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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

卵巣胚細胞腫瘍の治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2016-02-12
    翻訳更新日 : 2016-04-27


医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、卵巣胚細胞腫瘍の治療について包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。


本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Adult Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

卵巣胚細胞腫瘍に関する一般情報

発生率および死亡率

卵巣の胚細胞腫瘍はまれではあるが侵攻性の腫瘍であり、青年期の少女など若年女性に最も多くみられる。この腫瘍は片側性であることが多く、早期に発見し治療すれば一般に治癒可能である。初回手術後の多剤併用化学療法の実施により、この腫瘍を有する多くの女性の予後は劇的に改善されている。 [1] [2] [3]

未分化胚細胞腫

1件のシリーズにより、卵巣に限局し、腫瘍径が10cm未満、被膜が破綻しておらずなめらかかつ他の臓器に接着しておらず、腹水が認められない未分化胚細胞腫患者について、保存的外科手術後の10年生存率が88.6%であったことが明らかにされた。 [4] 多数の患者が片側卵管卵巣摘除術後に1回以上の妊娠に成功した。 [4] 未分化胚細胞腫の摘出が不完全であった患者でも、ブレオマイシンエトポシド、およびシスプラチン(BEP)またはPVBとしても知られるシスプラチンビンブラスチン、およびブレオマイシンによる化学療法後に無病状態が得られている。 [5]

その他の胚細胞腫瘍

1/2が進行期または再発ないし進行性であった胚細胞腫瘍35例の報告は、BEP併用の開始から10ヵ月~54ヵ月後に97%の持続的寛解が得られたことを示した。 [1] Gynecologic Oncology Group試験2件の報告では、完全に腫瘍が摘出されたI期、II期、またはIII期の卵巣胚細胞腫瘍患者93人中89人に、BEP3サイクル終了後に無病状態が得られた。 [1] [3]

卵巣内胚葉洞腫瘍は特に侵攻性が強い。多剤併用化学療法が広く用いられるようになる以前の1979年における文献の再検討では、I期の内胚葉洞腫瘍患者96人のうち診断から2年後に生存していたのはわずか27%であったことが分かった。50%以上の患者が診断から1年以内に死亡していた。

成熟奇形腫を有する患者は通常、長期生存を得るが、未熟奇形腫患者の手術単独後生存率は、特に神経成分の腫瘍の悪性度による。最新化学療法時代以前に治療された未熟奇形腫患者58人を対象としたシリーズにおいて、悪性度1の患者の18%、悪性度2の患者の37%、および悪性度3の患者の70%で再発が報告された。 [6] この他のシリーズでもほぼ同じ知見が報告されている。 [7]

一部の研究では、腫瘍の大きさおよび組織型が卵巣悪性混同型胚細胞腫瘍患者の予後を決定する主要な因子であることが明らかにされた。 [6] [8] 1/3以上が内胚葉洞成分、絨毛がんまたは悪性度3の未熟奇形腫からなる大きな腫瘍を有する患者の予後は不良であった。腫瘍径が10cm未満であれば、腫瘍の組成にかかわらず予後は良好であった。 [8] [9]


参考文献
  1. Gershenson DM: Update on malignant ovarian germ cell tumors. Cancer 71 (4 Suppl): 1581-90, 1993.[PUBMED Abstract]

  2. Segelov E, Campbell J, Ng M, et al.: Cisplatin-based chemotherapy for ovarian germ cell malignancies: the Australian experience. J Clin Oncol 12 (2): 378-84, 1994.[PUBMED Abstract]

  3. Williams S, Blessing JA, Liao SY, et al.: Adjuvant therapy of ovarian germ cell tumors with cisplatin, etoposide, and bleomycin: a trial of the Gynecologic Oncology Group. J Clin Oncol 12 (4): 701-6, 1994.[PUBMED Abstract]

  4. Thomas GM, Dembo AJ, Hacker NF, et al.: Current therapy for dysgerminoma of the ovary. Obstet Gynecol 70 (2): 268-75, 1987.[PUBMED Abstract]

  5. Williams SD, Blessing JA, Hatch KD, et al.: Chemotherapy of advanced dysgerminoma: trials of the Gynecologic Oncology Group. J Clin Oncol 9 (11): 1950-5, 1991.[PUBMED Abstract]

  6. Norris HJ, Zirkin HJ, Benson WL: Immature (malignant) teratoma of the ovary: a clinical and pathologic study of 58 cases. Cancer 37 (5): 2359-72, 1976.[PUBMED Abstract]

  7. Gallion H, van Nagell JR Jr, Powell DF, et al.: Therapy of endodermal sinus tumor of the ovary. Am J Obstet Gynecol 135 (4): 447-51, 1979.[PUBMED Abstract]

  8. Kurman RJ, Norris HJ: Malignant germ cell tumors of the ovary. Hum Pathol 8 (5): 551-64, 1977.[PUBMED Abstract]

  9. Murugaesu N, Schmid P, Dancey G, et al.: Malignant ovarian germ cell tumors: identification of novel prognostic markers and long-term outcome after multimodality treatment. J Clin Oncol 24 (30): 4862-6, 2006.[PUBMED Abstract]

