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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

乳がんの予防(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2015-10-22
    翻訳更新日 : 2017-02-17

PDQ Screening and Prevention Editorial Board

 このPDQがん情報要約では、乳がんの予防に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Screening and Prevention Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

乳がん がんの予防

予防とは

がん 予防とは、がんにかかる可能性を低くするためにとる行動です。がんを予防することで、集団または人口におけるがんの新規症例の数が減少します。うまくいけば、それにより、がんによる死亡者の数を減らすことができます。

新たながんの発生を予防するため、科学者リスク因子防御因子に注目します。がん発生の可能性を高めるものは全てがんのリスク因子と呼ばれ、がん発生の可能性を低減させるものは全てがんの防御因子と呼ばれます。

がんのリスク因子には回避できるものもありますが、回避できないものも数多くあります。例えば、喫煙の習慣と特定の遺伝子をもっていることは、どちらもある種のがんのリスク因子ですが、避けることができるのは喫煙だけです。普段から運動や健康的な食事を心がけることは、いくつかの種類のがんに対する防御因子となります。リスク因子を避けて防御因子を増やすことはリスクの低減につながりますが、それでがんに罹らなくなるということではありません。

現在、以下のような様々ながんの予防法が研究されています:


  • 生活習慣や食習慣の改善。

  • がんの原因となることが分かっている因子の回避。

  • 前がん 状態の治療やがん発生の阻止を目的としたの使用。

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乳がんについての一般的な情報

乳がんは、乳房の組織の中に悪性(がん)細胞ができる疾患です。

乳房乳管から構成されています。乳房には葉と呼ばれる組織の集まりが左右それぞれで15~20個存在し、さらにそれぞれの葉は小葉と呼ばれる多数の小さな組織から構成されています。小葉の先には小さな腺房という構造が多数存在しており、そこで乳汁が作られています。これらの葉、小葉、腺房は乳管と呼ばれる細い管でつながっています。

女性の乳房の解剖図:リンパ節、乳頭、乳輪、胸壁、肋骨、筋肉、脂肪組織、葉、乳管、小葉を示す。



女性の乳房の解剖図。乳頭と乳輪は乳房の外表面に示されています。リンパ節、葉、小葉、乳管などの乳房内の各組織も示されています。



乳房の中にはさらに血管リンパ管が通っています。リンパ管にはリンパ液と呼ばれるほぼ無色の液体が流れています。リンパ管はリンパ節と呼ばれる器官につながっています。リンパ節は小さな豆のような形をした臓器で、全身に分布しています。リンパ節では、リンパ液がろ過されたり、感染や病気に対する免疫に関与している白血球が貯蔵されたりしています。腋窩(わきの下)の乳房付近や鎖骨の上、胸部などには、このリンパ節が群れを成すように存在しています。

乳がんに関する詳しい情報については以下のPDQの要約をご覧ください:


乳がんは米国人の女性において2番目に多いがんです。

米国人の女性では、皮膚がんを除けば、乳がんが最も患者数の多いがんです。乳がんの新規症例数は2003年以降ほぼ横ばいです。乳がんは、米国人女性のがんによる死亡原因のなかで肺がんに次いで第2位の位置を占めています。しかしながら、乳がんによる死亡者の数はこの数年間で毎年少しずつ減少してきています。乳がんは男性にも発生することがありますが、新規の症例はごく少数です。

白人女性は他の人種よりも高い乳がんリスクを有しています。その理由の一部として、白人女性の乳がんスクリーニングの受診率が高いことがあるようです。

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乳がんの予防

リスク因子を回避することと防御因子を増やすことは、がんの予防につながります。

がんリスク因子を避けることは、特定のがんの予防につながる可能性があります。リスク因子には、喫煙、過体重、運動不足などがあります。禁煙、健康的な食事、運動などの防御因子を高めることも、がん予防につながります。がんのリスクを低減させる方法については、担当の医師か他の医療専門家にご相談ください。

NCIBreast Cancer Risk Assessment Tool(乳がんのリスク評価ツール)は女性のリスク因子を使用して、患者さんの今後5年間と最長で90歳までの乳がんに関するリスクの推定を行います。このオンラインツールは医療提供者による使用を想定しています。乳がんのリスクに関する詳しい情報については、+1-800-4-CANCER(+1-800-422-6237)までお問い合わせください。

