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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

小児ホジキンリンパ腫の治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2015-12-16
    翻訳更新日 : 2017-02-17

PDQ Pediatric Treatment Editorial Board

 このPDQがん情報要約では、小児ホジキンリンパ腫の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Pediatric Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

小児ホジキンリンパ腫 小児結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫

小児ホジキンリンパ腫についての一般的な情報

小児ホジキンリンパ腫は、リンパ系の中に悪性(がん)細胞ができる疾患です。

小児ホジキンリンパ腫は、免疫系の一部であるリンパ系から発生するがんの一種です。免疫系は外来物質や感染、疾患から体を保護しています。リンパ系は以下のものから構成されています:


  • リンパ液:リンパ系の中を流れてリンパ球と呼ばれる白血球を運ぶ、無色の水のような液体。リンパ球は感染から体を守り、さらに腫瘍の増殖も防いでいます。

  • リンパ管:全身に張り巡らされた細い管で、体内の様々な場所からリンパ液を集めて血流に戻しています。

  • リンパ節:リンパ液のろ過を行う豆のような形をした小さな構造物で、感染や疾患に対する防御を担う白血球の貯蔵場所にもなっています。リンパ節は全身に張り巡らされたリンパ管に沿って分布しています。頸部、わきの下、腹部骨盤鼠径部などでは、リンパ節が集団を形成しています。

  • 脾臓:リンパ球の生産、血液のろ過、血液細胞の貯蔵、古くなった血液細胞の破壊などが行われている臓器。脾臓は腹部の左側のの近くに位置しています。

  • 胸腺:リンパ球の成長と増殖の場となる臓器。胸腺は胸部の胸骨の裏側に位置しています。

  • 扁桃咽頭の奥の方にある2つの小さなかたまり状のリンパ組織。扁桃ではリンパ球が作られています。

  • 骨髄:大きな骨の中心部に存在する軟らかい海綿状の組織。骨髄では白血球、赤血球血小板が作られています。



リンパ系:リンパ管と、リンパ節、扁桃、胸腺、脾臓、骨髄を含むリンパ器官を示す。上の拡大図には、リンパ節とそれにつながるリンパ管の内部構造が示されており、さらにリンパ節内外へのリンパ液(透明な液体)の流れが矢印で示されている。もう一方の拡大図には、骨髄と血液細胞が示されている。



リンパ系の解剖図:リンパ管とリンパ節、扁桃、胸腺、脾臓、骨髄を含むリンパ器官を示しています。リンパ液(透明な液体)とリンパ球はリンパ管を介してリンパ節まで移動し、リンパ球はそこで有害な物質を破壊します。リンパ液は心臓の近くの大きな静脈から血流に流れ込みます。



リンパ組織は胃や甲状腺、脳、皮膚など、体の他の部位にも存在します。

リンパ腫には大きく分けてホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の2種類があります。(詳しい情報については、PDQ小児非ホジキンリンパ腫の治療に関する要約をご覧ください。)

ホジキンリンパ腫は多くが青年(15~19歳)に発生します。小児と青年に対する治療は、成人に対する治療と異なります。(詳しい情報については、PDQの成人ホジキンリンパ腫の治療に関する要約をご覧ください。)

小児ホジキンリンパ腫には2種類のものがあります。

小児ホジキンリンパ腫には次の2種類があります:


古典的ホジキンリンパ腫は、顕微鏡で観察したときのがん細胞の外観に基づいて、さらに以下の4種類に分けられます:


  • リンパ球豊富型古典的ホジキンリンパ腫。

  • 結節硬化型ホジキンリンパ腫。

  • 混合細胞型ホジキンリンパ腫。

  • リンパ球減少型ホジキンリンパ腫。

エプスタイン-バーウイルス感染は小児ホジキンリンパ腫のリスクを高めます。

病気になるリスクを増大させるものは、全てリスク因子と呼ばれます。リスク因子を持っていれば必ずがんになるというわけではありませんし、リスク因子を持っていなければがんにならないというわけでもありません。お子さんのリスクについて不安がある場合は、担当の医師にご相談ください。

小児ホジキンリンパ腫のリスク因子には、以下のようなものがあります:


