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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

消化管間質腫瘍の治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2015-07-28
    翻訳更新日 : 2017-02-17

PDQ Adult Treatment Editorial Board

 このPDQがん情報要約では、消化管間質腫瘍の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

消化管間質腫瘍

消化管間質腫瘍についての一般的な情報

消化管間質腫瘍は、消化管の組織に異常な細胞が発生する疾患です。

消化管消化器系の一部です。食物の消化と、食物に含まれる栄養素ビタミンミネラル炭水化物、脂肪、蛋白、水)の取り込みに関与し、体内で栄養を利用できるようにする働きがあります。消化管は以下の臓器で構成されます:


消化管間質腫瘍(GIST)は、悪性がん)または良性(がんではない)の場合があります。胃や小腸に最もよく発生しますが、消化管の内部または付近のあらゆる部位に生じることがあります。一部の科学者は、GISTは消化管壁内のカハール介在細胞(ICC)という細胞から発生すると考えています。

図には、食道、胃、結腸、小腸、直腸などの消化管が示されている。



消化管間質腫瘍(GIST)は消化管内または付近のどの部位にも認められます。



小児におけるGISTの治療に関する詳しい情報については、PDQ小児にはまれながんの治療に関する要約をご覧ください。

遺伝因子により消化管間質腫瘍のリスクが高くなることがあります。

疾患が発生する危険性を増大させるものは全てリスク因子と呼ばれます。リスク因子を持っていれば必ずがんになるというわけではありませんし、リスク因子を持っていなければがんにならないというわけでもありません。リスクについて不安がある場合は、担当の医師にご相談ください。

細胞内の遺伝子には、患者さんが両親から受け継いだ遺伝性の情報が保持されています。特定の遺伝子に起こった変異(変化)が遺伝した人では、GISTのリスクが高くなります。まれに、家族内で複数の人にGISTが生じる場合があります。

GISTは遺伝性 症候群を構成する病態の1つとして起こる場合がありますが、このケースはまれです。遺伝性症候群は同時に発生する一群の症状病態であり、通常は異常な遺伝子が原因で発生します。以下の遺伝性症候群はGISTに関連があります:


消化管間質腫瘍の徴候には、便や嘔吐物への血液の混入などがあります。

これらに加え、別の徴候や症状がGISTにより引き起こされることがありますが、その他の病態によって生じることもあります。以下の症状が1つでも認められた場合は、医師の診察を受けてください:


  • 便嘔吐物への血液(鮮血色または暗赤色)の混入。

  • 腹部の痛み(重度の場合もある)。

  • 強い疲労感。

  • 嚥下(ものを飲み込む動作)困難や嚥下時の痛み。

  • 少量の食物を食べただけで満腹になる。

消化管間質腫瘍の発見と診断には、消化管を調べる検査が用いられます。

以下のような検査法や手技が用いられます:


  • 身体診察と病歴聴取:しこりなどの通常みられない疾患の徴候に注意しながら、総体的に身体を調べる診察法。患者さんの健康習慣、過去の病歴、治療歴なども調べます。

  • CTスキャン(CATスキャン):体内の領域を様々な角度から撮影して、精細な連続画像を作成する検査法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器や組織をより鮮明に映し出すために、造影剤を静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

  • MRI(磁気共鳴画像法):磁気、電波、コンピュータを用いて、体内領域の精細な連続画像を作成する検査法。この検査法は核磁気共鳴画像法(NMRI)とも呼ばれます。

  • 内視鏡超音波検査と生検 内視鏡超音波を用いて、上部消化管の画像を撮影し、生検を実施します。内視鏡(ライトと観察用のレンズの付いた細い管)を口から挿入し、食道から胃や小腸の入り口部分まで到達させます。内視鏡の末端部にはプローブが付いていて、これを用いて高エネルギーの音波(超音波)を体内の組織や臓器に反響させ、エコーを作り出します。このエコーを基にソノグラムと呼ばれる身体組織の画像が描出されます。この検査法は内視鏡下超音波検査とも呼ばれます。ソノグラムの画像を見ながら、医師は細い中空の針を使用して組織を採取します。その組織を病理医顕微鏡で観察し、がん細胞の有無を調べます。

がんが発見されれば、以下の検査でがん細胞を詳細に調べる場合があります:


  • 免疫組織化学検査 抗体を利用して、組織のサンプルに含まれる特定の抗原を調べる臨床検査。この抗体には通常、放射性物質または色素が結合されており、その作用によって顕微鏡で観察したときに組織が明るく見えます。この種の検査法は、様々な種類のがんを判別するのに用いられることがあります。

  • 分裂速度 測定:がん細胞の分裂と増殖の速さを測定します。分裂速度は、一定量のがん組織内で分裂している細胞を数えて測定します。

非常に小型のGISTはよくみられます。

GISTのサイズは、鉛筆の後ろについている消しゴムより小さいことがあります。他の理由でX線や手術などの手技を実施しているときに、腫瘍がみつかることもあります。こうした小さな腫瘍のなかには、増殖せず、徴候や症状を引き起こさず、腹部や体の他の部位に拡がらないものがあります。これらの小型腫瘍を摘出するかどうか、また、増殖の開始を確認するための観察が必要かどうかは、医師の間でも意見が分かれています。

