原文更新日 : 2005-08-12
翻訳更新日 : 2007-06-27
食道は筋肉でできた中空の管で、食物や液体を咽頭(喉)から胃へ導きます。食道壁は、粘膜、筋肉、結合組織など複数の組織層から構成されています。食道がんは食道の内層から発生し、増殖するにつれて他の層を通って外側へと拡がっていきます。
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胃と食道は、上部消化器系の一部です。
最も一般的な2種類の食道がんは、悪性(がん)化する細胞の種類によって以下のように名付けられています:
危険因子には以下のものがあります:
食道がんや他の疾患によってこれらの症状や別の症状が現れることがあります。次に挙げるような症状があれば医師の診察を受けるべきです:
以下の検査と手法が用いられます:
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特定の因子によって治療法の選択肢や予後が変わってきます:
食道がんは、ごく早期に発見されれば回復の見込みが高くなります。食道がんは、診断の時点ですでに進行していることがよくあります。末期の食道がんの場合、治療を行うことは可能ですが、治癒はほとんど望めません。治療法の改善のために実施されている臨床試験に参加することも検討してください。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。
がん細胞が食道内にとどまっているか、身体の他の部位まで拡がっているかを調べるために行うプロセスを病期分類といいます。病期分類で得られた情報によって、疾患の病期が決まります。治療を計画する上で病期を知ることは重要なことです。病期分類には以下の検査と手法が用いられます:
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0期のがんは、食道の最も内側の細胞層にのみみられます。0期のがんは上皮内がん(CIS)とも呼ばれます。
I期I期のがんは、最も内側の細胞層を越えて食道壁の次の組織層にまで拡がっています。
II期II期の食道がんは、がんがどの部位まで拡がっているかによってIIA期とIIB期に分類されます。
III期のがんは食道外壁にまで達し、食道周辺の組織やリンパ節に拡がっていることもあります。
IV期IV期の食道がんは、どの部位までがんが拡がっているかによってIVA期とIVB期に分類されます。
食道がんの患者さんは様々な種類の治療を受けることができます。その中には、標準治療(現在用いられている治療法)もあれば、臨床試験で検証中のものもあります。治療を開始する前に、患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。治療法の臨床試験とは、がんの患者さんのための現在の治療法の改良や、新しい治療法に関する情報収集を意図した調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合、その新しい治療法が標準治療となります。
臨床試験は米国各地で行われています。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。最適ながん治療の選択は、患者さん、ご家族そして医療チームが関わって行うことが理想です。
標準治療として、以下の5種類の治療法があります:
手術は食道がんの最も一般的な治療法です。食道切除術という手術によって食道の一部を切除することがあります。
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食道切除術。食道の一部を切除し、胃を引き上げて残った食道につなげます。
残された健康な食道の部分は胃に接合されるので、患者さんは手術後も飲食物を飲み込むことができます。プラスチック製のチューブや小腸の一部を利用して接合することもあります。食道周辺のリンパ節を採取して、がんがないか顕微鏡下で観察する場合もあります。食道の一部が腫瘍によって塞がれている場合は、拡張型金属ステント(筒)を食道内に留置して、食道が開くようにします。
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食道ステント。食道を広げておくために機器(ステント)を食道内に留置し、食べ物や液体が胃まで運ばれるようにします。
放射線療法は、高エネルギーのX線やその他の放射線を用いてがん細胞を殺すがん治療法です。放射線療法には、2種類あります。外照射療法は、体外にある機械を用いてがんに放射線を照射する方法です。内照射療法は、放射性物質を封入した針、シード、ワイヤーまたはカテーテルをがんの内部やその付近に直接留置する治療法です。放射線療法は、治療するがんの種類と病期によって異なります。
放射線療法中に食道を広げておくために、プラスチック製のチューブを挿入する場合があります。これは食道挿管拡張術と呼ばれます。
化学療法化学療法は、薬物を用いてがん細胞を殺すかまたは細胞の分裂を停止させることにより、がん細胞の増殖を止めるがん治療法です。化学療法が経口、静脈内または筋肉内への注入によって行われる場合、薬は血流に入り、全身のがん細胞に到達します(全身化学療法)。脊柱や臓器、そして腹部など体腔に薬を直接注入する化学療法では、薬は主にその領域にあるがん細胞に作用します(局所化学療法)。化学療法の処方は、治療中のがんの種類や病期によって決まります。
レーザー治療レーザー治療は、レーザービーム(細く強い光線)を使用してがん細胞を殺すがん治療法です。
電気凝固法電気凝固法は、電流を使用してがん細胞を殺す方法です。
その他の治療法は臨床試験で検証中です。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。
食道がんの治療中、患者さんは特別な方法で栄養を摂取する必要があります。食道がんの患者さんの多くは、嚥下困難のために食事をとることが困難な状態にあります。食道は腫瘍や治療の副作用によって狭くなることがあります。患者さんの中には静脈から栄養素を直接摂取する人もいます。自分で食事ができるようになるまで、栄養チューブ(鼻または口から胃に挿入する柔軟性のあるプラスチック製のチューブ)が必要になる場合もあります。
0期の食道がん(上皮内がん[CIS])の治療法は、通常は手術です。
I期の食道がんの治療法には以下のものがあります:
本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。
II期の食道がんの治療法には以下のものがあります:
本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。
III期の食道がんの治療法には以下のものがあります:
本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。
IV期の食道がんの治療法には以下のものがあります:
本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。
本稿では、臨床試験で研究している個々の治療法について述べていますが、現在研究されている新しい治療法全てを掲載しているわけではありません。現在行われている臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のホームページから入手することができます。