小児期の早い時期に一般的な感染の経験があると、免疫系が影響を受けているため、小児ホジキンリンパ腫のリスクが低下することがあります。

小児ホジキンリンパ腫の徴候には、リンパ節の腫れ、発熱、寝汗、体重減少などがあります。

これらに加え、別の徴候症状が小児ホジキンリンパ腫により引き起こされることがありますが、その他の病態によって生じることもあります。お子さんに以下の症状が1つでも認められた場合は、医師の診察を受けてください:


  • 鎖骨付近、頸部、胸部、わきの下、または鼠径部のリンパ節における痛みのない腫れ。

  • 原因不明の発熱

  • 原因不明の体重減少。

  • 寝汗。

  • 疲労

  • 食欲不振

  • 皮膚のかゆみ。

  • アルコールを飲んだ後のリンパ節の痛み。

発熱、体重減少、寝汗は、B症状と呼ばれています。

小児ホジキンリンパ腫の発見と診断には、リンパ系を調べる検査法が用いられます。

以下のような検査法や手技が用いられます:


  • 身体診察と病歴聴取:しこりなどの通常みられない疾患の徴候に注意しながら、総体的に身体を調べる診察法。患者さんの健康習慣、過去の病歴、治療歴なども調べます。

  • CTスキャン(CATスキャン):頸部、胸部、腹部、骨盤など、体内の各領域を様々な角度から撮影して、一連の詳細画像を作成する手法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器や組織をより鮮明に映し出すために、造影剤静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

    腹部のコンピュータ断層撮影(CTスキャン):図のように小児は台の上に横たわり、この台がCT装置内を水平に移動するうちに腹部のX線写真が撮影される。
    
    


    腹部のコンピュータ断層撮影(CTスキャン)。小児の患者さんは台の上に横たわり、この台がCTスキャナ内を水平に移動するうちに腹部のX線写真が撮影されます。




  • PETスキャン(陽電子放射断層撮影法):体内にある悪性の腫瘍細胞を発見するための手法。まず放射性のあるブドウ糖の溶液を少量だけ静脈内に注射します。その後、周囲を回転しながら体の内部を調べていくPETスキャナという装置を用いて、ブドウ糖が消費されている体内の領域を示す画像を作成していきます。悪性腫瘍細胞は、正常な細胞よりも活発でブドウ糖をより多く取り込む性質があるため、この画像ではより明るく映し出されます。PETスキャンとCTスキャンが同時に実施されることもあります。この方法により、がんがあれば、発見される確率が高くなります。

    陽電子放射断層撮影(PET)スキャン:図は、小児が横たわった台が水平に移動し、PETスキャナ内に入っていくところを示している。
    
    


    陽電子放射断層撮影(PET)スキャン。小児が横たわっている台が水平に移動して、PETスキャナに入っていきます。ヘッドレストと白いストラップは患者さんの動きを制止するためのものです。少量の放射性ブドウ糖(グルコース)を小児の静脈内に注射し、スキャナを使用して、体内でブドウ糖が消費されている領域の画像を撮影します。がん細胞は正常な細胞よりもブドウ糖を多く取り込むため、画像では腫瘍がより明るく映し出されます。




  • 胸部X線 検査:胸部の臓器と骨のX線検査。X線は放射線の一種で、これを人の体を通してフィルム上に照射すると、そのフィルム上に体内領域の画像が映し出されます。

  • 全血球算定(CBC):血液を採取して以下の項目について調べる検査法:
    • 赤血球、白血球、血小板の数。

    • 赤血球内のヘモグロビン酸素を運搬する蛋白)の量。

    • 血液サンプル中の赤血球の割合。



    全血球算定(CBC):左側の図には、注射器と注射針によって肘の静脈から血液が採取されている様子が示されており;右の図には、試験管中の血液が血漿、白血球、血小板、赤血球のそれぞれの層に分離された様子が示されている。
    
    


    全血球算定(CBC)。静脈内に針を挿入して注射器の中に血液を吸い込むことによって、血液を採取します。採取された血液は検査室に送られ、そこで赤血球と白血球と血小板の数が調べられます。CBCは、様々な病態の診断やモニタリングのための検査法として用いられています。




  • 血液生化学検査 :採取した血液を調べて、体内の臓器や組織から血液中に放出される特定の物質の濃度を測定する検査法。ある物質で異常な値(正常値よりも高い値や低い値)が出るということは、疾患の徴候である可能性があります。