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卵巣胚細胞腫瘍の細胞分類

以下の組織学的サブタイプが記載されている。 [1] [2]


  • 未分化胚細胞腫。

  • その他の胚細胞腫瘍:
      内胚葉洞腫瘍(まれにみるサブタイプに類肝細胞状および腸状がある)。 [1]
      胎児性がん。
      多胎芽腫。
      絨毛がん。
      奇形腫:
      • 未熟奇形腫。

      • 成熟奇形腫:
          充実性。
          嚢胞性:
          • 皮様嚢胞腫(成熟嚢胞性奇形腫)。

          • 悪性転化を伴う皮様嚢胞腫。



      • 単胚葉性および高度限定型:
          卵巣甲状腺腫。
          カルチノイド。
          卵巣甲状腺腫およびカルチノイド。
          その他(例えば、悪性神経外胚葉性腫瘍および脳室上衣腫)。


      混合型。


参考文献
  1. Gershenson DM: Update on malignant ovarian germ cell tumors. Cancer 71 (4 Suppl): 1581-90, 1993.[PUBMED Abstract]

  2. Serov SF, Scully RE, Robin IH: International Histologic Classification of Tumours: No. 9. Histological Typing of Ovarian Tumours. Geneva: World Health Organization, 1973.[PUBMED Abstract]

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卵巣胚細胞腫瘍の病期情報

明らかな転移腫瘍が認められない場合には、卵巣胚細胞腫瘍の病期を正確に決定するために、以下について慎重に検査する開腹術が必要である。


  • 横隔膜全体。

  • 両側傍結腸溝。

  • 卵巣腫瘍が認められる側の骨盤リンパ節。

  • 傍大動脈リンパ節。

  • 大網。

反対側の卵巣も慎重に検査し、必要であれば生検を実施する。腹水を細胞学的に検査しなければならない。腹水が認められない場合には、腫瘍に対して手術操作を実施する前に腹腔洗浄液を採取することが重要である。未分化胚細胞腫患者には、手術時に骨盤リンパ節および傍大動脈リンパ節を慎重に検査しなかった場合には、リンパ管造影法またはCTが適応とされる。

正規の病期分類には要求されていないものの、診断確定後できるだけ迅速に血清α-フェトプロテイン(AFP)値およびヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)値を測定することが望ましいが、それはこれらのマーカーが手術後に血清中に持続して認められれば、未切除の腫瘍の存在を示唆するからである。

定義:FIGO

国際産婦人科連合(FIGO)および米国がん合同委員会(American Joint Committee on Cancer:AJCC)では卵巣胚細胞腫瘍を定義するための病期分類を指定している:FIGO分類システムが最も一般的に使用されている。 [1] [2]

表1.卵巣がんa

病期
a出典:FIGO Committee on Gynecologic Oncology. [1]
bIc期またはIIc期を指定する種々の基準が予後に及ぼす影響を評価するために、被膜破綻が自発的であるか、外科医によるものかを知ること;およびがん細胞が検出されたのは腹腔洗浄液か、腹水かを知ることは役立つであろう。
I 卵巣に限局した増殖。
Ia 一側の卵巣に限局した増殖;がん細胞を含む腹水が認められないこと。卵巣の外面に腫瘍が認められないこと;被膜の破綻なし。
Ib 両側の卵巣に限局した増殖;がん細胞を含む腹水が認められないこと。卵巣の外面に腫瘍が認められないこと;被膜の破綻なし。
Icb Ia期またはIb期の腫瘍であるが、一側または両側の卵巣表面に腫瘍が認められる、被膜破綻を来している、がん細胞を含む腹水が認められる、あるいは腹腔洗浄液が陽性である。
II 一側または両側の卵巣を含む増殖で、骨盤内進展が認められる。
IIa がんの進展および/または転移が、子宮および/または卵管に及んでいる。
IIb がんが他の骨盤内組織に進展している。
IIcb IIa期またはIIb期の腫瘍であるが、一側または両側の卵巣表面に腫瘍が認められる、(複数の)被膜破綻を来している、がん細胞を含む腹水が認められる、あるいは腹腔洗浄液が陽性である。
III 腫瘍が一側または両側の卵巣に及んでおり、骨盤外に腹腔内播種が組織学的に確認される、および/または所属リンパ節が陽性である。肝表面に転移があればIII期とする。小骨盤に腫瘍が限局しているものの、組織学的に小腸または大網へのがんの進展が証明されるもの。
IIIa 腫瘍が小骨盤に肉眼的に限局しており、リンパ節陰性であるが、組織学的には腹膜表面に顕微鏡的播種が確認されるか、あるいは小腸または腸間膜へのがんの進展が組織学的に証明されるもの。
IIIb 一側または両側の卵巣に組織学的播種が確認される腫瘍で、腹膜表面に腹腔内転移が認められるが、直径は2cm以下である;リンパ節は陰性である。
IIIc 骨盤外に直径2cmを超える腹腔内転移および/または所属リンパ節転移がみられる。
IV 増殖が一側または両側の卵巣に及び、遠隔転移を伴う腫瘍である。胸水がある場合は、IV期に指定される陽性の細胞学的検査結果が得られるはずである。肝実質転移がある場合もIV期とする。



