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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

副腎皮質がんの治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2015-06-02
    翻訳更新日 : 2015-08-24

副腎皮質がんに関する一般情報

発生率および死亡率

副腎皮質がん(ACC)は、100万人当たり0.72人にしか発症しないまれな腫瘍である。 [1] 副腎皮質がんは主に成人に発生するが、小児が罹患することもある。診断時の年齢中央値は46歳である。歴史的に見て、これらの悪性疾患が診断時に副腎に限局しているのはわずか約30%である。 [2] しかしながら、最近では初期の状態で診断されるACCが増えており、これは高品位の画像技術が広く使われるようになったためであろう。

予後因子

レトロスペクティブ研究で以下の3つの重要な予後因子が同定されている: [3]


  • 切除の完全性。

  • 疾患の病期。

  • 病理学的悪性度。

局所組織への浸潤およびリンパ節への拡がりがない低悪性度腫瘍を有する患者の予後は良好である。他の予後指標の役割については、議論の余地がある。

臨床的特徴

患者の約60%にホルモンの過剰分泌に関連する症状がみられ、診療を求める主な理由となっている。生化学的ホルモン検査により、腫瘍の最大80%が機能性であることが明らかになる。初発時に2番目に一般的な症状は、腹痛または腹部膨満感といった腹部の非特異的症状である。潜在的な副腎疾患以外の理由で実施された画像検査により偶発的に発見されるACCの割合は低い。

診断

初期評価には、腫瘍による過剰なホルモン産生を明らかにするための注意深い内分泌検査を含めるべきであり、ホルモン産生は治療中の腫瘍マーカーとして役立つ場合がある。病期分類には、腹部コンピュータ断層撮影(CT)および/または腹部磁気共鳴画像法による原発部位の画像法を含めるべきである。また、潜在的な肺転移を評価するには胸部CTが必要である。ポジトロン放射断層撮影の使用は転移が疑われていない部位の確認に有効であるが、病期決定手段としての役割は不明である。転移病変の検出により、機能性および非機能性病変による症状の効果的な緩和が可能となる。

予後および生存

最もよく転移がみられる部位として、肺、肝臓、腹膜、および、あまり一般的ではないが、骨と主静脈がある。原発腫瘍と転移病変の両方を切除することにより、転移性のホルモン活性腫瘍による症状が緩和できよう。切除不能な腫瘍または広範に播種した腫瘍は、ミトタンを用いた抗ホルモン薬(すなわち、ケトコナゾールおよびメチラポン)による抗アドレナリン療法、全身化学療法、および/または放射線療法により、その症状を緩和しうる。しかしながら、IV期腫瘍を有する患者の5年生存率は通常20%未満である。 [2]

数件の研究により、部分寛解または完全寛解さえも示されているが、これまでのところ、全身療法により副腎がん患者の生存期間が改善することを示す説得力のある証拠は存在しない。根治的外科的開放切術は、限局性の悪性疾患を有する患者に対し選択すべき治療法であり、依然として長期の無病生存が得られうる唯一の手段である。 [4] 5年全生存率は約38%~46%である。 [1] [2]


参考文献
  1. Bilimoria KY, Shen WT, Elaraj D, et al.: Adrenocortical carcinoma in the United States: treatment utilization and prognostic factors. Cancer 113 (11): 3130-6, 2008.[PUBMED Abstract]

  2. Fassnacht M, Allolio B: Epidemiology of adrenocortical carcinoma. In: Hammer GD, Else T, eds.: Adrenocortical Carcinoma: Basic Science and Clinical Concepts. New York, Springer, 2010, pp 23-9.[PUBMED Abstract]

  3. Miller BS, Gauger PG, Hammer GD, et al.: Proposal for modification of the ENSAT staging system for adrenocortical carcinoma using tumor grade. Langenbecks Arch Surg 395 (7): 955-61, 2010.[PUBMED Abstract]

  4. Allolio B, Fassnacht M: Clinical review: Adrenocortical carcinoma: clinical update. J Clin Endocrinol Metab 91 (6): 2027-37, 2006.[PUBMED Abstract]

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副腎皮質がんの細胞分類

副腎皮質がんは臨床的および生化学的評価により、機能性腫瘍と非機能性腫瘍に分類できる。副腎皮質がんの約60%はホルモンを産生する。 [1] ホルモン産生に関連する臨床症状には以下のものがある:


