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リンパ浮腫: 支持療法

はじめに

リンパ浮腫に関する患者さん向けのこの要約は、がんの専門家が医療従事者向けに作成した要約を編集したものです。本稿を含め、がんの治療、スクリーニング予防支持療法、現在進行中の臨床試験についての信頼できる情報は、米国国立がん研究所(NCI)から得られます。リンパ浮腫とはリンパ液感染や疾患と闘うことに役立つ体液)が皮膚の直ぐ下にある脂肪組織に溜まる病気です。リンパ液の蓄積は、体の特定の部位、普通は腕もしくは脚が腫れる原因となり、異常に多量の組織蛋白慢性的な炎症、皮下組織の肥厚と瘢痕を伴います。リンパ浮腫はがんおよびがん治療の一般的な合併症で、長期にわって身体的、精神的、社会的な諸問題を患者さんにもたらす可能性があります。


概要

リンパ系とは、特殊な役割をもつリンパ管、様々な組織臓器からなる体内のネットワークで、体が感染や疾患と闘うのを助けるリンパ球白血球)やその他の細胞を含んでいます。リンパ管は静脈に似ていますが、その壁は静脈のものより薄くなっています。これらのリンパ管には、皮膚表面の極近くで、静脈のそばに見られるものもあれば、皮膚の下および脂肪組織の深部で筋肉に近いところに位置し、動脈の近くに見られるものもあります。筋肉および、皮膚表面近くのリンパ管壁内にある弁は、体中の組織から体液蛋白を取り出し、リンパ液を1つの方向、つまり心臓に向かって移動させる役割を果たします。リンパ液はどんどん太くなる複数のリンパ管を通ってゆっくりと移動し、リンパ節と呼ばれる小さな豆の形をした臓器を通過していきます。リンパ節は、体に有害となり得る物質を濾過し、また疾患と闘う免疫系を活性化するリンパ球やその他の細胞を内包しています。最後にリンパ液は頸部にある2つの大きな本幹(リンパの太い)の1つに流れ込みます。右側のリンパ本幹は右腕と頭および胸の右側からリンパ液を集め、右鎖骨の下にある大静脈に流し込みます。左側のリンパ本幹つまり胸管(胸部にある管)は、両脚、左腕、頭と胸の左側からリンパ液を集め、左鎖骨の下にある大静脈に流し込みます。

リンパ系は体内組織から過剰な体液と蛋白を集め、血流に再び戻します。静脈の壁を通過するには大きすぎる蛋白などの物質はリンパ管によって取り込まれますが、これはリンパ管の壁が静脈の壁より薄いからです。毛細血管血液が流れる極めて細い管)と静脈の障害あるいはリンパ系の閉塞により、体内組織の体液、蛋白、他の物質の量が増加すると、浮腫が起こる可能性があります。

リンパ浮腫は原発性か続発性のいずれかに分けられます。原発性リンパ浮腫はまれな遺伝性疾患で、リンパ節やリンパ管が欠如しているか、またはそれらに異常がある場合に起こります。続発性リンパ浮腫はリンパ系の遮断または切断により起こり、通常、鼠径部および脇の下のリンパ節の閉塞あるいは断裂が原因です。閉塞は、感染やがんが原因となることも、あるいは放射線療法やリンパ節の外科的切除により生じた瘢痕組織が原因となることもあります。この要約は続発性リンパ浮腫に関するものです。