次のような乳がんのリスク因子があります:
高齢

高齢であることは、ほとんどのがんで主要なリスク因子です。歳をとればとるほど、がんになる確率は高まります。

乳がんまたは良性の(がんではない)乳房疾患の個人歴

以下のいずれかに該当する女性は、高い乳がんリスクを有しています。


乳がんの家族歴

第一度近親者(母、姉妹、娘)の乳がんの家族歴がある女性は、高い乳がんリスクを有しています。

遺伝により受け継いだ遺伝子変異

BRCA1 遺伝子と BRCA2 遺伝子、または他の特定の遺伝子に生じた変異を遺伝により受け継いだ女性では、乳がんや卵巣がんのリスク、さらにおそらくは結腸がんのリスクが高くなります。遺伝で受け継いだ遺伝子突然変異による乳がんのリスクは、遺伝子変異やがん家族歴などの因子によって異なります。

遺伝によりBRCA2遺伝子の変異を受け継いでいる男性は、乳がん、前立腺がん膵がんリンパ腫のリスクが高くなります。

密度の高い乳房

乳腺X線写真で乳房組織密度が高いことは、乳がんのリスク因子の1つです。リスクの度合いは乳房組織の密度に左右されます。非常に密度の高い乳房を持つ女性では、密度の低い乳房の女性よりも乳がんリスクが高くなります。

多くの場合、高密度の乳房は遺伝によって受け継がれた形質ですが、子供がいない女性や最初の妊娠が遅かった女性、閉経後ホルモンの投与を受けている女性、アルコール摂取(飲酒)の習慣がある女性でも乳房の密度が高くなることがあります。

体で作られたエストロゲンに対する乳房組織の曝露

エストロゲンは体内で作られるホルモンです。女性の特徴の発達やその維持を助ける作用があります。長期間にわたってエストロゲンに曝されることは乳がんのリスクを増大させます。エストロゲンの量は月経のある年代が最多です。

エストロゲンの曝露量は以下のような状況で増加します:


  • 早い月経発来月経が11歳以下から始まると、乳房組織がエストロゲンに曝される年数が増加します。

  • 高齢での閉経開始:月経のある年数が多くなるほど、乳房組織がエストロゲンに曝される期間は長期化します。

  • 最初の出産が高齢時であったこと、もしくは出産経験がないこと:妊娠期間中はエストロゲンの分泌量が減少するため、35歳以上で初めて妊娠した女性や妊娠したことがない女性では、乳房組織がより多量のエストロゲンに曝されます。

閉経期の症状に対するホルモン療法を受けていること

エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンは、製造ラボで錠剤として作ることができます。閉経後の女性や卵巣摘出を受けた女性では、もはや卵巣で作られなくなったエストロゲンを補充するために、エストロゲンまたはプロゲスチン、あるいはその両方が投与されることがあります。これはホルモン補充療法(HRT)またはホルモン療法(HT)と呼ばれています。併用HRT/HTでは、エストロゲンとともにプロゲスチンを使用します。このようなHRT/HTは、乳がんのリスクを高めます。研究によると、エストロゲンとプロゲスチンの併用を中止した女性では、乳がんのリスクが減少します。

乳房または胸部への放射線療法

がんの治療で胸部への放射線療法を受けると、乳がんのリスクが治療後10年目から上昇し始めます。この乳がんのリスクは、放射線の照射線量と照射時の年齢に左右されます。リスクが最大になるのは、乳房が発達する思春期に放射線治療を受けた場合です。

片方の乳房にできたがんに対する放射線療法が、反対側の乳房のがんリスクを高めるということはないようです。

遺伝によってBRCA1BRCA2遺伝子に突然変異がみられる女性では、胸部X線撮影などで受けた放射線曝露によって乳がんのリスクがさらに高まる可能性があり、特に20歳までにX線照射を受けた女性ではこの傾向が顕著です。

肥満

肥満は乳がんのリスクを高め、特にホルモン補充療法を受けたことのない閉経後の女性で顕著です。

飲酒

アルコールの摂取(飲酒)は乳がんのリスクを増大させます。リスクの程度は、摂取したアルコールの量が増えるに従って高くなります。

白人であること

白人女性は高い乳がんリスクを有しています。

以下では、乳がんの防御因子について説明します:
体で作られたエストロゲンに対する乳房組織の曝露が少ない

乳房組織がエストロゲンに曝される期間を短くすることが、乳がんの予防につながる場合があります。エストロゲンの曝露量は以下のような方法や状況で減少します:


  • 妊娠初期:妊娠中はエストロゲンの分泌量が減少します。20歳以前に満期妊娠を経験した女性は、出産未経験の女性、または35歳以降に最初の子供を出産した女性に比べて、乳がんのリスクが低くなります。

  • 授乳:授乳中は、エストロゲンの分泌量が低水準で維持されることがあります。授乳していた女性の乳がんリスクは、出産を経験したものの授乳はしなかった女性より低下します。

子宮摘出術後のエストロゲン単独ホルモン療法の実施、または選択的エストロゲン受容体調節薬やアロマターゼ阻害薬と不活化物質の使用
子宮摘出術後のエストロゲン単独ホルモン療法

子宮摘出術を受けたことのある女性には、エストロゲン単独ホルモン療法が行われることがあります。このような女性では、閉経を迎えた後のエストロゲン単独療法により乳がんのリスクが低くなる可能性があります。子宮摘出術後にエストロゲンの投与を受ける閉経後の女性では、脳卒中 血管の病気が起きるリスクが増大します。

選択的エストロゲン受容体調節薬(SERM)

タモキシフェンラロキシフェンは、選択的エストロゲン受容体調節薬(SERM)という種類の薬物です。SERMは、一部の組織においてはエストロゲンに似た作用を示す一方で、それ以外の組織ではエストロゲンの作用を阻害するという性質をもつ薬です。

タモキシフェンによる治療は、高リスクの閉経前女性と閉経後女性において、エストロゲン受容体陽性(ER陽性)乳がんと非浸潤性乳管がんのリスクを低下させます。閉経後の女性では、ラロキシフェンによる治療も乳がんのリスクを低下させます。いずれの薬物によるリスク低減効果も、薬物治療の中止後、数年間続きます。ラロキシフェンを使用している患者さんは骨折の割合が低いと示されています。

タモキシフェンを服用すると、ほてり子宮内膜がん、脳卒中、白内障血栓(特にと下肢)のリスクが高まります。これらの問題の発生リスクは年齢とともに高くなります。タモキシフェンの服用は、乳がんリスクの高い50歳未満の女性で最も有益となる可能性があります。これらの問題の発生リスクはタモキシフェンを中止すると低下します。この薬を服用することの危険性と有益性については、担当の医師にご相談ください。

ラロキシフェンでも肺と下肢の血栓形成リスクが増大しますが、子宮内膜がんのリスクが増大することはないようです。骨粗鬆症骨密度が低下した状態)のある閉経後の女性では、乳がんリスクの高い女性と低い女性のどちらにおいても、ラロキシフェンはそのリスクを低減します。骨粗鬆症のない女性でもラロキシフェンによって同様の効能が得られるかどうかは分かっていません。この薬を服用することの危険性と有益性については、担当の医師にご相談ください。

その他のSERMについても現在臨床試験にて研究が進行中です。

アロマターゼ阻害薬と不活化物質

乳がんのリスクが高い女性では、アロマターゼ阻害薬アナストロゾールレトロゾール)と不活化物質(エキセメスタン)は、乳がんの病歴を持つ女性に新たな乳がんが発生するリスクを低減します。アロマターゼ阻害薬は、以下に当てはまる女性においても、乳がんのリスクを低下させます:


  • 乳がんの個人歴がある閉経後の女性。

  • 60歳以上で乳がんの個人歴がなく、非浸潤性乳管がん乳房切除術を受けた経験があるか、ゲイルモデルツール(乳がんのリスク評価に用いられるツール)を基に乳がんのリスクが高いとされる女性。

乳がんリスクが高い女性では、アロマターゼ阻害薬を服用することで、体内で産生されるエストロゲンの量が減少します。閉経を迎える前の女性では、エストロゲンは卵巣と脳、脂肪組織、皮膚などの卵巣以外の組織によって作られます。閉経を迎えると、卵巣でのエストロゲンの生産は止まりますが、他の組織での生産は止まりません。体内における全てのエストロゲンの生産過程にはアロマターゼと呼ばれる酵素が関与していますが、アロマターゼ阻害薬はこの酵素の働きを妨害します。アロマターゼ不活化物質は酵素の作用を抑止します。