参考文献
  1. FIGO Committee on Gynecologic Oncology: Current FIGO staging for cancer of the vagina, fallopian tube, ovary, and gestational trophoblastic neoplasia. Int J Gynaecol Obstet 105 (1): 3-4, 2009.[PUBMED Abstract]

  2. Ovary and primary peritoneal carcinoma. In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual. 7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 419-28.[PUBMED Abstract]

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治療法選択肢の概要

卵巣胚細胞腫瘍患者に対する標準治療法の選択肢としては、以下のものがある:


  • 手術。

  • 化学療法。

  • 放射線療法。

患者は、片側卵巣卵管摘除術または腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術で治療される。

I、G1期の未熟奇形腫およびIA期の未分化胚細胞腫以外のすべての患者に、術後化学療法を実施する必要がある。白金製剤をベースにした多剤併用化学療法によって、内胚葉洞腫瘍、未熟奇形腫、胎児性がん、絨毛がん、およびこのうちの1つ以上の要素を有する混合型腫瘍が認められる患者の予後は劇的に改善している。 [1] 新しく、かつより効果的な薬剤が開発されており、こうした患者の多くがより新しい臨床試験の対象となるであろう。

卵巣胚細胞腫瘍患者に対して臨床評価段階にある治療法の選択肢としては、以下のものがある:


  • 骨髄移植を併用する大量化学療法。

  • 新たな治療の選択肢。


参考文献
  1. Gershenson DM, Morris M, Cangir A, et al.: Treatment of malignant germ cell tumors of the ovary with bleomycin, etoposide, and cisplatin. J Clin Oncol 8 (4): 715-20, 1990.[PUBMED Abstract]

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I期の卵巣胚細胞腫瘍

未分化胚細胞腫

標準治療法の選択肢:

  1. リンパ管造影法またはコンピュータ断層撮影(CT)を併用するまたは併用しない片側卵巣卵管摘除術。
  2. 片側卵巣卵管摘除術およびその後の観察。
  3. 補助放射線療法または化学療法を併用する片側卵巣卵管摘除術。

I期の未分化胚細胞腫患者で、妊孕性または妊娠の温存を希望する若い患者には、子宮および反対側の卵巣を温存する片側卵管卵巣摘除術が受け入れられる治療法である。手術中に骨盤内リンパ節および傍大動脈リンパ節に対して慎重な手術的検査および病理学的検査を実施しなかった患者には、治療法を決定する前に術後リンパ管造影法またはCTが適応とされる。

病期決定が完全なIA期の患者は、手術後に補助治療を実施せずに、慎重に観察することが考えられる。これらの患者の約15%~25%が再燃するが、その時点で治療を開始しても、高い治癒確率をもって治療に成功することができる。

病期決定が不完全であるか、IA期より高い病期の患者には、補助治療を実施すべきであろう。選択肢には、放射線療法または化学療法がある。前者の不利な点は、卵巣不全の結果、妊孕性を喪失することである。補助化学療法を用いた経験は限られたものであるが、未分化胚細胞腫以外の腫瘍および進行期未分化胚細胞腫に対する化学療法の有効性を考えると、補助化学療法はきわめて有効であり、卵巣、卵管および子宮が障害されていない患者では生殖能力の回復が可能であるものと考えられる。 [1]

その他の胚細胞腫瘍

標準治療法の選択肢:

  1. 補助化学療法を併用する片側卵巣卵管摘除術。
  2. 片側卵巣卵管摘除術およびその後の観察。

I期の胚細胞腫瘍患者で、妊孕性を温存する場合には、片側卵管卵巣摘除術を施行するべきである。純粋未分化胚細胞腫および低悪性度(悪性度1)の未熟奇形腫以外の腫瘍を有するすべての患者には通常、術後に化学療法を実施するが、化学療法を術後の再発時に行うこととして、サーベイランスによって管理した全タイプのI期腫瘍を有する患者に、優れた生存率が得られたことを実証したシリーズがある。 [2] [証拠レベル:3iiiA]

ビンクリスチンダクチノマイシン、およびシクロホスファミドの併用(VAC)については、補助療法として用いた場合の相当な経験があるが、ブレオマイシンエトポシド、およびシスプラチン(BEP)の併用の方が、再燃率が低く治療期間も短いことから、現在では好まれている。 [3] VACとBEPとのプロスペクティブな比較はまだ実施されていないが、完全に腫瘍を摘出し、病期が適切に決定されている患者における白金製剤をベースにした化学療法後の再燃は知られていない。 [3] ただし、病期が適切に決定され、6ヵ月間VACによって治療した患者の約25%が再発すると予想される。 [4]