リンパ浮腫の急性発現と段階的な発現

急性リンパ浮腫には四つのタイプがあります。1つ目の急性リンパ浮腫は、症状が軽く短期間しか続かず、リンパ節を取り除く手術を受けた後、あるいは鎖骨の直ぐ下にあるリンパ管や静脈を損傷した後数日以内に起こるものです。罹患した四肢は、やや熱をもち赤らみますが、通常、痛みはなく、罹患部を高く持ち上げて保ち、さらにその付近の筋肉を収縮(例えば、握りこぶしを作ってパッとゆるめるなど)させることによって、1週間以内で良くなります。2つ目の急性リンパ浮腫は、手術を受けた後6週間から8週間以内、あるいは放射線療法を受けている期間に起こります。このタイプのリンパ浮腫は、リンパ管あるいは静脈のいずれかの炎症によって起こります。罹患した四肢は、圧痛があり、ややあるいはかなり熱をもち、そして赤くなりますが、患部を高く持ち上げた位置で支え続けること、また抗炎症薬(抗炎症性薬物)を服用することによって治療されます。3つ目の急性リンパ浮腫は虫刺されや怪我、熱傷の後に起こるもので、皮膚とその近くにあるリンパ管の感染により引き起こされます。このタイプは腕や脚が慢性的に腫れることで起こります。患部は赤くなり、圧痛がひどく、熱をもちますが、患部を高く持ち上げた位置で支えること、そして抗生物質を服用することによって治療されます。圧迫ポンプは使うべきではなく、感染の初期の段階では患部に収縮する包帯を巻いてもいけません。軽度の発赤が、感染が治まった後でも続くことがあります。最後に最もよくみられるタイプの急性リンパ浮腫は、極めてゆっくりと発生し、手術後18カ月から24カ月で、あるいはがん治療から何年もたってようやく気づくものです。患者さんには、皮膚の不快感、軟部組織の屈伸もしくは筋肉の使いすぎによって引き起こされる首、肩、脊椎、股関節の痛み、腕や脚の重さが増すことによる姿勢の変化が起こります。


一過性リンパ浮腫と慢性リンパ浮腫

一過性リンパ浮腫は持続期間が6カ月間未満のものです。圧迫されると皮膚がへこみ、その状態が継続しますが、皮膚が硬くなることはありません。下記のいずれかの状態にある患者さんは、リンパ浮腫の発生する可能性がより高くなります:


慢性(長期)リンパ浮腫は、あらゆる種類の浮腫のなかで最も治療が難しい浮腫です。患部のリンパ系がダメージを受けると、周辺組織からの体液排出の必要性が高まっても、それに対応することができなくなります。このような事態は下記のいずれかによって引き起こされる可能性があります:


リンパ浮腫の初期段階の患者さんは、押されるとへこんで、そのままその状態が続くものの、皮膚は柔らかいのが特徴です。腫れは腕もしくは脚を高く持ち上げた位置で支え、軽い運動を行い、伸縮性のサポート用衣服を着ることによって、容易に改善されます。リンパ系の問題が長引くと、リンパ管の拡張を引き起こし、それによりリンパ液が体内組織に逆流し、状態をさらに悪化させることになります。痛み、熱、発赤、腫れは、体が余分な体液を排出しようとする結果として生じます。皮膚が硬くなりゴワゴワしてしまうと、腕もしくは脚を高く持ち上げた位置で支えることや、軽い運動、あるいは伸縮性のサポート用衣服では、もはや改善しません。

慢性リンパ浮腫の患者さんは感染のリスクが高くなります。進行した慢性リンパ浮腫の患者さんが受けられる効果的な治療法はまだありません。体内組織が繰り返し引き伸ばされると、リンパ浮腫がより再発しやすくなります。


危険因子

リンパ浮腫の発現を引き起こす可能性のある因子には、リンパ節が手術で切除された部位への放射線治療、腕もしくは脚の炎症を起こす手術後の諸問題、多数のリンパ節が手術で切除されたこと、そして高齢であることなどがあります。

リンパ浮腫の危険因子には下記のものがあります:



診断

現在のところ、リンパ浮腫を診断する特定の規準はありません。軽度の浮腫をもつ患者さんの約半数が、罹患した腕あるいは脚が通常よりも重くなったもしくは太くなったと感じると言っています。リンパ浮腫の患者さんを評価するには、患者さんの病歴聴取および身体診察をきちんと行う必要があります。病歴聴取には、過去の手術、手術後の問題、手術から浮腫症状の発症までの時間を含める必要があります。以前に起きたすべての怪我や感染の履歴を調べるとともに、浮腫に関するどのような変化も、調べる必要があります。患者さんがどのような医薬品を服用しているか知ることも診断には重要です。


