ページの先頭へ

最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

進行がんにおける終末期ケアへの移行計画(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2015-11-24
    翻訳更新日 : 2017-02-17

PDQ Supportive and Palliative Care Editorial Board

 このPDQがん情報要約では、進行がんにおける終末期ケアの計画に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Supportive and Palliative Care Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

終末期ケアの治療/管理

概要

進行がんであることが明らかになったら、自分で終末期ケアに関して多くのことを決定しなければなりません。そうした決定について早めに話し合っておくと、後で自分とご家族の助けになります。例えば、以下のような問いについて考える必要があるでしょう:


  • この時期に重要なことは何ですか。

  • がんの末で最も重要なのは、できるだけ快適に意識を保って過ごすことですか。

  • 余命が延びるかもしれないものの不快な治療を続けることが最も重要ですか。

人によっては、可能な治療を全て受ける方もおられます。また、いくつかの治療だけを受ける方や、全く受けない方もおられます。快適さを保つケアだけを選ぶ人もいます。選択肢についての情報があると、実際に選ぶときの参考になります。自分とご家族と主治医が一緒に、がんの進行期に受けるケアの計画を立てることができます。

 | 

終末期における良質な医療

自分にとって、終末期に何が良質な医療であるかを明確にします。

全ての治療が中止された後でも、ケアは続きます。終末期ケアは死の直前に限られるものではありません。死が訪れる前の数日あるいは数週間、ときには数ヵ月にわたって、ケアが必要になります。この時期、多くの人が以下のことを重要だと感じます:


  • 痛みと症状をコントロールすること。

  • 死に瀕した状態が長く続かないようにすること。

  • 自分に起こることを制御できると感じること。

  • 家族の感情的または経済的な負担を少なくすること。

  • 愛する人々とより親密になること。

主治医とご家族には、自分が望む終末期ケアの種類を知ってもらう必要があります。

終末期ケアの決定は早期に下しておきます。

決定を求められるときが来る前に周囲の人と話し合っておくと、より明確に選択肢を検討できるようになります。切迫した状態になる前に、主治医やご家族、介護者に自分自身の希望を伝えておくのはよい方法です。

 | 

終末期ケアについて下すべき決定

がんの末期には、治療や処置、痛みのコントロール、ケアの実施場所、精神的または霊的な諸問題などについて、ケアの決定を行います。
化学療法

がんの終末に新しい化学療法を開始することを選ぶ人もいます。他方で、治癒が望めなくなると、病気の自然な経過に任せることを希望する方もおられます。通常、がんの終末期に行われる化学療法は余命を延長せず、残された時間の質を低下させてしまいかねません。患者さんごとに、がんごとに状況は異なります。治療の効果と生活の質について主治医と話し合うことは、決定を下すのに役立ちます。その治療で快適になりますかとか、余命が延びることがありますかと質問することができます。

痛みと症状のコントロール

がん終末期において、痛みや他の症状をコントロールできることは、生活の質の向上につながります。痛みのコントロールと症状管理は、病院や自宅、ホスピスなど、ケアを受ける場所にかかわらず、ケアの一部です。

心肺蘇生(CPR)

心肺蘇生(CPR)を受けるかどうか、ご自身の希望を明確にしておくことが重要です。CPRは心臓の動きと呼吸が停止したときに、それらを再開させようとする処置です。進行がんでは、心臓やなどの臓器が機能停止に近づいており、CPRで再開させることは困難です。CPRの効果について主治医に説明してもらい、ご自身のケースにCPRが有効かどうかを話し合うことができます。

終末期が迫っている方は、CPRを行わないことを選択できます。CPRを受けるかどうかは、それぞれが個人的に決めることです。死や死にゆくことに対する、ご自身の霊的または宗教的な考え方が、決定に影響することもあります。CPRを希望しないと決めた場合は、主治医に蘇生処置拒否(DNR)指示を書いてもらうことができます。これは、他の医療専門家に対して、あなたが心肺停止に陥った場合にCPRを行わないよう指示する文書です。このDNR指示はいつでも撤回できます。

後に決定能力を失う場合もあるので、できるだけ早いうち(例えば、入院中)に主治医や他の介護者と話し合っておくべきです。主治医にDNRを書いてもらうことにした場合は、ご家族と介護者の全員にそのことを知らせることが重要です。

米国では、DNR指示がない場合、生命を維持するためにCPRが実施されます。

人工呼吸器の使用

人工呼吸器は、正常な呼吸が止まった後に、呼吸を補助し、生命を維持するための機械です。疾患や病態を治療するものではありません。生命維持のためにのみ使用されます。肺の機能が停止した場合やCPR後に自力で呼吸できなくなった場合に人工呼吸器を使ってほしいかどうかを、医師に伝えておくことができます。延命目的のケアを望む場合は、人工呼吸器の使用を選択してもよいでしょう。または、特定の期間だけ 人工呼吸器を使用することもできます。呼吸困難に陥る前に、ご家族と担当の医療専門家に希望を伝えておくことが肝心です。 詳しい情報については、人生の最後の数日間に関するPDQ要約で人工呼吸器の使用に関するセクションをご覧ください。