初回手術によりに完全に腫瘍を摘出し、シスプラチンをベースにした補助治療を実施している患者にセカンドルック開腹術を施行するのは有益ではないことが示唆されている。 [5] [6]

最新の臨床試験

I期の卵巣胚細胞腫瘍患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Thomas GM, Dembo AJ, Hacker NF, et al.: Current therapy for dysgerminoma of the ovary. Obstet Gynecol 70 (2): 268-75, 1987.[PUBMED Abstract]

  2. Dark GG, Bower M, Newlands ES, et al.: Surveillance policy for stage I ovarian germ cell tumors. J Clin Oncol 15 (2): 620-4, 1997.[PUBMED Abstract]

  3. Williams S, Blessing JA, Liao SY, et al.: Adjuvant therapy of ovarian germ cell tumors with cisplatin, etoposide, and bleomycin: a trial of the Gynecologic Oncology Group. J Clin Oncol 12 (4): 701-6, 1994.[PUBMED Abstract]

  4. Slayton RE, Park RC, Silverberg SG, et al.: Vincristine, dactinomycin, and cyclophosphamide in the treatment of malignant germ cell tumors of the ovary. A Gynecologic Oncology Group Study (a final report). Cancer 56 (2): 243-8, 1985.[PUBMED Abstract]

  5. Williams SD, Blessing JA, DiSaia PJ, et al.: Second-look laparotomy in ovarian germ cell tumors: the gynecologic oncology group experience. Gynecol Oncol 52 (3): 287-91, 1994.[PUBMED Abstract]

  6. Gershenson DM: The obsolescence of second-look laparotomy in the management of malignant ovarian germ cell tumors. Gynecol Oncol 52 (3): 283-5, 1994.[PUBMED Abstract]

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II期の卵巣胚細胞腫瘍

未分化胚細胞腫

標準治療法の選択肢:

  1. 補助放射線療法または化学療法を併用する腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術。
  2. 補助化学療法を併用する片側卵巣卵管摘除術。

II期の未分化胚細胞腫患者には通常、腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術を施行する。妊孕性の温存を希望する若年患者には、患者の年齢に応じて片側卵巣卵管摘除術を標準治療法として検討することが可能であり、その場合補助化学療法を実施すべきである。

これらの患者には補助治療を実施すべきである。選択肢には、放射線療法または化学療法がある。前者の不利な点は、卵巣不全の結果、妊孕性を喪失することである。補助化学療法を用いた経験は限られたものであるが、未分化胚細胞腫以外の腫瘍および進行期未分化胚細胞腫に対する化学療法の有効性を考えると、補助化学療法は有効であり、卵巣、卵管、および子宮が障害されていない患者では生殖能力の回復が可能であるものと考えられる。このため、ブレオマイシンエトポシド、およびシスプラチン(BEP)の併用による補助化学療法が、化学療法が不適と考えられるまれな患者以外では、放射線療法の代わりに用いられている。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:


  • II期の卵巣胚細胞腫瘍患者は、臨床試験の対象となる。 [1]

その他の胚細胞腫瘍

標準治療法の選択肢:

  1. 補助化学療法を併用する片側卵巣卵管摘除術。
  2. セカンドルック開腹術。

純粋未分化胚細胞腫以外のII期の胚細胞腫瘍患者には、妊孕性を温存する場合には片側卵巣卵管摘除術を施行するべきである。特に補助化学療法として用いるビンクリスチンダクチノマイシン、およびシクロホスファミドの併用(VAC)については相当な経験があるが、BEPの方が有効である。 [2] [3] [4] シスプラチンをベースにした多剤併用化学療法が奏効しない患者でも、救助療法としてVACを実施すると持続的寛解が得られることがある。 [1] 補助療法としてBEPを3クール実施した後の再発はまれである。 [1] 標準療法が奏効しない患者はいずれも臨床試験の対象となることが考えられる。最大限の減量手術を施行した後に、残存腫瘍またはα-フェトプロテイン値ないしヒト絨毛性ゴナドトロピン値の上昇を認める場合には、3または4クールのBEP多剤併用化学療法が適応とされる。 [5]

初回手術によりに完全に腫瘍を摘出し、シスプラチンをベースにした補助治療を実施している患者にセカンドルック開腹術を施行するのは有益ではないことが示唆されている。 [6] セカンドルック開腹術は、初回手術により腫瘍が完全に摘出されなかった患者のほか、原発腫瘍に奇形腫成分が認められる少数の患者に有益であると考えられる。 [6] [7] 臨床検査、X線検査または再診査によって検出された残存腫瘤は、胚細胞腫瘍への転換が報告されているため、外科切除しなければならない。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:


  • II期の卵巣胚細胞腫瘍患者は、臨床試験の対象となる。 [1]