管理


予防

リンパ浮腫のリスクが高い患者さんに関しては、それらの患者さんを早期に特定し、監視を行い、自己管理について説明を行う必要があります。不適切な食事を取っている、肥満(過体重)、活動的ではない、あるいは他の医学的な問題を抱えている患者さんは、リンパ浮腫が発生する可能性がより大きくなります。この疾患を早期に発見するには、下記の事項を調べる必要があります:


患者さんは自身の病気について、およびリンパ浮腫が発生するリスクについて知ることが重要です。リンパ節手術で切除するか、放射線療法を受けることによってリンパ系の排出(リンパ節ドレナージ)不良が生じると、罹患した腕または脚に重篤な感染が起こりやすくなります。わずかな感染であっても重篤なリンパ浮腫につながる可能性があります。患者さんは、手術や放射線療法を受けた後の、腕、脚、皮膚のケアについて教えてもらう必要があります(後述のリンパ浮腫の予防と管理に関する患者教育の留意点を参照)。リンパ浮腫は手術後30年以上が経過しても起こることがあるので、患者さんは罹患した腕もしくは脚の損傷や感染を予防する措置を取ることが重要です。乳がん(乳房がん)の患者さんの場合、乳房切除術を受けた後、指示を守り皮膚のケアと適切な運動を行うと、リンパ浮腫発生の可能性がより低くなります。

リンパ液の排出は運動している間に改善されるので、運動はリンパ浮腫を予防するうえで重要です。乳がんの患者さんは乳房切除を受けた後に指示されたとおり手と腕の運動をする必要があります。骨盤のリンパ節の排液(リンパ節ドレナージ)に影響を及ぼす手術を受ける患者さんは指示されたとおり脚と足の運動をする必要があります。医師は手術後どれくらいで患者さんが運動を開始するべきか決定します。リハビリテーション医(物理療法とリハビリテーションを専門とする医師)もしくは理学療法士は患者さんに対応した個別の運動プログラムを作成する必要があります。

リンパ浮腫を早期に発見できれば、回復の状態がより良くなるので、患者さんは浮腫の早期の徴候に気づくよう教育を受け、下記の症状のいずれかがあれば医師に話すように教えられる必要があります:


リンパ浮腫の予防と管理に関する患者教育の留意点
  1. 可能なときは、腕または脚を心臓の高さより上に保っておく。四肢の下部に血液が集まるのを防ぐため、腕または脚を急速に回すのを避ける。
  2. 腕または脚の皮膚を毎日洗い、ローションで潤す。
  3. 腕または脚の損傷および感染を避ける。
    • 腕:
        - ひげを剃るときには電気カミソリを使用する。
        - 園芸用手袋や調理用手袋を着用する。
        - 裁縫には指貫を使用する。
        - 爪の手入れをし、あま皮を切らない。

    • 脚:
        - 外に出るときは足を保護する。
        - 足を清潔にし、乾燥した状態に保つ、綿の靴下を履く。
        - 足指の爪は真っ直ぐ横に切る;爪の内側への成長および感染を防ぐため、必要であれば足専門医(podiatrist)の診察を受ける。

    • 腕または脚:
        - 日焼けは徐々に行い、日焼け止めを使う。
        - 傷口は石鹸と水で洗い、抗菌性の軟膏を塗る。
        - テープを使用する代わりにガーゼを巻く;血液循環が断たれるほど強く巻きつけない。
        - 発疹はどんなものでも医師に相談する。
        - 罹患した腕もしくは脚に対しどのような形であれ、針を刺すことは避ける。
        - アイスパックや加温パッドのような極端に熱いものや冷たいものを避ける。
        - 罹患した腕もしくは脚を動かし過ぎない。