  • 高コルチゾール症(クッシング症候群)。

  • 多毛/男性化。

  • 女性化。

  • 思春期早発症。

  • 高アルドステロン症。

生化学的評価では、コルチゾール値(24時間尿中、1mgデキサメタゾン抑制試験、血清副腎皮質刺激ホルモンおよびコルチゾール)、アンドロゲン値(デヒドロエピアンドロステロンサルフェート、テストステロン)、エストロゲン値(エストラジオール)および鉱質コルチコイド値(レニン、アルドステロン)の増加の検出を目標としている。

病理学では、腫瘍の有糸分裂活性に応じて高悪性度腫瘍および低悪性度腫瘍を鑑別できる。良性および悪性副腎皮質腫瘍は、以下に示すいくつかの組織病理学的基準に点数を付けたWeissスコアを測定することで鑑別できる。 [2]


  • 核異型度。

  • 核分裂像の数。

  • 異型細胞分裂の存在。

  • 淡明細胞の割合。

  • びまん性の構造。

  • 壊死。

  • 血管浸潤。

  • 類洞浸潤。

  • 被膜浸潤。


参考文献
  1. Allolio B, Fassnacht M: Clinical presentation and initial diagnosis. In: Hammer GD, Else T, eds.: Adrenocortical Carcinoma: Basic Science and Clinical Concepts. New York, Springer, 2010, pp 31-47.[PUBMED Abstract]

  2. Weiss LM, Medeiros LJ, Vickery AL Jr: Pathologic features of prognostic significance in adrenocortical carcinoma. Am J Surg Pathol 13 (3): 202-6, 1989.[PUBMED Abstract]

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副腎皮質がんの病期情報

いくつかの病期分類システムが使用されている。米国がん合同委員会(AJCC)の病期分類システム [1] は、以下の評価に基づいている:

副腎皮質がんの病期は、原発腫瘍の大きさ、局所浸潤の範囲、および所属リンパ節または遠隔部位への拡がりの有無によって決定する。適切な病期決定には腹部および胸部のコンピュータ断層撮影(CT)を含めるべきである。CTに磁気共鳴画像法(MRI)を併用すれば、副腎腫瘤に対してさらに特異度の高い評価を得ることができる。 [2] 同相および逆相のT1強調画像は、副腎腫瘤の良性と悪性を鑑別するための最も有効な非侵襲的手法である。MRIは、腫瘍の被膜外浸潤、大静脈への伸展、または転移の証拠を示唆しうる。周囲脈管の開存は、ガドリニウム増強効果を用いる一連の方法またはフリップアングル手技によってしばしば明らかにされる。 [3]

上述のAJCC病期分類に加えて、European Network for the Study of Adrenal Tumors(ENSAT)病期分類システムが国際的に広く用いられている。 [4] ENSAT病期分類システムは本質的にAJCC病期分類システムと同じであるが、IV期は遠隔転移のある腫瘍にのみ指定される。この他の病期分類システムには、Sullivanが修正した古典的なMacfarlane分類システム、および世界保健機構により発表されたUnion Internationale Contre le Cancer病期分類システムがある。 [5]

TNMの定義

AJCCは副腎皮質がんを定義するためにTNM分類による病期分類を指定している。 [1]

表1.原発腫瘍(T)a

aAJCCから許諾を得て転載:Adrenal.In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual.7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 515-20.
b隣接臓器には、腎臓、横隔膜、大血管、膵臓、脾臓、および肝臓が含まれる。
TX 原発腫瘍の評価が不可能。
T0 原発腫瘍を認めない。
T1 最大径が5cm以下の腫瘍で、副腎外浸潤を認めない。
T2 5cmを超える腫瘍で、副腎外浸潤を認めない。
T3 大きさに関係なく局所浸潤はあるが、隣接臓器bへの浸潤のない腫瘍。
T4 大きさに関係なく、隣接臓器bへの浸潤がある腫瘍。


表2.所属リンパ節(N)a

aAJCCから許諾を得て転載:Adrenal.In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual.7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 515-20.
NX 所属リンパ節の評価が不可能。
N0 所属リンパ節に転移を認めない。
N1 所属リンパ節に転移を認める。


表3.遠隔転移(M)a

aAJCCから許諾を得て転載:Adrenal.In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual.7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 515-20.
M0 遠隔転移を認めない。
M1 遠隔転移を認める。


表4.解剖学的病期/予後グループa

病期 T N M
aAJCCから許諾を得て転載:Adrenal.In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual.7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 515-20.
I T1 N0 M0
II T2 N0 M0
III T1 N1 M0
T2 N1 M0
T3 N0 M0
IV T3 N1 M0
T4 N0 M0
T4 N1 M0
すべてのT すべてのN M1