最新の臨床試験

II期の卵巣胚細胞腫瘍患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Williams SD, Blessing JA, Moore DH, et al.: Cisplatin, vinblastine, and bleomycin in advanced and recurrent ovarian germ-cell tumors. A trial of the Gynecologic Oncology Group. Ann Intern Med 111 (1): 22-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  2. Williams S, Blessing JA, Liao SY, et al.: Adjuvant therapy of ovarian germ cell tumors with cisplatin, etoposide, and bleomycin: a trial of the Gynecologic Oncology Group. J Clin Oncol 12 (4): 701-6, 1994.[PUBMED Abstract]

  3. Pinkerton CR, Pritchard J, Spitz L: High complete response rate in children with advanced germ cell tumors using cisplatin-containing combination chemotherapy. J Clin Oncol 4 (2): 194-9, 1986.[PUBMED Abstract]

  4. Gershenson DM, Morris M, Cangir A, et al.: Treatment of malignant germ cell tumors of the ovary with bleomycin, etoposide, and cisplatin. J Clin Oncol 8 (4): 715-20, 1990.[PUBMED Abstract]

  5. Williams SD, Birch R, Einhorn LH, et al.: Treatment of disseminated germ-cell tumors with cisplatin, bleomycin, and either vinblastine or etoposide. N Engl J Med 316 (23): 1435-40, 1987.[PUBMED Abstract]

  6. Williams SD, Blessing JA, DiSaia PJ, et al.: Second-look laparotomy in ovarian germ cell tumors: the gynecologic oncology group experience. Gynecol Oncol 52 (3): 287-91, 1994.[PUBMED Abstract]

  7. Gershenson DM: The obsolescence of second-look laparotomy in the management of malignant ovarian germ cell tumors. Gynecol Oncol 52 (3): 283-5, 1994.[PUBMED Abstract]

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III期の卵巣胚細胞腫瘍

未分化胚細胞腫

標準治療法の選択肢:

  1. 腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術。
  2. 補助化学療法を併用する片側卵巣卵管摘除術。

III期の未分化胚細胞腫患者には、腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術とともに、尿路の一部切除または小腸ないし大腸の広範囲にわたる切除をせずに、安全に実施できる範囲で肉眼的腫瘍をできるだけ摘除することが推奨される。妊孕性の温存を希望する患者については、化学療法を実施するのであれば、片側卵巣卵管摘除術を施行することが考えられる。 [1] [2] [3] [4] [5]

ブレオマイシンエトポシド、およびシスプラチン(BEP)による多剤併用化学療法を実施すれば、このような患者の大半に治癒が得られよう。2件のGynecologic Oncology Group(GOG)試験の結果の報告では、腫瘍摘出が不完全で、BEPまたはシスプラチンビンブラスチン、およびブレオマイシン(PVB)によって治療した患者において、追跡期間中央値26ヵ月で20人中19人に、無病生存が得られた。 [1] 巨大残存腫瘍が認められる場合には、PVBまたはBEPといったシスプラチンを含む多剤併用化学療法を3~4クール実施することが一般的である。 [6] [7] [8] 精巣腫瘍に対するランダム化試験では、3クールのみを実施する場合には、ブレオマイシンがBEPレジメンの不可欠な構成要素であることが明らかにされている。 [9] BEPによる化学療法は、広範囲放射線照射より妊孕性を損なわないようなので、妊孕性の温存を希望する患者には、多剤併用化学療法が望ましい治療法となる。 [1]

臨床評価段階にある治療法の選択肢:


  • III期の卵巣胚細胞腫瘍患者は、臨床試験の対象である。

その他の胚細胞腫瘍

標準治療法の選択肢:

  1. 術前化学療法を併用するまたは併用しない補助化学療法を併用する腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術。
  2. 術前化学療法を併用するまたは併用しない補助化学療法を併用する片側卵巣卵管摘除術。
  3. セカンドルック開腹術。

純粋未分化胚細胞腫以外のIII期の胚細胞腫瘍患者には、腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術とともに、尿路の一部切除または小腸ないし大腸の広範囲にわたる切除を実施せずに、安全に実施できる範囲で腹部および骨盤内の腫瘍をできるだけ摘出することが推奨される。妊孕性の温存を希望する患者は、片側卵巣卵管摘除術で治療することができる。 [1] [3] [4] 腹腔内腫瘍が広範囲に認められ、臨床症状から減量手術を施行することが不可能な患者には、術前に化学療法を実施することが考えられる。最大限の減量手術を施行した後、3~4クールのシスプラチンを含む多剤併用化学療法が適応とされる。 [2] [6] [10]

初回手術によりに完全に腫瘍を摘出し、シスプラチンをベースにした補助治療を実施している患者にセカンドルック開腹術を施行するのは有益ではないことが示唆されている。 [11] シスプラチン/エトポシドをベースにした多剤併用化学療法に反応しない患者でも、救助療法としてビンクリスチンダクチノマイシン、およびシクロホスファミドの併用(VAC)またはシスプラチンビンブラスチン、およびイホスファミドの併用による化学療法を実施すると、持続的寛解が得られることがある。 [6] セカンドルック開腹術は、初回手術により腫瘍が完全に摘出されなかった患者のほか、原発腫瘍に奇形腫成分が認められる少数の患者に有益であると考えられる。 [11] 診察、X線検査または再診査によって検出された残存腫瘤は、胚細胞腫瘍への転換または進行性奇形腫が報告されているため、外科切除しなければならない。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:


  • III期の卵巣胚細胞腫瘍患者は、臨床試験の対象である。

最新の臨床試験

III期の卵巣胚細胞腫瘍患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Williams SD, Blessing JA, Hatch KD, et al.: Chemotherapy of advanced dysgerminoma: trials of the Gynecologic Oncology Group. J Clin Oncol 9 (11): 1950-5, 1991.[PUBMED Abstract]

  2. Gershenson DM, Morris M, Cangir A, et al.: Treatment of malignant germ cell tumors of the ovary with bleomycin, etoposide, and cisplatin. J Clin Oncol 8 (4): 715-20, 1990.[PUBMED Abstract]

  3. Wu PC, Huang RL, Lang JH, et al.: Treatment of malignant ovarian germ cell tumors with preservation of fertility: a report of 28 cases. Gynecol Oncol 40 (1): 2-6, 1991.[PUBMED Abstract]

  4. Schwartz PE, Chambers SK, Chambers JT, et al.: Ovarian germ cell malignancies: the Yale University experience. Gynecol Oncol 45 (1): 26-31, 1992.[PUBMED Abstract]

  5. Low JJ, Perrin LC, Crandon AJ, et al.: Conservative surgery to preserve ovarian function in patients with malignant ovarian germ cell tumors. A review of 74 cases. Cancer 89 (2): 391-8, 2000.[PUBMED Abstract]

  6. Williams SD, Blessing JA, Moore DH, et al.: Cisplatin, vinblastine, and bleomycin in advanced and recurrent ovarian germ-cell tumors. A trial of the Gynecologic Oncology Group. Ann Intern Med 111 (1): 22-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  7. Williams SD, Birch R, Einhorn LH, et al.: Treatment of disseminated germ-cell tumors with cisplatin, bleomycin, and either vinblastine or etoposide. N Engl J Med 316 (23): 1435-40, 1987.[PUBMED Abstract]

  8. Taylor MH, Depetrillo AD, Turner AR: Vinblastine, bleomycin, and cisplatin in malignant germ cell tumors of the ovary. Cancer 56 (6): 1341-9, 1985.[PUBMED Abstract]

  9. Williams S, Blessing JA, Liao SY, et al.: Adjuvant therapy of ovarian germ cell tumors with cisplatin, etoposide, and bleomycin: a trial of the Gynecologic Oncology Group. J Clin Oncol 12 (4): 701-6, 1994.[PUBMED Abstract]

  10. Williams SD, Blessing JA, DiSaia PJ, et al.: Second-look laparotomy in ovarian germ cell tumors: the gynecologic oncology group experience. Gynecol Oncol 52 (3): 287-91, 1994.[PUBMED Abstract]

  11. Gershenson DM: The obsolescence of second-look laparotomy in the management of malignant ovarian germ cell tumors. Gynecol Oncol 52 (3): 283-5, 1994.[PUBMED Abstract]

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IV期の卵巣胚細胞腫瘍

未分化胚細胞腫

標準治療法の選択肢:

  1. 補助化学療法を併用する腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術。
  2. 補助化学療法を併用する片側卵巣卵管摘除術。

IV期の未分化胚細胞腫患者には、腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術が推奨され、それは尿路の一部切除または小腸ないし大腸の広範囲にわたる切除を実施せずに、安全に実施できる範囲で腹腔内および骨盤内の肉眼的腫瘍をできるだけ多く摘出するが、妊孕性の温存を希望する患者については、片側卵巣卵管摘除術を施行することを検討するべきである。 [1] [2] ブレオマイシン/エトポシド/シスプラチン(BEP)による化学療法を実施すれば、このような患者の大半に治癒が得られよう。IV期の未分化胚細胞腫は放射線療法による治療は実施せず、できればBEPのようなシスプラチンを含む多剤併用化学療法を3~4クール実施することにより治療する。 [1] 治療後のセカンドルック手術が有益であることはまれである。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:


  • IV期の卵巣胚細胞腫瘍患者は、臨床試験の対象である。

その他の胚細胞腫瘍

標準治療法の選択肢:

  1. 術前化学療法を併用するまたは併用しない補助化学療法を併用する腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術。
  2. 術前化学療法を併用するまたは併用しない補助化学療法を併用する片側卵巣卵管摘除術。

純粋未分化胚細胞腫以外のIV期の胚細胞腫瘍患者には、腹式単純子宮全摘出術および両側卵巣卵管摘除術とともに腎の切除または小腸ないし大腸の広範囲にわたる切除を実施せずに、安全に実施できる範囲で腹部および骨盤内の腫瘍をできるだけ摘出することが推奨される。妊孕性の温存を希望する患者は、片側卵巣卵管摘除術で治療することができる。最大限の減量手術を施行した後、3~4クールのシスプラチンを含む多剤併用化学療法が適応とされる。 [3] [4] 腹腔内腫瘍が広範囲に認められ、臨床症状から減量手術を施行することが不可能な患者には、術前に化学療法を実施することが考えられる。シスプラチン/エトポシドをベースにした多剤併用化学療法が奏効しない患者でも、救助療法としてVACまたはシスプラチン/ビンブラスチン/イホスファミドによる化学療法を実施すると、持続的寛解が得られることがある。 [4]