  4. 腕もしくは脚に過剰な圧迫を加えない。
    • 座っている時に脚を組まない。

    • 宝飾品類はゆったりしたものを身につけ、きついベルトがついていない衣類を着る。

    • ハンドバッグは罹患していない腕で持ち運ぶ。

    • 罹患した腕に血圧測定用カフを使用しない。

    • 収縮性帯を有する弾性包帯や弾性ストッキングを使用しない。

    • 30分以上同じ姿勢で座らない。

  5. 発赤、痛み、熱、腫れ、発熱のような感染の徴候に注意する。こうした徴候が出現したら、直ちに医師の診察を受ける。
  6. 医師もしくは療法士の指示の通り所定の運動を定期的に実行する。
  7. 経過を観察するため医師との定期的な診療予約を継続する。
  8. 腕と脚のあらゆる部位に問題となる徴候がみられるかどうかを毎日確認する。
    • 医師あるいは療法士から勧められた通り、一定の間隔で腕もしくは脚の周囲を測定する。

    • 腕あるいは脚のいつも同じ位置2箇所で測定する。

    • 四肢が突然太くなったら医師に話す。

  9. 罹患した腕もしくは脚は接触、温度、痛みなどの感覚を感じる能力が低下している可能性があります。そのため、風呂の湯や料理の温度の確認は罹患していない四肢でする。

治療

リンパ浮腫は理学療法と薬で治療します。理学療法には、腕もしくは脚を高く持ち上げた位置で支えること、マニュアルリンパドレナージ(四肢の先から体幹に体液を移動させるよう考案された非常に軽いマッサージ)、罹患した四肢の周囲に適度な圧力がかかるよう患者さんに合わせて作った衣類の着用、感染を予防するため慎重に皮膚を洗浄することなどが含まれます。リンパ浮腫はいくつかの治療法を組み合わせることでも治療されます。これが複合理学療法(または複合うっ血緩和療法)と呼ばれるものですが、この療法は、手で行うリンパ浮腫治療、圧迫ラッピング、個人に合わせた運動、スキンケアとその後に実施される維持プログラムにより構成されます。複合理学療法は訓練を受けた専門家によって実施されなくてはなりません。

リンパ浮腫を治療するための手術は、通常、合併症を引き起こすため、がんの患者さんにはめったに推奨されません。


圧迫帯

圧迫帯を使用する場合は、浮腫の部位全体を覆う必要があります。例えば、膝までしか達しないストッキングは、きつくなる傾向があり、太ももに浮腫がある場合にはリンパ管と静脈を閉塞してしまうことにもなりかねません。ポンプがついたカフを腕もしくは脚の周りに巻きつけて圧力をかけたり、ゆるめたりすることは有益かもしれませんが、医師や療法士の中にはこのポンプは効果がなく浮腫をさらに悪化させうると感じている人たちもいます。周期を管理しながらカフに空気を入れて膨らませたり、しぼめたりします。ポンプの動きは、静脈内とリンパ管内の体液の移動を促進し、腕もしくは脚に体液が集まるのを妨ぐと考えられています。加圧ポンプは、高い外部圧力が皮膚表面に近いリンパ管に損傷を与える可能性があるため、必ず訓練を受けた医療専門家の監督下で使用する必要があります。


薬物療法

抗生物質が感染の治療および予防に使われることがあります。利尿薬あるいは抗凝固薬(血液希釈剤)など他の種類の薬物は一般に役に立たず、症状を悪化させる恐れがあります。

腫れの正確な原因を発見して正しく治療することが重要です。浮腫はしばしば感染の原因になり、感染はまた組織内の体液および蛋白の沈着を増加させます。感染症が診断された場合、適切な抗生物質の投与を受ける必要があります。排出を促すマッサージや他の治療技術により、血栓が血流を通じて移動し、さらに重篤な心臓もしくはの問題をもたらしかねないので、血栓を除去する必要があります。血栓が発見された場合、抗凝固剤による治療を受ける必要があります。