参考文献
  1. Adrenal. In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual. 7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 516-7.[PUBMED Abstract]

  2. Doppman JL, Reinig JW, Dwyer AJ, et al.: Differentiation of adrenal masses by magnetic resonance imaging. Surgery 102 (6): 1018-26, 1987.[PUBMED Abstract]

  3. Brown ED, Semelka RC: Magnetic resonance imaging of the adrenal gland and kidney. Top Magn Reson Imaging 7 (2): 90-101, 1995 Spring.[PUBMED Abstract]

  4. Fassnacht M, Johanssen S, Quinkler M, et al.: Limited prognostic value of the 2004 International Union Against Cancer staging classification for adrenocortical carcinoma: proposal for a Revised TNM Classification. Cancer 115 (2): 243-50, 2009.[PUBMED Abstract]

  5. Allolio B, Fassnacht M: Clinical review: Adrenocortical carcinoma: clinical update. J Clin Endocrinol Metab 91 (6): 2027-37, 2006.[PUBMED Abstract]

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I期の副腎皮質がん

標準治療法の選択肢:


  • 腫瘍の外科的完全切除が、I期の副腎皮質がん患者に対して選択すべき治療法である。非機能性腫瘍のある患者の長期生存率は機能性腫瘍のある患者とほぼ同じである。臨床的に腫脹していない所属リンパ節の切除は適応ではない。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:

ミトタンの補助的な使用により、無増悪生存または無病生存での優位性がある程度示されているが、現在のところ、全生存に関する優位性は証明されていない。 [1] [2] [3]

最新の臨床試験

I期の副腎皮質がん患者を現在受け入れているNCIのがん臨床試験リストの米国内臨床試験を参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Terzolo M, Angeli A, Fassnacht M, et al.: Adjuvant mitotane treatment for adrenocortical carcinoma. N Engl J Med 356 (23): 2372-80, 2007.[PUBMED Abstract]

  2. Polat B, Fassnacht M, Pfreundner L, et al.: Radiotherapy in adrenocortical carcinoma. Cancer 115 (13): 2816-23, 2009.[PUBMED Abstract]

  3. Sabolch A, Feng M, Griffith K, et al.: Adjuvant and definitive radiotherapy for adrenocortical carcinoma. Int J Radiat Oncol Biol Phys 80 (5): 1477-84, 2011.[PUBMED Abstract]

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II期の副腎皮質がん

標準治療法の選択肢:


  • 腫瘍の外科的完全切除が、II期の副腎皮質がん患者に対して選択すべき治療法である。非機能性腫瘍のある患者の長期生存率は機能性腫瘍のある患者とほぼ同じである。臨床的に腫脹していない所属リンパ節の切除は適応ではない。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:

ミトタンの補助的な使用により、無増悪生存または無病生存での優位性がある程度示されているが、現在のところ、全生存に関する優位性は証明されていない。 [1] [2] [3]

最新の臨床試験

II期の副腎皮質がん患者を現在受け入れているNCIのがん臨床試験リストの米国内臨床試験を参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Terzolo M, Angeli A, Fassnacht M, et al.: Adjuvant mitotane treatment for adrenocortical carcinoma. N Engl J Med 356 (23): 2372-80, 2007.[PUBMED Abstract]

  2. Polat B, Fassnacht M, Pfreundner L, et al.: Radiotherapy in adrenocortical carcinoma. Cancer 115 (13): 2816-23, 2009.[PUBMED Abstract]

  3. Sabolch A, Feng M, Griffith K, et al.: Adjuvant and definitive radiotherapy for adrenocortical carcinoma. Int J Radiat Oncol Biol Phys 80 (5): 1477-84, 2011.[PUBMED Abstract]

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III期の副腎皮質がん

標準治療法の選択肢:


  • 所属リンパ節郭清を伴うまたは伴わない腫瘍の外科的完全切除が、III期の副腎皮質がん患者に対して選択すべき治療法である。局所浸潤を伴うが、臨床的に所属リンパ節に腫脹がみられない腫瘍を有する患者の治療法は、I期およびII期の場合と同じく、外科的完全切除である。所属リンパ節の腫脹を有する症例に対しては、リンパ節郭清の必要がある。このような患者のがん再発リスクは高く、臨床試験への登録を検討すべきである。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:

  1. 新たに診断された患者には、可能な場合、臨床試験が適切である。
  2. 放射線療法(4週間にわたって約50~70Gyを照射)は限局性であるが、切除不能な腫瘍を有する患者に実施される。 [1]
  3. 完全切除が不可能な患者には、血中濃度14~20mg/Lを達成するように1日最大10~12gのミトタン投与を検討すべきである。この抗アドレナリン薬により、腫瘍負荷が測定可能な患者の約20%~30%に有益な臨床反応がもたらされる。 [2] [3]

    このほか、以下に示す2つの細胞毒性化学療法レジメンが有効であると提唱されており、第III相試験において比較されている: [2]



    さらに、機能性腫瘍を有し治療を受けた患者のかなりの数で、ホルモン産生の低下がみられる。ホルモン産生の増加がみられる症例では、ケトコナゾールやメチラポンなどの抗ステロイド産生薬、およびスピロノラクトンやミフェプリストンなどのステロイド受容体拮抗薬を検討すべきである。


    腫瘍の完全切除後の補助療法としてのミトタンの役割については議論が続いているが、これについては患者と話し合うべきである。完全切除が行われた場合、ミトタンの補助的投与と放射線療法の役割については、I期およびII期副腎皮質がんに対するものと同じである。

最新の臨床試験

III期の副腎皮質がん患者を現在受け入れているNCIのがん臨床試験リストの米国内臨床試験を参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Percarpio B, Knowlton AH: Radiation therapy of adrenal cortical carcinoma. Acta Radiol Ther Phys Biol 15 (4): 288-92, 1976.[PUBMED Abstract]

  2. Allolio B, Fassnacht M: Clinical review: Adrenocortical carcinoma: clinical update. J Clin Endocrinol Metab 91 (6): 2027-37, 2006.[PUBMED Abstract]

  3. Terzolo M, Ardito A, Zaggia B, et al.: Mitotane. In: Hammer GD, Else T, eds.: Adrenocortical Carcinoma: Basic Science and Clinical Concepts. New York, Springer, 2010, pp 369-82.[PUBMED Abstract]

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IV期の副腎皮質がん

播種性副腎皮質がんによる症状の一時的な緩和は、抗がん剤ミトタンを用いることで時折得られる。測定可能な部分寛解はまれであり、症例のわずか20%~30%にしか報告されていないが、ホルモン起因症状の緩和は一般に観察できる。しかしながら、ミトタンによる長期の治療は、ときに消化器および神経毒性を合併し制限される。特定の部位の局所再発および転移がんについては、手術または放射線療法により、ときに緩和が得られる。 [1] [2]

このほか、以下に示す2つの細胞毒性化学療法レジメンが有効であると提唱されており、第III相試験において比較されている: [1]


さらに、機能性腫瘍を有し治療を受けた患者のかなりの数で、ホルモン産生の低下がみられる。ホルモン産生の増加がみられる症例では、ケトコナゾールやメチラポンなどの抗ステロイド産生薬、およびスピロノラクトンやミフェプリストンなどのステロイド受容体拮抗薬を検討すべきである。

第I相試験および第II相試験では新しい化学療法薬および生物学的製剤が評価されているため、臨床試験が適切であり、可能な場合はいつでも検討すべきである。

標準治療法の選択肢:

  1. ミトタンによる化学療法。
  2. ミトタン + ストレプトゾシンまたはミトタン + エトポシドドキソルビシン、およびシスプラチンによる化学療法。
  3. 骨転移に対する放射線療法。
  4. 限局性の転移病変、特に機能性腫瘍の外科的切除。

臨床評価段階にある治療法の選択肢:

切除不能な副腎皮質がんに対していくつかの新薬が現在研究段階にあり、これには以下がある:


  • インスリン様成長因子1受容体阻害薬。

  • ゴシポール。

他の化学療法レジメンの試験も進行中である。

最新の臨床試験

IV期の副腎皮質がん患者を現在受け入れているNCIのがん臨床試験リストの米国内臨床試験を参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Allolio B, Fassnacht M: Clinical review: Adrenocortical carcinoma: clinical update. J Clin Endocrinol Metab 91 (6): 2027-37, 2006.[PUBMED Abstract]

  2. Terzolo M, Ardito A, Zaggia B, et al.: Mitotane. In: Hammer GD, Else T, eds.: Adrenocortical Carcinoma: Basic Science and Clinical Concepts. New York, Springer, 2010, pp 369-82.[PUBMED Abstract]