宗教的または霊的なサポート

宗教的または霊的な信念は、終末期の決定に影響することがあります。聖職者チャプレンカウンセリングを行うことができます。ご自身の教会のメンバーやソーシャルワーカー、さらには他のがん患者さんと話をすることもできます。

 | 

終末期ケアについての主治医との話し合い

場合によっては、自分から話を切り出す必要があります。

患者さんに終末期の問題についての話を持ちかけない医師もいます。終末期の問題に関する決定を下したい場合は、自分の希望どおりに事が運ぶよう、主治医と話し合う必要があります。オープンなコミュニケーションは、自分と主治医が一緒に意思決定を行い、自分の目標と希望に応じたケアの計画を立てるための助けになります。主治医が終末期の計画について話し合うことを好ましく思わない場合は、別の専門家に相談することができます。(PDQがん医療におけるコミュニケーションに関する要約をご覧ください。)

予後、治療の目標、意思決定などは、主治医と話し合うべき終末期の問題です。

    自分の予後を理解する

     ご自身の予後をよく理解することは、進行がんの最中に受けるケアと治療についての意思決定を行うために重要です。おおよそ、自分があとどれくらい生きられるのかを知りたいと思うものです。しかし、これは医師にとって答えるのが難しい質問です。個人差がありますし、患っているがんの種類や転移している部位、他の疾患があるかどうかによっても話は違います。有効な治療法も、人によって異なるのです。主治医はあなたと自分の家族に治療選択肢を示し、それぞれの治療法ががんと生活の質にどのような効果や影響を及ぼすかを説明できます。利用できる治療の利益とリスクがわかると、がんの終末に受けるケアの目標を決めるための参考になります。


    自分が受けるケアの目標を定める

     進行がんに対するケアの目標は、生活の質と余命の長さのどちらを重視するかによって、ある程度決まります。自分の病態が変化したり、新しい治療法が利用できるようになったりすれば、ケアの目標も変わることがあります。たとえ聞かれなくても、主治医に自分のケアの目標を伝えるようにしましょう。主治医が自分と同じ目標に向かって進んでいくことが大切です。


    意思決定に参加する

     ご自身のケアに関する意思決定に加わりたいですか。もしくは、そうした決定はご家族と主治医に決めてほしいと思いますか。いずれにせよ個人の考えで選ぶことで、自分の家族と主治医には、自分の意思を把握してもらわなければなりません。


主治医と早めに話し合っておくと、終末期の問題に対して心構えをとる助けになるかもしれません。

早くから主治医と終末期の問題について話すようにしている患者さんの多くは、順調に心構えができていると報告しています。主治医と良好なコミュニケーションがとれていると、歳を重ねること、ひとりで暮らすこと、症状を軽減すること、霊的な充足感を得ること、将来家族がとる対処などに関する懸念に向き合う負担が軽くなるでしょう。

主治医とのコミュニケーションを円滑にする方法が、いくつかあります。

あなたと自分の家族がどのように情報を知りたいか、どんな情報を求めているかを主治医に伝えます。さらに、直接面会できないときにどうすれば情報が得られるかについても質問します。

主治医の説明を記憶し、さらにご自分の質問内容も覚えておくのは、簡単なことではありません。以下のようにすると、コミュニケーションをうまく進め、話の内容を覚えておくための手がかりになるでしょう:


  • 主治医と面会する際、家族にも付き添ってもらいましょう。

  • 面会で医師に質問したい内容を一覧にしておくとよいでしょう。

  • 説明を受けた内容はメモしておきましょう。

  • テープレコーダーやスマートフォン、ビデオを使って、話し合いの様子を記録しておきましょう。

  • 主治医やかかりつけのクリニックで、以下のものやサービスを提供しているか質問しましょう:
    • 質問を考えるためのアイデアシート、意思決定と患者の権利についての冊子、クリニックに関する情報などの補助資料が含まれた、がん相談のための準備パッケージ。

    • 事前計画と終末期の問題に関する心理士との話し合い。

    • 終末期の要望についての面談と、自分が終末期に望むことを自分自身で説明するための質問リスト。


 | 

支持療法、緩和ケア、ホスピス

たとえ治療でがんが治癒する見込みがなくなったとしても、医療ケアは必要です。

終末期ケアの選択肢には、支持療法緩和ケアホスピスなどがあります。

支持療法

支持療法は、がん症状、治療の副作用、がんとその治療に関連する心理的問題、社会的問題、霊性に関する問題をできるだけ早く予防または治療するために行われます。がんを治癒させるための積極的治療が行われている間は、がん治療を続けていけるだけの健康と快適さを保つために、支持療法が行われます。がんの末になり、治癒が目標でなくなった後も、引き続き生じる副作用に対処するために、支持療法が用いられます。