クマリンはリンパ浮腫の治療法として研究されている栄養補助食品です。米国では、栄養補助食品は薬ではなく、食品として規定されています。栄養補助食品は、発売に先立ち食品医薬品局(FDA)による承認を得る必要はありません。製造の一貫性、用量、または純度に関する基準がないため、栄養補助食品はロットによってかなり異なる可能性があります。

クマリンは米国で以前、一部の食品および医薬品に使用されていたことがあります。肝臓に障害を与えることが明らかとなり、食品および医薬品にクマリンを用いることは1950年代から米国では禁止されています。クマリンはいくつかの国で利用可能ですが、米国またはカナダでは使用が承認されていません。


栄養管理

患者さんの栄養状態を評価し、食事に関して適切な勧告を行う必要があります。血中蛋白濃度と体重を定期的に監視して、患者さんには蛋白を豊富に含む食事をとるよう勧めるべきです。


疼痛管理

リンパ浮腫の患者さんは、腫れおよび神経の圧迫、筋肉組織および機能の喪失、または筋肉の短縮化と関節運動の低下を引き起こす瘢痕組織が原因で、痛みが生じる可能性があります。疼痛は、医薬品、リラクゼーション法経皮的電気神経刺激(TENS)によって治療することも可能ですが、最も効果的な治療法はリンパ浮腫を軽減することです。


合併症

浮腫により、組織の栄養素を取り込む能力が低下することなり、長期にわたって罹患した四肢を動かされないでいると、組織はますます損傷を受けやすくなります。このため、リンパ浮腫の患者さんは、皮膚の損傷した部位、特に皮膚と骨の間にほんの少しの組織しかない部位(すなわち、股関節、膝、肘)を監視する必要があります。

膀胱の排泄困難が、骨盤もしくは鼠径部のリンパ浮腫から発生することがあります。リンパ浮腫の患者さんでオピオイドを摂取している患者さんはの問題を起こすことがあります。腸管および膀胱の状態は、尿の貯留あるいは便秘などのいかなる徴候についても定期的に監視する必要があります。


心理社会面での留意点

リンパ浮腫は、外観を損ない、時には痛みおよび障害を伴うことから、精神的機能、身体的機能および、性的機能における問題を引き起こす可能性があります。いくつかの研究によると、乳がんの治療を受けた後にリンパ浮腫を発症した女性は、リンパ浮腫のない女性よりも精神的、身体的、性的機能における困難な問題を多く抱えていることが示されています。リンパ浮腫に関係するストレスが加わることで、痛みを伴う困難で時間のかかる治療が、さらに妨げられる可能性があります。

乳がん治療後における腕のリンパ浮腫への対処は、社会的支援のほとんどない患者さんにとっては特に困難です。患者さんのなかには閉じこもることで問題に対処する人もいます。痛みを伴うリンパ浮腫の患者さんにとってもまた対処は難しいものになります。リンパ浮腫の患者さんは、リンパ浮腫を予防する方法、食事と運動の役割、快適で見栄えの良い衣服の選び方についての助言、精神的な支援について情報が得られるグループカウンセリングや個別カウンセリングが役に立つことがあります。


合併症

これまでのセクションで指摘した慢性リンパ浮腫に関連する合併症に加えて、まれですが致命的なリンパ浮腫の合併症として、リンパ管肉腫、つまりリンパ管の腫瘍があります。乳房切除術からリンパ管肉腫が発生するまでの平均的な期間は約10年です。リンパ管肉腫を発生した後の患者さんの平均生存期間は1年をやや上回る程度です。

リンパ管肉腫の原因は分かっていません。リンパ管肉腫は罹患した腕もしくは脚に1つないし複数の青みがかった赤色の瘤として現れます。最初は、腕もしくは脚の皮膚に、赤紫色をしたやや盛り上がった部分ができます。患者さんは、通常、これを打ち身と表現します。その後、複数の腫瘍が発生し、瘤は大きくなっていきます。通常、転移することで死亡します。


2007-06-27