特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後回復の見込み)と治療の選択を左右する因子には以下のものがあります:


  • がん細胞が増殖および分裂する速さ。

  • 腫瘍の大きさ。

  • 体内での腫瘍の位置。

  • 手術によって腫瘍を完全に取り除くことができるかどうか。

  • 腫瘍が体の他の部位に転移していないかどうか。

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消化管間質腫瘍の病期

消化管間質腫瘍が診断されると、がん細胞が消化管内にのみ拡がっているのか、体の他の部位にまで拡がっているのかを明らかにする検査を行います。

がん消化管内での拡がりや他の部位への転移の有無を調べていくプロセスは、病期分類と呼ばれます。この過程で集められた情報を基にして病期が判定されます。病期分類の過程では、以下のような検査法や手技が用いられます:


  • PETスキャン(陽電子放射断層撮影):体内の悪性の 腫瘍 細胞を検出するための検査法。まず少量の放射性 ブドウ糖(グルコース)を静脈内に注射します。その後、周囲を回転しながら体の内部を調べるPETスキャナという装置を用いて、ブドウ糖が消費されている体内の領域を示す画像を作成します。悪性腫瘍細胞は、正常な細胞よりも活発でブドウ糖をより多く取り込む性質があるため、画像ではより明るく映し出されます。

  • CTスキャン(CATスキャン):体内の領域を様々な角度から撮影して、精細な連続画像を作成する検査法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器組織をより鮮明に映し出すために、造影剤を静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

  • MRI(磁気共鳴画像法):磁気、電波、コンピュータを用いて、体内領域の精細な連続画像を作成する検査法。この検査法は核磁気共鳴画像法(NMRI)とも呼ばれます。

  • 胸部X線 検査:胸部内の臓器や骨のX線検査。X線は放射線の一種で、これを人の体を通してフィルム上に照射すると、そのフィルム上に体内領域の画像が映し出されます。

  • 骨スキャン :骨の内部に活発に分裂している細胞(がん細胞など)が存在していないかを調べる検査法。まずごく少量の放射性物質を静脈内に注入し、血流に乗せて全身に巡らせます。この放射性物質には骨に集まっていく性質があるため、これをスキャナを用いて検出します。

体内でのがんの拡がり方は3種類に分けられます。

がんは組織リンパ系血液を介して拡がります:


  • 組織。がんは発生した場所から隣接する領域に拡がります。

  • リンパ系。がんは発生した場所からリンパ系に侵入して拡がります。がんはリンパ管を介して体内の他の部位へ移動します。

  • 血液。がんは発生した場所から血液に侵入して拡がります。がんは血管を介して体内の他の部位へ移動します。

がんは発生した場所から体内の他の部位に拡がることがあります。

がんが体内の他の部位に拡がることを転移と呼びます。がん細胞は発生した場所(原発腫瘍)から分離し、リンパ系や血液を介して移動します。


  • リンパ系。がんがリンパ系に侵入し、リンパ管を通って体内の他の部位へ移動して、そこで腫瘍転移性腫瘍)を形成します。

  • 血液。がんが血液中に侵入し、血管を通って体内の他の部位へ移動して、そこで腫瘍(転移性腫瘍)を形成します。

転移性腫瘍は、原発腫瘍と同じ種類の腫瘍です。例えば、消化管間質腫瘍(GIST)が肝臓に転移した場合、肝臓にできたがん細胞は、実際はGISTの細胞です。この疾患は転移性GISTであり、肝がんではありません。

診断検査や病期分類検査の結果は、治療の計画に用いられます。

多くのがんでは、治療計画を立てる際にがんの病期を知ることが重要です。しかし、GISTの治療はがんの病期に基づきません。治療は、手術で腫瘍を取り除くことができるかどうかと、腫瘍が腹部の他の部位や体内の遠隔部に拡がっているかどうかに基づいて決定されます。

治療は、腫瘍の性質に基づきます:


  • 切除可能:この種の腫瘍は手術で除去することができます。

  • 切除不能:この種の腫瘍は手術で除去することができません。

  • 転移性および再発:転移性腫瘍は体の他の部位に転移している腫瘍です。再発腫瘍は治療後に再発した(再び現れた)腫瘍です。再発GISTは消化管に発生することもあれば、体の他の部位に再発することもあります。通常は腹部、腹膜肝臓のいずれかまたは複数に認められます。

  • 難治性:治療によって改善しなかった腫瘍です。

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治療選択肢の概要

消化管間質腫瘍の患者さんには様々な治療法が存在します。

消化管間質腫瘍(GIST)の患者さんは様々な治療を受けることができます。そのなかには標準治療(現在使用されている治療法)もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、がんの患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