  • 血沈 :血液を採取して、赤血球が試験管の底に沈んでいく速さを計測する検査法。血沈は、体内でどの程度の炎症が起きているかを測定します。血沈が正常よりも高い場合は、リンパ腫の徴候かもしれません。この検査法は、赤血球沈降速度、赤沈、ESRとも呼ばれます。

  • リンパ節生検 :リンパ節の全体または一部を切除する手技。画像誘導CTや胸腔鏡検査縦隔鏡検査腹腔鏡検査の実施中に、リンパ節を採取することもあります。実施される生検には以下のような種類があります:
    • 摘出生検 :リンパ節の全体を摘出する。

    • 切開生検 :リンパ節の一部を採取する。

    • コア生検 :太い針を用いてリンパ節から組織を採取する。

    • 穿刺吸引生検 (FNA生検):細い針を用いてリンパ節から組織を採取する。

     切除された組織は病理医顕微鏡で観察し、がん細胞、特にリード-スタンバーグ細胞の有無を調べます。リード-スタンバーグ細胞は古典的ホジキンリンパ腫でよく認められます。



    リード-スタンバーグ細胞:正常なリンパ球とリード-スタンバーグ細胞とを比較できる写真を示す。
    
    


    リード-スタンバーグ細胞。リード-スタンバーグ細胞は大きな異常リンパ球で、その内部に複数の核が認められることがあります。この細胞はホジキンリンパ腫において認められます。



     摘出された組織に対して、以下の検査が実施される場合があります:


    • 免疫表現型検査 :細胞表面上の抗原マーカーの種類に基づいて細胞の種類を特定する臨床検査。この検査は、がん細胞と正常な免疫系細胞を比較することによって、特定の種類のリンパ腫を診断するのに用いられます。


特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後回復の見込み)と治療の選択を左右する因子には以下のものがあります:


  • がんの病期

  • 腫瘍の大きさ。

  • 診断時にB症状があるかどうか。

  • ホジキンリンパ腫の種類。

  • がん細胞の特定の特徴の有無。

  • 診断時に白血球が過剰に多かったり、赤血球が過度に少なかったりしていないか。

  • 化学療法による初期治療に対する腫瘍の反応がどの程度良好か。

  • 新たに診断されたがんか、再発したがんか。

治療法の選択は以下の因子にも左右されます:


新たにホジキンリンパ腫と診断された小児と青年のほとんどは、治癒する可能性があります。

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小児ホジキンリンパ腫の病期

小児ホジキンリンパ腫の診断がついた後には、がん細胞のリンパ系内部での拡がりや他の部位への転移の有無を明らかにするために、さらに検査が行われます。

がんリンパ系内部での拡がりや他の部位への転移の有無を調べていくプロセスは、病期分類と呼ばれます。この過程で集められた情報を基にして病期が判定されます。治療法の選択は、病期などの予後に影響を及ぼす種々の要因に基づいて判断されます。

病期分類の過程では以下のような検査法や手技が用いられます:


  • CTスキャン(CATスキャン):頸部、胸部、腹部骨盤など、体内の各領域を様々な角度から撮影して、一連の詳細画像を作成する手法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器組織をより鮮明に映し出すために、造影剤静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

  • PETスキャン(陽電子放射断層撮影法):体内にある悪性腫瘍 細胞を発見するための手法。まず放射性のあるブドウ糖の溶液を少量だけ静脈内に注射します。その後、周囲を回転しながら体の内部を調べていくPETスキャナという装置を用いて、ブドウ糖が消費されている体内の領域を示す画像を作成していきます。悪性腫瘍細胞は、正常な細胞よりも活発でブドウ糖をより多く取り込む性質があるため、この画像ではより明るく映し出されます。PETスキャンとCTスキャンが同時に実施されることもあります。この方法により、がんがあれば、発見される確率が高くなります。

  • MRI(磁気共鳴画像法):磁気、電波、コンピュータを用いて、体内領域の精細な連続画像を作成する検査法。この検査法は核磁気共鳴画像法(NMRI)とも呼ばれます。腹部と骨盤のMRIが行われることもあります。

    腹部の磁気共鳴画像法(MRI):小児は図のように台に横たわり、この台がMRIスキャナ内を水平に移動するうちに体内の画像が撮影される。小児の腹部に置かれたパッドは画像をより鮮明にするためのもの。
    
    


    腹部の磁気共鳴画像法(MRI)。小児の患者さんは台の上に横たわり、この台がMRIスキャナ内を水平に移動するうちに体内の画像が撮影されます。小児の腹部に置かれたパッドは画像をより鮮明にするためのものです。