アロマターゼ阻害薬の服用で考えられる有害性として、筋肉痛や関節痛、骨粗鬆症、ほてり、重度の疲労感などがあります。

リスク低減のための乳房切除術

乳がんのリスクが高い女性のなかには、リスク低減のための乳房切除術(がんの徴候が全くない時点で両方の乳房を切除する手術)を選択する人もいます。こうした女性では乳がんのリスクは大きく低下し、ほとんどの場合に乳がんリスクに対する不安は小さくなります。しかしながら、そうした決断をする前に、がんに関するリスク評価とカウンセリングを受け、様々な乳がんの予防法を検討しておくことが非常に重要です。

卵巣機能抑制

卵巣は体内で作られるエストロゲンのほとんどを産生しています。卵巣によるエストロゲンの分泌を停止するまたは減量させる治療には、卵巣を切除する手術、放射線療法、特定の薬物投与などがあります。こうした処置は、卵巣機能抑制と呼ばれます。

BRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子に特定の変化が生じているために乳がんのリスクが高い閉経前の女性のなかには、リスク低減のための卵巣摘除術(がんの徴候が全くない時点で両方の卵巣を摘出する手術)を選択する人もいます。これにより体内でのエストロゲンの生産量が減少するため、乳がんのリスクも減少します。リスク低減のための卵巣摘出術は、健康な閉経前女性と胸部への放射線照射によって乳がんリスクが高くなった女性の乳がんリスクも低下させます。しかしながら、こうした決断をする前に、がんに関するリスク評価とカウンセリングを受けることが非常に重要です。エストロゲンの量が突然低下すると、閉経期の症状が現れることがあります。その際の症状には、ほてりや睡眠障害、不安、うつ病などがあります。さらに長期的な副作用として、性欲の減退、膣の乾燥、骨密度の低下などもみられます。

十分な運動

週に4時間以上の運動を行う女性は、乳がんリスクが低下します。乳がんのリスクに対する運動の効果は、体重が正常以下の閉経前の女性で最大になると考えられます。

以下の因子が乳がんのリスクに影響するかどうかは不明です:
経口避妊薬

特定の経口避妊薬にはエストロゲンが含まれています。数件の研究によると、経口避妊薬(「ピル」)は、服用中の女性において乳がんのリスクをわずかに高める可能性があります。このリスクは時間の経過とともに減少していきます。他の数件の研究では、経口避妊薬を服用している女性の乳がんリスクが高くなることは実証されていません。

注射またはインプラントとして投与されるプロゲスチン単独の避妊薬に、乳がんのリスクを増大させる影響は確認されていません。プロゲスチン単独の経口避妊薬が乳がんのリスクを高めるかどうかを明らかにするには、さらなる研究が必要です。

環境

環境中に存在する特定物質(化学物質など)に曝されることで乳がんのリスクが増大するかどうかは、研究で証明されていません。

以下の行動は乳がんのリスクに影響しません。

以下の行動は乳がんのリスクに影響しません:


がんの予防法の研究では、がん予防臨床試験が実施されます。

特定のがんの発生リスクを低下させる方法を研究するには、がん予防臨床試験が実施されます。がん予防臨床試験には、がんにかかってはいないものの、がんのリスクが高い人々を対象として行われるものもあります。また、すでにがんにかかっていて、同種のがんのさらなる発生を予防しようとしている人々や、別の種類のがんが発生する可能性を小さくしようとしている人々を対象とした予防試験もあります。その他にも、がんのリスク因子をもっていることが判明していない健康なボランティアを対象とした試験もあります。

一部のがん予防の臨床試験の目的は、何らかの行動によってがんを予防できるかどうかを検証することです。具体的には、運動量を増やす、喫煙をやめる、特定の、ビタミン、ミネラル栄養補助食品などを摂取する、などが挙げられます。

現在、乳がんの新たな予防法が臨床試験で検証されています。

臨床試験は米国各地で行われています。臨床試験の情報は、NCIのウェブサイトの臨床試験のセクションでご覧いただけます。NCIのがん臨床試験リストから、現在患者さんを受け入れている乳がん予防の臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。

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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、乳がんの予防に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Screening and Prevention Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Screening and Prevention Editorial Board. PDQ Breast Cancer Prevention. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/types/breast/patient/breast-prevention-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389410]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、2,000以上の科学関連の画像が収載されています。

免責事項

PDQ要約の情報は、保険払い戻しに関する決定を行うために使用されるべきではありません。保険の適用範囲についての詳細な情報は、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手可能です。

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