を専門とする医師を紹介することもあります。それは以下の専門医となります:


3種類の標準治療が用いられています:
化学療法

化学療法は、薬物を用いてがん細胞を殺すかまたは細胞の分裂を停止させることにより、がん細胞の増殖を止めるがん治療法です。化学療法が経口で行われるかまたは静脈か筋肉に注射して行われる場合、薬は血流に入り、身体中のがん細胞に行き渡ります(全身化学療法)。化学療法が直接脊柱臓器、または腹部のような体腔に行われると、薬は主にそれらの領域にあるがん細胞に作用します(局所化学療法)。化学療法の処方は、治療中のがんの種類と病期によって異なります。併用化学療法は、2種類以上の抗がん剤を使う治療法です。

放射線療法

放射線療法は、がんの治療法の一種で、高エネルギーのX線か、その他の種類の放射線を使ってがん細胞を殺します。放射線療法には、2種類あります。体外照射療法は、体外にある機械を用いてがんに放射線を照射する方法です。内照射療法は、放射性物質を密封した針やシード、ワイヤー、カテーテルを、がんの中に直接またはがんの近くに留置するものです。放射線療法の方法は、治療中のがんの種類や病期によって決まります。

手術

開腹は、腹部内部にがんの徴候があるかどうか調べるために腹壁の切開(切ること)を行う手法です。切開創の大きさは、開腹手術の目的により異なります。時には生検のために臓器を切除するか、または内部の組織サンプルを採取します。もしがんが見つかれば、開腹中にその組織か臓器は取り除かれます。

新しい種類の治療法は臨床試験で検証中です。それには下記のものがあります:
幹細胞移植を併用した大量化学療法と放射線療法

幹細胞移植を併用した大量化学療法と放射線療法は、高い用量の化学療法と放射線療法を行い、がんの治療で破壊された造血(血液を作る)細胞を置き換える方法です。幹細胞(未熟血球細胞)が、患者さんやドナーの血液または骨髄から採取され、凍結保存されます。治療終了後、保存した幹細胞を解凍し、患者さんに注入して戻します。これらの再注入された幹細胞は、血液細胞に成長し体内を巡ります。

新しい治療法を比較した臨床試験への参加

本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。


成人ホジキンリンパ腫に対する治療の選択肢


早期予後良好群のホジキンリンパ腫

早期予後良好群のホジキンリンパ腫の治療法は下記の通りです:


本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。


早期予後不良群のホジキンリンパ腫

早期予後不良群のホジキンリンパ腫の治療法は下記の通りです:


本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。


進行期予後良好群のホジキンリンパ腫

進行期予後良好群のホジキンリンパ腫の治療法は下記の通りです:


本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。


進行期予後不良群のホジキンリンパ腫

進行期予後不良群のホジキンリンパ腫の治療法は下記の通りです:


本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。


再発性成人ホジキンリンパ腫

再発ホジキンリンパ腫の治療法は下記の通りです:


本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。


2007-06-27