  • 骨髄穿刺と骨髄生検 :腰骨または胸骨に中空の針を挿入して、骨髄や骨の小片を採取する手技。採取された骨髄や骨は病理医によって顕微鏡で観察され、異常な細胞がないか調べられます。

    骨髄穿刺と骨髄生検:図は、台の上にうつぶせになった小児の右の腰骨に骨髄穿刺針を挿入しているところを示している。拡大図は、皮膚の上から腰骨の骨髄に挿入した骨髄穿刺針を示している。
    
    


    骨髄穿刺と骨髄生検。皮膚の小さな領域に麻酔を施してから、小児の腰骨に骨髄穿刺針を挿入します。そして顕微鏡での検査用に血液、骨、骨髄などのサンプルを採取します。




体内でのがんの拡がり方は3種類に分けられます。

がんは組織リンパ系血液を介して拡がります:


  • 組織。がんは発生した場所から隣接する領域に拡がります。

  • リンパ系。がんは発生した場所からリンパ系に侵入して拡がります。がんはリンパ管を介して体内の他の部位へ移動します。

  • 血液。がんは発生した場所から血液に侵入して拡がります。がんは血管を介して体内の他の部位へ移動します。

小児ホジキンリンパ腫の病期には、A、B、E、Sなどの文字が付け加えられる場合があります。

小児ホジキンリンパ腫は以下のように分類されます:


  • A:B症状(発熱、体重減少、または寝汗)がみられない。

  • B:B症状がみられる。

  • E:がんがリンパ系以外の臓器または組織に認められるが、その位置はがんに侵されたリンパ系領域に隣接している可能性がある。

  • S:脾臓にがんが認められる。

小児ホジキンリンパ腫では以下のような病期が用いられます:
I期


I期小児ホジキンリンパ腫:図は、横隔膜の上方にある1つのリンパ節群に存在するがんを示す。拡大図は、リンパ管、動脈、静脈につながったリンパ節を示す。リンパ節の中に、がんを含むリンパ腫細胞が見える。



I期小児ホジキンリンパ腫。がんが1つのリンパ節群内にある1つ以上のリンパ節に認められます。IE期(非表示)では、がんがリンパ節外の1つの臓器または領域に認められます。



I期はさらにI期とIE期に分けられます。


II期

II期はさらにII期とIIE期に分けられます。


  • II期がん横隔膜の下にある薄い筋肉の膜で、呼吸を助け、胸部と腹部を分けている)の上部または下部のいずれかにある2つ以上のリンパ節群に認められます。

    II期小児ホジキンリンパ腫:図は、横隔膜上部および下部にある複数のリンパ節群に存在するがんを示す。拡大図は、リンパ管、動脈、静脈につながったリンパ節を示す。リンパ節の中に、がんを含むリンパ腫細胞が見える。
    
    


    II期小児ホジキンリンパ腫。がんが横隔膜の上部(a)または下部(b)のいずれかにある2つ以上のリンパ節群に認められます。




  • IIE期:がんが横隔膜の上部または下部のいずれかにある1つ以上のリンパ節群と、リンパ節外の近くにある1つの臓器または領域に認められます。

    IIE期小児ホジキンリンパ腫:図は、横隔膜の上方にある1つのリンパ節群に存在するがんと左肺内のがんを示す。拡大図は、リンパ管、動脈、静脈につながったリンパ節を示す。リンパ節の中に、がんを含むリンパ腫細胞が見える。
    
    


    IIE期小児ホジキンリンパ腫。がんが横隔膜上部または下部にある1つ以上のリンパ節群と、リンパ節外の近くにある1つの臓器または領域に認められます(a)。




III期


III期小児ホジキンリンパ腫:図は、横隔膜上部および下部にあるリンパ節群に存在するがんと、左肺および脾臓内のがんを示す。拡大図は、リンパ管、動脈、静脈につながったリンパ節を示す。リンパ節の中に、がんを含むリンパ腫細胞が見える。



III期小児ホジキンリンパ腫。がんが横隔膜上部および下部にある1つ以上のリンパ節群に認められます(a)。IIIE期では、がんが横隔膜上部および下部にあるリンパ節群とリンパ節外の近くにある1つの臓器または領域(b)に認められます。IIIS期では、がんが横隔膜上部および下部にあるリンパ節群(a)と、脾臓(c)に認められます。IIIS+E期では、がんが横隔膜上部および下部にあるリンパ節群、リンパ節外の近くにある1つの臓器または領域(b)、および脾臓(c)に認められます。