標準治療として以下の4種類が用いられています:
手術

GISTが転移しておらず、安全に手術を実施できる部位に存在している場合は、腫瘍と周辺の組織を切除することができます。腹腔鏡(ライトの付いた細い管)を使用して、体内を確認しながら手術を実施する場合もあります。壁を数カ所、小さく切開し、そのうちの1つから腹腔鏡を挿入します。同じ切開箇所から器具を挿入して、臓器や組織を採取することもあります。

標的療法

標的療法薬物や他の物質を使用して、正常な細胞に損傷を与えずに、特定のがん細胞を識別し、攻撃する治療の一種です。

チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)は、腫瘍の増殖に必要な信号伝達を阻害する標的療法薬です。TKIは手術で切除できないGISTの治療に利用されるほか、GISTを縮小して手術で切除できる大きさにするためにも用いられます。メシル酸イマチニブスニチニブは、いずれもGISTの治療に用いられるTKIです。TKIは腫瘍が増殖しておらず、重度の副作用がみられない間に限り、投与される場合もあります。

詳しい情報については、消化管間質腫瘍に対する使用が承認されている薬剤(英語)をご覧ください。

注意深い経過観察

注意深い経過観察とは、徴候症状の出現や変化がみられるまで、治療を一切行わずに患者さんの状態を注意深く監視していくことです。

支持療法

GISTが治療中に悪化したり、副作用が生じたりした場合に、支持療法が行われることがよくあります。支持療法の目的は、疾患の症状や治療の副作用を予防または治療し、疾患や治療に関連して起こる心理的、社会的、霊的な諸問題に対処することです。支持療法は、重度または生命を脅かす疾患を患っている患者さんに対して、その生活の質を向上させるために役立ちます。転移した大きな腫瘍がいくつもみられる患者さんの痛みを軽減するために、支持療法として放射線療法が実施される場合もあります。

この他にも新しい治療法が臨床試験で検証されています。

臨床試験に関する情報は、NCIのウェブサイトから入手することができます。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験はがんの研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日のがんの標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

患者さんはがん治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療では状態が改善されなかった患者さんに向けた治療法を検証する試験もあります。がんの再発を阻止したり、がん治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。詳しくは、治療選択肢のセクションにある現在進行中の治療臨床試験へのリンクを参照してください。そこで検索された情報はNCIの臨床試験一覧のものです。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

がんの診断病期判定のために実施される検査のなかには、繰り返し行われるものがあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、患者さんの状態の変化やがんの再発(再び現れること)の有無を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

手術で切除されたGISTのフォローアップ検査では、肝臓骨盤CTスキャンや注意深い経過観察などが行われます。チロシンキナーゼ阻害薬により治療されたGISTの場合は、CT、MRIPETスキャンなどのフォローアップ検査により、標的療法がどの程度効果を上げているかを確認することがあります。

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消化管間質腫瘍の治療選択肢

切除可能な消化管間質腫瘍

切除可能な 消化管間質腫瘍(GIST)は、手術により完全に、またはほぼ完全に切除することができます。治療法には以下のようなものがあります:


切除不能な消化管間質腫瘍

切除不能GISTは、腫瘍のサイズが大きすぎる、あるいは切除すると周辺の臓器に非常に大きな損傷が及ぶ部位に腫瘍が存在しているために、手術で完全に切除することができません。治療では通常、可能な限り多くの腫瘍を手術で摘出した後、腫瘍を縮小させるためのメシル酸イマチニブによる標的療法臨床試験に参加します。

転移性または再発消化管間質腫瘍

転移性の(体の他の部位に拡がった)または再発した(治療後に再び現れた)GISTの場合は、以下の治療法が考えられます:


  • メシル酸イマチニブによる標的療法

  • メシル酸イマチニブ(薬剤詳細へ)による療法の間に腫瘍が増殖し始めた場合や、副作用が非常に重い場合は、スニチニブによる標的療法。

  • 標的療法が行われ、腫瘍が縮小しているか、不変(変化がみられない)状態にあるか、わずかに大きくなっている程度であれば、その腫瘍を切除する手術。手術後に継続して標的療法を行う場合もあります。

  • 出血、消化管の穿孔(穴が開いた状態)、消化管の閉塞、感染など、重大な合併症が生じた場合は、腫瘍を切除する手術。

  • 新しい治療法の臨床試験への参加。

難治性の消化管間質腫瘍

多くのGISTは、しばらくの間、チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)による治療を受けると、薬物に対して反応しない難治性と呼ばれる状態になります。治療では通常、各種のTKIによる治療の臨床試験や新しい薬剤の臨床試験に参加します。

臨床試験における治療選択肢

NCI支援のがん臨床試験リストから、消化管間質腫瘍の患者さんを現在受け入れている米国内の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、消化管間質腫瘍の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Adult Treatment Editorial Board. PDQ Gastrointestinal Stromal Tumors Treatment. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/types/soft-tissue-sarcoma/patient/gist-treatment-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389367]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、2,000以上の科学関連の画像が収載されています。

免責事項

PDQ要約の情報は、保険払い戻しに関する決定を行うために使用されるべきではありません。保険の適用範囲についての詳細な情報は、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手可能です。

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