緩和ケア

緩和ケアは、重症で生命を脅かす病気の患者さん向けに特化した医療ケアです。積極的治療の間でも治療が中止された後でも、緩和ケアのねらいは主に、痛みなどの症状を和らげることです。緩和ケアは、一部の病院、外来患者センター、自宅などで提供されます。

緩和ケアは苦痛を予防し軽減して、生活の質を向上させます。快適さが増せば、家族の生活の質もよりよいものになるでしょう。緩和ケアには、痛みなどの身体症状の治療のほか、自分とご家族が抱えている情緒的、社会的、霊的な不安への対応が含まれます。終末期に行われる緩和ケアの主な目的は、死を迎える過程で生じる症状と苦痛を和らげ、自分のケアの目標を確実に達成することです。

ホスピスケア

治療しても効果が得られない段階になると、ホスピスを選択することができます。ホスピスとは、終末期を間近に控え、がんの治癒や制御を目的とした治療をとり止めた人々にケアを提供するプログラムです。ホスピスケアでは、余命の長さではなく、むしろ生活の質に焦点が当てられます。ホスピスチームは、余命6ヵ月未満と考えられる患者さんを身体的、感情的、霊的に支援します。ホスピスの目標は、快適な状態を保ち、症状を軽減することによって、患者さんがその日その日をできるだけ豊かに過ごせるよう手助けすることにあります。このケアには、痛みやその他の症状をコントロールするための支持療法と緩和ケアが含まれ、これにより、できるだけ意識を保ち、快適な状態でいられるようにします。自分と家族の感情的、社会的、霊的なニーズを支援するサービスもまた、ホスピスケアの重要な一部です。

ホスピスプログラムは患者さんと家族が自宅で過ごせるように計画されますが、ホスピスセンターや一部の病院、療養施設でホスピスケアが実施される場合もあります。ホスピスケアのチームには、看護師、霊的問題の専門家、ソーシャルワーカー栄養士、ボランティアなどが参加します。チームのメンバーは、終末期に生じる問題についての専門的な訓練を受けています。ホスピスプログラムは、患者さんが亡くなった後も、愛する人を失った家族に対する悲嘆カウンセリングなどの支援を行います。ホスピスケアを希望する方は、主治医に詳細をおたずねください。

 | 

事前計画

早めに終末期ケアの決定を下しておくと、自分と家族のストレスが軽減されます。

いずれ、自分の要望を医療チームに伝えられなくなる日が来るかもしれません。あなたは自分がそうなったときに、主治医とご家族に意思決定を委ねたいですか。それとも、早めに決定して周囲に要望を知らせ、いざというときに望みどおりに進めてもらえるようにしておきたいですか。かなり前から計画していないと、自分以外の人が終末期の決定を下すことになります。

事前に終末期ケアの計画を立てると、次のような利点があります:


  • 主治医とご家族に自分の希望を伝えることができます。

  • 治療を拒否することができます。

  • 自分で意思決定できなくなったらそれを代行しなければならないという、ご家族の感情面のストレスが軽減されます。

  • 救命措置を受けないと決めると、ケアにかかる費用が減ります。

  • この種の決定が済んで気が楽になります。

ご自身の希望を事前指示書に書いておくことができます。

事前指示書は、自分が自らの意思を表明できなくなったときに、特定の治療法に対するご自身の意思を表明する文書です。

一般に事前指示書とは、自分の希望を介護者に伝えられなくなったときに、特定の治療法に対する自らの意思を表すための様々な文書です。終末期に現れる症状の軽減に関する決定だけでなく、特定の治療を中止するかどうかや、いつ中止するかを決めておくこともできます。事前指示書を作成しておけば、生命を維持するための治療や救命処置に対する意思を前もって確実に周知することができます。希望がわからない場合、医師は心肺蘇生(CPR)やベンチレーター(人工呼吸器)の使用など、利用できる医学的処置を全て行って、生命を維持しようとします。

米国では州ごとに、事前指示書について定めた法律があります。米国在住の方は、ご自分の事前指示書がお住まいの州の法律に準じていることを確認してください。米国では州ごとに、事前指示書について定めた法律があります。米国在住の方は、ご自分の事前指示書がお住まいの州の法律に準じていることを確認してください。州に固有の事前指示書は、National Hospice and Palliative Care Organization(全米ホスピス緩和ケア協会)のウェブサイト内、Caring Connectionsのセクションからダウンロードできます。

事前に自分の希望を伝えるための文書には、以下のようなものがあります:


  • リビングウィル :特定の状況下で特定の救命処置を実行してほしい、あるいは実行しないでほしい、という意思を表明するための法的文書。リビングウィルの対象となる治療には、CPR、ベンチレーター(人工呼吸器)の使用、経管栄養などがあります。

  • 医療委任状(HCP):意思決定能力が失われた場合に医療判断を代行する人物(代理人)を、自分で前もって指定しておくための文書。代理人が自分の価値観や希望を理解していて、自分が下すはずの決定を代行できることが重要です。この文書では、個々の治療法に関して個別の判断を表明する必要はなく、代理人が自分に代わって医療判断を行うことを記載するだけで済みます。HCPは、医療に関する永続的委任状(DPOAHC)や医療代理人委任状(MPOA)としても知られています。

  • 蘇生処置拒否(DNR)指示 :自分が心肺停止に陥った場合に心肺蘇生(CPR)を行わないよう、病院の医療スタッフに伝えるための文書。(詳しい情報については、前述の心肺蘇生(CPR)心肺蘇生(CPR)のセクションをご覧ください。)DNR指示では、CPRに関する決定のみを行います。薬剤や食品など、生命を維持するために用いられる他の治療法には影響を及ぼしません。

  • 院外DNR指示:病院の外で働く救急医療従事者に、自分がCPRなどの蘇生処置を希望していないことを伝えるための文書。米国の各州には法的な院外DNR指示に関する独自の規則がありますが、通常は患者、証人、医師により署名が行われます。必要なときにすぐ救急隊員に提示できるよう、コピーを数部作成しておくとよいでしょう。

  • 挿管拒否(DNI)指示:病院または看護施設の医療スタッフに、自分が呼吸のためのチューブ挿入とベンチレーター(人工呼吸器)の装着を希望していないことを伝えるための文書。

  • 生命維持治療に関する医師指示書(POLST):自分が人生の最期を迎えるときに受けたいと希望する医学的治療の種類を表明する書面。自分と主治医が署名します。

  • 生命維持治療に関する医療指示(MOLST):自分が意思を伝えることができなくなった場合に、自分の受けたいケアを表明する書面。こうしたケアにはCPRや挿管(呼吸を確保するチューブ)などの救命処置があります。現行法では、自宅でも病院でも、全ての医療スタッフがMOLSTフォームに記入された情報に従う必要があり、救急医療従事者も例外ではありません。

全ての介護者が、自分の事前指示書のコピーを持っていなければなりません。

自分の主治医、介護者、家族に事前指示書のコピーを渡しておきましょう。自分自身も事前指示書を携帯するようにしてください。 主治医やケアを受ける場所が変わったら、事前指示書のコピーを新しい介護者に渡す必要があります。こうすることで、がんの全ての病期を通じて、あらゆるケアの場所で自分の希望が確実に周知されます。

事前指示書はいつでも変更したり取り消したりすることができます。
 | 

終末期ケアへの移行

移行とは、ある段階から別の段階に移ることです。回復を目指す治療から終末期ケアへの移行や転換は簡単な問題ではなく、大きな決断です。自分の希望を明らかにする前に重篤な状態に陥ると、他の人が患者さんの意思を知らずにケアと治療に関する決定を下すことになります。そうなる前に、患者さんとご家族が担当の医療提供者とともに計画を立てておくと、誰にとってもストレスの少ない状況を迎えられるでしょう。

終末期ケアの目標は、苦痛を未然に防ぎ、症状を緩和することです。終末期ケアへの適切な移行時期は、このケアが患者さんの変わりゆく病態をサポートし、変化するケアの目標に合うようになったときです。

ときに患者さんは、治療を中止して緩和ケアに移行することを考えます。次のようなときに移行を意識します:


自分とご家族、主治医との間で、治療選択肢についての理解を共有し、終末期ケアへの移行が最良の選択となる時期について共通認識を持つことができます。自分で意思決定を行い計画を立てておけば、医師とご家族は自分たちの行動が希望に沿っていることを確信できます。

終末期に関する詳しい情報については、人生の最後の数日間に関するPDQ要約をご覧ください。

 | 

本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、進行がんにおける終末期ケアの計画に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Supportive and Palliative Care Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Supportive and Palliative Care Editorial Board. PDQ Planning the Transition to End-of-Life Care in Advanced Cancer. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/about-cancer/advanced-cancer/planning/end-of-life-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389514]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、2,000以上の科学関連の画像が収載されています。

免責事項

PDQ要約の情報は、保険払い戻しに関する決定を行うために使用されるべきではありません。保険の適用範囲についての詳細な情報は、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手可能です。

お問い合わせ

Cancer.govウェブサイトを通じてのお問い合わせやサポートの依頼に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載しています。ウェブサイトのE-mail Usから、Cancer.govに対して質問を送信することもできます。

 |