III期は、さらにIII期、IIIE期、IIIS期、IIIES期に分けられます。


IV期


IV期小児ホジキンリンパ腫:図は、肝臓、左肺、横隔膜の下方にあるリンパ節群の1つに存在するがんを示す。脳と胸膜も示す。拡大図の1つは、がんがリンパ節とリンパ管を通って体の他の部位に拡がっていく様子を示す。1つのリンパ節の中に、がんを含むリンパ腫細胞が見える。もう一方の拡大図には、骨髄内のがん細胞が示されている。



IV期小児ホジキンリンパ腫。がんがリンパ節外の1つ以上の臓器全体(a)に認められるか;または、がんがリンパ節外の1つの臓器に認められ、その臓器から遠く離れたリンパ節(b)にも拡がっているか;または、がんが肺、肝臓、もしくは骨髄に認められます。



IV期では、がんは以下の状態にあります:


  • リンパ節外に拡がって1つ以上の臓器に認められ、その臓器の近くにあるリンパ節にも認められることがあります;または

  • リンパ節外の1つの臓器に認められ、その臓器から遠く離れた領域に転移しています;または

  • 肝臓骨髄、もしくは脳脊髄液(CSF)に認められます。その近くの領域から肺、肝臓、骨髄、またはCSFに拡がったがんではありません。

未治療のホジキンリンパ腫は、いくつかのリスク群に分類されます。

未治療の小児ホジキンリンパ腫は、病期、腫瘍の大きさ、B症状(発熱、体重減少、または寝汗)の有無に基づいて、いくつかのリスク群に分類されます。このリスク群は治療計画に用いられます。


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小児および青年における原発難治性/再発ホジキンリンパ腫

原発 難治性 ホジキンリンパ腫とは、治療中に増殖や転移を続けるリンパ腫のことをいいます。

再発ホジキンリンパ腫とは、治療後に再発した(再び現れた)がんのことをいいます。リンパ腫の再発は、リンパ系に起こることもあれば、肝臓、骨、骨髄などの他の部位に起こることもあります。

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治療選択肢の概要

小児ホジキンリンパ腫の患者さんには様々な治療法が存在します。

小児ホジキンリンパ腫の患者さんは、様々な治療を受けることができます。そのなかには標準治療もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、がんの患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。

小児がんはまれな疾患ですので、臨床試験への参加を検討すべきです。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

小児ホジキンリンパ腫の患者さんには、小児がんの治療に精通した医療提供者で構成されるチームによって治療計画が立てられるべきです。

この疾患の治療は、小児腫瘍医(小児がんの治療を専門とする医師)が統括します。小児腫瘍医は、小児ホジキンリンパ腫の治療に精通し、特定の医療分野を専門とする他の小児 医療提供者と協力しながら治療に取り組んでいきます。具体的には以下のような専門家が挙げられます:


青年と若年成人に対するホジキンリンパ腫の治療は、小児に対する治療と異なる場合があります。一部の青年と若年成人は、成人向けの治療レジメンで治療を受けます。

ホジキンリンパ腫に対する治療を受けた小児または青年の患者さんでは、治療開始から数ヵ月ないし数年後に治療に関連する副作用が生じる場合があります。

がんの治療の中には、治療後も副作用が継続したり、数ヵ月または数年経ってから副作用が現れたりするものもあります。こうした副作用は、晩期障害と呼ばれます。こうした晩期障害は、健康や発育に悪影響を及ぼすことから、定期的なフォローアップが重要です。

がん治療の晩期障害には以下のようなものがあります:


  • 以下に悪影響を及ぼす身体的問題:

  • 気分、感情、思考、学習、記憶における変化。

  • 二次がん(新しい種類のがん)。

ホジキンリンパ腫の女性生存者では、乳がんのリスクが高くなります。このリスクは、治療中に受けた乳房に対する放射線療法の照射線量と使用した化学療法レジメンによって変わります。これらの女性生存者が卵巣に対して放射線療法も受けた場合は、乳がんのリスクが低下します。