セカンドルック開腹術は、初回手術により腫瘍が完全に摘出されなかった患者のほか、原発腫瘍に奇形腫成分が認められる少数の患者に有益であると考えられる。 [5] [6] 診察、X線検査または再診査によって検出された残存腫瘤は、胚細胞腫瘍への転換または進行性奇形腫が報告されているため、外科切除しなければならない。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:


  • IV期の卵巣胚細胞腫瘍患者は、臨床試験の対象である。

最新の臨床試験

IV期の卵巣胚細胞腫瘍患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Williams SD, Blessing JA, Hatch KD, et al.: Chemotherapy of advanced dysgerminoma: trials of the Gynecologic Oncology Group. J Clin Oncol 9 (11): 1950-5, 1991.[PUBMED Abstract]

  2. Low JJ, Perrin LC, Crandon AJ, et al.: Conservative surgery to preserve ovarian function in patients with malignant ovarian germ cell tumors. A review of 74 cases. Cancer 89 (2): 391-8, 2000.[PUBMED Abstract]

  3. Gershenson DM, Morris M, Cangir A, et al.: Treatment of malignant germ cell tumors of the ovary with bleomycin, etoposide, and cisplatin. J Clin Oncol 8 (4): 715-20, 1990.[PUBMED Abstract]

  4. Williams SD, Blessing JA, Moore DH, et al.: Cisplatin, vinblastine, and bleomycin in advanced and recurrent ovarian germ-cell tumors. A trial of the Gynecologic Oncology Group. Ann Intern Med 111 (1): 22-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  5. Williams SD, Blessing JA, DiSaia PJ, et al.: Second-look laparotomy in ovarian germ cell tumors: the gynecologic oncology group experience. Gynecol Oncol 52 (3): 287-91, 1994.[PUBMED Abstract]

  6. Gershenson DM: The obsolescence of second-look laparotomy in the management of malignant ovarian germ cell tumors. Gynecol Oncol 52 (3): 283-5, 1994.[PUBMED Abstract]

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再発卵巣胚細胞腫瘍

未分化胚細胞腫

標準治療法の選択肢:


  • 未分化胚細胞腫の再発を来した患者には、補助放射線療法を伴うまたは伴わないシスプラチンをベースにした化学療法が効果的に用いられている。 [1]

臨床評価段階にある治療法の選択肢:

再発卵巣純粋未分化胚細胞腫患者は、臨床試験の対象である(締め切られているGOG-90など)。救助を伴う大量化学療法を用いることを検討すべきである。

その他の胚細胞腫瘍

標準治療法の選択肢:


  • 純粋未分化胚細胞腫以外の卵巣の胚細胞腫瘍で再発を来した患者には、化学療法による治療を実施すべきであるが、そのタイプは既に実施した治療法によって決定する。 [2] 放射線療法は、この場合には有効ではない。シスプラチンをベースにした多剤併用化学療法が有効である。 [1] [3] [4] シスプラチンをベースにした多剤併用化学療法が奏効しない患者でも、救助療法としてVACまたはイホスファミド/シスプラチンにより、持続的寛解が得られることがある。 [1] 可能性のある新たな治療法としては、イホスファミドを含む多剤併用化学療法 [5] または大量化学療法と自家骨髄移植による救助がある。 [6] [7] [8] 再発または進行性の卵巣胚細胞腫瘍患者に対する2度目の腫瘍減量手術の役割については依然として議論の余地が残るが、特に未熟奇形腫患者のような選択した一部の患者には、ある程度有益であろう。 [9] 最大限の腫瘍減量手術を施行した後は、化学療法を検討する必要がある。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:


  • 再発卵巣胚細胞腫瘍患者は、臨床試験の対象である。救助を伴う大量化学療法を用いることを検討すべきである。

最新の臨床試験

再発卵巣胚細胞腫瘍患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Williams SD, Blessing JA, Moore DH, et al.: Cisplatin, vinblastine, and bleomycin in advanced and recurrent ovarian germ-cell tumors. A trial of the Gynecologic Oncology Group. Ann Intern Med 111 (1): 22-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  2. Williams SD, Blessing JA, Hatch KD, et al.: Chemotherapy of advanced dysgerminoma: trials of the Gynecologic Oncology Group. J Clin Oncol 9 (11): 1950-5, 1991.[PUBMED Abstract]

  3. Williams SD, Birch R, Einhorn LH, et al.: Treatment of disseminated germ-cell tumors with cisplatin, bleomycin, and either vinblastine or etoposide. N Engl J Med 316 (23): 1435-40, 1987.[PUBMED Abstract]