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再発副腎皮質がん

副腎皮質がん患者に対するさらなる治療法の問題および選択の範囲は、以前の治療法、再発部位、および個々の患者の問題など多数の因子に左右される。特定の部位の局所再発および転移がんについては、手術または放射線療法により、ときに緩和が得られる。このような患者の誰も根治可能であるとは考えられないが、ホルモン起因症状の緩和や時折5年の生存が達成できる。 [1] しかしながら、実質的な罹病率はこのような再発腫瘍の切除と関連している。

第I相試験および第II相試験では新しい化学療法薬および生物学的製剤が評価されているため、臨床試験が適切であり、可能な場合はいつでも検討すべきである。

最新の臨床試験

再発副腎皮質がん患者を現在受け入れているNCIのがん臨床試験リストの米国内臨床試験を参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Jensen JC, Pass HI, Sindelar WF, et al.: Recurrent or metastatic disease in select patients with adrenocortical carcinoma. Aggressive resection vs chemotherapy. Arch Surg 126 (4): 457-61, 1991.[PUBMED Abstract]

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本要約の変更点(06/02/2015)

PDQがん情報要約は定期的に見直され、新情報が利用可能になり次第更新される。本セクションでは、上記の日付における本要約最新変更点を記述する。

IV期の副腎皮質がん

本セクションには編集上の変更がなされた。

本要約はPDQ Adult Treatment Editorial Boardが作成と内容の更新を行っており、編集に関してはNCIから独立している。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたはNIHの方針声明を示すものではない。PDQ要約の更新におけるPDQ編集委員会の役割および要約の方針に関する詳しい情報については、本PDQ要約についておよびPDQ NCI's Comprehensive Cancer Databaseを参照のこと。

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本PDQ要約について

本要約の目的

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、副腎皮質がんの治療について包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。

査読者および更新情報

本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Adult Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

委員会のメンバーは毎月、最近発表された記事を見直し、記事に対して以下を行うべきか決定する:


  • 会議での議論、

  • 本文の引用、または

  • 既に引用されている既存の記事との入れ替え、または既存の記事の更新。

要約の変更は、発表された記事の証拠の強さを委員会のメンバーが評価し、記事を本要約にどのように組み入れるべきかを決定するコンセンサス過程を経て行われる。

副腎皮質がんの治療に対する主要な査読者は以下の通りである:


    本要約の内容に関するコメントまたは質問は、ウェブサイトのContact FormからCancer.gov まで送信のこと。要約に関する質問またはコメントについて委員会のメンバー個人に連絡することを禁じる。委員会のメンバーは個別の問い合わせには対応しない。

    証拠レベル

    本要約で引用される文献の中には証拠レベルの指定が記載されているものがある。これらの指定は、特定の介入やアプローチの使用を支持する証拠の強さを読者が査定する際、助けとなるよう意図されている。PDQ Adult Treatment Editorial Boardは、証拠レベルの指定を展開する際に公式順位分類を使用している。

    本要約の使用許可

    PDQは登録商標である。PDQ文書の内容は本文として自由に使用できるが、完全な形で記し定期的に更新しなければ、NCI PDQがん情報要約とすることはできない。しかし、著者は“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks succinctly: 【本要約からの抜粋を含める】.”のような一文を記述してもよい。

    本PDQ要約の好ましい引用は以下の通りである:

    National Cancer Institute: PDQ® Adrenocortical Carcinoma Treatment.Bethesda, MD: National Cancer Institute.Date last modified <MM/DD/YYYY>.Available at: http://www.cancer.gov/types/adrenocortical/hp/adrenocortical-treatment-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.

    本要約内の画像は、PDQ要約内での使用に限って著者、イラストレーター、および/または出版社の許可を得て使用されている。PDQ情報以外での画像の使用許可は、所有者から得る必要があり、米国国立がん研究所(National Cancer Institute)が付与できるものではない。本要約内のイラストの使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともにVisuals Online(2,000以上の科学画像を収蔵)で入手できる。

    免責条項

    入手可能な証拠の強さに基づき、治療選択肢は「標準」または「臨床評価段階にある」のいずれかで記載される場合がある。これらの分類は、保険払い戻しの決定基準として使用されるべきものではない。保険の適用範囲に関する詳しい情報については、Cancer.govのCoping with Cancer: Financial, Insurance, and Legal Informationページで入手できる。

    お問い合わせ

    Cancer.govウェブサイトについての問い合わせまたはヘルプの利用に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載されている。質問はウェブサイトのContact FormからもCancer.govに送信可能である。

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