乳房の放射線療法を受けた女性生存者は、治療から8年経過した時点または25歳になった時点のいずれか遅い方から、年1回の乳腺X線撮影を開始することが推奨されます。小児ホジキンリンパ腫の女性生存者が乳がんを発症した場合、ホジキンリンパ腫の病歴がない乳がんの患者さんと比べて、乳がんで死亡するリスクが高くなります。

晩期障害には、治療や制御することが可能なものもあります。治療によってお子さんに生じる可能性のある晩期障害について、担当の医師とよく相談することが重要です。(詳しい情報については、PDQ小児がん治療の晩期障害に関する要約をご覧ください。)

標準治療として以下の5種類が用いられています:
化学療法

化学療法は、薬物を用いてがん細胞を殺傷したり、その細胞分裂を妨害したりすることによって、がん細胞の増殖を阻止するがん治療法です。化学療法が経口投与や静脈内または筋肉内への注射によって行われる場合、投与された薬は血流に入って全身のがん細胞に到達します(全身化学療法)。脳脊髄液内、臓器内、あるいは腹部などの体内に薬を直接注入する化学療法では、注入した領域にあるがん細胞に薬が集中的に作用します(局所化学療法)。併用化学療法は複数の抗がん剤を使用する治療法です。

化学療法の実施方法は、リスク群によって異なります。例えば、低リスクホジキンリンパ腫のお子さんでは、治療サイクル数、抗がん剤の種類、抗がん剤の用量がいずれも高リスクリンパ腫のお子さんよりも少なくなります。

詳しい情報については、ホジキンリンパ腫に対する使用が承認されている薬剤(英語)をご覧ください。

放射線療法

放射線療法は、高エネルギーX線などの放射線を利用してがん細胞の死滅や増殖阻止を図るがん治療法です。放射線療法には2種類のものがあります。

外照射療法 は、体外に設置された装置を用いてがんに放射線を照射する方法です。ある特殊な方法で照射する放射線療法により、放射線が腫瘍付近の健全な組織に及ぼす損傷を抑えることができます。外照射療法には以下の種類があります:


  • 三次元原体照射療法:放射線療法の一種で、コンピュータを用いて腫瘍の三次元(3D)画像を作成し、腫瘍の形状に合わせて放射線を照射します。この治療法では、腫瘍に対して高線量の放射線を照射することができ、腫瘍付近の正常組織の損傷は少なくなります。

  • 強度変調放射線療法(IMRT):三次元(3D)放射線療法の一種で、コンピュータを用いて腫瘍の大きさと形状を示す映像を作成します。照射幅の小さな放射線ビームが様々な角度から様々な強度で腫瘍に照射されます。この放射線療法では、腫瘍付近の正常組織への損傷を少量に抑えることができます。

お子さんのリスク群および化学療法レジメンに基づいて、放射線療法が実施される場合があります。小児ホジキンリンパ腫では、外照射療法が用いられます。この場合、がんが認められたリンパ節またはその他の領域に対してのみ放射線が照射されます。

内照射療法 は、放射性物質を針やシード、ワイヤー、カテーテルなどの中に封入し、それをがん組織の内部または周辺に直接留置する方法です。小児ホジキンリンパ腫の治療では、内照射療法は用いられません。

標的療法

標的療法とは、正常な細胞には害を及ぼすことなく特定のがん細胞だけを認識し攻撃する性質をもった薬物やその他の物質を用いる治療法です。小児ホジキンリンパ腫の治療には、モノクローナル抗体 療法プロテアソーム阻害薬療法が用いられています。

モノクローナル抗体療法は、製造ラボにおいて単一の免疫系細胞から作り出した抗体を使用する治療法です。これらの抗体は、がん細胞の表面上に存在する物質や、がん細胞の増殖を促進する物質を特定することができます。こうした抗体がそれぞれの標的物質に結合することにより、がん細胞の死滅、増殖の阻止、転移の抑止などといった効果が得られます。モノクローナル抗体は点滴によって投与されます。モノクローナル抗体が単独で用いられることもありますが、薬物、毒素、または放射性物質をがん細胞に直接送り届けるために利用されることもあります。

小児では、リツキシマブ難治性または再発ホジキンリンパ腫の治療に用いられることがあります。ブレンツキシマブもモノクローナル抗体です。成人のホジキンリンパ腫に対する治療に用いられており、小児での使用が研究されています。

