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胃がんのスクリーニング: 検診

スクリーニングの概要


スクリーニングとは

がんスクリーニングとは、症状の有無にかかわらずがんを早に発見することを目的とした検査のことです。科学者たちは、どのような人が特定のがんにかかりやすいのかを解明するため、人口集団におけるがんの発生パターンの研究を続けてきました。さらに、がんの原因となりうる環境や生活習慣についても研究が重ねられてきました。こうして得られた情報は、特定のがんについてのスクリーニング対象者の条件やスクリーニング検査の種類、それに検査の実施頻度について、医師が患者さんに助言をする際に役立てられています。スクリーニング検査は必ずしもその全てが有用となるわけではなく、胃内視鏡検査中のの粘膜の裂傷(穿孔)などのように、ほとんどの検査はリスクをはらんでいます。このような理由から、米国国立がん研究所(NCI)の科学者たちは、数多くのスクリーニング検査について有用性を検証し、その相対的な便益と有害性を見極めるための研究を行っています。

担当の医師から健康管理の一環として、特定のがんのスクリーニング検査を勧められたとしても、その医師はあなたががんにかかっていると考えているわけではありません。スクリーニング検査は症状がなくても実施されます。スクリーニングを受けるかどうかを決めるのは難しくなる場合もありますので、検査について担当の医師とよく相談し、スクリーニング検査の効果や考えられるリスク、また検査を受けることでがんによる死亡のリスクが減ることが証明されているのかどうかについて質問するとよいでしょう。

患者さんにがんが疑われると、医師はその確認のために所定の検査を受けるよう指示します。こういった検査は診断検査と呼ばれます。診断を目的として行われる検査の中には、症状のない人々へのスクリーニングには不向きなものもあります。


この要約の目的

がんのスクリーニングに関するこの要約は、以下のような目的で作成されています:


がんのスクリーニングに関する事柄や、そのスクリーニングがご自身にとって有益となるかどうかについては、担当の医師か医療専門家にご相談ください。


胃がんのスクリーニング

gastric cancer(がん)はstomach cancer(がん)とも呼ばれます。複数の種類がある胃がんの中でも主要なのは、腺がんと呼ばれる、胃の組織に発生するがんです。そのほか、比較的まれな種類の胃がんとしては、リンパ腫リンパ系に発生するがん)や肉腫(筋肉、脂肪や血管といった結合組織に発生するがん)があります。


胃がんのリスク

胃がんは、米国でのがんによる死亡原因の第14位です。1930年代以降、米国での胃がんの発生率は減少していますが、世界的にみると、特に発展途上国で、胃がんは主要な死亡原因となっています。

疾患が発生する可能性を増大させるものは全て危険因子と呼ばれます。胃がんの危険因子には以下のものがあります:

既存の疾患:既に以下のいずれかの疾患がある場合、通常よりも胃がんが発生するリスクが高くなる可能性があります:慢性胃炎上皮化生悪性貧血、胃ポリープ、または胃のヘリコバクターピロリ菌感染症。

高齢:胃がんと診断される人の3人に2人が66歳以上です。

家族歴:胃がんにかかっている家族(両親、兄弟姉妹のだれか)がいる場合、通常よりも胃がんが発生するリスクが高くなる可能性があります。

食事と生活習慣:タバコを吸っていたり、塩漬けした食品や薫製食品、保存状態の悪い食品を多く食べ果物や野菜をほとんど食べない場合、通常よりも胃がんが発生するリスクが高くなる可能性があります。


2007-06-27