  4. Taylor MH, Depetrillo AD, Turner AR: Vinblastine, bleomycin, and cisplatin in malignant germ cell tumors of the ovary. Cancer 56 (6): 1341-9, 1985.[PUBMED Abstract]

  5. Munshi NC, Loehrer PJ, Roth BJ, et al.: Vinblastine, ifosfamide and cisplatin (VeIP) as second line chemotherapy in metastatic germ cell tumors (GCT). [Abstract] Proceedings of the American Society of Clinical Oncology 9: A-520, 134, 1990.[PUBMED Abstract]

  6. Broun ER, Nichols CR, Kneebone P, et al.: Long-term outcome of patients with relapsed and refractory germ cell tumors treated with high-dose chemotherapy and autologous bone marrow rescue. Ann Intern Med 117 (2): 124-8, 1992.[PUBMED Abstract]

  7. Motzer RJ, Bosl GJ: High-dose chemotherapy for resistant germ cell tumors: recent advances and future directions. J Natl Cancer Inst 84 (22): 1703-9, 1992.[PUBMED Abstract]

  8. Mandanas RA, Saez RA, Epstein RB, et al.: Long-term results of autologous marrow transplantation for relapsed or refractory male or female germ cell tumors. Bone Marrow Transplant 21 (6): 569-76, 1998.[PUBMED Abstract]

  9. Munkarah A, Gershenson DM, Levenback C, et al.: Salvage surgery for chemorefractory ovarian germ cell tumors. Gynecol Oncol 55 (2): 217-23, 1994.[PUBMED Abstract]

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本要約の変更点(02/12/2016)

PDQがん情報要約は定期的に見直され、新情報が利用可能になり次第更新される。本セクションでは、上記の日付における本要約最新変更点を記述する。

本要約には編集上の変更がなされた。

本要約はPDQ Adult Treatment Editorial Boardが作成と内容の更新を行っており、編集に関してはNCIから独立している。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたはNIHの方針声明を示すものではない。PDQ要約の更新におけるPDQ編集委員会の役割および要約の方針に関する詳しい情報については、本PDQ要約についておよびPDQ® - NCI's Comprehensive Cancer Databaseを参照のこと。

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本PDQ要約について

本要約の目的

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、卵巣胚細胞腫瘍の治療について包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。

査読者および更新情報

本要約は、編集に関して米国国立がん研究所(NCI)から独立しているPDQ Adult Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

委員会のメンバーは毎月、最近発表された記事を見直し、記事に対して以下を行うべきか決定する:


  • 会議での議論、

  • 本文の引用、または

  • 既に引用されている既存の記事との入れ替え、または既存の記事の更新。

要約の変更は、発表された記事の証拠の強さを委員会のメンバーが評価し、記事を本要約にどのように組み入れるべきかを決定するコンセンサス過程を経て行われる。

卵巣胚細胞腫瘍の治療に対する主要な査読者は以下の通りである:


    本要約の内容に関するコメントまたは質問は、NCIウェブサイトのEmail UsからCancer.govまで送信のこと。要約に関する質問またはコメントについて委員会のメンバー個人に連絡することを禁じる。委員会のメンバーは個別の問い合わせには対応しない。

    証拠レベル

    本要約で引用される文献の中には証拠レベルの指定が記載されているものがある。これらの指定は、特定の介入やアプローチの使用を支持する証拠の強さを読者が査定する際、助けとなるよう意図されている。PDQ Adult Treatment Editorial Boardは、証拠レベルの指定を展開する際に公式順位分類を使用している。

    本要約の使用許可

    PDQは登録商標である。PDQ文書の内容は本文として自由に使用できるが、完全な形で記し定期的に更新しなければ、NCI PDQがん情報要約とすることはできない。しかし、著者は“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks succinctly: 【本要約からの抜粋を含める】.”のような一文を記述してもよい。

    本PDQ要約の好ましい引用は以下の通りである:

    National Cancer Institute: PDQ® Ovarian Germ Cell Tumors Treatment.Bethesda, MD: National Cancer Institute.Date last modified <MM/DD/YYYY>.Available at: http://www.cancer.gov/types/ovarian/hp/ovarian-germ-cell-treatment-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.

    本要約内の画像は、PDQ要約内での使用に限って著者、イラストレーター、および/または出版社の許可を得て使用されている。PDQ情報以外での画像の使用許可は、所有者から得る必要があり、米国国立がん研究所(National Cancer Institute)が付与できるものではない。本要約内のイラストの使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともにVisuals Online(2,000以上の科学画像を収蔵)で入手できる。

    免責条項

    入手可能な証拠の強さに基づき、治療選択肢は「標準」または「臨床評価段階にある」のいずれかで記載される場合がある。これらの分類は、保険払い戻しの決定基準として使用されるべきものではない。保険の適用範囲に関する詳しい情報については、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手できる。

    お問い合わせ

    Cancer.govウェブサイトについての問い合わせまたはヘルプの利用に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載されている。質問はウェブサイトのEmail UsからもCancer.govに送信可能である。

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