プロテアソーム阻害薬療法はがん細胞内でプロテアソーム(体に必要でなくなった他の蛋白を分解する蛋白)の作用を阻害する標的療法の一種であり、腫瘍の増殖を予防できる可能性があります。ボルテゾミブは、小児の難治性または再発ホジキンリンパ腫の治療に用いられるプロテアソーム阻害薬です。

手術

小児における限局性の結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫では、腫瘍をできるだけ多く切除する手術を行うことがあります。

幹細胞移植を伴う大量化学療法

幹細胞移植を伴う大量化学療法とは、高用量の化学療法を実現する手法で、このようながん治療によって破壊された造細胞を外部から補充します。まず患者さん自身またはドナーから採取した血液や骨髄から幹細胞(成熟前の血液細胞)を取り出して、それを凍結保存しておきます。そして化学療法の終了後に、保存していた幹細胞を解凍して、これを点滴によって患者さんの体内に戻します。こうして再注入された幹細胞が血液細胞に成長することにより、血液の機能が回復していきます。

詳しい情報については、ホジキンリンパ腫に対する使用が承認されている薬剤(英語)をご覧ください。

この他にも新しい治療法が臨床試験で検証されています。

本項では、臨床試験で研究されている治療について説明しています。現在研究中の新しい治療法の全てが紹介されているわけではありません。臨床試験に関する情報は、米国国立がん研究所(NCI)のウェブサイトから入手することができます。

陽子線治療

陽子線治療は、高エネルギーの外照射療法の一種で、陽子(正の電荷を帯びた小さな粒子)の流れを利用して放射線を発生させます。この種の放射線療法では、腫瘍付近の正常組織への損傷を減らせることがあります。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験はがんの研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日のがんの標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

患者さんはがん治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療では状態が改善されなかった患者さんに向けた治療法を検証する試験もあります。がんの再発を阻止したり、がん治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。詳しくは、治療選択肢のセクションにある現在進行中の治療臨床試験へのリンクを参照してください。そこで検索された情報はNCIの臨床試験一覧のものです。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

がんの診断病期判定のために実施される検査のなかには、繰り返し行われるものがあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、お子さんの状態の変化やがんの再発の有無を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

化学療法のみを受けた患者さんでは、治療終了から3週間以上経過した時点でPETスキャンを実施する場合があります。最後に放射線療法を受けた患者さんでは、治療から8~12週間経過するまで、PETスキャンを実施すべきではありません。

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小児および青年のホジキンリンパ腫に対する治療選択肢

低リスクの古典的小児ホジキンリンパ腫

小児の古典的ホジキンリンパ腫の治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、I期小児ホジキンリンパ腫II期小児ホジキンリンパ腫の患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。お子さんに適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。米国国立がん研究所(NCI)のウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

中リスクの古典的小児ホジキンリンパ腫

中リスクの古典的小児ホジキンリンパ腫の治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、I期小児ホジキンリンパ腫II期小児ホジキンリンパ腫III期小児ホジキンリンパ腫、およびIV期小児ホジキンリンパ腫の患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。お子さんに適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。米国国立がん研究所(NCI)のウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

高リスクの古典的小児ホジキンリンパ腫

高リスクの古典的小児ホジキンリンパ腫の治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、III期小児ホジキンリンパ腫IV期小児ホジキンリンパ腫の患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。お子さんに適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。米国国立がん研究所(NCI)のウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

結節性リンパ球優位型小児ホジキンリンパ腫

小児結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫の治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、小児結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫の患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。お子さんに適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。米国国立がん研究所(NCI)のウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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小児および青年の原発難治性/再発ホジキンリンパ腫に対する治療選択肢

原発 難治性または再発小児ホジキンリンパ腫の治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、再発/難治性小児ホジキンリンパ腫の患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。お子さんに適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。米国国立がん研究所(NCI)のウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、小児ホジキンリンパ腫の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Pediatric Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Pediatric Treatment Editorial Board. PDQ Childhood Hodgkin Lymphoma Treatment. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/types/lymphoma/patient/child-hodgkin-treatment-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389224]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、2,000以上の科学関連の画像が収載されています。

免責事項

PDQ要約の情報は、保険払い戻しに関する決定を行うために使用されるべきではありません。保険の適用範囲についての詳細な情報は、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手可能です。

お問い合わせ

Cancer.govウェブサイトを通じてのお問い合わせやサポートの依頼に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載しています。ウェブサイトのE-mail Usから、Cancer.govに対して質問を送信することもできます。

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